ガールズ&パンツァー ~捨てられた男の娘~   作:ニキ・ラウダ

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色々ご指摘頂いた点に関してですが・・・申し訳ございません。これが今出せる私の限界です。

日々頑張って参ります。


誹謗中傷等はお薦めしません。自分が惨めになるだけです。


では・・・ゆっくりしていってね♪


第8話 二木家からの招待状とお見舞い

みほ達を乗せたラウダ航空のヘリは、病院の最寄りのビルのヘリポートに着陸し、セナは麻子と沙織に早く降りてお婆ちゃんの元へ急ぐように促す。

 

「麻子さん!沙織さん!お婆様の元へ行ってください!」

「うん」

 

麻子はセナに頷き、沙織はセナの父親にお礼を言う。

 

「ありがとうございました!」

「お礼は要らない。早くその娘のお婆ちゃんの所へ行ってあげなさい。」

 

2人はお礼を言った後、病院へ向かった。ラウダは麻子と沙織を降ろした後、しばらくセナの友人であるみほ達と話をする事にした。ラウダはヘルメットを脱いだ、彼の容姿は髪は少し癖っ毛があり、目元は堀が深く目の色は水色でハンサムという言葉が似合うような外見だった。

 

「いつも娘が世話になってるな。確か・・・西住みほさんと五十鈴華さんと秋山優花里さんだったかな?」

 

みほは、自分達の名前を知られていた事に驚いた。

 

「はい・・・どうして私達の名前を?」

「セナから君たちの事は聞いている。数少ない友人が出来たー!とね」

 

ラウダは笑いながらセナを見た。

 

「お父様!それは言わないでぇー!」

 

セナは顔を真っ赤にしながら、ラウダの身体をポカポカ叩いている。

 

「セナさんのお父さんはラウダ航空のパイロット何ですか?」

「まぁそんな所だ」

 

優花里の質問をラウダは言葉を濁しながら返答をした。

ラウダがセナを見ると、自分の事を打ち明けようか悩んでいた為、ある事を考えた。

 

「そうだ。皆が良ければ是非家に遊びに来てくれ。」

「お父様!?」

 

その言葉を聞いたセナは目を見開いてビックリしている。下手したら自分の性別までバレる恐れがあるからだ

 

「いいじゃないか。母さんもセナの友人に会いたいと言っていた。更に絆を深め合う良い機会になるだろう。皆どうかな?」

 

ラウダはみほ 華 優花里に返答を求めた。するとみほ達はウキウキしながら喜んだ。

 

「セナさんの家!?行ってみたい!」

「是非お邪魔させてください」

「セナ殿のお家ですか!是非!」

 

皆の反応を見たセナは覚悟を決め、家に招待する事にした。

 

「家には何もありませんが、出来る限りのおもてなしをさせて頂きますので、是非いらしてください」クスッ

「外が暗くなってきたな。家の近くまで送ろう。」

 

ラウダ航空のヘリはみほ達を乗せ、家の近くのヘリポートへ着陸し、セナ達はヘリから降りた。

 

「では都合の良い日を連絡してくれ。準備しておこう。」

 

ラウダはセナに日程が決まったら連絡してくれと言った後、ヘリで星の彼方へと飛び立って行った。数日後セナ達は花束を持って、麻子のお婆ちゃんの元へお見舞いに行くことにした。セナの服装は、さくらんぼの模様が沢山入った真っ白のワンピースを着ている。そして病室の前に着くと、怒鳴り声が聞こえてきた。

 

「もういいから帰りな!いつまでも病人扱いするんじゃないよ!私の事はいいから学校に行きな!遅刻なんかしたら許さないよ!?なんだいその顔は!人の話ちゃんと聞いているのかい!?全くお前は!返答も愛想も無さ過ぎなんだよっ!」

「そんなに怒ったら血圧上がるから・・・」

 

病室から怒鳴り声が聞こえた為、優花里は恐がっていた。

 

「帰ります?」

 

優花里は帰ろうと提案するが

 

「いえ!折角来たんですから!ここは突撃です!」

「パンツのアホー♪」

 

セナと華は行く気満々だ。

 

「五十鈴殿とセナ殿って結構肝座ってますよね・・・」

「あはは・・・」

 

優花里の言葉に対してみほは苦笑いしている。そして、平然とした顔でセナが扉を開けた。

 

「失礼しまーす。」

 

病室に入ると沙織が出迎えた。

 

