問題児だらけの駐屯地が召喚されたようです(絶望) 作:CARUR
今回はとある、史実の緊急戦闘機計画で試作のみで終わった機体が登場します・・・・。
ヒント・・・その機体は可変翼機
※訂正。梟はドイツ語ではフォウルではなくオイレが正解でした・・・。
エスペラント王国 (中央歴1640年8月24日8時34分)
前日にエスペラント王国付近上空から大人数でやってきた、ドイツ陸軍所属のFH155の武器娘シュタインカ・ドンナーと国王が会談を行っていた。そして国王たちが驚いたことは、世界は10ヵ国以上あり駐屯地は別の世界からやってきたこと、インフラ整備や軍備の配布だけではなく、道徳・倫理観の教育を充実させていることを説明された。そして、エスペラント王国を今あるところから沿岸部に移す事業を彼女に持ちかけられたものの「遷都に関しては我が国の先祖が代々守ってきた土地です・・・。遷都に関してはありがたいのですがやめておきます・・・・。」と、断った。
国王の意思より遷都は見送られたものの、その後も他国との国交成立、もしくは外交官の育成の授業を会談で決めたのであった。一方で技術レベルを聞いた白良は兵器・物資の投下を決め、ユニットを超格安・後払いもしくはレンタルを行うスーパーレンドリース法を発令し、約4時間後に榴弾砲やトラックを投下するよう指示したのであった。
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エスペラント王国 テレーロ基地 (午後12時57分)
ここでは駐屯地の兵士たちが使ったトラックが駐車されているが、20式トラックに搭載されていたショーケースからある人物がケースの内側からフックを開けたのであった。
「ふぅ・・・・狭かったわ・・・・。さてもう可笑しな言葉を言わなくてもいいわね・・・?」
砂漠迷彩のズボンを着て胸元を強調した戦闘服を着ている女性・・・ジョージアナ・ウィーラーであった・・・。なぜ彼女はトラックの内部にいたのか・・・?それをしり目に音を立てずにトラックの荷台から降り、足音を立てずに王宮の方に向かっていく。
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ルーサ地区 軍事基地 (同時刻)
ジョージアナがトラックから降りた同時刻では、銃や機関砲の使い方・・・そして近代的な歩兵戦術の指導等に当たっていたのであった。周辺では小銃の乾いた音が鳴り、投下されたトラックとバイクのエンジン音が響く・・・。そして連れさられた姫を助けるため、最初に来た鬼人族の男女・・・・と危うくグリエに殺されかけた鬼人族も参加し訓練に励んでいた(ただし3人はストラトファイターの攻撃によりなくなったため埋葬された)。
PAPAPAPAN!
相馬原「よしっ!いい腕だ!!」
「ありがとうございます!!」
相馬原「次!!」
「はい!!」
シュタインカ「すこし詰めが甘いわね・・・・。歓声装置との同調ができてないのか・・・?それとも・・・。」
「榴弾を使った面制圧なら多少のずれくらいは・・・・。」
シュタインカ「いや・・・GPSを使えば生産し始めた榴弾を無駄にせず使える・・・。少なくとも1mの誤差程度にしないと・・・・。」
兵士と志願兵に武器の使い方・・・・、もしくは観測機器や車両の使い方を手短に教えていたのである。主な例としてはバスゲートゥル1にGPSと射撃管制装置・無線機を組み込み、着弾率の効率を上げたり、投下されたトラックを簡易的な歩兵装甲車にする際の運転技術を覚えるために訓練させているのである。なお射撃の腕は言うまでもなくザビルが一位であり、バイクで走行しながらの射撃はサフィーネが一番であった。ジャスティードに関しては軍服姿のサフィーネに見とれていたのであった・・・。他の騎士団は結構才能があったのだが・・・・。こののろけは・・・(呆れ)!!
