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戦場に歌が響く。
それは一四人に及ぶ少女や女性の集団から七人という半数が唄うから。
聖詠と呼ばれる武装を励起させて纏う為の歌、短い詞が歌姫達の可愛らしい口から響いていた。
その武装の名をシンフォギア、旧き時代より伝えられた聖遺物の欠片を櫻井理論なる理論を基にして作製された武器にして防具で、正式な名称はFG式回天特機装束とされて、神に類するとされる超越者――シェム・ハとの闘いには七人の歌姫が唄う歌が必用不可欠として七機が造られる。
唄う事にて発生するアウフヴァッフェン波形、そしてそれがフォニックゲインと呼ばれるモノであり、高まれば高まる程にシンフォギアは力を強く強く発揮してくれるのだ。
ガングニールの立花 響。
アメノハバキリの風鳴 翼。
イチイバルの雪音・クリス。
シェンショウジンの小日向未来。
アガートラームのマリア・カデンツァヴナ・イヴ。
シュルシャガナの月読 調。
イガリマの暁 切歌。
彼女達の唄により聖遺物の欠片を仕込まれているギアが励起される。
尚、正確にはガングニールが二機造られているから正式には八機であり、響のは天羽 奏のギアが壊れた欠片が融合して装着されたイレギュラー、【戦姫絶唱シンフォギアGX】ではマリア・カデンツァヴナ・イヴが使っていたギアを譲渡されて正式なシンフォギア装者と成った。
更にたった一人で七〇億人分もの絶唱に等しい歌を唄う錬金術師――キャロル・マールス・ディーンハイム、彼女はダーナ神族が最高神ダグザが振るった金の竪琴ダウルダブラの欠片から造られたファウストローブを纏う。
彼女とは戦闘も起きたけど説得して仲間にした感じだろうか? 過去へと跳び父親のイザークが火刑に処された際に身代わりに彼から救われた癖に一番処刑を望んだ男を繋いで、キャロルは平和にイザークと暮らす事が叶ったのである。
勿論、過去のキャロルは偽者な父親の焼死体を視て絶望をしたからこそ現代でのテロに繋がった訳であるから、其処を変えてしまう事は当然ながらしないし出来ない。
そして、多くの犠牲を払ってでも神の力を得んとしたサンジェルマン、カリオストロ、プレラーティという三人組の錬金術師。
自らが構築をしたラピス・フィロソフィカスを
素材に、彼女達専用に調律されたファウストローブを身に纏って闘える。
そしてノーブルレッドの三人組。
正直に云えばユートはノーブルレッドの三人組を助ける気は無かった。
目的は判らなくも無い、改造された挙げ句の果てに要らない存在扱いをされてきたのだから元の身体に戻りたいと、それだけの理由で三人という少人数で出てきたのは理解もしよう。
とはいえ、身勝手に過ぎる殺人などを平然とするのは有り得なさ過ぎて引いた。
まぁ、キャロルも想い出集めで人間を襲撃させていたりするけど、彼女の事件は大事に成る前にユートが終わらせたので原典を識らないから得に言及もしていない。
サンジェルマン達の場合は必要悪として払われた犠牲に対し、自らがその罪を数えていたからこそ助ける気にもなった。
自らの悪徳を知りつつもそれを必要悪であると割り切って、払われた犠牲に対して自分自身の罪を数えていたサンジェルマン達、ノーブルレッドはそれが無かったからこそサンジェルマン達の様には考えられなかったのである。
それでも救ったのはユート自身が正義の味方とは言えない、どちらかと言えば悪人の類いである事も加味されていたし、ノーブルレッドも容姿はそれなりに整っていたから生命の危機と人間に戻してやるのを確約した上で、【ネギま!】系列の魔導具――
放置では信用成らないから。
とはいえ、風鳴訃堂に騙された事を思えば慎重に成らざるを得なかったであろうが……
