金色の刃   作:ちゃんエビ

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今回は会話の流れを多くして書いてみました。


10 系譜

「無惨の追っ手は2匹いたな、少年持ち堪えてくれよ」

 

「煌牙わかってるな、あまり時間はかけられないぞ」

 

「わかってる」

 

少年、炭治郎の無事を祈りながら走る煌牙。ザルバから急ぐように急かされるが煌牙自身も理解している為、一言だけ返すと脚に力を込め

急速に加速して炭治郎の元へと向かって行く。

 

 

 

走ること数分、愈史郎の血鬼術により隠蔽された珠世の屋敷に辿り着く煌牙、ザルバの探知で入口を探し中へと入って行く。

 

「・・・え?少年が飛んでる?いや、飛ばされてるのか」

 

珠世邸の敷地に入った煌牙が目にしたのは、少年が宙を舞い縦横無尽に駆け回っている光景だった。

 

辺りを見渡すと頸を斬られた鬼が、徐々に消えかかりながらも最期の足掻きとして少年を血鬼術で道づれにしようとしていた。

 

「なるほどね、型を繰り出して衝撃を緩和してるのか」

 

少年が衝突する間際に型を使い衝撃を緩和して抵抗している光景を見た煌牙は咄嗟に駆け出し鬼の頭を踏み潰す。

 

「少年を死なせるわけにはいかないからな、悪いけどさっさと終わらせてもらうよ」

 

灰になりつつある鬼の頭部があっさりと踏み潰され急速に灰と化すと

血鬼術も解け、炭治郎が重力に引っ張られるように地に向かい落ちて

いく。

 

「少年〜〜‼︎力抜いてろ!受け止めるから!」

 

「え?・・あ!はい!」

 

型を繰り出し衝撃を緩和する事に精一杯だった炭治郎は、煌牙がいる事に気付かず自身に向かい叫ばれた事でようやく気付き、一瞬戸惑いながらも言われた通りに体の力を抜き、身を任せていた。

 

脚に力を込め一瞬で炭治郎との間合いを詰めた煌牙は落ちてくる炭治郎を受け止めると炭治郎を抱きかかえたまま、炭治郎に話しかける。

 

「少年、よく頑張ったな無事・・ではないけど生きててくれて良かったよ」

 

「ありがとうございます・・その・・恥ずかしいので降ろして下さい」

 

煌牙は炭治郎に鬼の頸を刎ねた事、炭治郎が無傷ではないものの生きている事に安堵し炭治郎を褒めるが、炭治郎は助けてくれた事にお礼を言いつつも自身が置かれてる状況、所謂お姫様抱っこの状態が恥ずかしく煌牙に降ろしてもらうよう頼む。

 

「ああ、悪いな・・って歩けるか?」

 

「あれ?身体に力が入らない・・肋も折れてます」

 

「ならこのままだな」

 

「いや、恥ずかしいから!せめて担いでもらいたい!」

 

「いやいや肋折れてるんだから、我慢しなよ」

 

煌牙は炭治郎を心配して聞いてみるが炭治郎は先程の戦闘で疲弊しておりまともに動けないでいた、それならとこのまま抱きかかえていくつもりでいたが、炭治郎は担いでほしいと叫ぶも煌牙は肋が折れてる炭治郎を担ぐのは炭治郎にとって苦痛になるため担ぐことを拒否してこのまま珠世の元へと向かって歩き出した。

 

 

 

 

煌牙が珠世の元へと歩いていると、腕が六本生えてる鬼の口や腹から太い腕が飛び出している光景を目にした煌牙と炭治郎、異様な光景を見て足を止める煌牙は近くにいる珠世に話しかける。

 

「珠世さん、何が起きてるんですか?」

 

「四ノ宮さん?・・あれは呪いです。その名を口にした鬼を破壊する鬼無辻の呪い」

 

珠世は煌牙に現状を説明すると、呪いの腕が鬼の頭を鷲掴みにして握りつぶし肉が潰れていく音だけが響き渡る。人を食い殺してきた鬼とはいえ鬼無辻に利用された挙句、最期は呪いにより死んでいく鬼に同情にも近い感情を覚えた煌牙は近くに転がっている鞠を拾おうとしゃがみ込むと抱えていた炭治郎が煌牙の代わりに鞠を拾う。

 

