問題児だらけの駐屯地が召喚されたようです(絶望) 作:CARUR
今回はトランスフォーマのネタを・・・・。
クワ・トイネの森とクイラ王国の境界線 (1640年2月8日 10時40分)
イーネ率いるケシヒキリ部隊と、ヘヴィオ率いるクイラ共和国軍第1歩兵師団・・・・。今回は両軍そろっての国境沿いのパトロールである。今回は、オイの証言により日本が召喚されたのは魔王の復活が近いということで念のためのパトロールであった。
ヒーエ「ぷはぁぁぁぁ!!」
イーネ「あっ!お前貴重な水を・・・!」
ヒーエ「獣人なんだから勘弁してくださいよ・・・。しかも俺の様な犬の獣人は汗線少ないんで熱中症になりやすくて・・・。ま!最悪クワ・トイネ側の森にきれいな川があったんでそこに言って水を入れなおせば・・・。」
イーネ「まったくしょうがないな・・・・。ヒーエお前は、クイラ軍の兵と一緒に森林側を警備してくれ。」
ヒーエ「了ーー解しましたっ!」
ブォーーーーーーン
アーワ「むっ!何か羽音が・・・。」
「どうせ蠅でしょ」
ズイーダ「蠅にしては大きい音だ・・・。」
そして、大きなバッタとガガンボを合わせたような8m級の生物がイーネを襲おうとするが。それに間髪気づいたドワーフの女性兵士が射撃し、避けるイーネ。
イーネ「っ!?これは!?」
ヘヴィオ「9mmが通らないだとっ!?」
その間に砂漠に潜り行方をくらます巨虫・・・・。
「どこに行った・・・・!」
「後ろだ!!」
「危なっ!!」
イーネ「・・・!このままだとまずいな・・・総員クイラ側の東に迎え!!!」
「りょ・・・了!」
数キロにわたって虫の追尾を逃れ、何とか小さな村に着くイーネ達・・。その間にも虫は爆発物を打ち出す・・・。
参考BGM~実写版トランスフォーマ、スコルポノック戦~
クイラ共和国 とある村
「あんた!軍人さんが来てるわよ!!」
「なにがあったんじゃ?」
ヘヴィオ「謎の巨虫に追われている!!通信機器はあるか!!」
「通信機器!?電話でもいいのか!?」
ヘヴィオ「それでいい!」
老人が探し出し、日本の手でつながれたばかりの黒電話の受話器を出す・・・。そしてクワ・トイネ軍と日本に要請をだすヘヴィオ・・・。が、しかし・・・。
ヘヴィオ「クワ・トイネ国防相につなg・・・・サービス!?必要ねぇ吊ってんだろ!!!」
がしかしつながった場所は国防省ではない・・・・。陽気な音楽が鳴っている場所である
「そんなに怒鳴ってもすぐにはつなげれません。はっきり言ってください?」
そう・・・・発展途上国特有の基地局である・・・・。なおアメリカ軍もイラク戦争の際、死人が出てるような戦場にもかかわらず、なかなか本部につながらないという、シャレにならない話が残っている。
ヘヴィオ「あーもう!!サービスは格安!!銀行の口座番号は○○●◆だ!!ヒーエ曹長!」
電話をヒーエに変えた、そしてヘヴィオの報告によりクワ・トイネ軍中央指揮所につながった。
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クワ・トイネ軍 中央指揮所
「第一歩兵軍のイーネ班が敵を発見しました」
ハンキ・白良「何!?」
習志野「場所はどこだ?」
「クイラ共和国とクワ・トイネの国境沿いから4㎞地点です!」
白良「電話をつなげ!」
『蜻蛉とバッタを合わせたような生物に襲われている!!村に巻き付けてしまったので救援を!』
「わかった救援と援護を派遣する。」
その間にも村では、銃やら弓矢で応戦するがびくともしない・・・・。
ヒーエ「これはいったいなんだ!小銃やグレネードの攻撃が通らない!」
クワトイネ中央指揮所
ハンキ「巡回中ののP-01を出せ!!」
クワ・トイネ上空を巡回していP-01がクイラ共和国上空に入る。そしてP-01スペース・コブラのガンカメラに映った巨虫が中央指揮所に映し出される。
ハンキ「これはなんだ・・・・?」
白良「まるでゲームのクリーチャーだな・・・。」
なお白良はこの時、この巨虫が雷子を犯してくれたらなぁと内心思って若干劣情していた(戦闘中にもかかわらず妄想する司令官の屑)。
ハンキ「ギムのビニーハス基地に攻撃支援を要請!」
白良「例の魔王の配下かもしれません・・・。どのような性質を持っているか拿捕したいので殺さないように軽武装で行かせましょう。あと我が国のエアンペルも出撃させます。」
ハンキ「うむ・・そうですな!攻撃隊!爆弾で攻撃せず、機関砲のみで攻撃しろ!コードと位置の確認!!」
白良「木更津!エアンペルの出撃を開始!」
『了解!!』
中央指揮所からの命令により慌ただしくなるビニーハス基地・・・。新たに輸出されたP-01スペースコブラに乗り込む兵士・・・。そしてターボプロップエンジンをけたたましく鳴らしながら離陸していく。
クワ・トイネ共和国 上空
白良『激しい戦闘になるぞ!』
