問題児だらけの駐屯地が召喚されたようです(絶望) 作:CARUR
今回は各国の外交官が発展状況を報告しあう回です
クワ・トイネ共和国 首都クワ・トイネ県(中央歴1642年1月9日午後13時23分)
首都にある国際サミット会場にて、新年早々ここでは各国の外交官が話し合っていた・・・。主に政治、経済、軍事等のやり取りであった。参加国は以下のとおりである。
大東洋諸国
クワ・トイネ共和国、ロウリア合衆国、クイラ国、トーパ王国、シオス国、マオ王国、アワン共和国、チィシン帝国。ガハラ神国。
準第三文明圏
アルタラス王国、コリョーン王国、エスペラント王国。
その他
第二マグマ帝国、ヘイスカネン。
議長国のクワ・トイネの外交官が、最初に話す話題を持ち出す・・・・。
「まず初めにお互いの国同士の経済状況を話せれるだけ話しましょう。」
「はい。合衆国としては、今現在未交流に対し騎士用の強化ポリカーボネート製の鎧を販売し、それだけではなく、造船業等で収益を出しおおよそ日本円にして5000億円程度の収益を出しております」
「我が国クイラでは、原油等の収益で2年後には10兆円を超える資産が出ました」
「にじゅ・・・10兆!?そんな馬鹿な!?」
「駐屯地の輸出しているユニットいくつ買えるんですかねぇ・・・。」
「現在我が国で国産ユニットの開発をしていますが・・・。え~・・・これは後の軍事関連の報告にて説明します。そのほかの国は・・・?」
クイラ国の外交官の話を聞き、驚く国々であったが話を戻そうとする外交官であった。そしてその後も報告は続いた・・・。中でも経済状況に関してはアルタラス王国がやや物価でインフレ傾向なので駐屯地に報告された。なおほとんど国の経済状況は一年に8700億円くらいの収益を得ていたのであった。
そして次は国民の道徳観を報告しあった。最初に深刻な内容を報告したのはロウリア合衆国であった。
「現在我が合衆国・・・いや第二マグマ帝国にも言えることですが、大量のキュルギュル系ロウリア人がいるのですが、彼らは問題なく国家に属していますが・・・・。ここ数か月は彼らに対する抗議集会が開かれています。と、言ってもたかが12人ですが・・・。
問題は第一、第二第三文明圏に言った際、露出の高い衣装もあるのと我々人間や亜人と違い、単眼だったり、手足がこう・・・変わっていると言いますか・・・。人間との混血児なのにも関わらず、不当な差別にあったり、性犯罪にあったりする事案が増えており、上位文明圏に訴訟や裁判権を共有しようとしてますがなかなか掛け合ってもらえないのが現実です・・・。」
「それは酷い・・・・・。駐屯地の方も対策は・・・?」
「はい。なるべく差別のないよう説明や理解を求めてますが、やはりどうも他の文明圏の方々にはりかいを得られないのが・・・。しかし第二マグマ帝国と交流のある第二文明圏のヒノマワリ王国、あとムーは理解が進んでいるため差別などの被害はありません。」
それを聞いて納得しつつも、なくならない階級差別と人種差別に悩む外交官であった。他の国家の道徳観に関しての報告はというと、階級差別に関してはあくまで小さいパワハラ程度であり、貴族の人間たちも差別することはなくなったとか・・・・。次は教育や外交関連の話であったが、省略して解説しよう。
教育は、ほとんどの国で学力向上が見られ、平均IQと知識量は120まで上がり、中世の人間の覚える情報は新聞紙一枚と言われるが、そこから情報が歪ではあるが1987年程度の人類の知識量に上昇したのであった。そして次は軍事の題材になった・・・。
「現在クイラ国では駐屯地の所持しているイージス艦・・・いわばミサイル防衛システムの最終形態の艦艇を現在我が国で造船中です・・・・。その上我が国での運用がうまくいきましたら、輸出しましょう。と、いっても迎撃率は87%。そしてそれと並列して軽空母を建造しています。」
「流石2年後には10兆円を超える国家・・・。訳が違いますね・・・。では我がアルタラス王国の報告をします・・・。アルタラス王国は現在ややインフラ傾向にあるためか購入を小銃及び重火器・・・そして、パーパルディア皇国のリントヴルム対策でM18バズーカなどの対戦車兵器を購入しました。」
クイラ国が先ほど話した二年後の試算を例えに出し、その後アルタラス王国の外交官が自国の軍備増強を解説をする。一応駐屯地の同盟を結び練習艦枠の哨戒艇を4隻そろえ、その後ミッチャー級レベルの駆逐艦5隻購入をしようとしたのだが・・・。
