問題児だらけの駐屯地が召喚されたようです(絶望)   作:CARUR

22 / 139
思ったほど長くなってしまったので、全変更編に分かれました・・・。

雷華「一話完結でやろうと書いたはずなのに、二話に分けるのはおかしいだろうがYo!!!」
作者「クソレズおばさんやめちくりぃ~」
雷華「おばさんだと!お姉さんだろぉ~!?」


第十七話「マイラス来蝋」前編

ムー国  リトン空港(中央歴1640年4月4日 )

 

 数ある異世界の中でも珍しく異彩の機械文明を持つムー国の空港・・・・・。マイラスと同じ職員達は今回クワ・トイネ共和国に行く前に、ロウリア王国に行くことを命じられたのである・・・。

 

マイラス「さて・・・・そろそろ来るらしいが・・・。おっ?あれか?」

 

ムーの空港に現れたのは、ロウリア合衆国所属のMD-01デーヴォン旅客機(MD-80のエンジン部分をF-117にしたもの)と、護衛のP-01と零一式戦闘機が着陸する・・・。するとマイラスだけではなく、周りの空港職員や作業員、一般人は思った・・。

 

 

そう大型の旅客機にはプロペラがないのである!

 

「あっ・・・あれが文明圏外国の観光用飛行機械!?」

「天の箱舟か!?」

「天の箱舟にしては大きいぞ!!」

「護衛機なのか・・・?それにしても早い・・・・。」

 

マイラス「あれが戦争に負けたというロウリアの飛行機械なのか・・・・・。」

 

 そう思うのも無理はない・・・・。本来負けた国とは、大体が搾取されるか、滅ぼされるか、文化文明を強制的に変えられるのがこの世界の定説である。しかし、自分のことを大高弥三郎と思い込んでいる一般池沼の白良は違った。負けても搾取せず、日本が台湾や朝鮮を統治したように、急進的に政治形態や文明を変えたりしないのである。平等に近代兵器や文明を授けるのもある意味変わっているというか、日本的というか・・・・。

 そうしているうちに飛行機に搭乗するマイラス・・・。そしてきないのCAが喋りだし・・・・。

 

「本日はリント発のロウリア合衆国ム・アーダ空港着の航路にご乗車いただきありがとうございます。本日は素敵な空の旅をお楽しみください。」

 

マイラス「(ロウリア王国は亜人撲滅を掲げていてると聞いたが、あの客室乗務員はどう見ても亜人・・・・。いったいどういうことなんだ?)」

 

 ロウリア王国籍なのにもかかわらず亜人の客室乗務員がいて疑問を浮かべるマイラス・・・・・。そして離陸をし飛びだって行くMD-01・・・・・。

 

マイラス「うぉっ・・・・・すごいスピードだな・・・・・・。」

「座席に映像機器が・・・・。」

「文明圏外国とは思えない・・・・。しかもカラー・・・・・。」

 

 プレミアム席についたモニター画面を見て驚くマイラス達。ムーでもテレビ放送は行っているがせいぜい白黒どまりである・・・・。そして、とある技術士官が旅客機を護衛する飛雀を見て・・・・・。

 

「あのロウリア軍の機体の翼につけているのは何でしょうかね?」

「アンテナの一種か??」

「しかし本当に深夜に着くのか???いくら南側から言ったとしても・・・・。」

 

 本当に深夜に着くのか疑問を投げかける士官もいるが、MD-01は時速940㎞で飛行するので十分に間に合うのである。しばらくするとマイラス達は食事をして、映像サービスで暇をつぶし、途中で護衛戦闘機に給油するのを眺めてると、しばらくして就寝した。

 

 

 

 

_____________________________________

 

ロウリア合衆国上空ム・アーダ上空 (中央歴4月4日 午前1時30分)

 

「ご就寝の時間失礼させていただきます。あと10分でム・アーダ国際空港に離陸いたしますので、乗車する際の忘れ物をなさらないよう、準備をお願いいたします・・・。」

 