「あっ!セナちゃん!華にみぽりんにゆかりんも!入って!入って!」

 

沙織がセナ達を病室に入れると、麻子のおばあちゃんは険しい顔をした。

 

「なんだい!?あんた達!?」

「戦車道を一緒にやっている友達・・・」

「戦車道!?あんたがかい?」

「うん」

 

セナ達は麻子のお婆ちゃんに自己紹介をする。

 

「西住みほです。」

「五十鈴華です。」

「秋山優花里です。」

「二木セナです。」

 

自己紹介が終わった後、沙織は麻子のお婆ちゃんに1回戦を突破した事を報告する。

 

「私達!全国大会の1回戦勝ったんだよ!」

「1回戦くらい突破出来なくてどうするんだい!で?戦車さん達がどうしたんだい?」

 

麻子のお婆ちゃんは何故彼女達が見舞いに来たのかを麻子に聞いた。

 

「試合が終わった後、お婆ぁが倒れたって連絡が・・・でお婆ぁを心配してお見舞いに・・・」

「私じゃなくてアンタを心配してくれたんだろっ!」

「わかってるよ・・・」

「だったら!ちゃんとお礼言いな!」

 

麻子は照れくさそうにお礼を言う。

 

「わざわざありがとう・・・」

 

しかし、麻子のお婆ちゃんは厳しくダメ出しをする。

 

「あんたはもうちょっと愛想良く言えないのかいっ!」

 

それを聞いたセナはそんなに愛想悪かったかな?と疑問に思ったので、麻子のお婆ちゃんに聞いてみることにした。

 

「あのぉ・・・」

 

セナは首を傾げながら呼びかけた。セナは怒鳴られるかと心配したが、その心配は無かった。

 

「あらまぁ♪可愛い!・・・じゃない!一体なんだいっ!」

 

麻子のお婆ちゃんは一瞬甘い顔になったが、すぐに気を取り直した。それを見た一同は驚がくする。特に麻子と沙織は一番驚いていた。

 

「マジでっ!?」

「お婆ぁの顔が一瞬優しくなった・・・」

 

セナは麻子のお婆ちゃんに、自分が麻子の事をどう思っているかを話す。

 

「麻子さん・・・そんなに愛想無いでしょうか?麻子さんと友人になって日は浅いですが、無愛想だなんて1度も思った事はありません。学校でも笑ったり・・・困ったり・・・怒ったり色々な表情をしていますし、私はとても可愛い女の子だと思います。」

 

セナが少し微笑みながら言うと、麻子は照れながら下を向いていた。

 

「あぁ・・・そうかい・・・ありがとねぇ♪・・・じゃない!」

 

麻子のお婆ちゃんは一瞬ニコッとしたが直ぐに怒った表情になった。

 

「全く!アンタと話してると調子狂うよっ!」

 

そのやりとりを見た麻子と沙織はさらに驚愕する。

 

「セナが・・・あのお婆ぁを翻弄している・・・」

「麻子のお婆ちゃんをあんな優しい表情にさせるなんて・・・セナちゃんなんて恐ろしい子!」

 

麻子のお婆ちゃんは麻子に対し、お説教を続ける。

その間華は花を花瓶に入れるため、沙織案内のもとナースセンターへ花瓶を取りに行った。

 

「あんた達もこんな所で油売ってないで!戦車に油を刺したらどうだい!」

「えっ!?」

 

みほはキョトンとしているが、セナは麻子のお婆ちゃんのご機嫌を取っていた。

 

「上手い!座布団一枚です!」

「まぁ♪嬉しい♪・・・じゃないっ!」

 

麻子のお婆ちゃんはまた一瞬セナに対し甘い顔になるが直ぐに真顔に戻り、麻子に早く帰るように促す。

 

「アンタもさっさと帰りなっ!どうせ皆さんの足引っ張っているだけだろうけどさ・・・」

 

セナ みほ 優花里の3人はその発言を否定した。

 

「そんなっ!冷泉さんはいつも冷静で助かってます!」

「戦車の操縦が上手で!憧れてますっ!」

「こんなにチームメイトに誉められているんですから、戦車道に関してはご安心なさってください♪」

 

セナが笑顔でそう言うと、麻子のおばあちゃんの顔はまた優しくなった。

 

「そうかい♪そうかい♪・・・じゃないっ!戦車の操縦が上手くたっておまんま食べらんないだろ?」

 