ポイズアラゴが考案した魔石をブロック状の電力エネルギー体(紫色)に精製する機械を発明し、無資源国と純度の低い魔石の出る国に配布したのと、火力発電所のボイラーを前述のブロック状魔石に対応できるようにしたりしたのであるが・・・。
するとどうなるか?今まで量はあるものの劣悪な純度の低い魔石を持たない国は、精製機を使ったことによりアルタラスにも劣るとも思わない純度の高い電力エネルギー体を生成し始め、売り出す・・・・・。
結果普通の魔石を使用するのはせいぜい魔法使い系の職業を生業とする職人しか購入せず、一か月に130t売れればいい話であり、ほとんど赤字であった。結果として他の文明圏に売るしかなかったのである。収益が低くなり予算を使えなくなったためか、クレムソン級レベルの駆逐艦を4隻程度で打ち止めにしたのであった。それ以外は小銃を120丁、狙撃銃140丁、戦車12両、自走砲14両、戦闘攻撃機10機、魚雷艇30艇を購入していたのだが、いくら近隣に帆船しか持ってないパーパルディアがあるとはいえいささか軍備が低いのだ。
「海軍は何とか・・・。しかし、空軍の機体がほとんどロウリア軍が一時期練習用として使ってたI-10で、新しい機体のIL-01シュトロハイムが2機・・・。大丈夫ですか・・?」
「いえいえ・・・。パーパルディアに対抗し、今までなかった竜母を作りました。そして他国と比べさらに大型化した正規竜母なるものを我が国で作り、これは両舷を金属製にすることによって魔砲の攻撃を喰らっても設計しました。
国防省の役人によると今現在、第三文明圏の未交流国家の艦艇の攻撃程度なら問題ないとの事でした。」
アルタラス王国の外交官の発表に驚く、他国の外交官たち・・・。正規竜母とは動力としてガスタービンを用い17ノットで動き、両舷をWW2の日本海軍空母のように鋼鉄で作った艦艇である。そして大きさは186mという軽空母にも勝らないほどの大きさを持ち、搭載量は45機というとてつもない量であるが、配備しているのは、歴代のアルタラス王国女王から名前を冠したナルーミャス級が3隻程度であった。ついでにアルタラス王国に輸出された機体も併せて紹介しよう。
IL-01シュトロハイム
元機体はIL-2シュトロモビク。
20mm機関砲2門、150㎏爆弾2発、対地ミサイル二発。
時速570㎞。後部銃座なし。防弾性に優れており爆破魔法を4.5回喰らっても飛行可能なほどの強固な装甲を持ち、携帯対空ミサイルを胴体付近に食らって片翼を捥がれても、自軍の陣営に祈祷できるほどの強固さを持っている。
話を戻そう・・・・。その次に各国の外交官が続いて報告し始めた。
「我が合衆国は、魔族と鬼人族の友好のため停戦と共存協定を結ぼうと考えております。しかしお互いの中が悪すぎるためか、合衆国軍の機甲師団をヘイスカネン王国に駐留させているのが現状です。」
「クワ・トイネ共和国では、新たにP-02マシュライトを購入しました。そして国費もたまってきたので、少数ではありますが・・・・。中型爆撃機の零一式戦略爆撃機「桐竜」を15機ほど購入しました。」
「シオス国は軍事に関して報告することは、中型輸送艦を2隻購入した程度です。」
「マオ王国では現在、水上爆撃機部隊を編制中です。」
「アワンでは各国と協力し私掠船・・・。もしくは他上位文明圏の船から守るよう、護衛艦隊を組めるほどに戦力がそろいました。」
「ガハラ神国は、フェン王国と軍事協定を結びもし近隣諸国に侵攻されても、迅速に援軍を出せるよう自衛隊に倣い、即応機動部隊を編成しました。そのため装輪式戦車が多くなってしまいましたが・・。」
「帝国としましては、軍の風紀を改善しました。今までは割と妊娠率と交渉率がえげつなくて・・・。」
「我がコリョーンは、空母の運用をし始めました。約235m級の艦艇を購入し、現在人員を育成しています。」
「エスペラント王国は、ヘイスカネン王国と同盟を結び魔族の侵入を防ぎ。魔王軍の残党を殲滅しております。」
「魔王軍の被害にあった女性たちはすっかり精神の状態を取り戻しました。彼女たちが魔王軍の残党狩りに参加しておかげで、繁殖可能なモンスターの根絶は間近でしょう。」
「第二マグマ帝国は、海軍を整備しました。」
その後は40分近く上記の報告以外の内容を話したりした。そしてその後は、帰国の2時間前になるまで、ちょっとした話をして帰っていったのであった。