マイラス「んあ・・・・ようやくついたか・・・・。」

「いや~~旅客機の豪華席にしては寝れましたね~。まるでベット如く下げれるんですからねぇ~」

「ああ!うちの国の豪華席はないし、座席もちょっとしか曲がらないし。」

 

 その10分後何事もなく無事に着陸したMD-01・・・・。護衛戦闘機のP-01と零一式戦闘機はそのまま基地に帰投した。そしてマイラス一行は異世界では見かけない24時間営業のビジネスホテルに泊まり、再度就寝をし朝を迎えた一行。そして昨日は暗くてわからなかったのだが、一行の目の前に広がるのは・・・。

 

マイラス「じっ・・・・自動車が走っている・・・!?」

「事前調査と全く違うじゃないか!?」

「文明圏外国特有の建物は残っているがなんだあの看板は!?文字が動いてるぞ!!」

 

 一行の見たのは、高層ビルや電光掲示板、そして中世の服から70年代の服にを着る女性たち、茶色い軍服を身にまとい女性と会話するロウリア兵士、軍服でファーストフードを頬張る女性兵士、60年代の車を乗りこなす一般人の姿が広がっていた・・・・・。

 

「かなり発展しているな・・・・。これもニホンの影響か・・・?」

 

オォォォウェェェッ!!!!

 

 突如街に響く嘔吐する声・・・・。その音を発しているのはどうやら文明圏外国のフェン王国の使節団であった。

 

「剣s・・・・所長しっかりしてください!!」

「酔い止めの薬ウォォエッ!!!

「もらい嘔吐をしたぞ!!

 

マイラス「大丈夫ですか!?酔い止めなら部下が・・・。」

「念のため持って行ったのですが・・・・。」

 

「おお・・・かたじけない・・。感謝する・・・・。私の名はシテイ、フェン王国の剣子(ほかの国では王子に当たる)である。」

「ちょ・・・しょちょ・・・剣子様!!」

 

マイラス「剣子というと・・・王子様!?なんでこのような処に!?」

 

 

 急に小声でかしこまるマイラス・・・・。その前になぜ一国の王子が国交も結んでない国にいるのか・・・・。まだ酔い止めを飲んでいないシテイにかわり、王宮武士団十士長のアインが話す。

 

アイン「先月の商人たちの噂で、新興国家のニホンの影響かクワ・トイネとロウリアの品が、素晴らしいものとなっているという情報を聞きつけたので、ニホンとクワ・トイネ、ロウリアに打診をしてもらったところ、【ロウリア合衆国は、女王の命により認可する】とのことで、この国に参りました。今現在ニホンとクワ・トイネの使節団がフェンについている頃合いだと思います。」

 

「ふむ・・・。確かにホテルの周りには、いろんな小国の国々がいますね・・・・。」

 

アイン「ええ・・。中には第三文明圏の国も来ているとか・・・・・。」

マイラス「なるほど・・・・。」

 

シテイ「ふぅ・・何とか収まった。皆さんにみっともない姿を見せて申し訳なかった・・・・。」

 

 何とか船酔いが収まったシテイ・・・・。ムーの技術士官たちにフェン王国式のお辞儀をし、部下に威厳を少し持つことを諭される・・・・。すると・・・。

 

「ムーの皆さまですね?お待たせしました。」

「お話の最中失礼します!フェン王国の皆さまですか?」

 

 すると突如女性の兵士が現れる・・。ムー国の案内人はアメリカ軍基地娘ジョージアナ、そしてフェン王国担当は、軍服の胸部がパツパツで、前回銃の組み立てに焦っていた、茶髪のおさげが特徴の新人女性兵士のレーラであった・・・。

 

マイラス「あなたが・・・案内人の兵士ですか・・・?」

ジョージアナ「はい。私はロウリア合衆国の軍事顧問を務めている、アメリカ軍所属のジョージアナ・ウィーラーと申します。」

 

シテイ「お・・・・女の兵士!?」

「初めまして!!ロウリア合衆国所陸軍所属のレーラです!ほ・・・本日は案内させていただきます!!」

 

シテイ「う・・・うむ!よろしくたっ・・・頼みますよ。」

 