血の繋がりこそ無いけど彼女達は普通の姉妹の如く仲良しであり、ヴァネッサ・ディオダティを長姉としてミラアルク・クランシュトウンとエルザ・ベートの姓が違う三姉妹。
怪物化されて実験体と成って苦しみ続けていたというのは同情の余地もあったし、取り敢えずは三人共がそれなりに整った容姿だったからというノリで救ったら、鵬法璽なんて要らなかったかも知れないレベルで忠誠を誓われた。
尚、この場に居る事から判るだろうけど力自体は人間形態から『転身』をする事で“ノーブルレッド・モード”に成って使える。
その能力を以て彼女達は暴れ回った、自分達が情愛を与えられる身分では無いと自粛はしつつも感謝を籠めて、少しでも寵を得る為にも頑張って闘うのが今の自分達に出来る最大限だから。
まぁ、ユートは別に三人を嫌っている訳では無かったのだけれど。
所は変わって上空で黒い翼を背に持つ白い帽子を被る少女――と呼ぶには少し薹が立った美女が先に金色の十字架が付いた杖を手に胸を張る。
原典シエスタと同じサイズだとされている事から意外にも巨乳に位置するが、残念ながら健康診断で測った際に項垂れていた事から友人達と比べると一番小さかったらしい。
それは兎も角、彼女の名前は八神はやてという魔導騎士で“闇の終焉事件”の当事者。
本来の茶髪では無く白髪に近いレベルで色が薄く成っているのは、アインから名前を受け継いだリインフォース・ツヴァイとユニゾンしたから。
因みに、リインフォース・アインは別に原典の如く消滅した訳では決して無く、再調整を施されて“夜天の守護騎士”となら誰とでもユニゾン可能に成っており、現在は“烈火の将”シグナムと融合をして戦場を翔ている。
「リイン、最大出力で征くよ!」
《ハイです! 何しろ狙う必要が無いですから、リソースは全部威力に振れるですよ!》
リインの応えに満足そうに頷く。
「仄白き雪の王、銀の翼以て、我が見上げる天空を白銀に染めよ! 来よ、氷結の息吹!」
右手に持つ杖を掲げて叫んだ。
「アーテム・デス・アイセス!」
これは広域攻撃殲滅魔法、スパロボ的に云えばMAPWに位置している攻撃であるが故に威力へと激振りした魔法は、エヒトルジュエの使徒共の数十体を完膚無きまでに凍結させて落とした。
《Panzer hindernis!》
「チィッ、とは言えよ! 数が阿保みてぇに多いから被弾率もバカになんねーぞ!」
叫ぶのは紅の鉄騎ヴィータ。
《Schwalbe fliegen!》
八発の鉄球――といっても魔力で構築した物――をグラーフアイゼンにて往復殴打で飛ばしてやると、その一発一発の威力がデカイのだろう、エヒトルジュエの使徒は一発を鳩尾や頭に受けて消滅こそしないが墜ちる。
それを“風の癒し手”シャマルが捕縛をしては、ユートから渡された特殊な袋へ詰めていく。
所謂、ドラクエ的には大きな袋みたいな物であるから何百体を詰めてもまだ入っていった。
「ぼやかないの、怪我をしたら私がちゃんと癒して上げるから」
「怪我をする前提かよ」
げんなりしてしまうヴィータ。
「また来るぞ! ルオオオッ!」
蒼き狼ザフィーラが魔法を発動。
「ぐあっ!」
魔力の軛によりエヒトルジュエの使徒達を突き刺してしまうが、別にこれは殺傷力を持っている訳では無いからダメージは入らない。
烈火の将シグナムははやての護衛として侍て、他のヴォルケンリッターはエヒトルジュエの使徒の捕縛を、主であるはやてを通してユートから命じられていた。
尤も、はやてから命じられずともユートに頼まれたなら二つ返事で引き受けたろう。
はやてもそうだけど、ヴォルケンリッター達は男のザフィーラと最年少で未だ一八歳に満たないリインフォース・ツヴァイを除く全員、これにはリインフォース・アインも含めた全員だったが、ユートと肌を重ねた経験が有るからである。
