問題児だらけの駐屯地が召喚されたようです(絶望) 作:CARUR
クワ・トイネ共和国 首都クワ・トイネの郊外 模型メーカーのタフッカ本社
ここでは白良とツリーフロスゴンが設立模型メーカーがあったのだが・・・・。彼らは未曽有の危機に瀕していた。パーパルディア帝国に嫁いだ雷亞が皇后の勅令で模型メーカー『サンダーモデル』を作ったのだが・・・。彼女は本格的なものを売り、スナップキットなどの組み立てやすい白良が発案した模型を売らず。あえて塗装や接着剤を使用しなければいけないスケールモデルを売り始め、さらに小型のスケール・・・700分の1や2000分の一と言ったかなり初心者が敬遠しそうなものを売り出したのである。白良は「いきなり小さい奴は売れないやろ(鼻ホジ)」と思っていたらパーパルディアの人口の多さを生かし安く生産していたため、日本円にして一箱700円と言う破格すぎる値段であった。一方白良達が経営するタフッカはスナップキットにしているため72分の1の戦闘機が1,400円と、どう考えてもサンダーモデルの方が安いため売り上げが落ちてしまったのだ。もう一つサンダーモデルがヒットしたわけはサイズである・・・。軍艦は2000分の1か700分の1。戦車や飛行機は114分の1と部屋に飾るとならば大量に集めても棚などを圧迫させないという理由もある。そして極めつけはなんと言っても改造用追加パーツの多さである・・・。
白良「くっ・・・。700分の1用の艦艇に着ける武装のパーツの種類が多いな・・・。なるほど・・。これで購入者は自分好みの強いオリジナル艦船を作れるってことか」
ツリーフロスゴン「114分の1の戦闘機だけでも、ミサイルとかのパーツがいろいろあるね・・・。現にパーパルディアの模型雑誌の読者投稿のコーナーににジェットエンジン搭載のマルチロール機ゼロ戦とかの投稿があるよ・・・」
白良「こっちは比較的組み立てやすさを売りにしているから、サイズがおのずとデカくなるからなぁ・・・。あーあ・・・。これじゃあ商売あがったりだよぉ~」
ツリーフロスゴン「そうだねぇ・・・。でも、なんか新しい商品開発をしないといけないよね?」
白良「うむぅ・・・。そうだけど、美少女プラモデルも売りたいけど今本格的な萌え系出すと少子化の原因になっちゃいかねないからなぁ・・・。やはりここは騎士ジョッキーのプラモデルを作って子供受けも狙うか!」
そう言って白良はツリーフロスゴンとともに新製品の開発に乗り出した。しかし、この白良の読みは甘かった・・・。後に彼はこの時の判断を深く後悔することになる・・・。さて、話は変わりパーパルディア帝国では空前の計画機ブームが起きていた・・・。
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パーパルディア帝国 皇都エスシラント 模型メーカーサンダーモデルの会議室
ここでは皇后となった雷亞が新たに作る模型についての会議が行われていた。彼女の夫である皇帝ルディアスも参加させられていた。彼女は最近売り出した日本やドイツの計画機に新たに強化型的な設定をした機体を主に作りたいと考えていたが、模型メーカーサンダーモデルの社長兼副社長(実質雷亞の部下)のアルスランが反対していた。
アルスラン「あの・・・。皇后陛下。私としてアメリカの計画機なども作ったほうがいいと思うのですが?それに日本の自衛隊機は作らないんですか?」
雷亞「私は日本人ですよ・・・。なんで苦しめられたアメリカの計画機なんて・・・。それに貴方・・・軍事に詳しくないから言えるけど・・・。アメリカの計画機って現実的で形が面白くないですの。もっと奇抜で格好良い機体とか独特すぎる機体が好きなのですわ!・・・・ですが自衛隊機の模型もそろそろ作らなければいけませんねぇ。未だに駐屯地率いる連合軍に対して警戒している帝国人もいるのも確か・・・。自衛隊機も出すのも悪くはないですねぇ。ただ、あまり最新鋭の機体なのはダメですわよ?」
アルスラン「は・・・はぁ・・。と、いう事は自衛隊機の模型の発売を今後はしていくということですね・・・」
雷亞「えぇ・・・。そういうことになりますね。」
そんなこんなで新しく発売するシリーズが自衛隊機のプラモデルの開発と決まったのだった。さて雷亞が設立した模型メーカーのサンダーモデルが設立した経緯は、白良とツリーフロスゴン同様模型好きの彼女はこの国に嫁いだ(既成事実でルディアスをサンレアの父親にしようとしていた)後、今あるプラモデルの数が20箱・・・・と少ない上。最悪雷亞は妊娠中で溶剤を使わなきゃいけないミリタリーモデルばかりの状態ではお腹の子に悪いため作れない・・・。彼女は「あの無能性豪司令官と元ネタアダルトチルドレンいじめっ子蛙型宇宙人ドラゴン女がこの国に来た際絶対あいつらパクりにくるに違いない!」と被害妄想をし、どうするかなやんだ結果白良同様「せや!模型メーカーつくったろ!」と考えたわけであった。その後、後の社長(部下)のアルスランをパーパルディア帝国に駐留しているロウリア空軍基地のフェンスの前で爆撃機や戦闘機を見ていたところスカウトし、一緒に会社を作ったのである。
