問題児だらけの駐屯地が召喚されたようです(絶望) 作:CARUR
クワ・トイネ共和国 (4月22日午前7時20分)
首都の街中にある大型モニターには多くの人だかりが集まり、新聞社の職員が号外を歩行者に渡していたのであった。その理由はとうとう第三文明圏の列強である、パーパルディアと戦争になったからである。 そしてそのニュースはほかの国でも報じられたのだ・・・・。
「号外ー!号外だよー!駐屯地と我ら大東洋諸国が皇国に対して宣戦布告をしたよー!」
『速報です!政府より午後17時からカナタ首相による演説が発表行されるようです』
『こちらロウリア合衆国支部のカブです!現在私はブルッシント港にいますが、ごらんください!!フェン王国に向かうため、合衆国揚陸艦に乗っていく兵士と車両が見えます!』
『速報です。現時点を持ちましてガハラ神国は皇国との交流断絶を行い、空軍の輸送機を使い皇国にいる一般人の避難を行いました。避難が完了次第宣戦布告に移るようです。』
フェン王国沿岸
ここでは前回援護の邪魔を行っていた皇国人を強制的に拿捕したためガハラの即応部隊がフェンに揚陸しやすくなったのだそしてガハラ神国を避けてやってきたワイバーンロード部隊を対空戦車であるジコイを用い撃破していったのである。そして駆潜艇などの機銃掃射を受けある程度逃げていくと、沿岸部の棟梁を確保し突き進んでいったのだ。
「これよりフェン王国軍戦車隊と合流し、皇国軍と交戦をする!今から3時間後にはロウリア合衆国軍のマグマ機甲師団・歩兵大隊、タスクフォース1のペリレウ歩兵隊3師団と第2戦車連隊が上陸してくる!そのためにはゲリラ兵を少しでも殲滅しておかなければならない!諸君らの中には今回捕らわれた駐屯地の女性兵士に育てられた者もいるだろう!その恩を少しでも返すために、戦うのだ!」
「「「応!!」」」
「質問はないか?・・・・なさそうだな。作戦開始!!」
そう訓示を述べる即応部隊の司令官であるヨイチが、兵士に向け演説を述べる。そして演説を終える彼らは、戦車や装輪戦車、装甲車に乗り込み出発していったのである。一方のフェン王国軍は・・・。
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フェン王国 皇国占領エリア 午前7時56分
占領されたアマノキから離れた町では戦闘がすぐさま起きていた。前回の人民解放軍の独断の攻撃で戦闘が始まったからである。フェン王国にあらかじめ潜んでいた武器娘が砲撃をしながら一般人を守ったりしていたのだ。
99式戦克「くっ・・・。車両形態じゃキツイな・・・。」
10式戦車「そうですね・・・。武器娘形態になりましょう!」
二人の会話を聞いて疑問の表情を浮かべる兵士と一般人たち・・・。そして車両形態では視野が狭いので武器娘形態に移行する。その光景を見られる羽目になってしまうが犠牲を増やさないためにも移行したのだ。その様子を見た兵士と一般人は驚きを隠せなかった。
「な・・・巨大化した!?」
「戦車の部分が残っている!」
10式「正体ばらしちゃいましたね。」
99式「仕方あるまい・・・。だがこれで視野は広くなった・・・。気を締めろ!」
「そうだな・・・。前の戦争もそうだった・・・。行くぞ!」
「は・・・はい!」
拍子抜けを喰らうフェン王国兵に声をかけ、民間人を護衛する任務を続行させたのだ。一方その物陰から見ていたのは、対戦車ロケットを持った皇国兵である。彼女達に向けて発射をした。だがヒト型になったことにより視覚範囲が広がったのである。するとどうなるか。
BASSYUUUUUUUUUUN!!