お婆ちゃんの反応を見た麻子はさらに唖然とする。

 

「おばぁが・・・おばぁが壊れていく・・・」

 

外が暗くなって来た為、帰る事にした。

 

「じゃあ・・・おばぁまた来るね・・・」

 

麻子が病室から出て行き、みほとセナも続いて出て行こうとした所で、麻子のお婆ちゃんが一言呟いた。

 

「あんな愛想の無い娘だけど・・・よろしく」

「はいっ!」

 

みほとセナは元気よく返事をした。そして、みほが出た途端セナは麻子のお婆ちゃんに引き留められた。

 

「セナって言ったかい?アンタ・・・精神的に参ってるんじゃないかい?」

 

その問いに対しセナは正直に答えた。

 

「そう・・・ですね・・・ここ最近色々ありすぎて・・・」

 

セナの表情は暗い

 

「アンタの心・・・ズタボロじゃないかい」

 

セナは麻子のお婆ちゃんにどうしてわかったのかを聞こうとした。

 

「どうして・・・」

「アンタの倍以上人生を生きてんだ!目を見たらわかるよ!・・・たまには人に頼りな・・・1人で抱え込んだら、アンタ本当に壊れるよ」

「肝に命じておきます。」

 

セナはそう返事を返すと病室を出て行った。帰りの電車の中でみほ達は麻子のお婆ちゃんが元気そうだった事をホッとしていた。麻子は安心したのか電車の中で寝ている。

 

「麻子さんのお婆ちゃん思ったより元気そうで良かったね。」

「えぇ」

 

沙織と華は笑顔でそう言い合った。

 

「冷泉殿が絶対単位が欲しい!落第出来ないっ!っていう気持ちがわかりました。」

「お婆様を安心させてあげたいんですね。」

「うん・・・卒業して早く側に居てあげたいみたい。」

 

その頃セナは隣に居る親子を眺めていた。母に対し娘がキャっキャと話をしている。セナは自分を捨てた母親について考えていた。

 

『もし・・・もし私が女の子で産まれていたら・・・あの親子みたいな感じになってたのかな?』

 

セナ自身産まれた時の事を鮮明に覚えていた・・・そして捨てられた事も・・・そのせいで色々抱え込んでしまう。

 

『今のお父様とお母様も親であることは間違いありません・・・ですが・・・悲しいのに・・・辛いのに・・・産んでくれたお母様の事を考えてしまう・・・何故だろう。』

 

そして次の日、みほは実家に呼び出され実家に向かっていた。

そして、セナはみほの後を付けている・・・なぜならセナは前日みほと夕飯を食べている時に、実家に呼び出されたとみほが言っていたのを聞いて、産みの親にもう一度、会いたいという気持ちが勝ってしまったからだ。みほはデカイ屋敷の中に入って行ったのを確認する。西住邸を眺めていると、セナは赤ちゃんの時の記憶が蘇ってきた。

 

『確かこの門の前で今のお母様に引き取られたんでしたね・・・』

 

セナがボケッと突っ立っていると門の奥から人がやって来た。セナは直ぐにその場を去ろうとしたが、見つかってしまった。

 

「誰です!屋敷の前をうろついているのは!」

「あっ!」

 

そこにいるのは西住家の使用人だった、セナには見覚えがあった。

 

『この人は・・・西住流次期家元・・・産みのお母様の使用人だった筈』

「あなたは・・・もしかして!お坊ちゃま!」

 

使用人は西住家が捨てた子供とわかった途端セナを持ち上げた。

 

「お帰りなさいませ!お坊ちゃま!」

 

セナは歓迎されている事にびっくりした。何故なら西住家は自分の事を嫌っていると思っていたからだ。

 

「えっ!?えっ!?菊代さん!」

「えっ!?」

 

使用人は自分の名前を呼ばれて驚いた。何故ならセナが捨てられた時、セナは言葉もしゃべれない赤ん坊だったからだ。

 

「どうして私の名前を・・・」

 

セナはその質問に対し赤ん坊の時の記憶があることを話した。菊代はその話を聞いた途端、悲しい表情になった。

 

「ごめんなさい・・・お坊ちゃま・・・本当に・・・」

 

菊代は罪悪感のあまりに、泣き出してしまった。

 

「菊代さんは悪くありません!悪いのは捨てた西住流と産みの両親です!だから泣かないで」

 