 そしてれーらの案内についていくふぇん王国一行・・・。そしてムー国の一行はどうなのかというと・・・・。

 

マイラス「アメリカガッシュウコク・・・・・??聞いたことがありませんね・・・。ニホンという国しか資料には書いてなかったのですが・・・・・。」

「軍事顧問とはいったい・・・・?そしてなぜ敗者に技術力を分け与えるのですか・・・?」

「まさかこの技術はすべて日本なのですか!?」

 

 ジョージアナは質問攻めにあっていた・・・・。それもそのはず、彼らは日本の情報しか聞かされていないうえ、自分のことを大高弥三郎と思い込んでいる寺内寿一の投資戦略を簡単に説明するには、点綴的なアメリカ女脳では説明できなかった、というか極秘会議中毎回白良が煽っていくので大体怒りで忘れているのである・・・。

 

ジョージアナ「まぁ・・・それは・・・日本の視察時にわかると思います・・・。」

 

 何とか濁し乗り切ったジョージアナ・・・・。そしてロウリア合衆国についての国家制度の説明をし、途中でバーガーショップによったのだが、ムーの技術士官たちが「フォークとナイフは?」「ウェイトレスは?」と言い出したので、1900年代の人間に、ファーストフードの食べ方をレクチャーしたジョージアナであった・・・・。

 そして食事を終えると、技術士官がある質問をする。

 

「さっきから街にいる、アメリカ系黒人??という人たちがいるのですが、なぜ白良司令は黒人やアジア?兵士などの兵士を採用したのでしょうか?」

 

一瞬手を顎に当てて考える。

 

ジョージアナ「うーーん。なんでしょうかね・・・・。あの司令いわく、人種差別っていうのはその人種を知らない恐怖心から来るっていうんですかねぇ?」

 

マイラス「知らないから・・・というのは・・?」

 

ジョージアナ「うーん。例えるなら私を見て恐怖を感じますか?」

 

 技術士官同士がお互いの顔を見てこそこそと話し・・・。

 

「いえ?全然・・・・よくいるこの世界の人間のように思うので全然・・・・。」

 

ジョージアナ「ふむ・・・・。ではこのような人を見たら・・・・?」

 

 写真を出すジョージアナ・・・・・・。その写真に写っているのは典型的な細目のアジア人である。なお白良が自分の写真を編集したものである。本来の白良は細目ではないものの無能日本兵特有のやる気のない目である。

 

「ウーム・・・・」

マイラス「確かに悪そうですし・・・・。そして何を考えているのかわからない顔ではありますね。」

 

ジョージアナ「そう!!それなのです!もちろんその人たちの文化にもよりますが・・・・。もう一枚この写真の人を見たらどう思いますか?」

 

 次の写真は、マグマ歩兵の写真である・・・・しかもシャム双生児型で一つ目である・・・。

 

「うっ・・・これは・・・奇形児ですか・・・・。」

 

ジョージアナ「まぁ・・・たまたま双頭動物の擬態をしてしまったというか・・・。まぁいわゆる地底人って言う感じですかね・・・・・。」

 

マイラス「と、するとさっき町にいた一つ目の女性兵士は、地底人ってことですか?」

ジョージアナ「まぁそうですねぇ・・・。生体は少し虫に近いんですが。さて・・・この写真を見てすこし怖い・不気味と思いましたね?」

 

「まぁ・・・確かに・・・」

ジョージアナ「まさにそこですね。しかし、もしこのような見た目でも、ものすごーく親切だったら?」

 

マイラス「・・・そういわれてみれば。人は見かけによらないといいますし・・・。」

ジョージアナ「まぁつまりそういうことですよ・・・。」

 

 

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 

 

 話を終えム・アーダの隣町アールイン市アールイン陸軍基地に着く一行。そこでは青を基調とした制服を着たロウリア合衆国軍の兵士たちが銃を掲げ並んでいた。そして旧ロウリア王国の国家を演奏し、ムーの技術士官たちを迎える。そしてしばらくするとM01中戦車シャーマンキングと新たに輸出された自走砲のM02フラワーズが五台づつ倉庫から出てくるのである。

