ガールズ&パンツァー ~捨てられた男の娘~ 作:ニキ・ラウダ
えぇーコメントでも、非常に読みにくく文章力が無い!
とのですねお叱りを受けまして、改善を行いたいと思います。えぇ~、これをセナノミクスと名付けまして、以下の事を改善いたします。
1. 7話以前の地の文の増加
2. スペースの低減
3. キャラの表情の明確化及び、戦闘描写の明確化
4. セナの可愛さの倍増
この4点を少しずつ改善してまいります。
では、本編をお楽しみ下さい。今回は少し暗い話になります。
みほが西住家に呼び出された次の週、みほはセナと学校へ向かっていた。みほの顔はなんだか、元気が無さそうだ。セナは、みほが元気が無いのを心配し話しかける事にした。
「みほさん?元気が無いようですが・・・どうかされましたか?」
セナの問いかけに対しみほは、少し笑顔を見せ「大丈夫・・・何もないよ。」と返したが、セナには大丈夫そうには見えなかった・・・みほは授業中も元気が無く、いつもとは雰囲気が違うのを感じたセナは、その原因に思い当たる節があった。セナがみほを付けて西住流宗家に行った時、家の中から「あなたは、西住流を背負っている。西住流は絶対に勝たなくてはならない」と一部の会話を聞いていた。セナはそれが原因では無いかと考えたが、セナにはどうすることも出来なかった。
昼休み セナはみほをそっとしておくために、1人で昼食を食べに戦車が置いてある格納庫へと向かった。セナは1人Ⅳ号の装甲に座り、Ⅳ号にサンダース戦での出来事を話し始めた。
「あなたは、本当に良いチームに恵まれましたね。私も、皆に戦果を認められるように頑張らなければ行けません!」
セナは笑顔でⅣ号に話しかけた後、サンダース戦で自分の戦果が認められなかった事を思いだし、暗い表情になる。
「まさか、サンダース戦の時にみほさん達と同じタイミングでシャーマンに弾が着弾したのは予想外でした・・・タイミング的には私の弾の方が着弾は先だったんですが・・・いくら操縦や砲撃が上手くても、認められなければ意味がない・・・」
セナは無意識にヒクヒクと涙を流していた。
「これじゃあ・・・中等部の時と何も変わらない・・・」
セナは心を切り替えようとしたが、中学時代のトラウマが邪魔をして中々上手くいかない。しかも、この先西住流と対立し、みほに自分の事を打ち明けなければならない・・・色々な感情や重圧がセナを押し殺そうとしていた。すると誰かが扉を開けて格納庫に入ってきた為、セナは慌てて格納庫の奥の箱の裏へと逃げた。入ってきたのは・・・みほだった。彼女もセナと同じで、1人で格納庫に食事をしにきたようだ。
みほはⅣ号を眺めながら2回戦のアンツィオ戦での不安を漏らした。
「2回戦・・・この戦車で勝てるのかな・・・」
みほの表情は少し暗かった。
「西住殿?」
みほは不意に後ろから話しかけられ「えっ?」とびっくりした表情で後ろを振り向くと、そこには昼食を格納庫で食べようとやって来た優花里が居た。
「今日は戦車と一緒にお弁当を食べようと思って」
優花里は笑顔でお弁当をみほに見せる。次に沙織と華がみほを探しに格納庫までやってきた。
「あっ!居た居た!」
「教室にも食堂にも居なかったから、きっとここだと思って・・・優花里さんもここでお弁当ですか?」
「はい!」
「だったら!みんなで一緒に食べようよ!」
優花里が居るのを確認し、沙織と華はみんなで一緒にお弁当を食べようと提案する。
その頃セナは箱の裏で顎に人差し指を当て、どのタイミングで出ていこうか考えていた。この格納庫に沢山人が来るのはセナも予想外だったようで、さらに予想外の出来事が起こる。Ⅳ号から1人の少女がヒョコッと顔を出した。
「私にも分けてくれ・・・」
セナは「しまった!」という表情になった。何故ならさっきの独り言を聞かれたかもしれないからだ。
集中力を欠いていた為、セナ自身Ⅳ号の中に麻子がいるのに気付かなかった。麻子を見た沙織は授業をサボっていたと確信したようで
「あぁ!授業サボったの!?」
それに対し麻子は眠そうな顔をしながら言い訳をした。