珠世は炭治郎にあの鬼は十二鬼月ではない事と、自身の血鬼術の影響と薬が禰豆子に作用している事を謝まると鬼の手首から血を採取して屋敷に戻り始める。煌牙と炭治郎の元に愈史郎が走ってくる姿が見えると、炭治郎の口に布を押し当て珠世の術は人間に害があるから吸うなと告げ、愈史郎は珠世の元へと走り出して行った。

 

煌牙には何も渡してない愈史郎だが、煌牙ならそんなに害にはならないだろうと判断しあえて渡さずにいた。

 

珠世が禰豆子を連れ愈史郎も珠世の元へと向かった為、その場には煌牙と炭治郎、そして原型を留めていない鬼だけとなるがその鬼から、か細い声で鞠という声が聞こえ、煌牙は鬼の傍に歩み寄ると炭治郎が手にした鞠を優しく置くと鬼は「遊ぼ」と人間だった頃の記憶なのか

繰り返し呟くが朝日が昇り始め、その身が焼けるように消え去ると着物だけがその場に残っていた。

 

(人を食い殺してきた鬼とはいえ、あいつに利用された挙句最期は呪いで殺される。救いようがない!鬼無辻、お前の陰我は俺が絶対に断ち斬るからな)

「さてと、少年そろそろ行くか」

 

「はい・・(この人から悲しみと怒りの混じった匂いがする)」

 

煌牙と炭治郎の二人はそれぞれの思いを馳せつつ珠世の屋敷の中へと入る煌牙と炭治郎。

 

炭治郎が珠世の名を呼ぶと愈史郎の声が聞こえ地下へと続く階段から地下へ降りると目を覚ました禰豆子が炭治郎に気付き、走り寄ってくるのを見て煌牙は炭治郎を降ろし一歩後ろに退がる。

 

 

(そういえば俺戦ってないよな、さっきの鬼は呪いだしもう片方は少年が・・まぁいっか)

 

助けにきた筈が炭治郎や呪いにより鬼が死滅した為、戦わずに終わった煌牙は自分の出番がなかった事を思い出すも自身が戦わないといけない状況にならずに済んで良かったと切り替え、炭治郎と禰豆子に目を配る。

 

炭治郎は珠世と話をしている最中だったが禰豆子が珠世と愈史郎の元へと走り珠世に抱きつくと、それを見た煌牙は目を見開く。

 

炭治郎曰く暗示により二人が家族の誰かに見えてるらしく、煌牙も家族の誰かに見えてると炭治郎から言われると、顎に手を当てながら竈門兄妹の事を考える。

 

(家族を大切に想う鬼か・・大切なのは人か鬼ではなくその心、少年と禰豆子ちゃんを信じて賭けてみるか。)

 

 

 

「少年、まだ名を聞いてなかったな俺は四ノ宮煌牙よろしくな」

 

「俺は竈門炭治郎です、四ノ宮さん」

 

「煌牙でいいよ、堅苦しいのは苦手だしさ」

 

「はい!よろしくお願いします煌牙さん」

 

煌牙と炭治郎の二人は互いに名を名乗ると、煌牙が炭治郎に右手を差し出し炭治郎もそれに応えるように右手を握り返し互いに握手を交わす。

 

「それはそうと炭治郎、手当てしてもらったほうが良さそうだな

珠世さんお願い出来ますか?」

 

「煌牙!いくらお前でも珠世様に気安くお願い出来ると思うな!」

 

「愈史郎」

 

「冗談です!」

 

(愈史郎は相変わらずだな〜、そこが良いんだけども)

 

煌牙が珠世に炭治郎の手当てをお願いするも愈史郎が口を挟み珠世が諌める、二人のやり取りを見て煌牙は口元を緩めながら二人に好感を抱いていた。

 

 

 

 

 

炭治郎が珠世から手当てを施してもらっている傍ら、禰豆子は胡座をかいて座っている煌牙の脚を枕代わりにして眠りだし、煌牙もそれを気にする事なく受け入れると珠世が手当てをしながら煌牙へと話しかける。

 

「挨拶が遅れましたね四ノ宮さん、まずはアレを届けてくれてありがとうございます。炭治郎さんに託けていたようですが、何か急用でも?」

 

「ええ、珠世さんなら既に分かっているかと思いますけど」

 

「そうゆう事ですか、成果は得られましたか?」

 

