タグにオリ主最強とありますが、チート級な強さではありません
牙狼の鎧が強いんですw牙狼もチート級ではありませんが
オリ主本人は・・・主人公ですし、一応柱ですからそれなりにw
悲鳴嶼さんの次に強いって事でw
煉獄さん、不死川さん、無一郎君ゴメンナサイ
あと、ヒロインはカナヲですが物語としてのヒロインであり、主人公の恋愛描写とかのヒロインではありませんw兄妹ですしねw
カナヲが最終選別へ向かった後、煌牙としのぶは二人で茶屋に来ていた。
「女将さん、餡蜜とよもぎ餅、それからおしるこを頼むよ」
煌牙は茶屋の女将に甘味の注文をして、淹れたての焙じ茶を口にしながらしのぶに話しかける。
「しのぶと二人でいる事って今までなかったな、任務も一緒にしたことないし」
「そうですね、お互い柱同士受け持つ管轄も違いますからね」
二人で他愛もない会話をしていたが、しのぶが疑問に思っていた事を煌牙に質問する。
「煌牙さんがいつも使ってる牙狼剣って何故、鬼の頸以外を斬っても有効なんですか?」
しのぶは牙狼剣が鬼の頸以外にも致命傷を与える事が出来るのか気になっていたが今まで煌牙に聞けずにいたのでこの機会に聞く事にした
「そうだな・・俺も詳しくはないけど、先代の牙狼、暁 大牙って人はしのぶも知ってるよな?」
「鬼殺隊の歴史上最強の柱だったって記録は資料で」
煌牙はしのぶに先代の牙狼大牙の話を持ち出し、しのぶも資料で読んで得た知識しか知らない事を明かした
「その事は俺様から話してやろう」
突如、煌牙の左中指に嵌めてるザルバが喋り出す・・・のを見て思考が停止したのか、しのぶが無表情のまま固まっていた。
「ザルバ、急に喋るから」
「煌牙、お前さんが予め教えておけば良かっただけの話だ」
煌牙はザルバに向かって注意するが、ザルバに反論されて返す言葉もなくなり、しのぶに声をかける。
「しのぶさ〜ん?生きてます?」
煌牙はしのぶに話しかけ、それに反応したのかようやく思考が戻り
しのぶが喋り出す。
「勝手に殺さないで下さい・・というより今のはなんでしょうか?
煌牙さんの指に嵌めてる装飾が喋ったように見えましたけど」
「ああ、紹介するのが遅くて悪かった、こいつの名はザルバ俺の相棒で俺のサポートをしてくれる魔導輪だ」
「ヨロシクな嬢ちゃん」
煌牙がしのぶにザルバを紹介し、ザルバがしのぶに挨拶をすると
しのぶは、動揺を隠しきれないのかいつもの笑顔を忘れ真顔で
ザルバに質問をする。
「ザルバさん・・で良かったんですよね?何故喋れるのでしょうか?」
「それについては、今から話す事に関係してる事だ、まずは俺様の話を聞いてからだ」
しのぶの質問にたいし、ザルバは今から話す内容で答えるので話を進める事にした。
「嬢ちゃんはホラーという存在を知っているか?」
「ホラーですか?聞いたこともありませんね」
ザルバはしのぶにホラーの質問をするが、しのぶは当然知らないので
聞いたこともないと返答する。
「鬼とは違う、人の陰我に引き寄せられ魂を喰らう闇の魔獣それがホラーだ。ホラーは喰った人間に憑依して人の姿で人に解け込みまた人を喰らう。ある意味鬼より厄介だ」
ザルバはしのぶにホラーの性質を説明し、それを聞いたしのぶは僅かながら顔を引き攣らせ、ザルバに質問する。
「見た目が人だという事は、鬼とは違い見分けがつきませんよね?
