問題児だらけの駐屯地が召喚されたようです(絶望) 作:CARUR
訂正、中央歴が41年になってました・・・。これじゃ時系列逆行しますね・・・。
トーパ国 外務省 (中央歴1642年1月23日午後14時30分)
ここではトーパ国の外交官が、ロシア某大統領のような眼光でパーパルディアの外交官と会談していたのであった。いつもならパーパルディア皇国が上から目線で高圧してくるが、今回は違った・・・。
「貴国はいつ奴隷を輸出するのか!?もう2年近くは放置されてるぞ!!!」
「環大東洋パートナーシップ協定に参加している以上、奴隷の輸出及び奴隷の所持が禁止されているので、売るのも禁止されてますし、何なら貴族たちも奴隷制に反対の立場を出しています。」
ものすごい剣幕で怒鳴るパーパルディア皇国の外交官・・・しかし、トーパ国の外交官は落ち着いたクールな表情で話を聞いていた。
「我が皇国をなめていると、首都が灰塵になるぞ・・・・!」
「我が国の戦力を調べもせずに、いきなり戦線布告ですか・・・・。どちらが蛮族ですかねぇ・・・?」
外交官を脅したが、逆に威圧されたため怒鳴り散らして帰っていったのであった。なお当の皇国の外交官は報復で監視軍を送ろうとしたが、沿岸部に航行していたフリートコレクション級に驚きやめたのであった。ここは武力衝突せずに済んだが・・・・。問題は別の所で起きていた・・・・・・。
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アワン国の領海210㎞地点 同時刻
ここではパーパルディアの竜騎士が14人いた・・・。彼らはパーパルディア皇国の竜母から発艦した兵士である。今回彼らの任務は、アワン国が許可なく駐在したパーパルディア人の駐留者を追放したためでその報復でやって来たのだ。今回は10隻の竜母、240隻の戦列艦と揚陸艇を差し向けたのであった。
「隊長!!相手はあのアワン王国とかいう我が国の左遷地ですが・・・。文明圏外のくせに皇帝陛下の赤子を追い出す愚挙に出ましたがどう思いますか?」
「うむ!たしかに気が食わんな!!それに最近文明圏外国はニホンの○○チュウトンチなる軍事集団に兵器などを購入したとか言っていたが・・・・。どうせたかがしているだろう!飛行機械もムーから買ったのだろう!ま!このワイバーンロードを用いれば造作もないがな!はっはっ!」
そう魔信を使い会話をする竜騎士たち・・・・。相手国が文明圏外国・・・つまり地球で言うところの16世紀以前の文明・技術しか持ってないことを根拠に油断しきっていたのだ・・・・。だがその編隊を察知したのはというと・・・・・・。
VUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUNN!
「こちら哨戒中のナイト1、哨戒艦がパーパルディア皇国と思われる艦艇250隻を発見。現在我が国に向けて14騎のワイバーンを確認。警告機の出撃を進言します。」
『こちらHQ了解した。警告機の出撃を命じる。』
国土の狭いアワン王国に唯一ある軍民両用の空港から飛びだった早期警戒管制機、E-01アキネイター(元機体B-32ドミネーター)が発艦された14騎のワイバーンを確認したのであった。警告機とは未交流国家が領海や領空に侵攻してきた際に、失速寸前でもワイバーンと同等のスピードで安定的な飛行ができ。侵犯したことを告げる航空機である。アワン共和国に輸出された九〇式機上作業練習機を基に作られた、零一式警告機と呼ばれる機体であった。
そして23分後に領空侵犯したワイバーンの編隊に会敵し、幅を寄せる警告機・・・。その様子を見た竜騎士たちはざわめき始めた。
「何だあれは!?」
「ムーの飛行機械にあのようなものがあったか?」
「いや判らん・・・。だが急に近づいてきたぞ!」
『あなた方は領空侵犯をしています!!今すぐここから立ち退きしなさい!!このまま侵入を行いますと我が軍による攻撃が開始されます!!』
スピーカ越しから女性の声が響き渡る・・・・。突如として近づいて、皇国の属領のようなものなのにもかかわらず、上から目線で勝手に領空を侵犯されたと言われ激高し講義を行う皇国軍の兵士達。そしてとある竜騎士がワイバーンロードに明治、火炎弾を警告機に打ち出したのだ。
が、しかし腐っても元の機体は練習機なのでいとも簡単によけられたのである。そして元の機体と違い全金属製ため、ワイバーンと同じ速度から突如ワイバーンロード以上の速度で、12.2mm機銃を放ち離脱していった。
Vuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuunn…‥‥!!