 

マイラス「ものすごい轟音だ・・・・。」

「車体が大きいですね・・・・。」

「戦車が二台・・・・」

 

ジョージアナ「えっ?ムーには戦車があるのですか?」

「(おっ?まさか自分たちだけが持っていたと思っていたな?www)こちらが我が国の戦車です!!」

 

 ムーの技術士官が出した写真に写っていたのは、第一次世界大戦特有の箱型戦車である。しかもmarkⅠである・・・・。

 

ジョージアナ「懐かしい!!WW1で撃破されていt・・・・!」

マイラス「わーるどうぉーわん?」

ジョージアナ「あっ・・・じゃなかった・・・。これは図鑑でしか見たことない戦車ですね・・・。確か105年前の・・・。」

 

「ひゃ・・・・ひゃく・・・」

 

「「「105年前っ!?」」」

 

ジョージアナ「ええ・・・、しかもM01とM02に関しては、83年前の兵器を改造したのですよ」

マイラス「もとになった車両が83年前の物とは・・・・。」

 

「後ろの戦車はハッチがたくさんあるんですね。車長と無線士が出ているので。」

ジョージアナ「いえ・・・・あとからついてきているのは戦車駆逐車で、ハッチどころか屋根折り畳み式です。」

 

「戦車駆逐車とは・・・?」

 

ジョージアナ「えーすこし話が長くなるのですがドイツという国がその一帯の国を制圧していました・・・。その国は前面の装甲を強化し、大口径の方を備えた駆逐戦車と呼ばれる兵器を投入してきました。そしてイギリスという日本と同じ島国がありまして、その支援部隊と輸出されたのがこの車両で、戦車のような回転砲塔とスピードをもちつつ攻撃するのが駆逐戦車です。ちなみに、元の車両には屋根はないので航空機で殺されます。」

 

「しかし虐殺を行った国にすぐ輸出するには不味くないですか・・・?いくら旧式を改造したものと言っても・・。」

 

ジョージアナ「そこは司令官がうまい事調節してあります・・・・。」

 

 忘れていたがここでM02の解説をしよう。

 

M02フラワーズ

 元機体はM10 GMCウルヴァリン。武装、主砲52mm砲とM2重機関銃。最高速度45㎞。前部装甲には30mmの装甲と20mmの金属板を挟み込んでいる。なお元機体と違い20mmの金属板を上部設置し、ワイバーンなどの航空戦力による攻撃を防げるようにしている。

 

話を戻そう・・・技術士官が質問を問いかける。

 

「ロウリア兵が持っている小銃はどのような銃ですか?」

 

「あれは日本で作られた64式小銃改です。・・・元の64式が不具合が多かったのでそれを改良したタイプです・・・。ちなみに日本軍にこの改良型に変更してみたらどうかと、言ったらそく根性論で拒否られました・・・・。」

 

「あらら・・・・。」

 

マイラス「連射速度ははどれくらいですか?」

 

ジョージアナ「その速度や飛距離に関しては言えませんが・・・。まぁ実際見てもらえば。レグ兵長!射撃訓練をはじめる!フォミン二等兵!射撃用の的を持ってこい!」

 

「「Yes, ma'am!」」

 

 二等兵が射撃用の的を組み立てて、兵長が空砲弾から訓練用のゴム弾に切り替える・・・。装填を終えると射撃姿勢に移行し、的から離れる二等兵。なお兵士は的から400mも離れている。

 

「射撃開始!!fire!!!」

 

 PPPPPPPPPPPAN!!!!