「ん〜〜とりあえず凄く傲慢な奴だって事は分かったよ」

 

「そうですか」

 

本来なら煌牙が珠世へと直接渡す筈だったが無惨の足取りを掴む為届け物を炭治郎に預けた煌牙、その訳を珠世は薄々気付いていたものの

念のためにと聞いてみると、煌牙からの返答は珠世の予想通りだった為、その後の進捗を確認するが無惨の足取りまでは掴めずにいた煌牙の返答に少し残念そうに返事をすると珠世は炭治郎に包帯を巻きつけて手当てを終わらせる。

 

「炭治郎さん、応急処置は施しましたが無茶をしてはいけませんよ」

 

「珠世さんありがとうございます」

 

炭治郎と珠世は煌牙を交えてこれからの事を話すと、二人とも煌牙へと振り返り

珠世が煌牙へと話しかける。

 

「先程も話したとおり私達はこの地を離れ別の場所に身を隠します、

落ち着き次第また連絡します」

 

「なるほど、確かにその方が良いけど当てはあるんですか?・・この後行かなきゃいけない所あるんですが、良かったらご一緒しませんか?」

 

「??どうゆうことですか?」

 

「おそらく身を隠すならこれ以上の場所はないかと思います」

 

「詳しくお願いします」

 

無惨に悟られる可能性がある為、浅草を離れ身を隠す事を告げる珠世に煌牙も同意するが、当てがあるのか気になり煌牙は珠世にこの後向かう場所へと同行する案を提示するも、その意図がわからない珠世は煌牙にその意図を聞き返す。煌牙は珠世と愈史郎が身を隠すならこれから向かう場所が最適だと言うと、珠世も悪い気はしないのか煌牙から詳しい話を聞く事にした。

 

「煌牙さんちょっといいですか?」

 

「ん?炭治郎どうした?」

 

「煌牙さんは一体何者なんですか?鬼の事を知ってるみたいだし

珠世さんや愈史郎さんとも知り合いだし、普通の人ではない気がします」

 

これまで二人の会話を聞いていた炭治郎は話の輪に割って入り煌牙に疑問に思っていた事を話し出すと、煌牙は炭治郎の疑問に思っている内容を話し出した。

 

「まだ話してなかったな、俺も炭治郎と同じ鬼殺隊の一員だよ今日は休暇取ってたから隊服は着てないけどね。珠世さんと愈史郎とは一年前に知り合ったんだ。任務の途中で珠世さんと遭遇してな、あの時は愈史郎の殺気が凄かったな」

 

「当たり前だ!珠世様に危害を加える奴だと思ったからな、ましてや鬼狩りだ殺気立つのも無理はないだろ」

 

煌牙は自分が炭治郎と同じ鬼殺隊の一員だという事、珠世と愈史郎との出会いを炭治郎に話していると愈史郎もその話に加わり出した。

 

「煌牙さんも鬼殺隊の人?もしかして禰豆子の事も・・・」

 

「え?ああ、禰豆子ちゃんが鬼だって事は最初から知っていたよ」

 

「あの!禰豆子は誰一人として人を喰ってません今までもこれからもだから!」

 

「炭治郎!今までは喰ってないとして、これからも喰わないという保証がお前に出来るのか?言葉で語る事は誰でも出来る」

 

「・・・それは・・」

 

「炭治郎、お前はどうしたい?」

 

「・・禰豆子を人間に戻したいです、その方法を探すために俺は鬼殺隊に入りました。俺のたった一人の家族なんです」

 

「・・・そっか・・炭治郎、禰豆子ちゃんは確かに鬼だ。でも心は人間だよ家族想いの優しい子だ、俺はそれを知ってるし信じてる。心配するな、少なくとも俺は鬼だという理由だけで斬る事はないからさ」

 

煌牙が鬼殺隊だと知った炭治郎は禰豆子を守る為に煌牙に懇願するも煌牙はあえて厳しい言葉を投げかける。

思わず口篭る炭治郎だったが煌牙からの問いかけに炭治郎は自身の願いを話すと煌牙は禰豆子を認めてる事を口にする、

 

それを聞いた炭治郎は目に涙を浮かべながら煌牙に頭を下げて話す。

 

「煌牙さんありがとうございます」

 

「いや、試すような事言って悪かったよ禰豆子ちゃんの事は分かってたけど炭治郎の覚悟が知りたかったからさ」

 