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同時刻 首都の王宮飛空場
武器娘と駐屯地娘達が教練を行っている最中、王宮飛空上ではETOの集団的自衛権の行使のために援軍としてやってきたトーパ国軍所属のP-01Cデスコブラが34機やって来てため、エスペラント王国の新聞の記者・・・いや記者だけではなく社長自らがトーパ空軍兵士と会話していたのであった。
「なんと・・・!あの神話の代から住んでいたとは・・・・・。代々私の家で語り継がれているのが、先祖の弟はグラメウスに行ったっきり帰ってこなかったとか・・・・!」
「それはそれは・・・・!まぁ援軍を要請しようにも使いの兵士の動力の元が優先的に壊されてしまったので送ろうにも送れないような感じでしたし・・・・。まさか生きているうちに我が国以外の国があるとは夢に思いませんでしたよ!!この戦いが終わったらぜひ貴国に行ってみたいですな!!」
その後も記者と兵士達の話は続いた・・・。その後はファスタール1に簡易的な79mmロケット弾を6発積んだのが対地攻撃の演習をし、セイが寝る間も惜しまず新たに作られたハインケルHe51の胴体を細くしたようなファスタール2が戦闘訓練を行い、その後にトーパ空軍のデスコブラと巨虫の攻撃を想定した戦闘回避訓練を行っていた。そして工場も二度と破壊されないようにスティンガーやAIM-02ホワイトベイトBを持っている兵士が護衛をしていたのであった。
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エスペラント王国 会議室 16時54分
相馬原「で、お前はなぜここにいるんだ。」
ジョージアナ「・・・・。例のことを話すためについてきたのよ・・・・。」
「あること・・・・?」
椅子に座りいつもとは違う不機嫌な顔の表情のジョージアナ・・・・。そして彼女が重く閉ざしていた口を開け・・・・。
ジョージアナ「実は私は・・・・・・・・。この世界に来るのは二度目なのよ・・・・。」
突如として衝撃の事実を語る・・・・・・。そしてそのことを聞いて驚く相馬原たち・・・・・。
相馬原「なっ・・・なんだって!?」
「馬鹿な!!確かにオイのような例外はあるが・・・・・。なぜマグマ軍との戦いで作られた陸娘がこの世界に来てんだよ!?」
ジョージアナ「まだ私が人間・・・・・・。ダイアナ・ウィールズという一介の女性の兵士だった頃よ・・・・。そして今回の異変は相馬原・・・・あなたの国の皇室がかかわってくるのよ・・・・。」
相馬原「日本の皇室が・・・・・?」
ジョージアナ「ただ今話せるのはここまでね・・・。あとはこの戦いが終わり白良が来た時に話すわ・・・・・・。ともかく先にここを護衛しましょ・・・・。」
相馬原「・・・・まぁいい!あとで聞こう!!だが独断行動は市ヶ谷に報告するぞ!」
そう自分の正体を現したもののエスペラント王国の防衛に戻ろうとしたため、相馬原もこれ以上追求せず、訓練に戻ったのであった。
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(参考BGM~アニメ版ヤシマ作戦BGM~)
城門 (午後7時40分)
現在の50分前に偵察兵の報告により第二陣がやってきたということで、兵士と志願兵が一挙に集まって戦闘の準備をしていた。軍人による会議で簡易的な戦車(スコティッシュ戦車のようなの)を製造し、カルズ地区付近に5機配備配備。
さらに追加投下でM51高射砲を7基、AIM-02ホワイトベイトBを200発分投入。それだけではなくZIS-5を10両、さらにトーパ王国空軍の第二戦闘隊のJ01-A(元機体J22-A)45機と、F-2が航空支援として入った。そして城壁の上にM2重機関銃を20丁配備され、まさに無敵(?)の布陣となった。
相馬原「さて・・・いよいよだな。敵は14分後に会敵する・・・・。全員で行くぞ!!」
ジャスティード「なんとしても守らなければな・・・・・!」
「よぉっし!この国を守れたら俺の国の料理を作ってやろう!!」
「ありがとうございます!!ぜひ楽しみにします!!」
サフィーネ「失礼します!!」