もしかして・・・いるんですか?そのホラーが」
「その心配はない、今までにホラーの気配は感じなかったからな」
(俺様が話してられるのも、牙狼の鎧を召喚出来るのも魔界とこの世界が繋がっている事だという事は言わないほうが嬢ちゃんの為だろう)
しのぶは鬼以外の異形の存在が人に紛れて潜んでいるのか心配になり
ザルバに質問したが、ザルバはホラーの気配はないと答えたが、魔界と繋がっている事は、しのぶが余計な心配をしてしまう為に言わなかった。
「そうですか・・もしかしてホラーと先代の牙狼だった大牙さんは何か関係が?」
しのぶは、それを聞いて安堵の表情を浮かべ、ザルバにホラーと大牙の関係を聞いた
「大牙は、いや魔戒騎士は古よりそのホラーと戦い人々を守り抜いてきた守りし者。ホラーは普通の武器じゃ太刀打ち出来ないからな、日輪刀じゃなければ鬼を殺す事が出来ない様に、ホラーもまた魔戒剣で斬るしか討滅する事が出来ないからな」
ザルバはしのぶに、鬼を殺す為に日輪刀が必要な様にホラーもまた魔戒剣の様な特別な武器が必要と話し、説明を続けた。
「大牙はエイリスというホラーと戦っていたが、奴が開いた時空のゲートに吸い込まれここに飛ばされてきた。ホラーが現れる事は無かったが代わりに鬼がいたからな、大牙は守りし者として鬼殺隊で鬼を狩って生涯を終えた。」
「そこまでは本人から聞いたな」
ザルバが大牙の経緯を説明してると、煌牙が既に知っている事を話し
しのぶが煌牙に疑問をぶつける。
「本人って何を言ってるんですか?大牙さんは昔の人ですよ?」
「ああ、牙狼の継承の時にな・・牙狼ってさ歴代の牙狼継承者全てに継承を認めて貰わないと駄目なんだ、四ノ宮の敷地に英霊の塔って建物があるんだけど、そこで先代と話した事あるんだよ」
煌牙はしのぶに、牙狼継承の際に先代と話した事がある事を伝えて
焙じ茶に口をつける。
そこへ先程注文した甘味が運ばれてきて煌牙は、よもぎ餅へと手を伸ばす。
「程よい甘さと、餅の食感これと焙じ茶の組み合わせは最高」
煌牙はよもぎ餅を食べながら焙じ茶を啜り、幸せそうな表情を浮かべていたが、しのぶは先程の話が気になるので餡蜜には手をつけずに
煌牙に話しかけた。
「先程の続きですが、ホラーと先代の関係は分かりました。
煌牙さんは本来ならホラーと戦う魔戒騎士であり、その力を鬼殺隊で振るっているという事も」
しのぶは、先程までの話を要約して、煌牙に語りかけ煌牙はちょっと違うとしのぶに返す。
「そう言われたらそうなんだけどさ、俺ホラーは見た事ないし鬼しか知らないからな、つまり本来は鬼殺隊でありながら魔戒騎士の力を鬼狩りで振るっているって感じかな?」
煌牙はホラーを見た事がない為、本来は鬼殺隊であり鬼狩りに魔戒騎士の力を使っていると答えた。
「どちらにせよ守りし者としての使命を忘れなければ問題ない」
ザルバが守りし者としての使命を忘れなければ大丈夫と話し、しのぶは当初の疑問をザルバにする。
「先程の話のホラーと鬼がどういった関係にあるんですか?」
「魔戒剣には斬ったホラーを浄化して封印する力がある。おそらく
斬られた鬼の血が浄化されて鬼本来の能力が発揮出来ないのだろう。
もっとも鬼無辻の血が濃い鬼だとそれほど浄化出来ないが再生能力の阻害にはなるはずだ。」
ザルバはしのぶに、魔戒剣の浄化の力が鬼の血を浄化して、鬼の特性を阻害していると答えた。
「鬼の血の浄化ですか・・・‼︎もしかしたら鬼を人に戻す手掛かりになりませんか?」
しのぶは浄化の力が鬼を人に戻す手掛かりにならないか考えザルバに聞いてみたが、ザルバからの回答はしのぶの満足する内容ではなかった。
「嬢ちゃん、そいつは無理だ。魔戒剣は斬った者を浄化する力だ
仮に鬼を浄化出来てもそいつはもう絶命している。」
しのぶはザルバからの回答に、すこしだけ表情を曇らせるがすぐに切り換えて笑顔を見せる。
そんなしのぶを見て煌牙はしのぶに話しかける。
「でもさ、しのぶの言ってた事諦めたくないよな。鬼を人に戻す方法があるなら探したいよな、俺はたとえ無理だったとしても諦めたくない、あ!おしるこ冷めちゃう」
煌牙はしのぶを励ますように話し、自身も諦めたくないと言いつつ
おしるこが冷めるのを気にしていた。
おしるこを頬張る煌牙を見て、しのぶは作り笑いの笑顔ではなく本心からの笑みを煌牙に向けるのだった。
その頃、蝶屋敷で留守番をしていた桜花はカナエとアオイ、きよ、すみ、なほの三人娘とおはぎを食べていた。
「桜花さんの作るおはぎはとても美味しいです。作り方とか教わってもいいですか?」
アオイが桜花におはぎの作り方を教わろうと桜花に聞くと、三人娘の
視線が桜花に集中する。
(((桜花さんのおはぎがいつでも食べれます、お願いします)))
三人娘は期待の眼差しを桜花に向け、目を輝かせている。
「いいよ〜♪アオイちゃんなら簡単に作れちゃうからね〜♪皆に作って食べさせてあげてね〜♪」
桜花はアオイに作り方を教えて、蝶屋敷の皆に食べさせてあげてほしいと思い引き受け、三人娘は喜びながらおはぎを食べていた。
「あらあら〜♪皆良かったわね♪桜花ちゃんもありがとう♪」
カナエは微笑ましい光景を見つめながら桜花に礼を言い、煌牙としのぶ二人の話をしだす。
「しのぶと煌牙君、二人きりでどんな話をしてるのかしら?
