問題児だらけの駐屯地が召喚されたようです(絶望)   作:CARUR

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第七十四話「ヴィレショック作戦」

パーパルディア皇国 皇都エスシラント とある山間部の民家 同時刻

 

 連合軍による戦略爆撃により遠目から見える炎を観察しているのは、潜入した鯖江であった。彼女は無線機を取り出し自分の率いる戦略自衛隊と、連合軍の特殊部隊に作戦決行の合図を送る。

 

鯖江「始めるよ・・・。予定通りにね。」

 

ザザザッ!!

 

YAGR-3B「離陸開始!」

 

YAGR-3B(二号機)「離陸開始!!」

 

KYUIIIIIIIIIIIN!!

 

AH-64「戦闘ヘリ部隊出撃・・・!ハインド部隊は敵の強襲に注意をして行動を開始せよ!」

Mi-24「了解!ハインド隊、これより敵基地へ侵入を開始する!!」

 

BARARARARARARRA!!! HYUUUUUUUUUUUUUUUUUNN!!

 

 

 武器娘が徐々に車両形態に変形していき、徐々に離陸していく。同時刻でも国境沿いから侵入してきた連合軍の車両が展開し自走ロケット砲部隊と装輪戦車部隊が攻撃を開始し始めていた。彼らの狙った基地にでは軍用魔信を使い連絡していた男女がいた。

 

「あーテステス、こちら第5要塞守備隊のマイネちゃん?応答願います。」

『はいは~い。どうぞぉ~』

「よかったよかった・・・。取り合えず無事みたいだな。」

『うん、何とかねぇ~。それよりそっちの状況を教えて?』

 

「どうやらこの国は負けそうだな・・・。ここからでも見えるがもう工業地帯は壊滅状態だよ。それに敵は軍事基地まで攻めてきている。」

『そう~・・・。こりゃあもう駄目かもねぇ~。まぁいいさ、私はこっそりと逃げさせてもらうとするわ。あんた達も早く逃げるんだよ!』

「そうだな。いずれ俺たちは結婚するんだ。だから生き延び・・・」ザザッ!!

 

DODODODO!!DOGOOOOOOOONN!!!

 

そう仲睦まじい会話は連合軍による攻撃で遮られた。男の方はこの世から消えた。そして女は呆然と立ち尽くして呟く。

 

「えっ・・・?うそ・・・。そんな・・・。あっけなさすぎるよ。こんな終わり方ってないよ・・・。爆発音が鳴って・・・いや・・・。ああ・・・。嫌アァァァァァァ!!!!」

 

「どうした?マイネ!!」

 

「別の基地と連絡を取っている際に蛮族の攻撃にあってしまったみたいです・・・。彼は死んだ・・・。私を置いて先に逝ってしまった・・・。」

「マイネ・・・?おいお前!どこに行く?待て!待つんだ!!」

 

彼女は説明を終えると基地の外に向かって行く。だがその行動が自分自身の命を救ったのである。

 

HYUUUUUUUUNN・・・・DODODODODODODO!

 

「きゃあっ!!」

 

 基地からある程度さるとロケット弾による砲撃が彼女を襲った。しかし運よく直撃は免れる。だが爆風によって彼女は吹き飛ばされてしまい地面に叩きつけられる。

 

「あ・・・あああっ・・・もうこの国は・・負ける・・・。ごめんなさい、貴方・・・。」

 

ドサッ・・・ 彼女の意識はそこで途絶えた。

 

 

_________________________________

 

パーパルディア皇国 皇国軍総司令部 

 

 皇国軍総司令部は連合軍の攻撃による、工業都市爆撃や軍事基地への襲撃により混乱に陥っていた。アルデの部下である総司令官直属参謀のメオは必死に情報を集めていた。彼のいる場所では情報が次々飛び交っていた。

「現在、敵は北より侵攻中!我が軍のリントヴルム師団が応戦中!」

 

メオ「敵軍の規模は?」

「詳細は不明、ああっ・・・!通信が切れました!!どうやら敗走の模様!」

メオ「なんだと!?」

 

「南方面の都市ベロスでは敵の攻撃が激しく、味方の損害多数とのこと!」

メオ「くそっ!!このままでは我が国は滅びてしまうぞ!!なんとしても敵の侵攻を食い止めなければ・・・。」

「報告します!西方面にて敵の大規模攻勢が開始されている模様!!」

 

メオ「くっ!(敵は飛行機械を用いて同時に多方面から攻撃を仕掛けてきている。この短期間でこれ程の兵力を集めるとは・・・。敵の数はどれ程だ?)」

 

 彼は苦悩しながら何としても亡国の危機を乗り越えようとしていた。だがそれは無意味であった。一方の鯖江の率いる特殊部隊は二手に分かれステルススーツを用いて皇国軍総司令部基地と皇国研究所の敷地に潜入すると、兵士たちは制圧を始める・・・・・・。

 

出浦「狙撃部隊に次ぐ・・・基地内の監視塔の兵士を優先的に排除せよ。」

 

『了解』PI!