99式「危ない!!」
10式「ひゃっ!」
99式戦車の掛け声で驚く彼女であったが、ロケット弾を片手でつかんだ後に上空に投げたのである。その様子に驚く皇国兵だった。その油断が戦場であだとなり、フェン王国兵に射殺されたのであった。その後もゲリラ戦に悩ませられる一行であったが、何とか占領エリアを抜け首都周辺の都市に着いたのだ。その後も、遅れたものの何とか逃げれた一般人を回収しに行ったのだ。その数分後にはフェン王国軍と合流したガハラ王国即応部隊がやってきたのだ。そして弾薬を補給し終えると進軍を開始したのだ・・・。だがここで予想もしなかったことが起きる。
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ニシノミヤコの隣接都市、シイノキ 同時刻
「やはり奴らと手を結ぶのは、不幸の象徴だったな!」
「えぇ・・・アケツチ殿・・・。」
二人の男が話す。とある町の城内には敵である皇国軍の兵士がいたのだ・・。シイノキ県の知事であるアケツチが皇国軍の兵士と結託をしたのだ。中には王国軍兵士も同調し、談笑していたのだ。
「ほう・・・!これは素晴らしい武器と機械で・・・。これで我が国はゲリラ戦を行えますな!ただ貴殿たちのプライドは・・・・。」
「ふっ・・・。どちらにせよこのことに不満を持っていた兵が便乗的に反乱したと後世に伝わるだけですよ。まぁあなた方がゲリラ戦を用いて、日本に牽制をするための目的で侵略してもらったおかげですよ。」
「そうですか・・・(馬鹿めが・・・!どちらにせよ我が国の支配下に置くことになるのだ!)。」
そう訳を語る、アケツチを内心馬鹿にする皇国軍将軍・・・。それを知らないフェン王国軍と連合軍は徐々にフェン王国に進軍し始めた。
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フェン王国 皇国軍支配空域 8時05分
BUUUUUUUUUUUUNN!!BOM!!
「畜生!畜生!!味方ばかり落ちやがる!」
『熱いぃ!熱いぃ!!』
「畜生!!援軍はまだか!!」
ここではワイバーンロードよりも高い高度で威力偵察を行っていたが、鹵獲された歩兵携帯式対空ミサイルを持った竜騎士や対空砲により撃墜されていったのだ。練度の低い兵士は全て落ちていき、一人だけになったのだ。すると轟音を上げながらやってきたのは、ロウリア合衆国空軍所属のマグマ戦闘機17號であった。性能はMig-17と同じであるが相手にとって不足のない期待であった。
『こちら合衆国空軍機!あとの偵察は我々が担う!貴殿の奮闘感謝する!撤退してくれ』
「感謝する・・・!こちらは撤退しつつ墜落機の救助申請を行う!」
突如現れた音速の物体に驚く皇国兵・・・。だが引かず奪った対空ミサイルや軽機銃を使い攻撃する・・・。のだが・・・・。
「стрельба!!」
BSYUUUUUUUUU!
「は・・・早い!早すぎ・・・BOM!!」
BABABABAB!!!
「ガッ!!ベッ!!」vasyavassya!!
「簡単すぎね!」
「隊長の貴女が油断したらいけないでしょ!」
「わーかってるて!さぁ!威力偵察を行うよ!」
hyugooooooooo!
その後も徹底的に皇国軍のワイバーンを倒していくのであった。そしてしばらくすると各国の空母と、先行してやってきた、空母いぶきから発艦したF-35Bや艦載機が制空権を握ろうとしたのだ。一方の地上波と言うと・・・。
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フェン王国 支配地域 8時20分
周囲には悲鳴が木霊していた。それは皇国軍が設置したトラップのせいであった。続々と砲弾を流用した地雷が歩兵を襲い、猟師の持っていた虎バサミ等の猟具に挟まれ、簡易的な圧力鍋爆弾により撃破されるのであった。
「被害が甚大すぎる・・・!建物内部の敵を倒していくのは危険か・・・。」
「しかし!基本テロなどの戦いでは建物の内部に敵がいないか確認しなければなりません!」
「合衆国軍のマグマ歩兵戦闘車か、駐屯地の歩兵戦闘車を待つしかないのか。」
