感想、アドバイス募集中です。
それでは2話どうぞ。
電気のない、窓から差す太陽の光だけが照らす薄暗い廊下。
ここはエルステ帝国の軍艦の中、そこに2人の胸に青い宝石を持ち水色の髪を持つ少女と身軽な鎧を着て片手にレイピアを持った女が何かから逃げていた。前からはガシャガシャと銀の鎧を着た3人の兵士が迫っていた。
彼女たちを目視した兵士達は皆腰に下げていたバスターソードを抜刀し彼女たちの前に立ちふさがる。
それに剣を持っている女が走る速度を上げ、兵士達に立ち向かっていく。
そして、右から左に一閃、左から右に一閃、右から左に一閃。
その巧みな剣捌きに無駄な動きは無く、一瞬のうちに3人の兵士を倒してしまった。
そして、後ろを振り向き少し後ろを走っていた少女に声を掛け手を伸ばす
「ルリア!」
少女の名はルリア。
「カタリナ!」
剣を持った女の名はカタリナ。
ルミアはカタリナに声を掛けると自身も手を伸ばしカタリナの手を掴む。
そうして、走り出した2人が行き着いたのは広い開けた場所だった。
「こまりますね~カタリナ中~尉」
突然掛けられた言葉に2人は声の聞こえた方へ視線を向ける。
そこには紫色の宝石が入ったガラス筒を持った50代くらいの鎧服を着た男が立っていた。
「ようやく研究成果が試せるというのに」
男はそう言うと手に持っていた宝石が入った。ガラス筒をルミアに向ける。
すると、宝石と彼女の胸にある青い宝石が共鳴し、ルリアが苦しみだした。
「ルリア、やめろ!こんなこともう沢山だ!」
カタリナが男を睨む。
「そうはいきませんよ中尉。意向に背けばどうなるか貴方ならよく知ってるはずですね~」
男はにやつきながらカタリナに言う。
「く...!」
その言葉に歯を食いしばりながら苦い顔をするカタリナ。
すると、突然ルリアが目を見開くと紫の宝石の輝きが一層明るくなりガラス筒を割り飛び出るとその輝きが周囲を包み大爆発を起こした。
軍艦の床が崩れ、爆風で外に放り出されてしまったルミアはそのまま地上へ落ちていった。
胸の青き宝石を光らせて。
その時、とても巨大な何かが目を覚ました。
ここはある村
「軍艦?」
その少年グランはふと目に入った空に浮かぶ軍艦に疑問を抱く。
「なんでこんなとこ飛んでんだ~?」
それは隣にいる赤い竜の様な生き物ビィも同じようだ。
しばらく眺めていると軍艦から爆発が起きるそれに驚くグランとビィ
「おいおい、事故か?」
すると、軍艦の中から青く光る物体が落ちてきた。
「何か光りが森の方に落ちていった」
「ひー付いた部品かなんかかな?」
「確かめよう!」
そう言ってグランは後ろの壁に掛けてあったバスターソードが入った鞘を持ち出し、一直線に森に走って行った。
ここは森の中グランとビィは先程落ちた物体を探していた。
「すっげー光ってたけど何なんだろうなあれ」
先ほどもらったリンゴをかじりながら言うビィに対しグランは辺りに気を張りながら探すグラン
すると、軍艦の破片と思わしき物を発見した。
「やっぱり、ビィの言う通り火の付いた残骸かもしれない、このままじゃ森が火事になるかも」
そう言い、どんどん奥へ進むグランとビィ
すると、森の奥で青に光る何かを発見した
「あの光は...」
「たしかここ入っちゃだめな場所なきが」
「行こう」
ビィの言葉を遮る様にグランは進むそれにビィも付いていく。
「女の子だ」
光っている物体が少女ということに気付いたグランが慌てて駆け寄る。
「君しっかりして!」
「う.う.ん?」
少女が起き上がると辺りを見回す。
「....ん?..わっ!」
グランに気付いたのか彼女は驚いて後ずさってしまった。
「脅かしてごめん。けがとかない?大丈夫?」
「気を失ってた様だけどよ~」
「あ、はい。頭が少しボーっとしますけど大丈夫です。」
「嬢ちゃん見ねえ顔だけどどっから来たんだ?」
「あ、あの、私...」
グランが少女の胸に付いている青い宝石を見る。
「まさかとは思うけど船から落ちてきたのは君?」
「まさか俺みたいに羽があるわけじゃねーのによう」
「ねえ、君、僕はグランこの星に住んでいるんだ。困っていることがあるなら力になるよ」
「はい、ありがとうございます。グランさん」
「あーグランで良いよ」
グランが照れくさそうに言う。
「それでこっちが」
「空飛ぶトカゲさん?」
「なあ!?おいらはトカゲじゃねー」
「ひゃ!ごめんなさい」
「こいつはビィ」
「おう、よろしくな!嬢ちゃん」
「それで君の名前は?」
「名前?.....ルリア....ルリアです!」
「ルリア、何があったの?覚えていることでいいから話してみて」
「えっと私は最初ずっと暗い部屋にいて、でもカタリナがもう出ようって言ってくれてそれから一緒に走ったんです、カタリナと...あ、あの!カタリナは!カタリナを知りませんか!?」
「え?カタリナ?」
「誰だいそれ?」
ビィとグランはカタリナという名前に首を横に振ってしまう。
「ルリア、カタリナってどんな人?」
「えっと、きれいで強くて私の傍にいてくれる」
「そうなんだ」
その言葉を聞きグランは強く頷く。
「うん!分かった!じゃあ、カタリナさんを探そう!」
立ち上がり、手をルリアに伸ばす
ルリアはその手を掴み、立ち上がる。
「と言っても、この森にも魔物が出るし一旦村に戻って...」
「おい!見つけたぞー!」
その言葉にグラン達は視線を向ける。そこには5人の鎧を着た兵士がこちらを見ている。
「だめ!早く逃げないと!」
「君あいつらに追われているの?」
「うん...」
「大丈夫だよ。ルリア僕たちに任せて」
グランはルリアの前に立ちはだかる。
「なんだ、貴様おとなしくその少女をこちらに引き渡すんだ!」
その言葉にグランは腰に下げていた鞘からバスターソードを抜刀する。
「いやだ、ルリアは渡さない!」
「チッ、ガキが後悔するなよ!」
兵士の1人がグランに駆け寄ろうとしたその時、突如帝国兵が吹っ飛んだ。
次回
「今のはいったい...」
「貴様ら!」
「グァァァ!」
「グラン!」
「ここまでなのか...」
「あきらめるな!」
「ヘア!」
episode 3 Nexus 絆