「何だあれは!?銃なのか!?」
「しかもワイバーンロードより早スピードで逃げていったぞ!?」
「う・・・うろたえるなぁ!どうせ先ほどの様な飛行機械がやって来るだけだ!!」
最高時速300㎞で飛行したため、徐々にワイバンロードの編隊を離れていく・・・・。そして警告機の様子を見た竜騎士たちは驚いたのであった。すると・・・。
DODODODODODODODODODO!!!!
「なんだ・・・・グバッ!!」
ビシャアッ!!!!
BASYUUUUUUUUNN!!!BOM!!
「バッ!!」
突如として二騎のワイバーンが竜騎士ごと血潮に変えられるか、ワイバーンの正面から爆発したのであった。そして彼らが見た物と言うと・・・・。
「ひっ・・・飛行機械の音か!?にしては早iっ!!!!!!グァッ!!」
『こちらペール1!皇国のワイバンロードと戦闘を開始した!現在3騎撃墜。』
BUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUNN!!
轟音を響かせやって来たのは、アワン共和国所属のF01F-AマタキャットⅡであった。本来なら艦載機として使われるのだが、空軍機タイプを購入したのである。元機体との差異はというと、機関砲の口径を同盟国にある最新戦闘機の口径弾を流用しやすいように、13mm機関砲を胴体に用いその上9.6mm機関銃を2門付けた。
元の機体に比べると投擲量が少なくなったが、長距離対空ミサイルAIM-04マーリンを2発装備し、それでいて翼下に備え付けられたAIM-02の入った連装ランチャーを4発分装備しているのである。それで碌な防具もなければ生き物に乗っている竜騎士とワイバーン相手位に攻撃したら・・・言わずもがなミンチにされるであろう・・・。そして10分も満たずワイバーン隊は僅か3名となったのであった。
「なんてことだ・・・・!一瞬で仲間が・・・・!」
「ですが隊長!相手は我らを残して去っていきました・・・。」
「ここは竜母に送信した方がいいな!こちら第234飛龍隊!」
何とか命からがら生き残った・・・。正確には見せしめで生かされたのだが、部隊長が魔信で通信を行った・・・。だが前線でその様子を見た兵士たちの声は重く受け止められなかった・・・。
「と・・・報告が・・・・。」
「ふん!どうせ油断して負けた言い訳だろうな!!!」
「馬鹿馬鹿しいな・・・。魔帝の話でも聞いたことがないぞ。無視しておけ。」
通信兵のような船員に報告を受けるものの慢心しきっているからか、言い訳としか聞かなかった司令官と艦長であった。その一方で先ほど同様に遠距離から彼らを見ていた物が居た・・・・。それはアワン共和国に輸出されたガストゥ巡洋艦(ボルチモア級)2隻と、魚雷艇を艦内に保管し後部甲板から出撃させるドック型揚陸艦のような、サイゼリオス級魚雷艇母艦、そしてオルショウ駆逐艦(ファラガット級駆逐艦)2隻であった。艦内では哨戒艦の情報を元に海域に展開し、今にも攻撃態勢に移ろうとしていた。
「ほう・・・3人残しておいたのか・・・?」
「ええ・・・。パイロットと司令部曰くあえて残しておくことで抑止になるとのことで・・・。」
「うむ・・・!なら竜母一隻残して、船員を救助できるようしてやるかのぉ。」
巡洋艦の艦橋で哨戒機や戦闘機隊の報告を聞き攻撃を開始する老人司令官であった。まず手始めにスピーカーを乗せた零一号型魚雷艇(元機体11号型魚雷艇)9隻が後部格納庫から出撃していったのであった。強力なエンジンを積んでいるためか2時間後にはパーパルディア艦隊の前に現れたのであった。
「なんだ!?あの小型の船は!?ものすごいスピードでこちらに向かってくるぞ!?」
『こちらアワン海軍!!貴国は領海侵犯を行った!!すでに領空侵犯した14名のうち11名の竜騎士はこの世を去った!!これ以上の戦闘は望まない!!帰りなさい!!』
「何だと!?殺しただと!!この野蛮人めが!!」
「どんな手段を使ったか知らんが・・・。報復だ・・・!思う存分やりたまえ!そして上陸したら略奪でもなんでもしていいぞ!」
「了解!!野郎どもぉ!!あの小さい船を沈めて、アワンに上陸したら思う損暴れよう!!」
ウォォォォォォォ!!!