「自主的に休養した・・・」
「おばぁに言いつけるよ!」
その言葉を聞いた途端、麻子は一気に目が覚め5人はお弁当を食べ始めた。優花里は、生徒会新聞の号外の話題を出した。
「そういえば!生徒会新聞の号外見ました!?」
「うん・・・凄かったね」
「そりゃあ!サンダース付属に勝ったんですからっ!」
「勝ったっていうより、なんとか勝てたって感じだけど」
みほの顔は苦笑いをしている。
「でも!勝利は勝利ですっ!」
その言葉を聞いたみほの表情は暗くなる。
「そうだよね・・・勝たなくちゃ意味がないよね・・・」
みほは過去の自分の失敗を思い出す。
「そうですか?」
みほの発言に対し、優花里は違うと否定する。優花里の返答に対しみほはハッとした。
「だって楽しかったじゃないですか!」
優花里の発言に対し周りもうんうんと頷く。
「サンダース付属との試合も!聖グロリアーナの試合も!練習も!練習帰りの寄り道も!全部楽しかったじゃないですか!」
優花里は笑顔でみほにそう言い聞かせる。そして沙織も便乗する。
「最初は狭くてお尻痛くて大変だったけど!何か戦車に乗るの楽しくなった!」
それを聞いたみほは、あっ!っと思った。
「そういえば・・・私も楽しいと思った・・・前はずっと勝たなきゃと思ってばっかりだったのに・・・」
みほは自分が見失っていたものを見つけたようだった。
そしてみほは少しうつ向きながら、自分の過去の事を話した。
「だから負けた時に、戦車から逃げたくなっちゃって・・・」
そこへ一連の会話を影から聞いていたセナが、我慢できずに声をあげた。
「あの試合!みほさんの判断は決して間違ってませんっ!」
いきなりセナが大声を出したので皆「うわっ!」と声を出しビックリした。
「ちょっと!いきなり出てこないでよ!」
沙織は心臓を押さえながらゼェゼェ言っていたが、セナは話を続けた。
「あの試合は確か豪雨の中・・・崖から川に転落した戦車に乗っていたチームメイトを助けようとしたんですよね?」
みほは当時の事故を思い出しながら語った。
「うん・・・その時私はフラッグ車で、そのまま敵に撃たれて負けたんだ。」
みほの言葉を聞いたセナはみほを慰める。
「みほさん。あなたの行った行為は決して間違っていませんよ。」
みほはセナのその言葉が心に染みた。今にでも泣き出しそうになり、セナは真剣な顔でみほを見つめた。
「もし・・・もしみほさんが助けに行かなければ、チームメイトは亡くなっていたかもしれません。確かにあの試合は負けました・・・ですが、勝利以上の・・・いえ!優勝するよりも価値のある事をみほさんはしたんです。これから先も・・・西住流や黒森峰に何を言われても・・・」
そこまでのセナの言葉を聞いたみほは涙を流していた。
「ご自身でなさった事を誇りに思ってください!そして心から戦車道を楽しんで下さい!」
そしてみほはポロポロと涙を流しながら
「セナさん・・・ありがとう」
みほがセナにお礼を言った所で、麻子が口を開いた。
「さぁ・・・セナ・・・今度はお前の傷を癒す番だ」
セナは恐らく先程戦車の上で言っていた独り言の事だろうとわかっていたが・・・とぼけた。
「なんの話ですか?」
これには みほ 沙織 優花里 華も麻子が何の事を言っているのかわからなかった。
「麻子!いきなりどうしたの!?」
「沙織達が来る前・・・セナはⅣ号の上で泣いていた。」
そう麻子はセナの言葉も泣いている事も全てわかっていたのだ・・・それを聞いたみほ達は驚いた。
「サンダース戦でフラッグ車を撃破して勝利した時・・・私達は自分達が倒したとばかり思っていた。」
「その通りです。」
セナは麻子の発言を肯定するが、麻子は悲しそうな表情でセナを見た。
「セナ・・・お前は、どうしていつもいつも・・・自分の事を無かった事にして、自分を追い詰める・・・素直にサンダース戦の時フラッグ車は私が撃破しましたと言えばいいだろう。」
麻子の言葉を聞いたみほ達は頭に衝撃が走った。何故なら自分達がフラッグ車を撃破したと思っていたからだ。
「セナさん・・・本当?」