エアンペル「現在の攻撃隊の情報は!?」
習志野「ビニーハスからP-01が離陸!現在基地から30㎞地点に移動」
輸送・攻撃だけではなく早期警戒機としての機能を活用し、情報を共有するエアンペル。
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ヒーエ「煙幕の東の10人だ!!おらっ!」
煙幕を投げ場所を伝えるヒーエ。
エアンペル機内
習志野「国境沿いの東側に向けて攻撃せよ。」
早期警戒機のエアンペルの指示通りに、国境沿いの東側に向かう2機のスペース・コブラ。そして徐々に高度を下げる・・・。
ヒーエ「なるべく一般人への誤射をするなよ!!!」
エアンペル「状況を確認せよ!!」
習志野「徐々に高度を落として攻撃態勢に入ってる。」
地上
ヒーエ「ヘヴィオ少尉!!爆撃だ!!!」
イーネ「レーザーポインター・・・はないか・・」
「連続射撃でマークしましょう!!」
「安全装置解除!!射撃開始!!」
標準の合わさる音とともに、10.3mm機関砲4門の重低音が複数響き、そして巨虫に着弾するが・・・・・。
イーネ「割合しぶといな・・・・・。」
本来ならぐしゃぐしゃになっているが、まだ飛び続けている巨虫・・・。
ヒーエ「AC-2!155mmを求む!!!」
ヒーエが援護を要請したAC-2はエアンペルである・・・・。
習志野「地上部隊から155mmの攻撃支援。」
40mmガトリング砲では強力過ぎて調節が利かないので155mmりゅう弾砲を1分カウントでけたたましい音を立てながら砲撃・・・。大きな爆炎が開く・・・・。それを3回繰り返し煙幕が晴れると、そこにはようやく瀕死になった巨虫の姿であった。
「ようやく収まったか・・・・。」
イーネ「しかしなんなんだ・・・この虫は・・・・。」
ハンキ『どうだ?航空隊!見方を確認せよ。』
「こちらバクーガ1。味方及び一般人の無事を確認。送れ。」
航空機が旋回する中、なんとか助かったイーネ達・・・。
イーネ「全員無事か!?」
ヒーエ「もう・・・こちらはへとへと・・・うっ・・・めまいが・・・・。」
「熱中症か!衛生兵!生理食塩水を!」
ヘヴィオ「こちらヘヴィオ。クワ・トイネ軍のヒーエ曹長が熱中症になった。衛生兵を求む、送れ。」
しばらくすると、自衛隊のUH-1が3機村の隣に着陸し、クワ・トイネ班とクイラ班、巨虫輸送班に分かれ帰投した
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中央指揮所
白良「彼らが帰国した後、すぐに事情を聴きましょう・・・・。そしてクイラ軍の指揮所にも報告しましょう。」
ハンキ「しっかし・・・・今回は大変でしたな・・・・初めての戦術及び指揮教練でこのような実戦は・・・・。」
白良「ンフッフッフ・・・・。何事にも実戦が必要ですよ・・・。上に然り下に然り・・・・、特に上層部は・・・・。それがないために我が国は負けたのです・・・・。」
今回中央指揮所に白良がいるのは、通信科隊員と駐屯地娘を連れクワ・トイネに戦略指揮の教練のためにいるのである。なお男性職員はまえかがみになる市ヶ谷の横乳を見て勉強どころではなかったとかあったとか。ま仕方ないね☆。
白良「こちら中央指揮所より駐屯地へ、なぞのクリーチャーを捕まえた。半殺し状態だから受け入れ準備してくれ。ああ・・あと大宮とメリーンを呼び出せ。解剖したいからな」
『了解しました。』
白良「ふぅーーーーー!こんなもんかな?さて・・・市ヶ谷今回の指揮教練はここまでだ!帰投する。」
ハンキ「私も勉強しないといけませんしな・・・。」
市ヶ谷「了解いたしました。」
そしていったん帰投する白良とハンキ、そして通信科隊員。そしてロデニウス大陸の国々はその夜、魔王との対応策を練っていた。
機体紹介
P-01 スペース・コブラ
元機体はP-39エアラコブラ。ターボプロップエンジン搭載で最高時速770㎞(なお本来のターボプロップはこんな早くはないが、例のポイズアラゴ製なのでこのようなけた違い性能が出るのである。)
武装、両翼10.3mm機関砲4門、AIM-01マッカレルを4発、もしくは爆装時は80㎏爆弾を2発搭載可能。航続距離は3,084km。
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自分で書いておきながらなんですが、(出てくる機体の性能が魔改造過ぎて)笑っちゃうんすよねwwww。
ポイズアラゴ「もう瀕死・・・。」
元ネタは・・・・うん・・・実写版トランスフォーマーの一作目の奴です。
なお17話まで外伝や閑話を出そうと思っているので、若干遅くなるかもしれません。
さて次回予告。
新年あけて早々に、文明圏外国のロウリア合衆国に送られるマイラス・・・・・。果たしてマイラスは、ロウリア合衆国で何を見るのか!?
次回第十七話「マイラス、来蝋」