しのぶが煌牙君に告白でもしてるのかしら?だとしたら煌牙君も私の弟よね〜♪」
カナエはしのぶが煌牙に告白をしてさらに弟になるというぶっ飛んだ想像をしていたが、当の本人達はそんな話をしてる訳ではないので
カナエの想像だけで無駄に終わった。
「だとしたら〜しのぶちゃんも私の妹だよ〜♪あれ?私、煌牙より一つ下だからお姉ちゃんだ〜〜♪」
桜花はカナエの発言で自分も煌牙と義兄妹である事からしのぶも妹になると思っていたが桜花は煌牙の姉弟子であり、年は一つ下なのでしのぶがお姉ちゃんになると気づき、言い直した。
が桜花もまたぶっ飛んだ想像であり、無駄に終わった。
「しのぶを応援する立場にある私が言うのもなんだけど、桜花ちゃんは煌牙君の事どう思ってるの?」
カナエは桜花が煌牙の事が好きなのでは?と思い質問を桜花にしてみた。カナエの知る限り桜花は煌牙といつも一緒にいるのできっとそうなんだろうと思っていた。
「煌牙〜〜?うん、大好きだよ〜♪今はね」
桜花は煌牙が好きと答えたがそれは今は好きであり、前はそうじゃないとそういう意図を含ませた言い方をした。
カナエはそれを聞いて、疑問になった発言について質問をした。
「桜花ちゃん、今はって、昔は嫌いだったの?なにかあったの?」
桜花はその質問にたいし、遠くを見ながら質問に答えた。
「うん、昔から嫌いじゃなかったけどね、嫉妬心?でもないか・・対抗心かな?それがあったからね・・・だから好きって気持ちじゃなかったよ」
カナエは桜花を見つめながら、顔を曇らせ桜花に謝る。
「桜花ちゃんゴメンナサイ、嫌な話させちゃったよね?」
桜花はカナエに振り返る事なく未だ遠くを見ながら返事を返す
「そんなことないよ、今の私がいるのも煌牙がいるおかげだし
今は対抗心とかないから、純粋に尊敬してるよ」
カナエは桜花の表情がスッキリしてるように感じ話を続ける
「もしよかったら話を聞かせてくれるかしら?」
カナエの発言に、アオイや三人娘も視線を桜花向け
桜花からの発言を待つ。
「いいよ、ちょっと長くなるけどね」
桜花は目を閉じて昔を振り返りながら語り出した。
「お母さん、その子だ〜れ?」
まだ幼い頃の桜花は母が抱えて来た、ボロボロの男の子を見ながら
母に聞いた。
「この子は、山に捨てられて死に掛けてたから私が保護して連れてきたのよ」
桜花の母であり、煌牙の師匠兼母でもある花蓮が桜花に語りかける。
「桜花、この子は貴方のお兄ちゃんになるの仲良くしてあげてね?」
花蓮は桜花に仲良くするように言うと桜花はボロボロの男の子を見ながら否定的な返事をした。
「嫌、私より弱そうな子なんて仲良くなんてしたくない、なんでボロボロなの?弱いから?私のお兄ちゃんなんて・・そんなのいらない」
桜花はボロボロの男の子を見て弱いと判断し、弱い子とは仲良くする気も兄と認める気もないと母に返す。
「そうね、今はまだ弱いかもしれない。だけど頑張れば強くなれるわ
でもね桜花、この子は強いの、体じゃなく心が・・・私がこの子を見つけた時、死に掛けてたこの子の眼は生きていたわ、誰よりも強く生きる事を諦めてなかったの」
花蓮は桜花に男の子の心の強さを伝え、桜花は少し考える。
「でも・・私より弱い・・心が強いと私より強くなれるの?」
桜花は母に男の子が自分より強くなれるか疑問に思い聞き返す。
「きっとね、心が強ければいずれ課される四ノ宮の試練も乗り越える事が出来ると私は思うわ」
花蓮は男の子がいずれ訪れる四ノ宮家の地獄の試練を乗り越えると信じて桜花に語る。
「お母さんが乗り越えた試練?あの試練私もやらないといけないの?」
桜花は地獄の試練を自分もやらないといけないのか不安になり花蓮に聞き返す。