警告を聞き仲間を殺されたことを怒り、報復を許可する司令官と歓声を上げる船員たちであった。だが彼らは魚雷艇の攻撃方法を知らなかったがために、余計な犠牲を増やしたのであった・・・。そして攻撃をしようとする皇国軍であったが、彼らが攻撃する前にスピーカーをつけた魚雷艇が魚雷を放ち始める。
BASYUN!!SYAAAAAAAAAAAAAAAAAAA・・・・・・・。
「撃て撃て!!面で制圧すれば一瞬で沈むだろう!!」
BOOM!BOOM!
VOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOONN!!
バキバキバキッ!!SYUBOTTU!!
「グアッ!!」「助けてk・・」
旗艦のすぐ近くにいた戦列艦が魚雷艇に攻撃を加える。皇国軍の砲術長は「いくら敵が早く動いていても、面で制圧すればいずれ当たるだろう・・・」と思っていたが、前部避けられ。魚雷を射出して後に、装備されているエリコンKD35mm機関砲で、砲門付近に銃撃を行う・・・。しかもただの弾頭ではなく、炎魔法を付与したマグネシウム弾である。ただでさえ燃えやすいマグネシウム弾に炎魔法を付与しているのである。言うまでもなく木造船の帆船相手に売ったら炎上を引き起こすのは言わなくてもわかるだろう・・・・。だがそんなことに気付かない彼らは第二波の攻撃に気付かなかった。
「何だ!?下では何が起きているのだ!?」
「ゴホッ!ゴホッ!!蛮族は光るような矢のような物を使って船体の壁を突き抜け、壁面に引火しました!」
「何!?引火しただと!?」
「艦長!海面にうっすらと白い線g・・・」
DOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOONN!!
砲術長が梯子を上り、艦長に報告するのであったがここで側面にいた船員が魚雷するのだが・・・・・。見事触雷し真っ二つに船体をへし折られたのであった。それだけではなく竜母も機関砲の攻撃を食らったが為か大破炎上し、とどめに搭乗員の持っていたRPG-2で沈められたのだ。そのほかの艦艇も徐々に数を減らしていくが、ほとんどが新人兵士と容量の悪い兵士ばかりだったが為、帆船は18隻程度で竜母は5隻沈めばいい話であった・・・。そして残った戦列艦に攻撃されないように蛇行していきながら母艦に向かっていったのであった。
「魚雷艇は18隻程度の戦列艦を沈めたそうです。まぁ・・・新人と容量の悪い人たちばかりなのでむしろよくやった方ですが・・・。」
「君ぃ・・・。それはちと言い過ぎではないかね?まぁともかく。では・・・あとは我々の番だな。旗艦の竜母以外は一隻残らず撃破するように・・・。」
「了解いたしました!」
魚雷艇が母艦に帰投すると、巡洋艦ガストゥとカーコスが皇軍艦隊の目の前を最大全速で向かい、オルショウとバミアンが側面から攻撃を開始する。他国と比べやや大きい駆逐艦である二隻は、軽巡に匹敵する15㎝級の艦砲を用い攻撃する・・・・。だが前述の魚雷艇同様ただの砲撃ではなかった・・・。
そう木造船を効率的に焼くために、サンレアの持つレアーマインを弱体化及び艦砲タイプにした砲弾、SA2「シェルレア」を使ったのだ。そしてそれだけではなく、木造船用のAPFSDS弾であるMk09対艦APFSDS弾を打ち出し砲撃したのであった。
「艦長!敵艦が砲撃を開始しました!距離19キロ!」
「ふん!どうせ届きはしないだr・・・・」
pppppppppppAAAAAAAAAAANN!!!!
