------------------------------------------
2024年4月14日
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
今日から、ここ、横須賀第十四鎮守府の提督を任されることになった。
------------------------------------------
「……普通の日誌、いや、日記か?」
いかにもと言わんばかりの雰囲気を漂わせた黒い日記帳に拍子抜けする。しばらくページをめくっても、ご飯が美味しかった、
------------------------------------------
2028年6月24日
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
……
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
2028年6月27日
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
やってしまった……
------------------------------------------
「……」
そこから先は読むのだけでも吐き気を催す内容だった。どうやら、自分はあるタイミングで提督同士の交流パーティーに参加、それから雨晴提督から電話が掛かってきて、資源欲しさに人身売買、そこからリミッターが外れたのか、それ以来、定期的に艦娘を何人か送るようになり、おまけに、欲をだし、ついに艦娘に性的暴行を加え、食堂などの資金を懐に納め、雨晴提督率いる艦娘兵器派として活動していた……
「……俺、なのか……?俺が、やったのか……?」
『卑怯者!』
「……は、はは……」
その行いをしたのは自分だった。それを知り、へたりこんでしまう。何が知らないだ、自分でやったことじゃないか。ふと、通帳のようなものが見え、その中身を確認する。そこには、76億というあり得ないほどの数字が書いてあった……
「……何だよ、夢なら覚めてくれよ……」
そう願っても、意識はしっかりしている。つまり、これは現実に自分が起こしたことである。例の日記を見る限り、大破進撃、轟沈、入渠をさせないなど。そんな行いをして自分の私腹を肥やしていたのだ。
「……どうすりゃいいんだよ……」
そんなことを口走る。答えは返ってこず、ただ風がレースのカーテンを撫でるだけだった。しばらくして、ドンと音が鳴り、ドアが倒れる。そこにいたのは、奇妙な格好、へそだしルックにミニスカの艦娘がいた。
「……ふぅん、本当に記憶失ってんのか……」
そう呟く少女、それを聞いて、黒原は悪い予感を感じる。そして、数秒後、全力の右が彼の頬を打った。
「……はは、抵抗しねぇのな?おい、
その言葉を受け、セーラー服、短パン、着物の艦娘たちが入ってきた……
------------------------------------------
「覚えてる?僕に対してこうやった……よねぇ!」
「あたしともよくスキンシップしたよなぁ……グーで!」
そこからは一方的なリンチだった。彼女たちが飽きるまで続けられ、その様を撮影されているのだ。しばらくしたあと、飽きた彼女たちが帰るまでに、何回殴られたか?十六回辺りから数えるのをやめた。
「……あ、ぐ……」
「……惨めなものですね、提督……」
他の艦娘たちが帰った後、着物の艦娘……扶桑が黒原にこう言う。
「ごめんなさい、提督……ここでは、あなたに安寧の時はないでしょう、多くの艦娘があなたを嫌い、恨み、憎んでいます。精々、死なないように……では」
それだけ言うと、扶桑は立ち上がり、一礼をし、部屋から出ていった。
今の行為こそ、信頼がどぶに沈んだという証明だった。それをはっきり認識した黒原は、少しして、立ち上がり、日記を書き、意識を失うのだった……
------------------------------------------
年 月 日
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
今日、この日を持って、ここを建て直す、いくら疎まれ、憎まれていても
摩耶、深雪、扶桑、最上、五月雨、電嫁の提督さん、ごめんなさい。