「覚悟ですか?」

 

「まあ、保証なんてすぐに証明出来ないけどさ炭治郎のこれからの行動で示していけばいいと思うよ。炭治郎が傍にいる限り禰豆子ちゃんは大丈夫だと俺は思う。だから炭治郎、禰豆子ちゃんを守りたいならまずは自分を守れ、炭治郎が自分の命を守れないのなら禰豆子ちゃんも守れないからな」

 

「え?・・あ!はい!・・最終選別の時にも煌牙さんと同じような事言われました、あの時はカナヲのおかげで助かったんです」

 

「なるほどね〜炭治郎、カナヲと同期だったんだな。そっかカナヲも成長したな」

 

「煌牙さんカナヲの事知っているんですか?」

 

「カナヲは俺の妹だよ」

 

「そうか!それでカナヲと匂いが似てるのか。カナヲのあの言葉は煌牙さんの言葉だったんだ煌牙さんありがとうございました」

 

「まあ俺のは師匠の受け売りだけど・・匂いって・・え?俺なんか臭う?てかカナヲの臭い嗅いだの?」

 

「へ?あァ〜違うんです!俺、人の感情とかそうゆうの匂いで分かるんです、煌牙さんとカナヲの雰囲気というか匂いが似てて・・決して嗅いだ訳ではありませんから!」

 

「俺の耳と似たようなやつか。俺もな、触れた人や物の記憶とか想いが声として聞こえるんだよ、だから禰豆子ちゃんの事も信じられるんだよ」

 

「煌牙!いつまで珠世様を待たせる気だ!炭治郎!珠世様が話されている時に割り込むな!」

 

二人で会話していると愈史郎が怒り出し拳骨をお見舞いする。

 

「愈史郎暴力はいけません、炭治郎さんは怪我してるんですよ四ノ宮さんは・・まぁいいでしょう」

 

「はい!」

 

「マジかよ」

 

珠世が愈史郎を諌めるも煌牙に関しては許容したら愈史郎も返事を返す。それを聞いた煌牙は落ち込み肩を落とした。

 

「四ノ宮さん、今のは冗談です」

 

「いや、割と本気でしたよね?」

 

(冗談を言う珠世様も美しい)

 

珠世は冗談だと話すも煌牙は雰囲気から冗談じゃなかったと感じ突っ込みを入れる中、愈史郎は心の中で珠世を崇めていた。

 

「話の続きがまだでしたね、俺がこれから『煌牙ちゃ〜〜ん』向かう・・あんたなんでいんの?」

 

「ふっふ〜♪煌牙ちゃんそろそろ私に逢いたくなってきたんじゃないかな〜って♪だ・か・ら・私が来たー!そゆことー♪」

 

珠世に話の続きをしようと話し出した煌牙だったが、途中で名前を呼ばれ話が途切れ、突如現れた朔弥に何故ここにいるのか若干冷たく聞く煌牙。

 

朔弥は斬吼狼と対面した煌牙が自分の所に来るだろうと思い、待つのではなく自ら煌牙に会いに来たのだが妙な言い回しをして煌牙の反応を楽しむ朔弥。

 

「行こうと思ったよ聞きたいことあるしさ」

 

「だよね〜斬吼狼ちゃんの事だよね〜」

「四ノ宮さんこの方は?知り合いのようですが」

 

「珠世さんすいません、この人が迷惑かけて。この人は朔弥

珠世さんと話してた件に関わる人です」

 

「あっ!勝手にお邪魔してま〜す♪」

 

「貴方は?・・鬼のようですがそうじゃないような、一体」

 

煌牙と朔弥が話してると珠世が煌牙に朔弥の事を尋ねだし、煌牙は朔弥が迷惑かけたと謝りだす。朔弥も一応は挨拶をすると珠世は朔弥から鬼の気配を感じるもどこか違うことから少し困惑していた。

 

「俺も気になってました鬼だけど嫌な匂いがしない、でも鬼というにはどこか違う匂いも」

 

「ちゃんと話すからまずは落ち着こ〜」

 

炭治郎も朔弥から鬼の匂いがしていたが人を喰ってきた嫌な匂いがしないと感じるも鬼と断言出来る匂いではなかった為気になっていた。

 

朔弥は皆んなを落ち着かせ、話し出す。

 