オルショウの砲撃に気付いた船員だった・・。文明圏外国と侮ったのもあるが、魔砲より倍の距離と聞いたため「どうせ当たりはしない」と思い込んだためか油断したのだが・・・。彼らの上で強烈な破裂音が響き渡り、船員を炎魔法を付与した砲弾の破片と鉄のビーズによって切り刻み、そして莫大な熱量を用い3隻近くの船を消し飛ばし、近くの船舶を焼いたのであった。そしてもう一隻のバミアンから発射されたAPFSDSは、並列した戦列艦2隻をぶち抜き延焼させ、最後の戦列艦を成形炸薬で爆破させていったのであった。
「まぐれ当たりであったが並列した戦列艦を撃破したか。これは微妙だなぁ・・・。シェルレアの方が使い勝手がいいな。」
「ですが証言者を増やすことになるので、むしろ延焼程度で済んだ方が抑止力にはなるのではないでしょうか?」
「そんなものか?まぁ・・もう一発撃った後対艦ミサイルで撃沈させよう。」
「了解しました。CICに伝達!もう一射終えた後に、対艦ミサイル発射せよ!」
再度行われた砲撃により、4隻を打ち抜いた後に竜母を爆破させた。そしてVLSから対艦ミサイルRGM-05「シェパードパック」3発発射させたのである。ミサイルは垂直に20m上がると敵の戦列艦に向かっていったそれを見たパーパルディアの兵士はというと・・・。
「敵が爆発魔法を使用!!」
「いや!!ただの爆発魔法ではない!!こちらに向かってくるぞ!!風神の涙を最大にして速度を上げるんだ!!」
追跡されることに気付いたのかすぐさま風神の涙を使わせ、避けようとする・・・・・。が、腐っても対艦ミサイルなので、勢いよく戦列艦の手前で爆裂し撃沈させていったのだ。そのような蹂躙が3時間もわたって行われていた。結果パーパルディア皇国所属の旗艦の竜母だけが残った・・・・。
「ばっ・・・馬鹿な・・・。我が皇軍がこうなるとは・・・・・。」
「これは・・・撤退すべきです!!もうこのままでは・・・・。」
「だが帰っても・・・・・。」
VARARARRARARARARARA!!
彼らが撤退か否か話し合い、他の艦艇の乗組員を救助していた。すると旗艦に近づいてきたのは、アワン海軍巡洋艦のコーカスに搭載されている艦載ヘリであった。そしてメガホンをつけたR-01対潜哨戒ヘリが近づく。
『貴官は達は包囲されている・・・・。即時撤退しなければ・・・・お判りですよね?』
「くっ・・・・!ここは撤退しよう!!いや・・・!このことを我が皇国・・・ひいては皇帝陛下に報告するのが運命なのだ・・・!」
「わかりました・・・!!」
そうして屈辱的な敗北を味わった彼らは、他の艦艇の乗組員の救助できるだけやって、故郷へ戻っていったのである。そしてその敗北を海軍に伝えたのだが、「油断して負けた言い訳」と理解してもらえず全員左遷されたのであった・
パーパルディア戦を描く時、戦闘と終結しか考えなかったがために、すげーその道のりを考えるのがきついっす・・・。
それはさておき次回予告。
人種融和が進んで行くロウリア合衆国・・・。しかしそれを認めないものが現れた・・・。そして上位文明圏に進出するキュルギュルであったが・・・。ここで異世界の洗礼を受ける・・・。
次回、第四十六話「人種の壁」