リインフォース・ツヴァイは、はやてのリンカーコアをコピーして小学六年生に成った頃に造られたユニゾンデバイスであり、【リリカルなのは】世界としては新暦八三年の今はリインの誕生から約一六年が過ぎようとしていた。
つまりは残す処は二年くらいで一八歳という、謂わば約束の刻を迎えるという事になるのだ。
最大の問題点は見た目が全く変わらない事で、フルサイズに成ろうがどうしようがヴィータより年齢が下に見える程の容姿、彼女でさえ可成りのギリギリ感が有ったのにリインは確実にアウト。
ユートの性癖は確実に歪みを見せているけど、これは【ゼロの使い魔】の世界へ転生をしたのが原因であり、ユートは子爵家の嫡子として生を受けたが最終的には大公にまで陞爵をしている。
トリステインを救い、アルビオンを救い、更にはガリア王国の歪みをも正してエルフの国と国交を開き、翼人との折衝も熟してロマリア皇国からの干渉も教皇を変えて防ぐ。
そして血筋には百年前にヴァリエール公爵家の血脈を確かに受け継ぎ、即ちトリステイン王家の血が間違いなく流れているという事。
本来ならばトリステインを離れアルビオンへと嫁いだ正統後継者だったアンリエッタに代わり、ユートが王位を継いでも良いと国王やヴァリエール公爵らも言ったが、流石に王には成りたく無かったから断ってルイズの即位を促した。
代案として昔に莫迦をやらかした大公家の代わりに大公と成り、ヴァリエール公爵の摂政を継いでトリステイン王国女王ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・トリステインの治世を支える約束をした訳である。
そんなユートに借金をしていた貴族家は多く、娘の居る家からは質入れさせて棒引きにした場合も多々有り、その際に八歳児~一二歳くらいまでの幼女レベルで差し出されていた。
娘達も帰る場所が無いから必死に気に入られようとしてきたし、結果としてユートは最低限でも数えで一二歳から相手にしていく。
タバサやユーキやエルザを抱いた事でミニマムもヤれる様に成ったのも原因だが、そんなユートだからこそフルサイズに成ったリインであれば抱けるだろう。
流石にリインの身長と近い長さのJr.が
紫天ファミリーも愉しそうにエヒトルジュエの使徒共を墜としていく。
腰まで伸ばした金髪、白を基調とした戦装束、紅い翼を背に持つ“紫天の盟主”ユーリ・エーベルヴァインを中心に、八神はやてに似た容姿をしている“闇統べる王”ディアーチェ・K・クローディアが立ち並び、高町なのはに似た“星光の殲滅者”シュテル・スターク・オガタとフェイト・テスタロッサに似た“雷刃の襲撃者”レヴィ・ラッセルの三人が侍ていた。
立場上は四人共が同じながら、シュテルだけがオガタの姓を名乗るのは真王宮殿――旧アシュリアーナ公爵城――にて、第一王妃リルベルト・ル・ビジュー・アシュリアーナ及び第二王妃である暁美ほむらと共にユートと正式な婚姻式を挙げた第三王妃だからである。
四人が【閃姫】である事実は変わらないのだけれど、正式な婚姻をしての姓を名乗る流れが有るからかいまいち王の威厳が足りないディアーチェは夜の褥ではシュテルが引っ張っていた。
仮面ライダーデルタの姿を取るシュテルだが、来ならば【ありふれた職業で世界最強】――即ち
この世界での地球に居たのを、ほむらやユーキも同様にディアーチェとレヴィが連れて来た形だ。
「ルシファーズハンマープラス! ルシフェリオンブレイカァァァァーッッ!」
地上から幾つものポインターを放ったかと思ったら、自らのデバイスに集めさせた魔力を纏う様に蹴りを放ったシュテル=仮面ライダーデルタ。