 

『こちらコンバ。研究所の監視塔と警備員を無力化。施設内に侵入開始』

 

今回総司令部基地と研究所の制圧に召集された兵士の数と戦力は以下となる。

 

戦略自衛隊230人(うち駐屯地娘は、鯖江、春日井、守山、仙台、対馬)

 

タクティカル・コマンドー(ジョージアナ率いる米軍部隊)30人

タクティカル・SAS15人(マリア・K率いるイギリス軍部隊)

タクティカル・ネイビーシールズ 10人

TEAMΩ Dirty・DEVGRU  4人

ロシア連邦軍 チームϡ

人民解放軍「南京鬼子」連隊30人(宴・湖州率いる部隊)

 

台湾軍特殊部隊「黒豹」部隊40人

 

クワ・トイネ特殊部隊「モンサルト」10人

 

ロウリア軍クワイエット・ミッション(静寂の暗殺者)部隊20人

 

クイラ軍特殊部隊「コンドル」5人

 

その他6人から40人単位の各国特殊部隊合計1200人以上

 

 

 と言う過剰戦力であった・・・・。一方それを知らない総司令部基地の入り口では警備兵が怯えながら立っていた。彼らは魔信で司令部に定期連絡するのであったが・・・。背後から忍び寄る影があった。

 

「こちら・・・警b・・・」

 

ZASYU!!

 

「うううっ・・・・!」

 

 背後から口をふさがれ特作群隊員に喉元を切りつけられた兵士は声を上げる間もなく息絶えた。ここから地獄は始まりを告げる・・・。定時連絡に反応しない通信を見つけた南側の警備兵は魔信を用いて呼びかけるが・・・。

 

 

「こちら・・・警衛隊!応答しろ!!」

 

「どうした?」

「入口の警備が反応しないようです。」

 

BASYUUUUUUUUUUUN!BOM!!

 

 異常に気付いた彼ら出会ったが連合軍の兵士の放った対戦車ロケット弾によって爆散した。爆風に気付いた職員が建物中に敵が襲来したことを知らせるが、もう遅かった。徐々に包囲網は狭まっていく・・・。そして遂に制圧が始まった。地下にある総司令部室では、矢継ぎ早に報告が上がっていた。

 

(参考BGM~The End of Evangelion track 02真夏の夜の終演~)

 

「北側から敵の進行を確認!!」「西側から敵接近!!」

「南側から敵が押し寄せています!!」

「研究所からも連絡が・・・!研究所も襲撃を受けています!」

メオ「クソッ!!!まさかここまでやるとは・・・。」

 

その一方で上の階では凄惨なほどの虐殺が始まっていた。

 

「ぎゃあああ!」「助けてくれえええ!」「逃げろおおお!」

 

鯖江「総員一人たりとも逃すな。」

 

DADADADADA!!

 

「ぐわああっ・・・!」

「ぎゃぁっ・・・」

「やめ・・・やめて・・・くれ・・・。」

 

 彼女の持つH&KG11からは5.56mm弾が吐き出され、皇国兵の命を奪っていく・・・。その後も続々と特殊作戦群やクワ・トイネ特殊部隊、ロウリア軍の兵士が投入されていく。ある者は銃殺され、またある物は銃剣突撃を仕掛けたが、クワ・トイネ特殊部隊により返り討ちに遭った。

 

BAN!!BANBAN!!

「リロード!援護を頼む」

 

「了解した」

 

PAPAPAPAN!!

 

 

 兵士が9㎜拳銃のリロードを行う一方、12㎜コイルテーザーガンを持った兵士が射撃を開始し、皇国兵の頭を吹き飛ばしていく。皇国職員が護身用の銃で反撃するが、銃弾は防弾チョッキにはじかれ、逆に射殺されるか、格闘戦の末、首を折られて絶命する。そして狭い通路に対戦車ロケット弾を発射され皇国兵にとって、もはや絶望しか残っていなかった・・・。

 その頃、研究所では凄惨な虐殺が行われていた。韓国軍の薬物強化兵士「兎部隊」による蹂躙である。彼らは施設内を駆け回り、抵抗する者は皆殺しにした。中には自分を優しく接してくれたサンレアを拉致した、皇国人に復讐するために敵の顔を執拗に殴る者もいた。

 

 

「ガッ!!ガァアアッ・・・!!」

「助けてく・・・ガッ!!」

 

ゴキィッ!!