「とりあえず私は鬼だよ、他の鬼とは違うけどね♪昔、無惨ちゃんの血と細胞を手に入れて私がそれを色々と改良して作った薬で鬼になったんだよ♪ウェイ♪」

 

「私、魔戒法師っていう術を使う人なんだけど術を重ね掛けして作ったから鬼だけど人でもあるの、鬼の良いとこだけ頂いたからね〜

お日様?気持ち良いね♪ご飯?美味しいよ♪そゆことだよ♪」

 

「「・・・・・・・」」

 

朔弥が自分の成り立ちを話ているが、鬼の根底を覆す朔弥の体質に珠世と愈史郎は言葉を失い黙って聞いていた。

 

「どこかで私を知った無惨ちゃんは私を取り込んで、ウキウキハッピー鬼ライフでも考えたんだろうね、もうね来たよ興奮しながらさ〜

発情期ですかこのヤロー!とりあえずキモかったから逃げたの

術でピョンとね♪」

 

「あっまだまだ続くよ〜♪一旦休憩入れる?とりあえず煌牙ちゃん膝枕ゴチになりま〜す♪」

 

話を続ける朔弥だったがまだ長くなるからと一度休憩を挟むか聞きながら禰豆子とは反対側の、もう片方の煌牙の膝を枕にして寝転んだ。

 

「えっとどこまで話したっけ?煌牙ちゃんが私の事好きってとこまで?ねえ煌牙ちゃん?」

 

「いやそんな話してないだろ?そもそもそんな事言ってないからな

見た目子供のくせに、相当な婆さんじゃねえか!」

 

「またまた〜♪照れなくてもいいのに〜♪」

 

「はいはい、話の続きよろしく。無惨のウキウキハッピー鬼ライフからの続きだよ」

 

「つれないな〜、でね無惨ちゃんなんだけどこの後もしつこいの

私を探してえんやこら、朔弥を尋ねて三千里ってくらい。まぁ無惨ちゃんが姿現すならこっちも好都合だったから、大牙ちゃんと斬吼狼ちゃん・・まだ鬼じゃなかったけど、その二人が無惨ちゃんと戦ったんだけど大牙ちゃんの一撃が激ヤバだったから無惨ちゃん逃げたの、そしたら無惨ちゃん次は上弦の壱を出してきてさ〜しつこいよね〜」

 

「私?術でしか入れない隠れ家作ったからそこに隠居だよ、昼間外出出来るから問題ないけどね♪うん、私の方がウキウキハッピー鬼ライフだね♪血鬼術使えないけど法術使えるから問題ないし」

 

「でねでね、斬吼狼ちゃんが一人の時に上弦の壱、黒死牟っていう名前なんだけどそいつにやられちゃったの、斬吼狼ちゃん死んだ〜って思ったけど、それから時が過ぎて大牙ちゃんもいなくなったし私一人だ〜って時に斬吼狼ちゃんが現れたの鬼になって」

 

「魔戒騎士の鬼とか無惨ちゃんにとって有難い手駒だよね〜♪でも魔戒騎士だよ?無惨ちゃん舐めすぎ、斬吼狼ちゃんのパートナーのアルヴァのおかげもあって斬吼狼ちゃん自我残ってたからね♪」

 

「んで私が作った薬飲ませて、斬吼狼ちゃんを無惨ちゃんから解放したの。斬吼狼ちゃん何故か無惨ちゃんの呪い操作出来たからこの状況を利用して斬吼狼ちゃんをスパイとして無惨ちゃんの情報を集めようって作戦を考えたの。大牙ちゃんの願い、いつか現る牙狼の新たなる系譜の為に」

 

「はい!とりあえず話はここまで〜♪突っ込みどころ満載だよね〜♪

質問は〜?もちろんあるよね?答えるよ〜♪」

 

「はい!朔弥さんは昔からと言ってましたが、貴方は一体何歳なんですガァ」

 

「前にも言ったが女性に年齢を聞くな〜!」

 

朔弥の長い話の後、質問を聞くと言われ真っ先に炭治郎が真っ先に手を挙げ朔弥に年齢を聞く・・が愈史郎が突っ込みを入れ最後まで言えずにいた炭史郎だった。

 

「愈史郎」

 

「殴ったのではなく叩いただけです」

 

「それもいけません」

 

「はい!」

 

「朔弥さんと仰いましたね、私は珠世、鬼です。ですが」

 

