問題児だらけの駐屯地が召喚されたようです(絶望) 作:CARUR
アルタラス社会主義共和国(旧アルタラス王国)中央歴1641年9月10日
ここでは新たに王女・・・いや第一書記となったルミエスが、書類の山を淡々と処理していた。そして妹のルミノも軍の報告をまとめている。この国は今まさに社会主義を掲げながらも、王制を持つ変わった国になっていた。
ルミエス「くぅ~~~。ああ・・・。どうせなら王制無くして社会主義にすればよかったですわね」
ルミノ「亡くなった父上が聞いたらどうでしょうね・・・。そもそもその社会主義を国中に広めたいならまず王制側の人間が総書記になるのはおかしいのでは無いですか?」
ルミエス「それもそうだけど・・・。私が王制廃止しようとしたら反対してきたのはルミノでしょ?だからこうやって仕方なく書記長になってあげてるんじゃない!」
ルミノ「仕方ないですよ。そもそも国民の皆様がお姉さまの統治を望んだんですから・・・。それに私は政治主義関係なくお父様の遺志を継ぐだけですし・・・」
なぜアルタラスは王制を持ちつつも社会主義(と言っても日本型社会主義に近い)を掲げているかと言うと、戦後ルミエスは「これからは王制の時代はいずれ終わる!王女である私が王制を廃止し一般人として生きて行きますわ!!」と言い放ったが、国民は国家の象徴かつ国民の娘のような存在である王女にそんな事を望んでおらず、むしろルミノ同様にルミエスには国王を継いでもらいたかった。そこで、国民の意見を聞き入れて、姉妹が総書記となり。さらに憲法に今後よほどのこと(王室が断絶)がない限りは王制を廃止しないという憲法を改正したのだ。そのため、現在はルミエスが最高指導者であり、そしてルミノが第二書記と国防省長を兼任している。
アルタラス王国は今後、国防経済援助会議・・・『Defense Economic Mutual Aid Council』通称DEMACONの主導国となり、第8.51インターナショナルを掲げた国々と協力し合う路線を結びつつ、他国との関係を深めて行く方針となっている。今現在は同盟国により復興の支援がなされ復興しつつある。そして亡命中にルミエスが菓子を食べたことがきっかけで、甘党になってしまったため、現在お菓子の開発にも力を入れており、後に甘食大国と呼ばれるのであった。
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パンドーラ社会主義共和国 総統府
ここではドイツFH70・・・シュタインヴァ・ドンナーが総統としての仕事をしていた。彼女はこの国の魔法の技術力を生かし、そこに科学技術を合わせた兵器を開発することを命じていた。その結果魔法を使った半導体が開発に成功したり。副作用の問題が少ない抗がん剤が開発されたりと、この国はどんどん発展していっていた。また、彼女の政策により男女平等社会が築かれつつあり、男性よりも女性の方が出世しやすい傾向にあった。
しかし、そんな彼女もここ最近は悩んでいた。それは・・・。
シュタインヴァ「うーむ・・・どうも女性の社会進出を行ったら女性同士のいじめ問題が発生するなぁ・・・。やっぱり男性の方にもっと頑張ってもらうしかないのか・・・」
実は、この国でも女性が活躍できる場を作ろうとしたのだが、女性が活躍するとどうしても同性ばかりになる・・・。しかも男性は共感性がない分、周りに同調し物事を簡単に進めるが、女性は共感性がある分周りの空気に流されやすくなったり、女性同士のプライドのぶつかり合い等が発生してしまうのだ。これがもし男性であればすぐに解決する話だが、残念ながら女性は共感性があるもの同士なのでなかなか解決しないのだった。法律では陰湿ないじめをした女性兵士は他国の風俗に売り飛ばすという法律を作ったが、むしろ軍は問題なかったが問題は民間の方である。
シュタインヴァ「一般の女性を風俗に売り飛ばすのはいくら何でも国家としての問題だ・・・。う~む・・・女性を男性脳の人間にする薬とか作れないか?いや・・・それではやり口がナチスだ・・・。果てさて・・どうしたものか・・・」
そう考えるのであった。さてパンドーラ社会主義共和国は社会主義を掲げているが厳密には社会民主主義に近い体制を取っている。軍事力に関しては陸軍・海軍・空軍と分けて編成されている。最近ではDEMACON参加国に対し兵器の輸出を行っていて、その上マギカライヒ共同体と同盟を結びインフラ整備だけではなく、兵器や自動車の輸出を行っている。シュタインヴァは悩みながらも国家運営をしていくのであった。
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カルズ開発主義共和国(旧クーズ王国)
ここでは初代大統領のハキが忙しそうに執務をこなしていた。彼はまず農業改革に力を入れていた。これは国民の食糧事情を改善するために行っていたことだった。そのためにクワ・トイネや第二マグマ帝国から肥料を輸入したり、品種改良を行ったりして、効率の良い農法を開発していった。これにより、作物が良く育つようになり、国民の生活水準は上がっていった。また、彼の方針により教育にも力を入れており、小学校から模擬的な選挙や政治を題材にしたディベートを行い、子供たちの政治への関心を高めさせた。そのせいか、政治家志望者が急増した。
ハキ「ふう・・・。まさかこんなに政治に関心を持つ人が増えるとは思わなかった・・・。やはり教育の成果が出ているようだ」