 

「ひぃいいい・・・。」

「この野郎ぉおおお!!!」

 

がしぃっ!!!

 

「ぎがねぇよ!ザンレアざんをがえぜ!!」

 

 研究員が防護用の短剣を用いて兎部隊の少年兵を殺そうとするが、彼は濁点交じりで叫びながら腕ごと首を掴み、そのまま捻り潰した。その後も研究所の職員が次々と殺されていった。一方の陸軍基地総司令部の方でも同様に制圧作戦が行われ、既に半数以上の兵が死んでいた。

 

DADADDADA!

 

 

「ううっ・・・何としても・・・!治してあげるからね・・・!」

 

 女性職員がすでに息絶えた彼氏らしき人物を泣きながら引っ張っていたが、曲がり角から現れたM2重機関銃を持っていた春日井と遭遇してしまう・・・。

 

「ひっ!?」

春日井「仲間の仇だ。死んでもらう。」

 

BABABABABA!!!!

 

「ぎゃあっ・・・!」

 

 

 女性の胸と腹に12.7mm弾が命中し、女性は即死した。他の兵士は司令部内に巡り張らされた通信施設を小銃やコイルテーザーガンを用いて破壊し始めた。

 

DADADADADA!!

 

「魔信用の通信手段を優先的に切断!」

「敵が来ます!応戦をお願いします!!」

「了解!我々は破壊を優先する。」

 

「わかりました!後はお任せください!」

 

 兵士の一人がそう言うと、テーザーガンを用いて通信ケーブルを切断し始めた。一方、魔信を破壊されたことで司令部は大混乱に陥った。だが上の方では悲惨な虐殺が繰り広げられていた。部屋に立てこもる皇国人職員であったが閉所に、敵がいるのを確認すると連合軍の兵士はそこに火炎放射器を向け、一気に焼き払った。

 

「ギャァアアーッ!!」

「熱い!熱い!!」

「いやああ!!」

「やめろ!!やめて・・・」

 

 一方の戦闘ヘリコプターと強襲ヘリコプター部隊は新たに特殊部隊の隊員を下ろすと、建物の上層部にいる皇国職員を窓ガラス越しから、機銃掃射を浴びせ殺害した。

 

「ぎゃあああ!」

「やめてくれぇえ!!」

「助けてくれ!!死にたくない!!」

「クソッ!!化け物どもが・・・!俺達が何をしたというんだ?」

 

 

「地下施設に連絡しろ!!せめてメオ参謀長だけでも逃すんだ!我々が時間を稼ぐ!」

 

 皇国兵は悲鳴を上げ、地下の総司令部に連絡を入れたが、連合軍の兵士により射殺された。そして彼らの乗ってきた戦闘ヘリと強襲ヘリは、建物の上層部を破壊し終わると研究所の方に向かって行き攻撃を開始した。一方地下司令施設では皇国軍の通信兵が報告する。

 

「駄目です!!侵入を食い止められません!!それに敵がどんどん増えています!!地上の味方も全滅しました!至急指示を・・・」

メオ「馬鹿な・・・。我が軍は最強ではないのか?なぜこんなことになるのだ・・・」

「参謀閣下!ご決断を!」

メオ「仕方あるまい!!こうなれば上部にいる職員全員に避難をさせるしかない!総員退避準備だ!それと各部隊にも連絡せよ!」

 

 

「駄目です!!通信が切られました!!恐らく敵に破壊されてしまったのでしょう!」

メオ「くっこうなったら各自応戦しつつ逃げるぞ!!」

 

「参謀閣下は地下通路からお逃げください!おい!誰か参謀閣下をお連れしろ!」

 

メオ「やむを得ない時は降伏しろよ。」

「はっ!!」

 

 

 皇国兵たちは必死に抵抗したが、多勢に無勢であった。後は司令部にいる者達だけであった。かれらの武器はガリン銃とマスケット銃・・・後はテーブルとイスといったところだった・・・。

その頃、連合軍側は順調に作戦を進めていた。研究所の制圧が完了すると、近隣から通報を受け皇国兵がやってくるが、連合軍の兵士は容赦なく銃撃を加え、彼らを射殺した。

 

 

 

_______________________________

皇国軍総司令部地下司令部屋

 