「そんな事ないわ、本当に嫌なら別の道もあるもの。その時はお父さんのお仕事手伝ってあげてね?」
四ノ宮家は代々牙柱を受け継いで来た鬼殺隊の中でも名門の家柄でもあるがそれは裏の顔であり表では昔から商人として財を成してきた
事実上の名門の家柄であり江戸の末期に開国をして以来、貿易も営み
さらに財を成し今では財閥と呼ばれる程の権力を持っている。
桜花の父が会長を務めてるが、裏では鬼殺隊の隊士でもあり給金や隊服などの支給品や経費を産屋敷と賄っており、鬼殺隊の中でも発言力のある一族でもある。
桜花は花蓮の示した別の道を否定して、決意をした目で花蓮に話しかける。
「ううん、私は鬼殺隊になるから、誰よりも強くなって・・・牙狼にはなれないけど牙狼を支える魔戒法師になるから」
桜花は花蓮に強くなり鬼殺隊の隊士になり牙狼を支える魔戒法師になると宣言をした。
魔戒法師、魔戒騎士が誕生する以前にホラーから人を守ってきた守りし者であり、法力を駆使した術で騎士をサポートしたり、中には体術を駆使してホラーと戦う法師もいたりする。
花蓮は桜花の宣言に喜びと不安の混じった複雑な心境になるがそれを表情には出さずに桜花に語りかける。
「桜花その道は凄く辛い道よ、法師にはならずに普通の鬼殺隊の隊士を目指しても良いのよ?」
花蓮は桜花に魔戒法師の道は過酷であり、法師の修行までしなくていい鬼殺隊員の道を示すが桜花はキッパリと断り再度宣言する。
「お母さん、私は決めたの!鬼殺隊の隊員も立派な守りし者だよ?
だけど、その隊員を守るのも守りし者の使命だよね?私は誰にも死んでほしくない!だから皆を助けられる法師にもなるの」
桜花の決意の満ちた眼差しに花蓮も覚悟を決め、決意した。
「桜花、分かったわ貴方が本気なら私も母としてではなく、牙柱として守りし者として貴方に接します、それでも貴方は大丈夫?」
花蓮は桜花に厳しくする事を伝え桜花の心配をするが、覚悟を決めた桜花には余計なお世話だったようで、花蓮に返答した。
「お母さん・・師匠私の心配はいらないよ、この子も一緒に修行するんでしょ?この子は心が強いんでしょ?私はこの子に負けたくない
この子よりも私の方が強いって事を教えてあげるから」
桜花は男の子より強い事を証明したくて、ヤル気を見せるがその前に男の子を休ませようと花蓮に話しかける。
「師匠」
「桜花、今はまだお母さんでいさせて・・・修業の時だけ、修業の時だけ師匠って事にしてね」
桜花は花蓮を師匠と呼ぶが花蓮は修業の時以外は師匠じゃなく母として桜花に接したくて桜花に伝える。
「・・・・も〜〜う、さっきまでの緊張感が台無しだよ〜〜お母さん
それより、その子寝かせてあげないと駄目だよ〜〜」
「そっそうね、早く休ませてあげないとね」
桜花も先程まで緊張してたが、それが解け句調がダラシなくなるが
男の子を休ませる為に花蓮を急かし、花蓮は男の子を休ませる為に
屋敷の中に姿を消した。
「もしかしたらあの子が牙狼を?・・・」
桜花は花蓮が姿を消した後、一人で呟き屋敷の中へ入って行った。
「此処は?俺は山に捨てられてそれから・・・」
男の子が眼を覚まし辺りを見渡した後、自身の記憶を探り状況を把握しようとしてる時、不意に横から声がして声の方向に眼を向けた。
「あっ!眼を覚ました〜、君ね〜〜ここに来てから1週間寝てたんだよ〜」
「・・・君は?」
男の子は声の主に話しかけ、声の主は自分の名を名乗る
「私は四ノ宮 桜花、この家に住んでるの、私のお母さんがね君をここに連れてきたんだよ?山の中で死に掛けてたって」
桜花は男の子にここに連れてこられた経緯を話し、名前を聞いた。