先ほどパーパルディアでは計画機ブームが流行っていると説明したのだがその理由は何か?それは敗戦した国であるパーパルディア人が日本とドイツのWW2にて敗戦したことを思い重ねたのと、その二国が連合軍の猛攻を受けている中。何としても勝とうと思い未来的な兵器を考え勝とうとした素晴らしさと、間に合わなくて終戦を迎えて兵器の哀愁を感じたかららしい・・・。とある模型屋では・・・。
「おじさん!ハインケル・ヴェスペって売ってる!?」
「あるけど・・・。君変な航空機選ぶね・・・。もっと・・・ほら涼風20とかメッサーシュミットのMeP.1109とか。あとは・・・」
「あーいいよいいよ!僕はハインケル・ヴェスペが欲しいんだよ!!」
「はいはい・・・。わかったよ・・・。僕君。10パソ(日本円にして1200円位)ね。」
少年が買ったハインケル・ヴェスぺとは、WW2末期にハインケルが作ったテールシッター式垂直離着陸迎撃機である。こんな計画機の模型を現実で12歳くらいの少年が欲しがっているなんて滅多に見られない光景だろう・・・。他にはカナードロケット戦闘機の神龍Ⅱ型や爆撃機のBV.P.188-04と言ったキットが発売され、模型マニアの心をくすぐっていた。また、このブームは子供だけでなく大人にも火をつけており、模型店には大人たちの姿もチラホラあったという・・・。
「おじさん!FA.283ってあるか?俺も計画機作ろうと思ってさ」
「あーそれならそっちにあるよ」
「おおっ!!これはカッコイイぜ!ついでに連山をジェット機化したいから連山とジェットエンジンキットもくれ!」
「はいよ・・・。君、金持ってんな・・・。220パソだ」
「あぁ!もちろんさ!」
「まいどありぃ~」
このように大人も計画機を購入に来るようになり、模型メーカーサンダーモデルは飛ぶように売れたのだ。一方白良達の経営するタフッカの評判はと言うと。
「クワ・トイネ共和国発の模型メーカータフッカ。白良司令官経営だってねすごいわね。」
「値段がね・・・。」
「スナップキット系模型メーカータフッカのキット買ってみようかしら?あの簡単さ萌えだわ。値段は高いですが。」
「たっかそしてデカ。もう売るな。そして死ね。」
「間違ってたらゴメンなさい八紘連合創立前の連合軍の兵器のプラモ作っているメーカーだわよね?チラっと見えたBB-02戦略爆撃機、帝国人のトラウマになっているのに配慮しないのよね〜キモくて嫌いだわ!」
「終始キャラクターモデルなら出てもいいけどあの兵器ラインナップで売らないでちょうだい」
「多種多様な模型メーカータフッカ
①ラインナップ★★(多種多様なキットが売りなのだが、72分の1ばかりで肝心の軍艦は350分の1スケールばかりでおき場所に困る。)
②組み立てやすさ★★★★(たしかにスナップキットの技術と航空機の稼働ギミックは凄いが、簡単すぎ。初心者向けなのは良いが。)
③美少女プラモデルのおっぱい★★(やや大きめだが今現在騎士ジョッキーばかりで、二次創作の規約上改造が出来ないのが糞。)
④白良の経営センス★★★(前の世界でのスケールモデルの没落を知っているから、初期投資の高さや細かさを気にして、スナップキットや組み立てやすさを考えたのは良いけど、艦船模型の大きさは異常)
⑤サービス★★★★(ミサイルや艦載機のキットやエッチングパーツなどのアクセサリー部品の品ぞろえは高い方。あと、美少女プラモデルはゲート跡が残ら異様に細くゲートを作ってあるのは親切)
⑥余談。
やや値段が高めなので飽きられ気味なのが残念。あと改造して架空機作る時スナップキットな仇になり改造作例が少ない。会社の外見はしばらくしたら倉庫みたいな工場から3階建てのビルと工場になっていたので会社の規模は大きいと思う。キットの不具合の際無償交換してくれるのは嬉しい。」
「ミリタリーキットメーカーのくせに必死になって連合軍の兵器を売っているのがイタイ。挙げ句に子供にも作れるようにしたくせに高めで、親に金を求める姿勢にビックリ。」
「ミリタリーキットのクオリティと稼働はいいよな。値段とラインナップは駄目そうだけど。戦勝国の押し付けっぽいし、戦略爆撃機も売るのも最悪。敗戦国に配慮しない模型メーカーはないな」
と、拓也の評判並みに賛否両論であった。無論白良達もそんな評価は当然知っている。しかし、格安で販売しているサンダーモデルと違い、高い価格設定やミリタリー系の商品ばかり売っているのだから仕方がない。だが逆に相手はミリタリー系しか出していない・・・。むしろ車や美少女プラモデルに対抗すればいいのだ。