談笑をしていると突如入ってきたサフィーネ・・・・。軍人ではないので志願兵の格好をしており、本来は緊急時や人員の補填なので来るべき処ではないのだが・・・・。彼女はうつむいた表情で糸で作ったミサンガ状の御守りを二人に渡したのであった。
サフィーネ「あの・・・相馬原さんシェリーちゃん・・・!どうか死なないでください・・・!」
相馬原「おう・・・!戦いが終わったらお前の飯が食いたいな。」
シェリダン「ありがとうなのだ!!この御守りは死ぬまで持っているからな!!!」
すると突如鐘の音が鳴りだす・・・・・・。そして監視員が城壁の上で号令をかける。そして建物の通りの簡易的な分厚い壁が閉じる・・・・・。結果として志願兵なのにもかかわらず、前線で戦うことになったサフィーネであった。
そして城壁に向かって多くの魔物が列をなし、エスペラント王国を滅ぼさんと進んでいたのである。古来から生息したゴブリン、繁殖能力を持っているゴブリン、繁殖能力のないリザードマン、言語を理解する豚のオーク、そして言語を理解し、鎧と剣を纏ったオークキングが。後方には漆黒の騎士32人と、ゴルアウスに乗騎する淫魔、そして陸上型の巨虫そして今回の侵攻を任せられた知将バハーラである。
----そのmonsterの数は86038体にも及び、エスペラント王国がいかに小賢しい作戦を行おうが、太陽神の使いが居ようが、どんな手を使っても簡単に占領ができるであろう。おそらく人類は王国がカルズ地区と呼んでいる場所から1km離れた場所、谷に何らかの戦力を集中させてくるだろうとバハーラは予想した。
谷の500m前から谷の出口まで、ザコのゴブリンを走らせる・・・。いくら敵が策を行おうが、万単位のゴブリンを走らせ、主力であるオークキングや同族の到達の前に、谷の出口の安全を確保するつもりだ。
ベルゼブブの配下がいくら死のうが、補充はいくらでも可能であり、バハーラは作戦当初敵軍を消耗させるつもりであった。
ジャスティード「よし!!敵の位置になったな・・・・。総員射撃開始せよ!!」
「「了解!!」」
相馬原「アマS!とりあえず敵を蹴散らしてくれ!!」
99式自走りゅう弾砲(AMTRS)『りょーかい♡総員射撃よぉ~~~し!』
近づいてくるモンスターの大群に99式自走榴弾砲(AMTRS)とバスゲートゥル1の砲撃が始まる。それだけではなく34式自走ロケット砲・ASTROSの砲撃が始まったのである。容赦なく先陣のゴブリンやオークの元に向かい、隊列ごと吹きとばしていく・・・。だがこれで終わりではない・・・。AH-1S(AMTRS)、HAL戦闘ヘリ、AH-64D改、ファスタール2による機関砲とロケットによる攻撃が始まる。
BABBABABABABABABABAABAA!!
BASYUUUUUUUUU!BASYUUUUUUUUUN!!
DOOOOOONN!!
プギィィイ!!!ギシャァァァァァ!!!
バハーラ「なんてことだ!!!使いはあんなものも・・・・!だが例の音より早い虫を使えば・・・・。」
そうバハーラが言うと突如としてジェット機の音が鳴り響く・・・・。ここには通信の中継のライボルトとF-2・ストラトファイター・エアンペルであるのだが、あからさまに戦闘機の飛行音である・・・・・・。すると・・・・
F-2『戦闘ヘリ隊!!マッハ2で移動する虫を見つけたよ!!逃げて!!』
HAL「マッハ二の虫なんt・・・・」DOOONN!!!
突如としてHALの側面が撃ち抜かれたのである・・・!しかし大事には至らなかったためか、中破の状態で何とか帰投したのであった。その後12匹の虫が魔王軍の隊列の上を旋回し始めたのであった。
ジャスティード「なんですか!?あの虫は!!」
「わからん!!だがあからさまにジェット機のように体が平べったいぞ!!」
「この時はどうすれば・・・・!!」
相馬原「対空砲を使いつつ、ホワイトベイトを使え!!早く!!!」
ジョージアナ「type91の方がいいかも・・・・。とりあえず撃つわよ!!」
そう言いつつ来襲に備え歩兵携行対空ミサイルを持ち出す兵士達・・・・・。そして敵陣の近くにいるOH-1忍者が対空ミサイルを発射し、それに続いてトーパ空軍のP-01CデスコブラとJ01も攻撃を開始した。
SYUUUUUUUUUUUUUUN・・・・・VON!!