「しっかし。結局チュウトンチとやらの蛮族の集団は敵に回してはいけないということがよくわかりましたな。」

「ああ、まったくだ。まさかこれほどの戦力を保有しているなんて・・・。」

「まさかと思うんですが、なぜチュウトンチ側が戦力を見せつけたにもかかわらず、この国は戦争を始めたのでしょうか?皇帝陛下が決断するにしても早すぎる気がします。」

「確かにそうだな。もしかしたら誰か黒幕がいるかもしれない・・・。あり得るかも・・・。」

 

その時、突如として爆発音が鳴り響き、司令部内が激しく揺れる。司令部の入り口からはマグマ歩兵・・・それも敵に恐怖心を植え付けさせながら殺害するため、あえてダメージを負ったマグマ歩兵が、扉をC4で破壊すると現れだし、連合軍の兵士が敵を狙い始める。

 

DOOOONN!!

「GO!GO!!」

 

BABABABABAN!!

 

「くそっ!あれが例のキュルギュルとかいう化け物か!!」

「総員!攻撃を開始せよ!」

 

 C4で爆破された入り口から現れる大量のマグマ歩兵。彼らの背後からは駐屯地娘がコイルテーザーガンとライオットシールドを構えて突撃してくる。そして彼らの持つ銃火器から発射される弾丸、手榴弾、が皇国兵をなぎ倒していく。部屋には跳弾音と炸裂音が響く。とある皇国兵が怯える女性職員に銃を渡す。

 

「ほら!君も戦うんだ!」

「うっ・・・!ああっ・・・!こわいよぉ・・・」

「訓練で習っただろう!?さぁ!早く!」

 

PYUUUN!!!

 

「「うわっ!」」

 

 

「馬鹿!!撃たなきゃ殺されるぞ!」

 

銃を持たず机に伏せ震える女性職員を近くにいた兵士が銃を持たせ、引き金を引くよう言うが、彼女の手は震えていた。跳弾音と炸裂音が響いている中、彼らは応戦するが、次第に追い詰められていく・・・。一方研究所も完全に掌握され、4人の研究者だけが生き残り拘束されていた。

 

「くっ!何なんだ貴様らは!!」

「我々は駐屯地の特殊作戦群の者だ。お前たちを捕虜とする!」

「ふざけるな!なぜ我が軍が負けなければならぬのだ!こんなことあり得ない!」

「黙らせろみねうちでな。」

「了解!」

 

研究員たちは気絶させられ、そのまま縄できつく縛られ床に転がされる。そして輸送型のYAGR‐3Bにが研究所の資料と学者を輸送していった。一方総司令部の方では攻防が続いていた。

________________________________________

総司令部地下施設

 

PAPAPAPPAPAN!!

 

DADADADADADADA!!

 

 

「まずいな!撃ち負けるぞ!どうすればいい!?」

「しらねぇよ!とりあえず参謀殿が逃げれるように援護しろ!!」

 

皇国兵たちは必死に抵抗するが、数の暴力には勝てず、次々と倒れていった。部屋の後部にいる二人の職員は戦いながら話す。

 

「畜生!あいつら容赦がないな!」

 

「ああ・・。だがあれより強い攻撃をされたらこの施設は崩壊するぞ。」

「くそっ!なんとかならないのか!」

「もうだめだ・・・。おしまいだ・・・」

 

 そう話していると総司令部に手榴弾が大量に投げ込まれ、大爆発を起こす。その衝撃により、机が吹き飛び周囲の皇国員職員は壁に叩きつけられ、絶命した。

 

「ほら!言わんこっちゃない・・・。おいどうする?このままじゃ死ぬぞ・・・?」

「奴ら加減ってものを知らないみたいだな・・・。」

 

 2人は参謀が護衛を連れて入っていった隠し扉に入り逃げたのであった。一方そのころ、地上でも激戦が繰り広げられていた。一部の皇国兵は何とか生き延び攻撃をしていたが、すぐさま射殺されるか特作群に入った勝田によるスコップ攻撃により殺されていくのであった。

 

勝田「ヤクザから学んだスコップ捌きをとくと見やがれ!!」

 

バキィッ!!ザシュン!!

「な・・・なんで地面を掘る道具で人が殺せ・・・・・ドブァ!!」

 

 彼女の使っているスコップはスペズナズナイフの様に飛び出す仕組みになっており、爆薬で時速20㎞ほどで飛び出した刃が敵兵の体を貫き、寸断する。そして先端を交換すると倒れた敵の頭をめがけ、容赦なく振り下ろし殺す。

 

「くっ・・・!撤退だ・・・!」

勝田「逃すわけないだろう・・・!」

 

バシュン!!