みほは悲しそうな顔でセナに真意を訪ねると、セナはうつ向きながら頷いた。
「はい・・・Ⅳ号の砲弾よりもやや速く私の弾がシャーマンに当たりました。ですが・・・審査員の判定の結果ではⅣ号がシャーマンを撃破したことになっています・・・」
セナの中学時代にチームメイトに故意に戦果を奪われた過去を知ってる優花里とみほは心が痛んだ。そしてセナは中学時代のトラウマの一部を話した。
「私は中学の時に戦車道を始めて、ダージリン様にご指導を頂き、私は力を付けていきました。そして初めての試合の時です。」
セナは泣きそうになりながらも話を続けた。
「試合の時は、フラッグ戦で全く知らないチームメイトと組んで、私は砲撃手を勤めていました。そして、いつもの遠距離砲撃でフラッグ車を撃破したのですが・・・その時組んでいたチームメイトの1人が、自分が砲撃主を務め撃破したと主張し始めました・・・するとダージリン様とペコちゃんやアッサムさんを除く人達はその主張を鵜呑みにして、その人を称賛しました。それから全ての試合でその人は、私の戦果を奪って行ったんですよ。だから、今回自分の戦果が認められなかったことが悲しくてっ・・・怖くてっ・・・何を言われるかわからなかったから皆に言い出せなくてっ・・・」
セナはヒクヒクと泣きはじめた。それを見たみほは泣きながらセナを抱き締めた。
「セナさんっ・・・どうしてっ!?・・・どうして全部1人で抱え込もうとするのっ!・・・そんなんじゃセナさんが壊れちゃう!私そんなの嫌っ!お願いだからっ・・・もう1人で抱え込まないでっ!」
その言葉を聞いたセナはみほの暖かい温もりを感じると共に、少し背負っていたものが軽くなったような気がした。
「セナちゃん!ごめん!まさか無意識にセナちゃんを傷付けていたとは知らなくて!」
沙織は申し訳なさそうな顔で、謝罪した後、少し微笑んで言葉を付け加えた。
「もし・・・悲しい事があったりしたら、前みたいに私に泣きついていいから・・・ね?」
「もし何かあれば私達に相談して下さいっ!」
「はい!だって私達!友達じゃないですか!」
優香里と華もセナを慰め、そして麻子はゆっくりとセナに歩み寄りセナを後ろから抱き締めた。その行動にはみんなビックリした。特に沙織はかなり驚いている。
「まっ!?麻子!?」
麻子はセナの耳元で優しく話しかけた。
「私も頼ってくれ・・・私もセナに助けて貰いっぱなしは嫌だから・・・セナの力になりたい。」
セナはみんなの気持ちを知り素直にうれしかった。なのでセナは涙を少し浮かべながら満面の笑みで「ありがとう」とお礼を言った。
その後の話だが、セナの涙混じりの100%のスマイルを 見た沙織は卒倒し、みほに関しては顔を真っ赤にして目を回していたらしく、優花里と華は少し頬を赤くして口を押さえて、麻子に関しては顔を真っ赤にしてそっぽを向いてたんだって。
セナたんスマイル・・・恐るべし・・・
次回はセナの家にみほ達を招待します!
おまけ・・・聖グロリアーナの日常
ダージリンとオレンジペコはセナの笑顔の写真を眺めながら紅茶を飲んでいた。
「はぁ・・・癒されますわね」
ダージリンは頬に手を当てながら微笑んでいる。
「セナの笑顔を眺めながら飲む紅茶は、お菓子と一緒に飲むよりも美味しいですねぇ♪」
オレンジペコも少しニヤケながらダージリンの意見に賛同する。オレンジペコは大洗vsサンダース戦でのセナの泣きそうな表情を思い出し暗い表情になる。
「セナ・・・サンダース戦で昔のトラウマが蘇ってなければ良いのですが・・・」
「えぇ・・・」
ダージリンもオレンジペコ同様、セナの事を心配している。
「セナは心配ですわ・・・ですが・・・今は新しい隊長に任せましょう。」
ダージリンはそう言って紅茶を飲んでいたが、とても心配そうな表情をしていた。
「そう・・・ですね」
オレンジペコは、少し表情を曇らせながら返事をした。
その後、オレンジペコはセナが心配で仕方なくて、今にも聖グロリアーナを飛び出してセナの元へ行きそうな感じだったんだとか・・・
どうでしたか?多少はマシになったと思うんですが・・・やはりこれが限界です。