OH-1忍者「拙者の攻撃とトーパ空軍の攻撃!!これで敵はやれるでござるっ!!!!」
グギャァァァァッ!!!
『こちらキージ1!!撃墜を確認!!再び攻撃に移る!!援護を頼む!!』
『こちらルーサ1!4匹撃墜した!!!』
ジョージアナ「・・・っ!!プロペラ機は離脱して対地攻撃!!ストラトファイター!!F-2!音速の虫を片付けて!!!。」
F-2&ストラトファイター『了解!!』
彼女はトーパ国所属のレシプロ機を巨虫の居る範囲から撤退させ、F-2とストラトファイターに攻撃を命ずる・・・・。F-2は上昇したのち、急降下で28式対空誘導弾を一発を発射させ、その後に蟲の背面を狙うかのように機銃を掃射し、また誘導弾を一発射出する。一方ストラトファイターは、一回爆弾を全弾投下しリザードマンの陣列を全滅させ、低空飛行を行いつつ20mm機関砲を使い攻撃した。
この時わかった音速の巨虫の挙動は、どうやら上昇時の旋回力がないためか回避行動の際、上昇しながらの回避ができずストラトファイターの機関砲を食らい、ミサイルへの回避手段もなかったためかあっけなく壊走し、結局高速移動重視で高温で飛行しているためか、残った虫はスティンガーですべて撃墜されたのであった。
T-14「制空権は確保・・・・。あとはSATAN部隊の出番か・・・・。」
Mi-24D「んじゃ!早速彼女たちを投下してくわ。」
バラララララララララ・・・・・!!
ロシア軍女性兵士の軍服を身に纏いマグマ重戦車14號のような長い髪と角のような武装を身に纏ったTー14アルマータが言うと、SATAN部隊を積んだMI-24Dが飛んでいく。その後も戦車隊と多連装ロケット砲と自走砲部隊による援護砲撃が行われる・・・・・。
DOOOOOONN!!DOOOOOONN!!
「ブギィィッ!!もうおこったぼぉぉぉ!!!」
「マッ!!マテ!!何ガアルカ解ラナイノニ攻撃スルn・・・ヴゴッツ!!!!」
低空飛行で陣地に向かってくるMI-24Dを斧で撃墜しようとしたオークを止めようとし、同機に装備されているYakB-12.7によって吹きとばされるゴブリン・・・・。そして彼?の投げた斧は突如として近くにいた淫魔の方に向かって15人以上の首を掻っ切って行き最後は、オークキングの体に刺さったのであった。そしてグリエとスパイホーネット・ミラルマの二人がハインドの機内から飛び降りる・・・・。その光景を目にしたモンスター達は‥‥。
「ぷっ!何あれ・・・・・wwww。何かと思えばちんちくりんの餓鬼二人と露出のひっくい淫魔じゃない・・・・。」
「デモオレハ好ミダゼ!!ケッケッケッ!!!」
「ぶぼぼぼ!どちらにでよ犯すぼ!!!」
飛び降りて着地した3人見て、油断するモンスター達・・・・・・。そのまま一直線に向かっていくが、彼らは気付かなかった・・・・・。徐々に彼女たちのキルゾーンに近づいていることに・・・。そして足音を立て武器娘形態になったミラルマに向かっていく・・・・・。
ミラルマ「わっ・・・我を愛せよ・・・・。悲しきモンスター達よ・・・・。私の言うことを聞け・・・・。もっ・・・・モンスター・ブレインウォッシュ・・・!!」
走行しながら体の起伏をアピールするしながら淫魔の得意とする催淫鱗粉と洗脳魔法を合わせた技を敵陣に向かわせる。その後SATAN部隊のマークである、デフォルメされたグリエとマグマ帝国に生えている薔薇の紋章がモンスターにつき始める。
「ミラルマ様ァッ!!御無礼ヲハタライテスミマセェン!!!」
「申し訳ございません!!!一生あなた様とグリエ様に従います!!」
バチバチバチバチバチバチッ!!!