「珠世ちゃんだね〜♪うん、私と同じって事だよね?ここは診療所って感じだし聞きたいのは私が作った薬の事?」

 

「はい、鬼を人に戻す薬を研究しています」

 

「話は読めた!協力しろって事だよね?無惨ちゃんの血はもうないけど私の血ならあげるよ?ここ襲撃されてるし危ないから私の隠れ家で一緒に研究しようよ♪煌牙ちゃんもそのつもりだったんでしょ?」

 

「そうだけど、理解が早いな伊達に歳を食ってないというわけか」

 

「お・う・が・ちゃん♪」

 

「すいませんでした」

 

珠世は愈史郎を諌めて朔弥と話し出すと、朔弥は珠世の考えを察して

共に研究をすると提言する。

 

煌牙は話を振られたので肯定するも余計な事まで言い出し、朔弥から威圧され素直に謝る。

 

「朔弥さんありがとうございます、愈史郎もそれでいいですね?」

 

「珠世様の傍ならどこでも構いません」

 

「ふっふ〜♪隠れ家に仲間が増えたよ〜♪斬吼狼ちゃんはあまり帰ってこないし、煌牙ちゃんは一緒に住んでくれないし寂しかったんだよ〜♪」

 

珠世と愈史郎は朔弥の隠れ家に拠点を置く事にして朔弥が喜ぶ。

 

「えーと耳飾りの・・」

 

「竈門炭治郎です、それと妹の禰豆子です」

 

「炭治郎ちゃんと禰豆子ちゃんね♪炭治郎ちゃん、待っててね?禰豆子ちゃんを人間に戻す薬頑張るから♪炭治郎ちゃんも頑張ってね、

あ!炭治郎ちゃんこれ飲んで?」

 

朔弥は炭治郎と禰豆子の名を聞くと炭治郎を励まし、懐から薬の入った小瓶を取り出し炭治郎に飲ませる。

 

「まさか鬼になる薬とかじゃ?」

 

「炭治郎ちゃん違うよ♪炭治郎ちゃんの怪我を治す薬だよ♪」

 

「あ、はいありがとうございます」

 

炭治郎は先程の話から鬼になる薬かと思い聞いてみるが朔弥は炭治郎の怪我を治す薬だと言い、それを聞いた炭治郎はお礼を言って薬を飲み干す。

 

「ふっふ〜♪じゃいくよ〜♪Are You Ready?」

 

「えっ?えっ?」

 

「メディカル・マジック・ベストマッチ‼︎」

 

「え〜〜!」

 

薬を飲み干した炭治郎に魔戒筆を取り出し術を発動させる朔弥

聞きなれない言葉に炭治郎は取り乱すも朔弥は御構い無しに術を飛ばし炭治郎の体が淡い光に包まれる。

その光景と朔弥の意味不明な発言に声をあげて叫ぶと、炭治郎の怪我が全て完治しており炭治郎は驚きながら体を動かす。

 

「凄い!さっきまで痛かったけど全く痛くない!体も軽いくらいに動かせます!」

 

「でしょでしょ?煌牙ちゃんどう?少しは見直した?私に惚れた?」

 

「もう帰っていいかな?」

 

「朔弥さんありがとうございました、俺はずっと我慢してたんです

凄く痛いのを我慢してたんです。俺は長男だから我慢出来たけど次男だったら我慢出来ませんでした!」

 

「え?何?その謎理論・・・」

 

「うんうん♪わかるよ〜♪だんご三兄弟でも次男は自分が一番だしね〜♪」

 

「謎理論といい謎発言といい桜花のような輩が増えていくのキツイんだけど?」

 

「煌牙ちゃん?桜花って誰?まさか!・・・酷い私というものがありながら他の女に手を出すなんて、私の事は遊びだったのね」

 

「・・・・冗談は見た目だけにしてくれ、相手にするの疲れるんだよ」

 

「煌牙ちゃんはつれないな〜、まぁ冗談はさておき桜花ちゃんも魔戒法師だったよね?今度連れてきてね?修行とか色々教えてあげたいことあるし」

 

「・・・最凶の組み合わせじゃねえか!絶対嫌だ」

 

「じゃあ私から行くから〜♪Are You Ready?」

 

「ベストマッチじゃねからな!むしろエボルマッチだよ!えっ何なの?魔戒法師ってこんなのばっかなの?」

 