「君の名前ってなんなの〜〜?」
桜花にとって当たり前のような質問だがそれは男の子にとって拷問に近い質問だった。
男の子は苦虫を噛み潰したような表情で桜花に答えた。
「無いんだ・・・名前・・俺には生まれつき名前なんか無いんだ・・ゴメン」
男の子は申し訳ないのか、悲しいのかどちらとも取れる表情をして俯きながら桜花の返答を待った。
「え?・・・えっと・・・・・・・四ノ宮・・・君の苗字四ノ宮だから」
桜花は予想外の回答に言葉を詰まらせ、暫く考え込み男の子に苗字を教えた。
「四ノ宮?え?それは君の苗字だよね?どうゆう事?」
男の子は桜花の発言の内容が理解出来ないでいた。
「え〜〜と・・君はこの家に引き取られてこの家の子になったの
だから四ノ宮なの」
桜花は男の子がこの家の子になった事で、苗字が四ノ宮になった事を伝えた。
「え?・・え?」
男の子は突然の出来事に未だに理解出来ないで戸惑っていたが
桜花が追い打ちにも似た発言をして更に混乱を深めることになる。
「私・・君をお兄ちゃんなんて認めてないからね」
「・・・・え?」
「とりあえずお母さんに眼を覚ましたって言ってくるからね〜〜」
桜花は花蓮に眼を覚ました事を伝えるため部屋を後にした。
「・・・・・・四ノ宮?お兄ちゃん?・・・そうだ妹、妹が心配だ早く帰らないと」
男の子は妹の存在を思い出し、妹の元に帰る事にしたがそこへ花蓮がやって来て男の子に話しかける。
「眼が覚めて良かったわ、怪我は治したからもう痛くないと思うけど痛かったら教えてね?」
「え?あ、はい、ありがとうございます」
花蓮から怪我を治したと聞き、男の子は頭を下げてお礼を言い質問を花蓮にする。
「あの此処は?俺はどうして此処に?」
「此処は四ノ宮の屋敷よ、貴方は山の中で死に掛けてた、覚えてる?」
花蓮は男の子に山の中での出来事を聞いて、男の子の返答を待つ。
「あ、はい・・両親に半殺しにされて・・それで山の中に捨てられて
・・・あの時の!あの、助けてくれてありがとうございました。」
男の子は山の中で、花蓮に助けられた事を思い出し花蓮にお礼を言い
頭を下げる。
「気にしなくていいの、あの時貴方の眼は生きる事を諦めてなかった、誰よりも強く輝いていたわ、今もいい眼をしてるわよ?」
花蓮は男の子の眼が強く光り輝いている事を告げ、これからの事を男の子に伝えた。
「貴方は私が引き取って、この四ノ宮の子にしたの・・貴方の意思を聞かずに勝手な事をしたのは謝るわ、嫌なら元の家にも送るし」
「妹が・・妹がいるんです、俺と同じ境遇にあってると思うと」
男の子は妹がいる事と自身と同じ境遇に妹が晒される事を心配していた。
「そう、妹がいるのね。心配よね?でも今の貴方じゃ妹を守れないわ
何故なら貴方は弱いから、自分の命を守れもしないのに、どうやって妹を守るの?」
花蓮は男の子に残酷な言葉を投げかけ、男の子はそれに反論出来ずに俯き、涙を流す。
「貴方が妹を守りたいのなら、まずは貴方が自分を守りなさい
貴方が自分の命を守れもしないで、妹を守るのは無理があるわ」
「俺は強くなれるんですか?強くなって妹を守れるんですか?」
花蓮の言葉に、男の子は強くなりたいと願い花蓮に聞き返す。
「ええ、貴方が諦めない限り強くなれるわ、貴方は既に誰よりも強い心を持っているもの」
花蓮は男の子に、貴方の心は強いと伝え優しく諭す。
「願わくば貴方が、闇を照らす希望の光とならん事を」
花蓮は男の子にそう呟き、男の子はその言葉に疑問を持つ。
「あの、闇を照らす希望の光って?」
「・・・ついて来てくれるかしら?」
花蓮は男の子にそう伝え、男の子と一緒に部屋を出る。
「此処は?おっきな建物ですね」