技のモデルはアカシックバスターで、叫ぶ技名のモデルはガオガイガーがファントムリングを使ってブロークンファントムを放つ際のもの。
普段は無表情沈着冷静がデフォでありながら、熱い魂を六〇〇年という時の旅路の中で獲得したらしく、戦闘時や閨事の時の感情の激しさは彼女を知る誰もが驚愕に目を見開くだろう。
尚、シュテル自身は戦闘時の激しさは否定もしないけれど、閨事の時のアレは自分の資質が花開いたのでは決して無く、ユートにより無理矢理に花開かされたのだと言って憚らない。
基本的に仮面ライダーは個人戦には強いけど、相手が集団となるとややもすれば苦手になりがちだったりする為、ユーリもディアーチェもレヴィも戦闘衣姿で闘っているものを、シュテルだけはこの対集団用の必殺技の為に仮面ライダーデルタへと変身をして闘っていた。
勿論、殺ろうと思えばオーガストランザーを伸ばして集団を斬り裂くくらいは可能なディアーチェだし、高町なのはの使う仮面ライダーゾルダのファイナルベントは充分に集団を叩ける。
仮面ライダーカブトにしてもハイパーカブトでパーフェクトゼクターを使えば、集団を塵に変えて消滅させるくらいは出来るだろう。
とはいえ、格闘メインの仮面ライダーには難しいのも間違い様が無いくらいに確か。
「破邪百獣剣!」
百獣戦隊ガオレンジャーが自らの武器を合体させて放つ必殺技が吼える。
「邪気退散!」
その一撃が使徒共を討つ。
「ガオハスラーロッド、ブレイクモード! レーザープール! ハァァァッ!」
六人目の謂わば追加戦士のガオシルバーは参加しなくても独自技が有った。
ガオハスラーロッドは三つのモードが在って、その中のブレイクモードは必殺技のもの。
「破邪聖獣球! 邪気玉砕!」
レーザープールを台にし、三つのガオの宝珠を
ビリヤードみたいに打ち出すガオシルバー最大の必殺技が使徒共を射ち貫いた。
プリキュア勢とは違って仮面ライダーやスーパー戦隊は、大きなダメージを喰らってしまえば消える影分身にも近い存在。
だけど間違いなく原典の記憶を持ち合わせているだけに、決して弱い再生うんたら何かでは有り得ないのである。
それにスーパー戦隊はよく『怪人一体を数人でフルボッコにしている』など、意味不明で戯けた揶揄を受けていたりする事が侭有るのだけれど、それは雑兵とはいえ敵方がスーパー戦隊の人数を越えた人員数で闘いを仕掛けている側、そういう事実を無視していると云えよう。
雑魚から斃すというセオリー通りに闘った結果として、最終的に怪人側が一対スーパー戦隊側が数人という話になっただけ。
今回の様に。
未だエヒトルジュエの使徒はたっぷりと居るから状況は違うけど。
「呪符魔術、式蜘蛛邪骸食!」
鬼道三人衆の一人シーン・ハリが放ったのは、主にして師でもあるダークエルフから習ったらしい呪符魔術、式鬼である式蜘蛛を放ち対象を補食させるなど可愛い顔して可成りえげつない。
三人衆といっても実質は二人衆。
「破裏剣流剣法奥義、龍撃羅刹斬!」
今一人がカイ・ハーン、もう一人のダイ・アモンなる男と共に、嘗ては四天王の一人に仕えていたのだけど彼女はDSに敗れた上で彼の下へと戻った事もあり、二人は自分達を心身共に討ち斃してしまったユートに付いて来たのだ。
勿論、
「さて、行きましょうか」
「はい、ミユキさん!」
一人は紅色オンリーのクリスタルを手にして、もう一人は桃と白のコントラストなクリスタルを手にし頷き合う。
この二人は余り年齢差を感じさせないけれど、実際には一〇歳以上の開きがある筈だ。
「「テックセッターッッ!」」
二人は素っ裸に成ると素体状態に変化し、更には武装が装着されていき騎士の様な姿と成った。
「テッカマンレイピア!」
「テッカマンイーベル!」
二人は【宇宙の騎士テッカマンブレード】という世界の人間であり、ラダム樹に捕らえられてしまい素体化させられてしまう。