そう話しているガハラ神国軍兵士。結果、物量で攻めるしかないと悟り、本国に増援を要請したのであった。そうしているうち沿岸部には合衆国軍の輸送艦からマグマ機甲師団とマグマ歩兵部隊、合衆国陸軍歩兵師団が揚がってきたのだ。機甲師団と護衛航空機の内容はと言うと。
マグマ混血児
重戦車1號1型4体 歩兵戦闘車2號6体 自走榴弾砲9体 自走噴式砲270號6体 戦闘ヘリコプター24號10体 マグマ攻撃機1號スカイレーダー8体
自動車歩兵、対戦車歩兵、偵察兵、狙撃兵の兵士を含め1000人。
人族・亜人部隊
MN10戦車7両、メニル自走ロケット砲3両、M06A1ヘビーダイムラー(重装甲化したタイプ)6両、M01A1チェリーシャーマン7両。P-01スペースコブラ12機、A-01デカルチャー20機、
歩兵2師団
と言うかなりの数であった。自走砲270號とスカイレーダーに関しては第二マグマ帝国により参加した義勇兵である。270號の外見は亀の頭部をなくしそこから女性の上半身を付けた姿かつ、甲羅にはロケット砲が載せてある。スカイレーダーは空賊の格好をした二又のヒレを持つセイレーンであった。
「上陸完了・・・。まさかこんな戦力になるなんて。」
そう語るのは合衆国に籍を移したマグマ歩兵・・・サーニャ・サトーであった。彼女はこの世界に籍を移し家庭を作っており、軍属も合衆国に移したのだ。そして異世界初の戦闘に駆り出され、実戦経験のないロウリア合衆国にしてはかなりの軍備で驚きを隠せなかったのだ。
揚陸を終えたマグマ歩兵とロウリア人部隊は戦車隊と装甲車などのMTBに分かれるように追従し、自走ロケット砲とマグマ自走榴弾砲部隊がいつでも掩護射撃ができるよう散開して準備をしていたのだ。
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駐屯地 空港 同時刻
KUIIIIIIIIIIIN!!
BARARARARARARARA!
赤樹「小型のミサイルか・・・。パッとしねーなぁ!」
「これで我慢して・・・。大量のワイバーンを打ち落とすことになりそうだから。」
エアンペル「この量はきついな。砲弾に爆弾・・・。」
上陸戦を行っているなか駐屯地の空港は慌ただしかった・・・。トーパ王国の大型輸送機に入っていく陸娘もいれば武装の多さや小ささに呆れた物もいた。だが今回は何をしでかすかわからない相手のため、長期戦が予想されたため、魔王戦の時よりもさらに弾薬の量を増やしたのだ。
白良「雷禰・・・駐屯地は任せた。お前が暫定司令官だ。死ぬことはないが念のためだ。代わりに頼む」
雷禰「ええ・・わかった。」
雷子「・・・もし姉妹の誰かが亡くなっても、いつも一緒よ。」
雷魅「お姉ちゃん。きっと帰ってくるからね!」
魅雷「・・・・・・帰っ・・・てぐる。お姉じゃん・・・」
雷禰を除くFH70姉妹が出陣のあいさつをする…。そして白良が自ら前線に赴き指示を出し代わりとなる暫定司令官として雷禰を指名し、もし何かあった際に司令官任命したのである。挨拶の中いつもはしゃべらない魅雷がたどたどしく聞くに堪えない声で、自分の姉に挨拶をしたのだ。だが雷禰にとっては妹の頑張りがわかり、抱き着いて分かれたのだ。
そして、大喰に乗っていく一行で。その後も輸送機に乗っていく兵士達。第一陣の時点での武器娘の人数はと言うと。
戦車、10式戦車(8tk)、90式戦車、M1A2、M1A2HIT、レオパルドA2、M48、K1A2、K2A2、チャレンジャー2、T-90S(ベトナム軍)、レオパルド2SG、96式主戦坦克、99式戦坦克、オリファントMk1B、16式機動戦闘車(8tk)、16式機動戦闘車(42rdr)、MMWT、T-64B1M、Strv-122、ルクレールAZUR、4式中戦車、五式中戦車、AMX-30B2ブレンヌス、アージュンMk.1。
自走砲
R-70(特殊なベルトにより改装型と改装2型に可能)、75式HSP、99式HSP、M270、M270(米軍仕様)、34式自走ロケット砲、89式自走高射砲、M42ダスター、M42ダスターベトナムプロ、ゲパルト自走対空砲。
歩兵戦闘車
89式装甲戦闘車、M2A2、バイオニクス戦闘車、FV510ウォーリア。
兵員輸送車
M116、高機動車、73式大型トラック、73式小型トラック、軽装甲機動車、96式装輪装甲車、M1114ハンヴィー、M998ハンヴィー、AGF サーバル、RG-33、ストライカー、K-17ブーメランク、ラーテル歩兵戦闘車、フレッチャ歩兵戦闘車