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ヘイスカネン王国 西側の城壁にある扉 同日18時56分
このヘイスカネン王国では、ベルゼブブによる侵攻をされたためその教訓を生かし、王国を囲むように城壁を作り、出入りのしやすいよう鋼鉄製の分厚い扉を作り、その扉の前に外で観光客や薬草採取に出かける国民を入れたり、もしくは亡命してやって来た魔族を受け入れる入国審査所を作ったのであった。
前述のとおり魔族との戦闘状態が起きているはずなのだが、亡命してくる魔族とはどういうことなのか?それは魔族たちが結束し始め国意識ができ始め男女そろって協力したのだが、モンスターを召喚するだけでは間に合わないので、優先的に攻撃された男の魔族と召喚士を補填するため女性の魔族たちが無理やり子供を作らされたり、乗り気ではない穏健派魔族や戦闘によるPTSDを患った女性や少年兵の魔族たちが亡命しに来たのであった。
「今日も亡命者か・・・・!魔族の男たちはひでぇことしやがるな!」
「魔王軍とグルになった魔族連中が幹部に居座ってるからね・・・。まぁ・・・まずそもそも碌な文明がなくてその日倉氏みたいなものだったし。」
新しくやって来た魔族亡命者を対応するエルフの男性スザルと、2か月前に亡命してきた魔族の女性・・・アリショアが入国審査所に向かう。今回は布切れを身にまとった翼を持った女性魔族が、PTSDを発症した男魔族を連れ、少年兵の魔族が5人やって来たのであった。
「お願い・・・助けて・・・もう・・・子供は・・・・!」
アリショア「大丈夫よ・・・。もうその必要はないから!」
「魔王軍より強いなんて聞いてねぇよ・・怖ぇ・・・・」ガタガタガタガタ
スザル「思ったより傷と精神がひどいな・・・!おい!少年たちよ!この台に乗せるのを手伝ってくれ!体の震えがとてつもない!」
「わ・・わかった!」
「何から何でも教えてくれた兄貴分だ!手伝おうぜ!」
涙を流す魔族を励ますアリショアに対し、回復が追い付かないほどの傷とPTSDを負った魔族を少年と協力し、ストレッチャーに乗せようとするのであった。なお現在ヘイスカネンに来た魔族はというと46人もおり、彼らは魔族としての誇りを捨て王国民の一人として生活していたのであった。一方王宮ではというと・・・。
エルヤ「うむ・・・人口が増えてきたのぉ・・・!いわゆるベビーブームという奴じゃな・・・。ただ食糧問題はどうなのだ?」
「それに関しては心配は及びません・・・。水耕栽培工場と家畜施設を新たに15練近く作り、外では薄暗い環境でも育つ作物を輸入してもらったので問題ありません。」
そう部下の報告を聞き、これから発生しそうな問題に疑問を問いかけたのは、黒い肌で桃色の髪をした王女・・・・もとい巫女のエルヤであった。
エルヤ「そうか!そうか!ただ風紀が緩くなりそうじゃが・・・・?」
「いえいえ・・・むしろ人口が一万人ですから増やすだけ増やさないと我々の血が絶えてしまいます・・・。多少は・・・・こう・・・。」
官僚の報告を聞き風紀の乱れを心配する彼女であったが、魔王軍幹部のベルゼブブに王国を荒らされ人口が少なくなったのだ。何としても古来から受け継いできた血筋を残す以上、エスペラント王国のような積極的な子作り政策を導入したのであった。
なお駐屯地もただ黙っているわけではなく、医療・教育の支援を行い、血が濃くなり過ぎないようにエスペラント王国やHIRUKO部隊とほんの少し混血させ近親間にならないようにしているのである。PAPAに参加している国家間での法律として、希少な少数民族や焼失の危機のある民族を保護及び増やしたりする『少数民族保護法』と、少数民族の文化を後世につないだりする『アイヌ条約』を作り、クワ・トイネの神森のエルフを保護したのだ。
なぜこの法律を作ったのかというと、希少なDNAを持っていたり、もしかしたらその民族の思想を後世に残せば、平和主義を広める際に活用できたり、近代化し文化が絶える前に調査等をしておけば、歴史から消える前に残せれるのである。
あ~けもフレRのMMD作品作りたいが、やること多すぎてできねぇぜ。もう気が狂うじゃ。
次回予告
とある日のトーパ国にパーパルディア皇国の外交官が入国し、外交官に攻め立てる・・・。その一方では皇国がアワン共和国に攻撃を仕掛けようとした。はたして文明圏外国の運命は如何に!?
次回第四十五話「衝突」