相羽ミユキは不適合だったらしく素体化された後に排出され、武装化も出来る様に改造自体はされていても細胞崩壊を起こしていた。
ユミ・フランソワは幼い頃にテッカマンブレードに助けられたらしく、新生スペースナイツへと所属をしてなんやかんやでテッカマンに抜擢された上に、事故により最強のボルテッカが備わってしまったのだと云う。
刺突剣の名前のテッカマンレイピア、冬を意味するテッカマンイーベル。
ユートは【宇宙の騎士テッカマンブレード】の世界には行っていない、それなのに明らかに二人は【閃姫】として戦闘に参加しようとしていた。
理由は至極簡単、ユートは【闘神都市】という世界に行った事があったのだけれど、その世界で這い寄る混沌が【宇宙の騎士テッカマンブレード】の世界で死亡をした相羽ミユキを転生させ、彼女の願いから元での世界の人間側のテッカマン――ミユキは相羽タカヤ=テッカマンブレードを想定していたのを、ミユキが後の世を識らないのを良い事に彼女の死から約一〇年後の時間軸からテッカマンイーベルたるユミを召喚したのだ。
ユート側では、ユートが闘神都市で開催されていた闘神大開と呼ばれるこの世界随一の大人気なコンテンツに優勝、闘神の称号を獲たのは良かったのだがユートを“天使食い”にして操ろうとした市長にして堕天使アプロスを殺って、闘神の館を図らずも乗っ取ってしまう。
問題は闘神大開をどうするか?
闘神大開は出場者が美女や美少女をパートナーとして、出場者が敗北を喫した場合には彼女らが勝利者に一日を捧げる事になる。
勝利者は敗北者のパートナーを殺害以外にナニをしても許されるし、敗北者のパートナーは殺害される以外の如何なる行為も受け容れる事が厳然たるルールとされていた。
実際にユートは闘神大開中、敗北した出場者のパートナーであるアンドラ・くじらやクレリアや羽純・フラメルや小早川 雫や瑞原葉月を美味しく『戴きます』をしている。
因みに、羽純・フラメルは元来だとあの世界とは平行世界に当たる【闘神都市Ⅲ】のメインヒロインだったが、どうやら他の転生者により召喚されてしまったらしい。
更に小早川 雫はゲーム内でヤっちゃうと自決してしまうが、ユートは何とか自決してしまわない様に口八丁で丸め込んだ。
小早川 雫はメインヒロインにも匹敵する容姿を持つ美少女、無理矢理にヤって自決なんてさせるくらいならば多少の面倒を負ってでも取り込みたいと思ったのだから。
瑞原葉月はメインヒロイン、本来の主人公であるシード・カシマの謂わば彼女として立っていたのだが、瑞原道場最弱のシードが瑞原道場の道場主の娘たる葉月を娶るなど許される筈も無い。
とはいえ、葉月の父親も鬼では無いし娘の幸せを願うからにはシードと結婚させるのが一番なのは判り切っていて、だからこそ闘神都市での大会で闘神となったら婚姻を許すとした。
元の世界線なら最終的にシードが優勝をして、闘神として天使食い化させられてアプロスの意の侭にされて、それでも何とか葉月との結婚だけは出来たのだがユートの存在が全てを覆す。
ビルナスとかいうシードの先輩も決勝戦で敗れたものだから、瑞原葉月もまんまとユートにより『戴きます』をされてしまった。
そんな闘神大会は大人気なコンテンツだったからこそ、市長に成ったからといって止める訳にもいかないと判断して続ける事になる。
ユーキが自身を担保に出場して、勝利をしたらユートに敗北者のパートナーをプレゼントとか、割ととんでもないコンセプトの元に翌年の大会は開かれた。
相羽ミユキはユミ・フランソワをパートナーにこの闘神大会へと出場したのだ。