白良「とりあえず・・・!今のまま版権物の美少女プラモデルばかり作ってはだめだ!我が社オリジナルで売れる物を作るんだ!!」
モルッカ「ふむ・・・。確かに版権物は著作権を持つ会社が別メーカーに持ってかれてはこちらは二度と製造できなくなりますからね。わかりました。それで、何を作りましょうか?」
白良「まずは・・・これだ!」
白良は説明の紙を出す・・・。それは何とかつてバンダイから発売された、LMHGエヴァンゲリオンのプラモデルにて導入され軟質プラを使った、シームレス関節を真似てシームレスアクションフィギュアの美少女プラモデルを販売する案だった。
モルッカ「な、なんですかこれは!?シームレス関節を真似て!?」
白良「ええ・・。美少女プラモデルの欠点・・・。それは関節です!そのせいで露出の高いキャラクターを作ろうとすると球体関節が気になる・・・と、マニアが言っているのを聞いた事がありますね!中にはキャラクターに恋愛意識や下心ありですが欲情する者もいる・・・。そんな人たちからすればキャラクターの設定がロボットの女の子とかなら納得します・・・。しかし!それが人間だとするとやはり気になるのです!!この関節が!!」
モルッカ「た・・確かに例えがアレかもしれないが、せっかく木で美女の裸像を作ったのに、彫刻刀で掘った後が有ったら色気もクソもないですね」
白良「そこで!!この美少女プラモデルで、シームレス関節を再現する事により、人形の身体には興味の無い人も買う可能性があるわけですよ!」
モルッカ「なるほど・・・。たしかに美少女プラモデルの可動範囲には限界がある。それに一々別バージョンのキットを出さずに済むから無駄なコストを抑えられますね」
白良「そして、シームレス関節の利点はもう一つあります。それは大人向けのR-18プラモデルが作りやすくなる事です。例えば・・・・いやもうこの際ラブドールにエロ要素抜いて小さくしたようなフィギュアにして、胸や尻の大きいキャラクターの物を作れば、それだけで売れるはずです!」
モルッカ「なるほど・・・。シームレス関節にすれば美少女プラモデルが苦手な腰部分と太ももを一体化すれば女性の丸みのある体型を再現できる・・・。素晴らしいアイディアです!!」
そう会議は明るい方向に向かおうとした・・・が。白良とツリーフロスゴンが野獣先輩の顔になり・・・・。「と、言いたいところですがここで問題が。(子供相手に商売している企業が)そんなことしちゃダメだろ」と、2人は息ぴったりで言った。
その後、話し合いの結果、まずは大人向けブランドの配下会社を作り、そこがシームレス関節美少女プラモデルを製造、販売することになった。ちなみにこのブランド名は『フロッグアダルト』である。こうして美少女プラモデルの新たなジャンルが誕生したのであった・・・。
一方ミリタリーモデルに関してはしばらくは販売を見送り。非スナップキットの製品や食玩シリーズの114分の1航空機模型、デフォルメした60分の1戦車模型などを生産することに決まった。
だが、ミリタリーモデルの方は、白良は少し諦めきれなかったのか、隣国のロウリア合衆国の模型メーカー、Machine-Arts社を訪れた。このメーカーは自国にマグマ歩兵やマグマ武器娘がいることを生かし、彼女達を90分の1の稼働ギミック有りプラモデルを作っていることで有名なメーカーである。
白良「あぁ・・・。やっぱりかっこいいですね。それにしても武器娘のプラモデル・・・。しかも変形するなんて・・・。すごい発想力ですね。」
「いえいえ・・・。それにこれは変形させて遊ぶだけではなく遊べる戦略ゲームとして遊べるんですよ。例えば、このマグマ重戦車80號・・・主砲部分にばねを仕込めるようにしていてここの戦車砲の根元にある引き金を引くと、砲撃出来るようになっています。」
白良「ええっ?!マジすか!?それに戦略ゲームとしての要素も・・・なるほど。面白い!ところでその武器娘のプラモデルネタと言いますか・・・。わが社も真似してもよろしいですか?もちろん戦略ゲームの要素を抜いたり、モチーフも私たちが指揮する武器娘のみを模型化するなど・・・。」
「ふむ・・・まあ、それなら信用しましょう!ただし・・・・こちらも本格的なミリタリーモデルを販売したいので、そちらの会社の一部ラインナップをまねしてもよろしいですか?たとえば戦車や自走砲、装甲車などの車両模型、あとは美少女プラモデルも販売したいです」
白良「ええ、構いませんよ!ではお互いWin-Winの関係になれるように頑張りましょう!」
そうして白良は満足げに帰って行った。はてさて・・・サンダーモデルに対抗できるのだろうか・・・。それは神のみぞ知る・・・。