 

 基地内に乾いた射撃音が響く・・・。なお元の64式とは違い連射速度が3倍にも上がり、装弾数は40発にも増えている。そして20発分の発砲を終えると銃を下げる兵士・・・・。弾はほとんど的の真ん中に当たっている。そして口をあんぐりと開ける技術士官たち・・・・。

 

マイラス「ものすごい音ですね・・・・・。」

「まるで重機関銃みたいですね・・・。」

「(耳が)狂いそう・・・・・!」

「しかもほぼ的の真ん中に当たってますね・・・・。」

 

ジョージアナ「20発のうち9発外してるわね・・・あとで来なさい・・・・。みなさまいかがでしたか?」

 

「ものすごいですね・・・・・。我が軍に必要な装備と車両ですよ・・・これは・・・。」

「しかしこんなすごいと、上は信じてもらえるかわからないな・・・」

「ところで空軍はどのような戦力になっているのですか?」

 

ジョージアナ「それに関しては今現在ほかの基地に贈る教官を選定中であるので、空軍のほとんどは高速移動になれるための訓練しか行われていませんが・・・。海軍ならお見せできます。」

 

「海軍艦艇も輸出したのですか!?」

 

ジョージアナ「83年前の艦艇を基にした駆潜艇と駆逐艦しかありませんが。それでよければ・・・。」

 

マイラス「駆潜艇とは・・・・?」

ジョージアナ「あら?そちらの国には駆潜艇はないのですか・・・。駆潜艇というのは、主に潜水艦と呼ばれる海に潜る艦艇を沈めるための小型艇のことです。」

 

「うっ・・・海に潜る艦艇!?そんな技術がニホンにはあるのですね・・・・・。」

 

ジョージアナ「いえ。一番古いもので我が国の南北に分かれた戦争の際使われたH・L・ハンリー、という人力潜水艇に関しては150年前には初めてつかわれ、同年にフランスという国がエンジン式の潜水艦がプロンジュールと呼ばれる非人力潜水艦を作りました。」

 

「ひゃ・・・150年まえにはもう会ったのですか!?」

「しかし海に潜ると、砲撃はできませんね・・・・。」

 

ジョージアナ「えっ・・・・・あなた方の国には魚雷もないのですか!?」

 

「ぎょらいとは・・・・?」

 

 その後も仕方なく、陸軍なのにもかかわらず魚雷や爆雷の解説をしたジョージアナ。しかしそのあと、航空機と近代的な鑑定を持つという情報を白良に届けた。そしてそのあとも陸軍の見学をした技術士官一行・・・。

 

 

その日の夜・・・・・・。

 

マイラス「これは、とんでもないことになりましたねぇ・・・。」

 

DSレベルの画質のテレビから流れるニュースを耳に入れながら、どう報告するか悩むマイラス達。それもそのはず・・・高性能な戦車・・・、装弾数40の小銃・・・・、前線で活躍する女性兵士。カラーテレビ・・・先進的な自動車・・・、高性能な家電・・・。

 

「まだ海軍があります・・・!小さい魚雷艇と駆逐艦程度なら・・・・。」

 

マイラス「ロウリア軍はいざ知らずクワ・トイネ軍やクイラ軍は強力な軍備を持っているかもしれませんよ・・・。」

 

「と、言いますと?」

 

マイラス「負けたロウリアは、いくら軍備を近代化するといっても、輸出する艦艇はそれは制限されるでしょう・・・。しかし勝った・・もしくは支援したクワ・トイネやクイラはどうなるでしょうか・・・・。その分教練に然り、実戦に然りより強い艦艇を持っているはずです・・・・。」

 

 このマイラスの予想、あながち間違っていないのである・・・・。白良の戦略としては、日本がアメリカに防衛を委託するのではなく、ある程度技術や軍事力を備えさせるのが白良の戦略である。現にクワ・トイネには護衛艦娘がドン引きするイージスシステム付き初代ゆうだち型が輸出されたのである。ちなみにクイラ王国には、初代いかづちをもとにした駆逐艦が輸出された。

 

「うーむ・・・どう書きますか・・・・。」

 

 悩む技術士官の二人・・・・・。結局報告書は明日の夜に持ち越した・・・・。

 

 

後編に続く。

 

 

 




あっそうだ(追突)。けものフレンズ同様の○○.2話的な感じでフェン王国側にもやるので、かなり投稿が遅れるかもしれません。これで番外編と閑話とか気が狂うで・・・。
それはさておき。




次回予告
ロウリア合衆国に来てから、驚きの連続のマイラスと技術士官達・・・。そして海軍の視察をする一行が見たものとは・・・?

後編に続く

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。