言葉は這い寄る混沌により翻訳して貰えたらしいのだが、文字は日系人なだけに日本語と英語くらいしか読み書きが出来なかったミユキは大会のパートナーが、実は自分が女性で美女美少女であるならば必用が無い事を大会規約を読めなかったから気付けなかったらしい。
ユーキに敗北したテッカマンレイピア、当然ながらミユキを待っていたユミが迎えたのは勝利者たるユーキと、彼女が権利を譲渡するユートだった訳だから吃驚したであろう。
それ即ち、テッカマンを降せるだけの実力者が居たのだという事実があるからだ。
結局、ミユキも敗北の責任を取るとしてユミと共に肢体を差し出す事にした為に、元の世界へと帰る手段を捜すのも諦めて【閃姫】に成った。
「ボルテッカァァァァッ!」
「リアクターボルテッカァァァァッ!」
テックランサーを使って地道にエヒトルジュエの使徒を突き殺していたが、空一面に映えている連中を見遣ると一気にボルテッカを放つ。
テッカマンレイピアはボルテッカこそ持っていたけれど、不適合としてフォーマットの途中にて排出されてしまったからかボルテッカ発射口が無くて撃たば自爆となってしまう諸刃の剣、テッカマンイーベルの使っているリアクターボルテッカは敵に当たればそれを基点に、新たにクリスタルフィールドを形成して別の標的に再発射させる事である意味で無限に放つ事が可能なボルテッカ。
また、ユーキからの魔改造を受けてる事により一度の変身で一発だけではなく、少なくとも数発は撃つ事が出来る上にフェルミオンをチャージする事で、少し時間を置けばこの変身の最中であっても再発射が可能となっていた。
それに【閃姫】として契約を結べば身体能力が大幅に上がる他にも、幾つかの特典を得られるのが大きなメリットとして挙げられる。
エネルギーならどんなモノにでも変換が可能となる恒星が数個分のエネルギータンク、これにより氣力に魔力に霊力に念力を好きに回復させてしまえる為に凄まじく好評だ。
しかもエネルギーなら何でも構わないという縛りが無いものだから、テッカマンの必殺武装であるボルテッカのエネルギーのフェルミオンまでも回復してしまえる。
恒星を数個分だから当然だが、【閃姫】達全員が二四時間体制で最大値のエネルギーを消費したとしても、決して尽きる事など有り得ないのだと云えば解り易かろう。
更には日を跨げば全快する。
そして矢張りユートと同じ寿命を好きな年齢を維持乃至は変化させられる為、出逢った時が幼い砌だった娘は一六歳~一八歳を目処に変化させていたり、逆に年増レベルだった場合は若く変化をさせたりしていた。
更には逆に変化させない場合も。
ミユキとユミは初めから一六歳であるという、充分な年齢だったから出逢ってそれなりの年月が経つけど変わらない姿、【Fate/】組の若干ながら幼かった者達――イリヤスフィールとクロエと美遊と桜は、満一二歳の年齢で態と停めているから魔法少女っぽい戦装束がよく似合う。
また、一応ながら戦闘も出来るとはいえ開発者の側面が強いプレシア・テスタロッサみたいに、出逢った時点で五〇歳を越えていたりしたら最初の一発はその侭の姿で抱かれ、次からは若返った姿と成ってセカンド・バージンを捧げていた。
正確にはユートの権能で前の男とヤる前の肢体にまで戻し、処女膜を復活させた上で二度目となる処女をユートに捧げてから【閃姫】契約を果たしたのである。
もっと早くこの遣り方に気付いていれば態々、ユーキが【MUVーLOV ALTENATIVE】の世界へと再転生をする必要も無かったのだけど、あの世界はあの世界で獲られたモノは大きかった。
【閃姫】的な意味合いで。
「サンダーレイジ!」
事実上、フェイト・テスタロッサとアリシア・テスタロッサという双子の母親という立場に成ってしまいながら、死病に侵された肉体的な不備を無くす為に一時的に二四歳にまで退行した上で、数年後には一八歳の肉体にまで戻ったプレシア・テスタロッサは、今や端から視れば同じ年頃にしか思えない娘の二人と共に【閃姫】だ。