 

 逃げる皇国軍の背中にショベルを向け、彼女は無慈悲にも引き金を引き、射殺していく。一方の春日井や岐阜も装甲車に乗せるレールガンを片手撃ちしながら、敵兵を射殺する。その様子はもはや虐殺といっても過言ではない光景だった。だが不幸にも騒ぎを聞きつけた皇国人が基地の施設内にも入ってしまう・・。すると連合軍の兵士は・・・・。

 

春日井「基地に入ったら軍人とみなすっていう宣伝ビラを見てなかったのかよ?」

岐阜「じゃぁ・・・殺すしかないっす。」

 

 そういうと2人は皇国人に銃口を向け、引き金を引いた。すると他の兵士達も彼らに続き、次々に射殺していく。そしてヘリコプター部隊も便乗し、機銃掃射を敵兵に加える。一方皇国軍司令部では最早陥落寸前であり、あとからやってきた北軍リクヤにより血だらけにされた会議室にて、生き残った司令部要員は全員拘束され、尋問を受けていた。

 

リクヤ「さぁ・・・お前らの知っていることを全て吐いてもらおうか・・・。」

「ふっ・・・誰が言うものか・・・」

リクヤ「ならば仕方ないな。」

 

ザシュン!!

 

「ぐぁああ!!」

 

「ひぃっ!!」

 

リクヤ「次はどこを切り落とされるかな・・・?」

 

 彼女はそう言いながら刀を振り上げる。その様子を見た司令部の人間は恐怖で震えだす。彼らは今までの作戦を洗いざらい話すのであった。それを聞いたリクヤは満足げな表情を浮かべると、生き残った6人のうち2人の首を斬り落とし、残り4人を拘束して放置したのだ。そしてリクヤは逃げたメオを拿捕をするために、隠し通路に足を踏み入れるのであった。一方その頃研究所付近では・・・。

 

_____________________________________________

皇国軍 研究所付近

 

 ここでは兎部隊が外に出て皇国人を無差別に殺害していた。彼らは掃討作戦でほとんど弾を使い切っているため銃を使わず、短剣と死んだ皇国兵の骨(先端を尖らせている)、木片等で殺し、研究所の周辺の街は彼らの死体で埋め尽くされていた。中には暴走を止めようとする連合軍兵士もいたが、暴走停止装置が反応しないほど兎部隊は怒り狂っていたのだ。

 

「グルァァァァァ!!!ウゥーッ!」

「い・・・嫌・・・ブァッ!!」グシャァッ!!!

 

「ひぃぃ!!首をへし折って・・・ゴフッ!」

 

 獣の様な呻き声を上げた兎部隊の少年は近くにいた女性の頭を掴み、首をへし折れるとも脊髄事叩き折り、即死させる。そして彼の体は返り血で真っ赤に染まり、まるで赤いコートを着ている様に見えた。他の少年兵も化け物の様に建物の壁を駆け上がり、上から奇襲を仕掛け、次々と皇国兵と一般人を惨殺する。

 

「ぎゃあぁ!!助けてくれぇ!!」

「くそぉ!!こいつら何なんだよ!!」

「撃っても死なないだなんてありえねぇ!!」

「おい!あいつを狙・・・!!」

 

ブシャァァァ!!

 

 

 後のこの虐殺された道を「死の道」と呼ばれるようになったのであった。似たような惨殺は皇国軍総司令部基地周辺でも行われていた・・・。質が悪いのは、連合軍の戦略爆撃機隊を護衛していた戦闘機や攻撃機がそれを支援するかの如く虐殺を行い、もはや戦争ではなく、一方的な殺戮が繰り広げられる地獄絵図と化してしまった。

 

九十七式中戦車(AMTRS)「燃料タンクを守ってくれ・・・。」

 

「了解です。」

 

六十七式中戦車(AMTRS)「3・・2・・1!放射ぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

 彼女は車両形態の状態で勢いよく火炎放射機に換装した主砲から民家に向け火を噴くと一般人が燃え上がる。その後すぐに随伴していた連合軍兵士が皇国民に向け発砲する。

 

PAPAPAPAPAN!!

 

「うっ・・・!」ドサッ!

 

「お母さん・・死んじゃった・・・。」

「ちくしょう・・・!!」

「誰か助けてよ・・・。」

 

 皇国軍の兵士も民間人も区別なく、ただの虐殺に近かった。そんな光景を遠くで見ていたとある老人は戦後、こう語る。「皇国はとんでもない国に喧嘩を売ってしまった。」と・・・。




次回予告
空襲と総司令部強襲が起きたことによりパニックになる皇国民・・・。

次回第七十五話「恐怖」
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