魔法の効果が瞬時に効いたためかまるで軍隊の様に整列し、知能のないモンスターなどの虫は威嚇するときの顎を開閉する音を鳴らす・・・・。もちろん、前列のモンスターが急に止まったためか後続のモンスターと激突したり、黒騎士に切り捨てられたり、ゴルアウスの爆発魔法を食らったりと同士討ちが続いている状態だった・・・。
スパイホーネット「はい。鬼人族の皆様~~~。もう操られなくてもいいですよ~」
鬼人族を操る飾りを一個一個破壊していく・・・・・。そして彼女の言葉によって目を覚ました鬼人族が他の鬼人族の飾りを壊していく。
「はっ!!!??俺はいったい・・・?」
「どうやら操られたようですわ・・・・!」
スパイホーネット「その調子でみんなを元に戻して・・・・!」
その15分後に黒騎士の隊長格であるバハーラの飾りが破壊され、洗脳が解けたためかモンスター達は指揮官が居なくなったため、指示を乞えずに取り残されていったのであった。そして慌てふためくゴブリンが・・・・。
「マッ!!マズイ!!黒騎士ノ指示ガナケレバ動ケナイ!!!」
「一回戻る必要があるわn・・・・・」バシュッ!!
BABABABABABABABABABA!!!
BASYN!!BASYUN!
ジャスティード「良し!!いい流れだ!総員!!モンスターを徹底的にやれ!!」
相馬原「ゴブリン相手に重機じゃ狙いにくそうだな・・・・・。あとは歩兵戦闘車と戦車の機銃掃射でやった方がいいな。ブラッドレー!戦車隊を連れ機銃掃射しろ!!あとバイク隊・・・・特にサフィーネを出せ!!」
M2A3ブラッドレー『了解!!』
城壁の扉が開き戦闘車と先ほど紹介した簡易的な戦車『ヴォルバウス』に乗ったミハットマと、サフィーネを筆頭としたバイク隊が勢いよく飛び出す・・・・。そしてスパイホーネットとミラルマが鬼人族を移動・・もしくは怪我人を乗せ、攻撃の起きない安全区域に移動した後に後方支援のロケット砲の援護砲撃が入る。
BONBONBONBON!!!!
34式自走ロケット砲「良いか!!徹底的にやるんだ!一匹残らずな!!」
ミハットマ『こちらヴァルバウス一号!貴殿の援護に感謝する!!PI!
34式自走ロケット砲「ありがとうございます・・・。貴殿の一線の奮闘を願う・・・!以上!」
VoooooooooooooooooooNN!!
ミハットマ「850m右に敵集団を発見!!!駐屯地の兵士が砲撃したら停車し攻撃を行う!!」
「了解!!」
10式戦車「850m先右に敵魔王軍!!総員砲撃開始!!!撃ぇーーーっ!!」
BON!!
オイ「主砲良し!副砲良し・・・発射!!」
マグマ中戦車84號「Стреляй! !!」
M1A2「Fire!!!!」
BON!BON!BOONN!!
BASYUUUUUUUUUUNN!!!
ヴァルバウスの周りでは走行しながら榴弾を使いモンスターを吹きとばす・・・・。そしてミハットマの率いる戦車隊が停車した状態で砲塔を旋回し、撤退しているゴルアウスに標準を向ける・・・・。
ミハットマ「いつもどおり大砲車に乗った気持ちで撃てよ・・・・。」
「数値でました!!!いつでも撃てます!!」
ミハットマ「各車に通達!!準備できた車両から砲撃開始!!撃て!!」
BOSYUN!!!BOSYUN!!
BOBOBOBOBOBOON!!
ガォォォォォン!!!
「バッ!!」「プギィィッ!!」
105mm級の主砲の戦車と57mm級の戦車による砲撃がモンスターの陣列の上部で炸裂する・・・・・。特に一番ダメージを覆ったのはゴルアウスであり、反撃しようにも移動しながら攻撃する駐屯地の戦車に翻弄され、とどめにヴァルバウスの砲撃を食らい絶命したのであった・・・。そして18体も投入され内、結果として残ったのは5体だけであり、すべてのモンスターの数も、サフィーネの率いるバイク隊に狩られわずか900体までに数を減らされていたのであった。
「ここはゴルアウスを連れて逃げるわよ!!」
「ココハベルゼブブ様ノ複製魔法デマタ増ヤシテモラエレバ・・・・・!!!」
HYUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUNN!!!バチバチバチバチバチバチッ!!!