「煌牙さん突っ込みになるとキャラが変わるんですね」

 

「キャラ言うなし、こんな奴らの相手してたら自然とこうなるんだよ」

 

炭治郎の回復からの謎理論と朔弥の謎発言から始まった煌牙の突っ込みを見ていた珠世と愈史郎、二人は話の輪から外れていて良かったと

安堵の表情を浮かべながら煌牙を見ていた。

 

「煌牙ちゃん、ここからが本題だよ?前に言ってた偽りの牙って意味もうわかった?」

 

「えっ?唐突だな、今の牙の呼吸と本来の呼吸が違うって事はわかったけど」

 

「月に届かないって意味まではわかんなかった?」

 

「まぁ」

 

「ザルバちゃん悪いけどもう話すね、煌牙ちゃん死なせたくないし

無惨ちゃんも牙狼を危険視してるから」

 

「朔弥お前が良いのなら俺様からは何も言うまい」

 

「「「なんか喋ったーー‼︎」」」

 

煌牙と朔弥の会話中、ザルバが喋りだし炭治郎・珠世・愈史郎の三人が驚きのあまり同じ口調で叫ぶ。

 

「ザルバちゃんは喋るの、今大事な話してるからゴメンね?質問は後から聞くから」

 

朔弥は煌牙と大事な話をしてる為、三人からの質問は後から聞くと言い煌牙に話を戻す。

 

「月っていうのはさっき話に出てた上弦の壱黒死牟の事、黒死牟は月の呼吸っていう呼吸術を使う剣士の鬼なの」

 

「上弦の壱黒死牟・・月の呼吸・・」

 

「煌牙ちゃんいい?今の煌牙ちゃんだと一対一だと正直キツイかも」

 

「だから本来の牙の呼吸が必要だって事か」

 

「うん・・牙の呼吸って風の呼吸の派生でしょ?あれは大牙ちゃんの弟子、蓮花ちゃんが風の適正だったから大牙ちゃんが蓮花ちゃんの為に編み出した呼吸なんだよ、魔戒騎士ではなく鬼狩りの為の呼吸、

本来の牙の呼吸は牙狼の呼吸、黄金騎士牙狼の為の呼吸なんだよ」

 

「なるほど」

 

「煌牙ちゃんの日輪刀って代々受け継いできた刀だよね?煌牙ちゃんの本来の適正って何なの?」

 

「えっ?あーー黒だった」

 

「煌牙さん、俺も刀が黒なんです」

 

「炭治郎もか、お互い苦労するな」

 

「そんなことないよ?大牙ちゃんも黒だったし。それに煌牙ちゃんは努力して今があるんでしょ?」

 

「まぁそうだけど」

 

「煌牙ちゃんの目標は本来の牙の呼吸の会得、炭治郎ちゃんは・・頑張って」

 

「はい‼︎よくわからないけど頑張ります!」

 

「まぁ頑張るけどさ、方向性が掴めないんだよ」

 

「大丈夫だよ♪斬吼狼ちゃんもいるし♪あー無惨ちゃんのスパイはもういいや♪」

 

朔弥と煌牙は話を進めてこれからの方針を決めると、煌牙は禰豆子を起こさないように優しく足を退け、寝転んでる朔弥を起こすと立ち上がって珠世邸から出る為に出口へと振り返る。

 

「とりあえず斬吼狼は味方って事がわかっただけで収穫だな、朔弥さん珠世さんと愈史郎の事よろしくな。炭治郎、何か困った事があれば力になるからな。もし鬼殺隊関係で禰豆子ちゃんの事聞かれたら俺の名前出しなよ、俺は二人を認めてるから」

 

煌牙は朔弥と炭治郎に話すべき事だけ話すと珠世邸を出て帰路につく

 

炭治郎と禰豆子二人の兄妹との出会い、自身の新たなる目標を考えながら歩く煌牙は桜花への土産を買う為に繁華街へと訪れ色鮮やかな着物を数点購入し家へと向かった。

 

「牙の呼吸は牙狼の呼吸か〜型ってあるのか?ん〜まぁ自分で考えるしかないよな〜、それに炭治郎達にも会えたし良い休暇だったな」

 

後日、炭治郎達と再会するのだがまさかあの場所で再会するとは今の煌牙にはわからなかった。

 




ようやく次回柱合会議にいけそう。
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