元より夫だった男と折り合いが良かった訳では無かったし、アリシアが産まれて間も無く他界をしていたから得に思い入れも無いのが或る意味で幸いした形だったが、娘達からしたらちょっとばかりげんなりとしてしまうだろう。
半分くらいには減っただろうか? くらいには大空が見え始めた矢先、凡そ一〇mは在ろうかという全長のヴァルキリーがフワリと顕れた。
「前にも出てきたウルトラマン対策の個体か? サイヤ人の大猿化みたいに一〇倍の能力に成るとかかね? 流石に新個体の一〇倍はキツいかも知れないから仕方がないな」
ユートはスパークレンスを出す。
元々アレはユートと優雅が変身をしたウルトラマンのデータから再構築されている筈。
とはいえ、所詮は間違った情報から造られたに過ぎないが故にユートの敵では無い。
あの時に使ったウルトラマンティガとウルトラマンネクサス、全長が約一〇m程度にしか巨大化をしていなかったから、その情報を元にしている
巨大ヴァルキリーな使徒はあの時から大きさが全く変わってはいなかった。
ウルトラマンの身長は約四〇m~六〇mな為、最低限で四倍の大きさが無いといけないのに。
「エヒトル之河ジュエ、情報収集を怠ったツケを支払うが良いさ……」
今度こそ全開で変身をするべくマドカ・ダイゴ隊員が取る変身ポーズを取りながら、手にしているスパークレンスを掲げようとするユート。
「ソイツらは俺達に任せろ!」
然し突如として響く氷河(笑)っぽいけど荒々しい声に手が停まり、ユートが声のした方へと視線を動きしてみれば……
「御久し振りですね、優斗さん」
見知らぬ青年と朝倉 陸が居た。
そんな二人が手にしているのはユートが手にするスパークレンスと同じ、光のエネルギーを励起させて自身の光を解放する為の道具。
朝倉 陸が持つのはジードライザー、見覚えの無い青年は派手だけどウルトラセブンにも通じているウルトラアイに似た物を持っていた。
「ジーッとしててもドーにもならねぇ!」
陸――リクは右腰に着けたカプセルホルダーからウルトラカプセルを抜き取りスイッチON。
「
装填ナックルへウルトラマンのカプセルを装填すると、次にリクはウルトラマンベリアルのカプセルを取り出す。
「I go!」
「テェアアアッ!」
べリアルのカプセルも装填ナックルにセットしたら、右手に持ったジードライザー本体へとスライドさせて読み込みを開始した。
「Here we go!」
これにより、装填ナックル内に在るカプセルがスキャンをされていく。
《FUSION RIZE!》
「決めるぜ、覚悟!」
ジードライザーを掲げ……
「はぁぁぁぁぁ、はっ!」
そして胸元へ据えてトリガーを押し込んだら、ジードライザーの中央に填まるシリンダー内にて赤と青で輝きを放つ、その内部で光る形状は遺伝子の形を取るかの如くであったと云う。
「ジィィィィィッドッ!」
《ULTRAMAN! ULTRAMAN BELIALl! ULTRAMAN GEED……PRIMITIVE!》
『セアァァッ!』
ぐんぐんカットで五〇mクラスの巨人に巨大化していき、体色が赤と銀と黒に彩られたウルトラマンジードが威風堂々と立った。
尚、身長は五一mである。
青く輝く鋭い瞳は遺伝元となっているウルトラマンベリアルを思わせるもので、然しながら彼はウルトラの父やウルトラマンキング、そして何より先輩にして戦友のウルトラマンゼロからも認められた歴としたウルトラ戦士。
ウルトラマンジード・プリミティブという基本形態だが、或る意味に於いては最強の姿でもあるウルトラマンべリアルをも斃した姿。
というか、ロイヤルメガマスターとかウルティメイトファイナルになど成るまでもあるまい。