サフィーネ「なっ・・・何あれ・・・・。きゃあっ!!」
「おわっ!!!」
10式「例の音速の虫っ・・・わぁっ!!」
KANKANKANKAN!!
魔王軍が撤退していく最中に、例の音速で飛行する虫が腹部の鱗で攻撃したので避ける際にスリップし、バイクから転倒するサフィーネ達。そして駐屯地の戦車隊に機銃の如く武装に着弾してきたのであった・・・。しかしそれだけでは終わらない!!
今度は城壁の対空砲を優先時に狙い始めたのである!!巨虫から発射された厚さ12mm長さ13㎝の鱗は爆発を伴い対空砲についている兵士を吹きとばす・・・・。中にはスピードを落とし女性に狙いをつけようとした虫もいるが、それよりも前に剣などで落とされる方が多かった・・・・。
「数・・・100・・・・5500!?」
F-2「ごっ・・・5500!?ちょっ・・・ちょっと増え過ぎじゃない!?」
ストラトファイター「女型もいるが絶対淫魔みたいな攻撃方法をしてくるぞ!!歩兵は撤退させろ!!」
そしてリピッシュ P.13aのような艤装?をつけたマグマ軍のような…若しくはMeP.1101の艤装?をつけた女性型の昆虫人間がマッハ2かそれ以下のマッハ1の速度で襲来したのである・・・・。惜しくも女型の虫女は300程度で済んだものの問題は巨虫である・・・・。歩兵が城壁の中に撤退するまで女型を優先的に撃墜させる駐屯地の戦闘機隊・・・。
しかしここにきてF-2のミサイルがなくなるという事態に陥ったため、ライボルトが空中給油をしたのち戦闘に参加するといったが、そんな郵貯な暇はない・・・・。J02やデスコブラが何としても撃墜をしようとするが中にはコックピットの頭上から突っ込むモンスターも出てきたため、エンジンをかけ待機していたエアンペルが出撃し温存していたシジャーミサイルで攻撃に加わって何とか市街地の侵入は防げた。なおこのことは本部の白良に通達され、より強固なハイパーレンドリース法が発行され、各国に通達され集団的自衛権の行使が決まった・・。すると虫の集団から突如として現れたのが・・・。
オイ「あの独特な航空機は・・・・・・??鉄十字が!!!」
ジョージアナ「っ・・・・・!!まさか奪われていたのって・・・・・。」
ベルゼブブ「太陽神の使いよ・・・・!!また会ったな!!!」
そこにはノスグーラのように大型化し、少女の艤装に寄生するか如くくっついていた・・・。P.1101の艤装をつけた少女が、邪悪な紋様が体に浮かび上がり、麻薬中毒者のような顔で笑いを浮かべながら囚われていた。
ジョージアナ「ドイツ帝国Me001オイレ・・・。皇帝の命によって作られたナチスの前身のEgDL・・・・・人種平等主義ドイツ委員会のメンバーであり、WW2の機体をデザインした航空機娘・・・!」
T-14「ナチスの前身・・・・人種平等主義ドイツ委員会・・・!?」
「アハハハハ・・・・!いイ母体ガ沢sん・・・・!サぁ・・・・!ベルゼブブ様に尽Kしマしょウ・・・・!」
圧倒的な物量で追い詰められるエアンペル達と救助隊とトーパ空軍戦闘機体・・・そしてエスペラント王国・・・・・・。弾薬も少なくなっていく中、司令官の白良の援護は間に合うのか・・・・!?それとも最悪の愚将として名をはせてしまうのか・・・・・?
やべぇ・・・次回で終わりにしたいけどいい案が浮かびませんね・・・・。うーんこの・・・見切り発車。
それはさておき。
次回予告
ライボルトの報告により、異世界で2度目の集団的自衛権が発令され、駐屯地の戦闘機体だけではなく、試作型のジェット機と共に各国の航空隊と対ヘリコプター隊がグラメウス大陸の前線基地に集い、援軍としてくるが果たして間に合うのか!?
そしてスパイホーネットは祖父の行動を見てどう思うのか?
次回「エスペラント王国大空戦!!」