歩兵
駐屯地娘87人、兵士1700人
戦闘ヘリコプター
AH-1、AH-6、AH-64D、AH-1J、AH-1W、Mi-28、武直10型。
輸送機
UH‐1J:20機、UH-2:20機、CH-47J:8機、大喰。
航空機
F15JE 4機、パトリバード部隊、フロッガー部隊、B-52H、KCB-52、F-2、富嶽二型、
艦艇
護衛艦「あたご」「いせ」「かが」
強襲揚陸艦 高天原丸
以上の戦力であるが、ほぼ駐屯地の軍事力を動員しており、魔王戦同様に旧型かつゲリラ戦に対応していない陸娘などは駐屯地の防衛に回されたのであった。そして各々が揚陸艦や空母などに乗っていき駐屯地を去っていったのだ。
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フェン王国 首都アマノキ
駐屯地の地上ユニットがやってくるまで速くてもあと4時間はかかるというのを聞き焦りを覚える国王シハン・・・。そのうえ情報の伝達が遅いため、連絡の取れない妻と次女の心配をする。そして息子であるシテイも、テロリズムの戦いを言葉伝聞でしか聞いたことのないため、後々妃になるかもしれないマリアが死ぬかもしれないと思いつつ、父同様に母と次女の心配をしたのだ。
「国王!ようやく連絡がつながりました!どうやらお二人は敵に捕まりました!!」
シハン「何!?」
シテイ「ばかなっ!」
「駐屯地の高高度偵察機と衛星による情報とかけわせた上での、かなり精度の高い情報です!」
シハン「くっ!場所はどこだ!迅速に見つけるのだ!」
「場所に関しては洋服を買いにシイノキ当たりの街におり、おそらくそこから移動はされてないと思われます!」
シテイ「父上!特殊部隊を編成して救援すべきです!」
シハン「うむ!そうするしかあるまい!司令官!練度の高い兵を集めろ!近衛師団でもよい!」
「了解いたしました!こちら司令だ。特殊部隊を編成する!近衛師団でもいい!誰でも集めろ!王妃と王女を何としても救助しろ!!」
『了解いたしました!』
あわただしく動き始める司令部・・・。そして捕虜になったトツギとニナデを思い歯ぎしりを浮かべるシハン。そしてこの情報は同盟国にも伝えられ最優先項目になったのだ。一方の捕らわれた駐屯地娘は。
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フェン王国 ニシノミヤコ 市役所
ここでは解放軍兵士が行った攻撃で逃げた物の、再度拿捕された一般人や兵士・・・そして避難誘導中に捕まった相馬原、朝霞、駒門、宇治が手錠を付けられていた。
「へっへっへっ!司令官どうしますか。」
「何・・・脅しに使えばよい。しかし・・精強な軍隊を育てたとは思えないほどの幼顔だな。」
相馬原「くっ・・・気色悪いな!」
朝霞「一般人に手を出すのなら私に出しなさい!!」
「はっ!考えてやるよ!まぁ今はそんなときじゃないが!あっはっはっはっ!おらっ!」
ドゴォッ!!
宇治「あうっ!!!うぇぇ・・・・。」
身動きの取れない宇治に蹴りを入れる皇軍兵士。何とか吐かずに済んだのだが・・・。彼らの行動に顔をしかめる彼女達。別の場所では・・・・。
「死にたくない・・・!死にたくない!」
「体を差し出してもいいから・・!殺さないで・・・。」
大久保「やめなさいっ!!」
PAPAPPAPAPAPAPAN!
近隣の陸軍基地では銃声と悲鳴が木霊していた・・・。その虐殺の一方、片隅では逃げ遅れた一般人や女性兵士が凌辱されていたのである。周囲には銃声・・・女性の泣き叫ぶ声・・・・爆音・・・。この世のものとは思えない音を響かせていた。
だがこれは地獄の序章に過ぎないのだ。それを知らずに進軍していく同盟国とフェン王国軍。果たして彼らはこの地獄に耐えられるのか・・・?
次回予告
フェン王国にようやく上陸した駐屯地・・・。徐々に制空権を取り戻しつつあったものの陸上では凄惨な状況であった。彼らは火薬と血の匂いの香る戦場で何を感じたか?そしてレミールの策略は成功するのか?果たして日本とパーパルディア・・・果たしてどうなるのか。
次回第五十八話「フェン王国の戦い」