「ええハキ同志。おかげさまで我が国の教育レベルも上がりました。」
ハキ「うむ・・・。最近じゃ皇国人の慰者にされていたクーズ王国の末裔であらされるダスティア様も勉学に励んでいるな・・・。まぁまさかAV女優になられてしまったのは予想外だったが・・・」
「あははは・・・」
ここでダスティアの説明をしよう・・・。彼女はクーズ王国の王族の血を受け継ぐ・・・と言っても途中で皇国人やクーズ王国一般人の血を受け継いでいるが、そんな彼女は連合国とパーパルディア皇国の戦争が始まる前は、風俗嬢の様に働かされ。その後、連合軍の支援と訓練を受けたハキ達率いる革命軍により救出された。しかし、彼女の体と知能は汚れてしまっていたため、元の生活に戻ることはできなかった。そこで、勉学を学ばせるために勉学を教え最終的には一般教養を身に着けたが、結局幼いころから性の知識を教え込まれたためか、自分の意志でAV女優の道を歩んだのであった。なお一度カルズ国民の女性に「なぜAV女優になったのですか?」と質問したら「だって気持ちいいしお金もらえるし、それに私って可愛いから皆が褒めてくれるんだよ!」と返ってきたそうだ。
ハキ「ふぅ・・・。しかし、我が祖国は今や新興国だからな・・・。今はとにかく国力を付けなければ・・・」
「はい、ハキ同志」
そして、今日も彼らは国家の繁栄のために働くのであった。
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リーム王国
この国は第三文明圏ではだいぶ珍しい立憲君主制をとっている国であり、そして資本主義と民主制をうまく融合している国でもある。そしてこの国は現在、パソコンを使うことにはまった国王バンクスにより急速的なIT国家に変貌を遂げつつあった。そして、国民もパソコンを使いこなしているのだった。バンクスは「我が国民よ!駐屯地やその同盟国を見習えば素晴らしい国になるぞ!!」と言い放った。だがそれを気に食わない人物がいた・・。リーム王国直轄軍将軍のリバルであった・・・。彼はパーパルディア皇国との戦争の後に駐屯地に対し、「我が国も革命軍の育成や資金提供したのだからパーパルディア皇国の土地を差しだすべきです!」とリーム王国と連合国に働きかけていたが、残念ながらこの意見は聞き入れられなかった。そのため彼は不満を持っていた。
リバル「気に食わないですねぇ・・・。とくに駐屯地!あいつらはいつも上から目線で!なにが急速的な政治の整備はしませんですか!平気で奴隷禁止だとか言ってきますし・・・。本当に腹が立ちますね・・・」
「そうですな!なんならそれを聞き入れる国王も国王だ!娘を駐屯地の兵士に婚約を許可させるとかありえない!将軍クラスならまだしも寄りにも寄って士官以下が許すなど・・・」
リバル「まったくですよ・・・。しかし近年アガルタ法国の見つけた転移国家があるそうじゃないですか・・・。なんでも異世界の国だそうで」
「ええ、その通りです。確かまだ交流していないみたいなんですが・・・。たしかジェット機を大量生産しておりクワ・トイネ海軍よりも海軍力があるとか・・・」
リバル「うーむ・・・。もし我が国が例の国と国交を結んだら・・・」
「ええ、我々が世界を支配する日が来るかもしれませぬ」
リバル「ふっ・・・。楽しみですね・・・」
「ええ・・・」
そう言い残して二人は去っていくのであった。そのような不満を気付かずにバンクスは娘に「早く孫が見たい」と現を抜かしていたのであった。娘のドランブル姫は「もう!お父様!」と怒りながらもまんざらでもない様子であった。
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マール王国
ここでは駐屯地の支援を受け、農業改革が進められていた。それはクワ・トイネ共和国の農家から農業指導を受け、農地改革を進めた結果、生産性が上がり、農業技術が向上していった。その結果、収穫量が大幅に増加した。また、工業に関しても駐屯地やロウリア合衆国から輸入し、さらにクワ・トイネからの技術提供により、新たな製品が作られていった。そして、これらの輸出により、国内は潤っていった。また、商人ギルドとの協定により関税や通貨の統一、さらには様々な情報交換が行われ、より一層の発展を遂げていた。その国の王であるヒデルは書く省庁からくる書類に最終確認の印鑑を押していた。
ヒデル「ふぅ・・・。ようやく一段落ついたな・」
「ええ、ヒデル王様」
ヒデル「さて・・・。今日は久しぶりに妻と息子と一緒に夕食でも食べに行くかな」
「いいですなぁ。今回は寿司ですか?それとも天ぷら?」
ヒデル「そうだな・・・。たまには和食のファーストフード店にお忍びで行くのもいいかもな。時には国民の生活を見てみるのも良いだろう」
「おお!良い考えですな!」
ヒデル「ああ・・・。そうと決まれば片付けと護衛を頼む準備をしないとな。」
「わかりました!」
こうして、彼は家族と食事をするために仕事を終わらせるために頑張るのであった。そして、夜になり彼は妻や息子の待つレストランへと向かっていた。第三文明圏と準第三文明圏は順当に発展していったのである。
次回予告
駐屯地が視察できない代わりに、同盟国のロウリア合衆国に視察に向かう神聖ミリシアルの外交官フィアームとその配下の者達・・・・。彼らの目に映ったのはいったいどのような景色であるか?
次回第九十話「神聖ミリシアル視察」