セナは菊代の背中を背伸びするような格好で撫でていると、まほがやってきた。

 

「お母様に外がうるさいから見てきてくれと言われて来たが・・・何故セナがここにいる?」

 

まほはセナが居るのに驚いている。

 

「それに菊代さん・・・お坊ちゃまと聞こえましたが・・・二木セナ・・・ラウダ航空・・・お坊ちゃま・・・やはり弟だったのか」

 

まほは、セナと喫茶店で会ったことを思い出した。あの時、黒森峰と西住流に示した嫌悪感、最初何故そこまで敵対心を持つのかと考えたが、セナが捨てられた弟ならあの嫌悪感は納得出来る。

 

「あの試合の後でラウダ航空のヘリを呼んだ時、まほさんに勘づかれてるとは思ってました。」

 

まほはある違和感に気付いた。

 

「私に勘づかれたと思ってた・・・ということは私の事を最初から姉だと気付いていたのか・・・」

 

セナは、一番疑問に思っていた事を、まほに聞く事にした。

 

「はい。でもどうして私が二木家に引き取られたことをまほさんが知っているんですか?まほさんもあんなに小さかったのに。」

 

それに対しまほは真剣な顔で答えた。

 

「菊代さんからチラッと話は聞いていたからな」

 

菊代はセナをじっくりと見つめると少し微笑んだ。

 

「やはりみほお嬢様と双子なだけあって、小さい頃のみほお嬢様にそっくりですね。」

 

まほはそれを聞いて驚いた。

 

「目が青いから気付かなかった・・・」

「中等部の時に、ダージリン様に憧れてカラコンを付けているんです。こうしたら・・・」

 

セナが、カラコンとヘアゴムを外すと・・・まほは目を見開いてびっくりしている。

 

「驚いた・・・幼い時のみほにそっくりだ。」

 

セナは自分の正体を明かした所で騒ぎになる前に帰る事にした。

 

「騒ぎになる前に私は帰ります。」

「お坊ちゃま・・・また帰ってきて下さいね」

 

セナは愛想よく「はい♪」と答える。そして去り際、まほと菊代に振り返る

 

「みほさんには近々お話しますので、私の正体は黙っていてください。」

 

菊代とまほは うん と頷いた。そしてセナはまほの方を見つめながらこう聞いた。

 

「もし・・・まほさんがよろしければ・・・2人きりの時・・・まほお姉様とお呼びしてもよろしいですか?」

「あぁ・・・良い」

 

その時セナには、まほが少し微笑んで居たように見えた。

 

「では・・・またお会いしましょう。菊代さん・・・まほお姉様♪」

 

セナは満面の笑顔で挨拶をした後、その場を去って行った。セナを見届けた まほと菊代は、赤面してしまって暫く動けなかった。

 

 

 

 

 

 

次に続きます♪byセナたん

 

 

サンダース大付属高校

 

「どうして撃ったもう一台がわからないのよ!」

 

ケイは前回に引き続き、シャーマンに撃ち込まれた2発のうち1発当てた戦車を特定しようとしていた。

 

「隊長・・・どうしてそこまでして・・・」

 

アリサは、ケイがどうしてそこまでして調べようとしているのか分からなかった。

 

「アリサ考えてみて・・・シャーマンに砲撃が2発当たったということは、あの時ファイアフライでⅣ号を撃破していたとしても負けてたって事だよ?しかも綺麗に急所に1発当たってたし・・・」

 

そこでナオミが解析結果を持ってきた。

 

「隊長!分析結果が出ました!」

「どうだった!?」

「着弾した痕跡から角度を計算した所!もう1台はⅣ号より更に後方の地点から発射された物です!」

 

その結果にケイは目を見開いて驚いた。

 

「what?Ⅳ号の後ろに居た戦車はM3リー・・・でも射程距離が足りなくない?」

「そして発射する際には突風が吹いており・・・それを利用したとしたら、十分シャーマンに届きます。」

「M3リーの乗組員には・・・二木セナが居ました・・・」

「セナちゃん?・・・ダージリンのお気に入り・・・聖グロリアーナ・・・走るコンピューター?まさか・・・」

 

ケイは思い当たる節があったようでハッとある事を思い出し、ダージリンに連絡をした所、セナの正体は中学の時に一度戦った、走るコンピューター本人という事が判明し、ケイは真面目に、セナが欲しいと思った。




小説は大変ですね・・・毎日投稿している方々を尊敬します(笑)
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