エボルドライバーを持った元社畜が学園で無双するだけ 作:なぐなろく
話をしよう。じゃないんだ。人類悪が指パッチンしたのが悪い。
“あれは今から36万…”
「お前も乗らんでいい」
と呆れるように言いつつ周りを見る。周りは家に囲まれていて太陽光が上から少し入ってくる程度だ。しかし周りに人類悪はいない。
“僕ならここだよ。”
と声がした方を見ると浮遊する光の玉が俺の目の前にあった。
「これは?」
“これは僕の思念体だよ。さすがにこの世界の神がそのまま降り立つ訳にも行かないからね。これだって特例で降臨してるんだよ?”
「お前は神でもなんでもない人に自分の我儘を押し付けてくるエゴイストだろ。」
“なんてったって僕は神だからね!”
「無限ループか?」
“そ、そんなことはどうでもいいよ。どうだい?自分の体?”
そう言うと光球から鏡のようなものが出てきた。
「これが新しい体か…」
と言いつつ自分の体を観察する。
顔はよくいるアニメモブ顔で、身長が150くらいである。ただ、一つだけ違和感があるのは髪だ。真っ白に染めた時のような状態である。
「これは?だいぶ現実の自分とは違うようだが。」
“これは君が異世界に入る時の理想の姿って中学2年生の時に君が書いたノートに書かれていた姿に寄せたんだよ。”
「おいバカやめろ。何黒歴史ノートを参考にしてるんだ。しかもあのノートは高校の時全て燃やしたはずだぞ。」
“復元するの大変だったんだよー。”
「ふざけんな!」
“ただ君は低身長がいいって思っていたじゃないか。あと君その姿でどんなこと言っても迫力が無いぞ。”
確かにそうだ。少し低身長には憧れてたんだ。ただ納得はいかない。
“この世界だと逆に黒髪は目立つからね。白くらいがちょうどいいと思ったんだ。”
「本音は?」
“面白そうだったから”
「ふざけんなよ…まぁいいか。それで?ドライバーは?」
“はいこれ。転生特典神様店舗特典”
そう人類悪言うとトランクケースのようなものが出てきた。ロックを外し開けてみるとエボルドライバーとトランスチームガンが置かれていた。早速ドライバーを持ってみると体から何かがドライバーに入り込んだ気がした。
“あ、言い忘れてた。ドライバーには君の魔力が記憶されて他者には使えなくなるよ。これはスチームガンも同様にね”
「それは助かるな。」
“あとエボルドライバーを持った特典としてブラックホールも付いてくるよただ攻撃性は無くて、四次元ポケットみたいな扱いかな。普段はそこに色々なものを入れておくといいよー。”
「それは助かるな。早速やって見たいんだがどうすればいい?」
“両手を突き出して手の先に何かを集めるイメージをしてみて。”
言われた通りにやってみると黒い渦みたいなものが目の前に出てきた。
「おぉ…」
“これが魔法さ。慣れてきたら考えるだけでも発動できる。これにはないけどより強いもの、大きいことをしようとすると詠唱とか必要になってくるからね。”
「それはそれで黒歴史なのではないか?」
“異世界ではそれが常識なのさ。それくらい慣れてくれ。”
「確かに。これからこういうことはよく起きそうだな。」
“確かにね。これから慣れてもらうしか無さそうだ。あと、これでやることは全部終わったからここでお別れだ。”
「その形態で着いてこないのか?」
“さすがにどれだけ人類悪と思われてようが神は神だからね。今ここにいるのすら特例だけど生憎やることが多くてね…”
「そうか。それなら感謝はしなくてはいけないな。」
“一番の理由は君に着いて行ったら絶対面白いからなんだけどね!”
「おい!」
“じゃあお別れだ。君に神の加護があらんことを〜”
光の玉は縮小していき消えていった。というか神の加護はお前が加護を掛ける側だろ。
「よし…じゃあ行くか。」
そう言い、路地の光が射す方へ歩を進めた。