ガールズ&パンツァー ~捨てられた男の娘~ 作:ニキ・ラウダ
第0話 運命の出会いは突然に・・・
主人公の名前は「二木《にき》 セナ」高校二年生で自動車レースや戦車道をしている。
外見は身長125cmと小柄で茶髪のショートでサイドテールで目は蒼い。性別は・・・"男"だ
彼の産まれは少々複雑で戦車道名家の一つである西住家に彼は産まれる。
しかし男ということで戦車道は出来ない事から二木家に養子に出され二木家では我が子同然のように育てられた。
二木家の大黒柱である二木 ラウダは自動車レースをしているためセナに徹底的にレーシングマシンの操縦の仕方や戦車の操縦の仕方などを叩き込んだ。
そしてセナが中学生になる頃父親と母親(かなえ)が「セナに性別を偽らせ戦車道をやらせてみよう。見た目は完全に女の子だから問題ないだろう」ととんでもないことを言い出した。
中学生の時に戦車道を本格的に始めたセナは才能を開花させたが、練習試合では仲間に手柄を横取りされたり妨害されたりしたせいで彼の名は有名にはならなかった。
一ミリのズレもない遠距離砲撃や素早く正確に戦車を動かすことから彼の実力を知っている数人は彼の事を走るコンピューターと呼んだという。
仲間に手柄を横取りされたせいで、他人との接触を拒むようになり、そして戦車道への興味をも失い戦車道のない大洗女子高校へと入学した。
なぜ女子高に入学させたのかというと母親が「面白そうだから女子高に入学させてみよう」と言い出した為だ。
そして時が過ぎて・・・高校2年生
学舎となる高校へと向かっていた。 もちろん女子高だが・・・
「色々な事がありましたけど、早くも高校2年生ですか・・・戦車道から離れて生活するのは悪くはないですねー」
戦車道の無い学生生活を振り返りながら、教室へと入った。
クラスでは、一番窓際の後ろの席で人間付き合いは苦手な為、あまりクラスメートとも話さない。
話すとしたら、同じクラスの武部沙織と五十鈴華くらいだろう・・・彼女達なら何故か普通に話せる。
早速 その武部沙織と五十鈴華が話しかけてきた。
「おはよう!セナちゃん!」
「おはようございます。セナさん」
「おはようございます。沙織さん 華さん」
セナが少し微笑みながら挨拶を返すと沙織が今日のビッグニュースを持ってきた。
「知っている?今日転校生が来るらしいよ!」
「そうなんですか?楽しみですねー」
沙織から転校生が来るらしいという情報を聞き、セナは少し心を踊らせる。
「転校生ですか・・・どんな人なんでしょう?」
「なんか遠い所から来るらしいよ?」
そして転校生がやってきた。その転校生は少し緊張しながら前の教壇の近くに立つ。
「はっ、初めましてっ! 今日から皆さんと一緒に学ばせてもらうことになりました! 西住みほと言いますっ! わからないことが多いと思いますが……これからよろしくお願いしますっ!」
西住という名前を聞いて、セナは少し懐かしくなった。
(西住・・・また懐かしい名前が・・・そういえば去年の戦車道全国大会決勝で黒森峰とプラウダの戦いの最中に事故があったと耳にしましたが・・・まさかその関係で・・・?しかし彼女が私の実の姉の1人・・・優しそうな人ですね・・・もし彼女と生活できていたら・・・しかし西住とはもう・・・)
セナが少し悲しい表情を浮かべていると、隣の席に彼女は来た。
「西住みほです。隣の席同士よろしくお願いします!」
「二木セナといいます。こちらこそよろしくお願いいたします。」
セナは彼女を見つめる。
(間違いない・・・彼女は西住家の次女・・・西住みほさん本人です)
「へーい!彼女達!一緒にお昼食べなーい?」
沙織と華がみほを昼食に誘うために、みほの机へやってきた。
「えっ?私?・・・」
みほは、自分が誘われているのにびっくりしているようだ。
「沙織さんがナンパした為にみほさんが困ってしまっています・・・」
セナは呆れ気味に沙織のナンパを指摘する。
「あはは・・・ごめん ごめん。それでよかったらどうかな?もちろんセナちゃんも」
「はい!お願いします!」
みほが嬉しそうに返事をすると、セナもクスッと笑いながら承諾した。
「断る理由はありませんからね。」
彼女達は食堂へと移動した。
「私たち西住さんと話してみたかったんだ~私は・・・」
沙織が自己紹介をしようとした時、みほが3人の名前と生年月日を答えた。
「武部沙織さん 6月22日生まれO型、五十鈴華さん12月16日生まれB型、二木セナさん10月23日A型」
「凄い!誕生日まで覚えてくれるんだ!」
「うれしいです。」
華と沙織は、転校生が自分の名前と誕生日を覚えてくれていた事に喜んだ表情を魅せる。
「うん!クラスの名簿を見て覚えたの!」
「ねぇねぇ!西住さんの事名前で呼んでいい?」
「じゃあ私も名前で呼ばせていただきますね?みほさん。私の事は華と呼び捨てで構いません」
「では、私もみほさんと呼ばせていただきます。」
「凄ーい!友達みたい!」
みほは笑顔を見せていたが、セナはみほの事を姉と呼べない為、少し悲しそうだった。
昼食が終わり教室に戻ると、急に生徒会の面々がやってきた。金髪で背が小さいツインテールの少女と茶髪でポニーテールの胸が大きい女の子、黒髪でショートカットで片目にメガネを掛けている3人の少女が居た。
「西住ちゃ~ん!ちょっといいかな?」
金髪のツインテールの少女がみほを呼んだ。
「えっと・・・」
みほが誰かわからないと言った表情を浮かべていると、セナと沙織が彼女達を紹介した。
「生徒会の方々です。話しかけてきた方が生徒会長です。」
「あと、書記と広報の人」
みほは、そうなんだと頷いた。
「そんなに時間は取らせないから」
セナはふと疑問が浮かんだ。何故いきなりみほを呼び出しに来たのかと・・・セナは嫌な予感がした。
みほは生徒会に廊下へ連れて行かれ教室を出ていった。
上手く書けるだろうか...スネェェク!