男の子は花蓮に連れられ、装飾が施された建物の中には入っていく。
「此処は英霊の塔、人を守り抜き希望の光となった偉大な方達が眠る塔と言えばいいのかしら」
花蓮は男の子に建物の事をそう説明しながら、男の子を建物の奥に佇む像の前に案内する。
「カッコイイ像ですね、狼?かな?金色に輝いてとても綺麗ですね
像の前に刺してる剣があの像の武器なんですね?」
男の子は眼を輝かせながら花蓮に感想を述べて、金色の像を見つめる。
「あの像は黄金騎士牙狼、かつて希望の光となり人々を守った英雄なの」
花蓮は男の子に牙狼の説明をして、男の子を牙狼の前に近づける
「この剣・・鳴いてる?よく分からないけどなにか呼んでるような、不思議な音がする・・なんだろう?」
男の子は剣から不思議な音がすると呟くと花蓮は眼を開いて驚き男の子に問いかける。
「声が聴こえたの?牙狼剣の声が聴こえたのね?」
男の子は勢いよく質問され少し驚いながらも質問に答える。
「あ、はい声かどうかは分かりませんが、なにか呼んでるような不思議な音は聞こえました・・・どうしたんです?」
花蓮は男の子の回答に、涙を流し男の子を抱き締めた。
「牙狼、貴方は牙狼。闇を照らす希望の光なの。」
男の子は勢いよく抱かれたのと自分が牙狼という発言に戸惑いを隠せないでいた。
「えっと・・その・・どういう意味ですか?」
男の子は意味が分からないので花蓮に意味を質問して、花蓮は今の世の中の事を語り出した。
「貴方はお伽話でしか知らないかもしれないけど、昔から人を喰べる人喰い鬼が実際にいるの。私達はその鬼を狩る鬼殺隊という組織に所属して戦っているわ、牙狼はね私達鬼殺隊にとっての希望でもあるの
長い間、誰一人としてその剣を引き抜く事が出来なかった。牙狼剣の声なんて聴こえた人も今まで居なかった、貴方はその牙狼剣の声を聴いた初めての子なのよ」
男の子は、初めて聞く情報の多さに全てを理解する事は難しかったが、人喰い鬼が実際にいるという事は理解し、花蓮に質問を投げかける。
「人喰い鬼は誰でも見境なく人を喰べるんですよね?もし妹が鬼に襲われたりしたら妹は死んでしまうんですよね?だったら俺は誰よりも強くなって妹を守ります。」
男の子の決意にも似た発言に花蓮は嬉しそうに、だが厳しい質問を男の子に投げかける。
「鬼との戦いは命懸けよ、いつ命を落とすか分からないそれでも貴方は妹を守る為に戦うの?」
「はい、だからこそ誰よりも強くなります。大切な人を守る為に俺は生き抜きます。大切な人を守りたいから、俺は誰にも負けません。」
「家には戻らなくて良いのね?後戻りは出来ないわよ?」
「はい、覚悟は決めました。」
花蓮は男の子の強く輝く眼差しを見つめ、微笑みを浮かべ男の子に語りかける。
「ようこそ四ノ宮家へ、今日から貴方も私達の家族よ、えーと、名前は〜」
「ありません、生まれつきなかったので」
花蓮が男の子に名前を聞こうとしたが、男の子は名前をなかったので
無いと答えた。
「名前どうしよっか?付けないとね?」
花蓮は予想外の展開に戸惑い、名前付けようと考えていた時、
桜花が現れ、男の子の顔をじっと見つめる。
「・・・・・煌牙・・・この子の名前、煌牙だよ〜〜
目がね、煌めいてるようだもん。」
桜花が男の子に煌牙という名前を提案し花蓮もそれにしようと快諾すると、男の子は初めて名前を貰った事が嬉しくて涙を流しながら
二人にお礼を言い、四ノ宮家の家族として迎えられた。
当初の構想からかなり内容が増えたような
煌牙の昔話はいずれしようと考えてましたが、桜花の好き発言から
この展開は当初想定してかなったです。
次回も、この話の続きです。