「ハァァッ!?」
驚愕のエヒトル之河ジュエ。
巨大ヴァルキリーは云ってみればコイツからしたなら切札、仮にデジモンの究極体であったとしても抗し得ないと思っていた程の超高スペック、数は他の強化型に比べれば多く造れなかったけど充分に過ぎるくらいだと考えていた。
それが蓋を開ければこれだ。
「ふ、巫山戯るなよっ! こんな莫迦な事が? 有り得ぬ、有り得ぬぞ!」
相変わらず口調がブレている。
だが、エヒトル之河ジュエにとっての悪夢は未だに継続しているのが判るのがもう一人の存在。
ウルトラゼロアイNEOと称される変身アイテムを目元へと掲げると……
「ぜやぁぁっ!」
顔は頭に二つのアイスラッガーを持ったウルトラセブンに似た見た目、彼とは違い胸に付けているカラータイマーとレッド族には無い青い体色、左手首には何らかのアイテムと思わせる腕輪。
『タァァァァァッ!』
そんなウルトラマンが巨大化した。
『俺はゼロ、ウルトラマンゼロ……セブンの息子だぁぁっ!』
事情を知らない者からしたら意味不明な科白ではあるが彼こそはウルトラマンゼロ、本人が言った通りでウルトラ兄弟の一人たるウルトラセブンの息子として生を受けたのである。
青い体色が混じる事から母親はブルー族であると考察されるものの、その実力は若手ウルトラマンの中ではトップクラスだった。
若手……何処から何処までを若手と呼ぶべきかは疑問となるが、取り敢えずウルトラマンメビウスやウルトラマンゼロは若手でも良かろう。
確かウルトラマンゼロの方が年下ではあるが、千年以上の差は一応だけれども無かった筈。
ユートの識らないウルトラマンタイガも含めてメビウスが大学生、ゼロが高校生、タイガが中学生くらいの地球換算に於ける歳の差だろう。
何しろウルトラマンは二万年を生きても平然と若い姿を保てる正真正銘の超越種族、更に云えばウルトラマンヒカリが開発した命の固形化なんかも存在する為、ユートからしたらエヒトル之河ジュエなどより遥かに神に近しい存在だった。
尤も、エヒトル之河ジュエ如きとは全く違ってウルトラマンは神では無いと言い切っている。
『おい、其処のジードと共闘した奴。俺達の力は必要か?』
「勿論だとも。他人の力を頼りにし過ぎる気は更々無いけど、一人で何でも出来るとか自惚れる心算も無いからね。喜んで御借りしよう」
『っ! クックッ、上等だぜ!』
ウルトラマンゼロは面白そうに笑う。
『征くぞジード!』
『ああ、ゼロ!』
二人のウルトラマンは駆け付け一杯とばかりに先ずは、ジードが青い吊り目を輝かせながら真っ赤に燃える様なエネルギーをチャージをすると、両腕を十字に組んで光波熱線を撃ち放った。
『レッキングバーストッ!』
更にウルトラマンゼロが腕をL字に組む。
『ワイドゼロショット!』
光波熱線を撃ちながら身体を横にスライドさせて巨大ヴァルキリーのみならず、通常サイズである使徒も諸共に焼き尽くす勢いであったと云う。
光波熱線で巨大ヴァルキリーを焼き尽くした後は小型化をして、人間サイズで残りのエヒトル之河ジュエの使徒を潰していく簡単な御仕事。
ユートはウルトラマンジード用に準備をしておいた
『メタルライズ!』
カシャーンッ! という軽快な音を響かせながら纏われる装鉄鋼。
『
【ウルトラマン超闘士激伝】宜しく闘士と成ったウルトラマンジード、それは前にユートが変身したウルトラマンティガでも見せた姿。
「ゼロはこれだ!」
『俺もか? メタルライズ!』
矢張り軽快な音を響かせながらウルトラマンゼロの身体を装鉄鋼が鎧う。
『って、こりゃテクターギア!?』
「ゼロの鎧ならこれかな……とね」
『あ、阿保かぁぁぁぁっ! テクターギアは拘束具であって鎧じゃねーよ!?』
レオ師匠やアストラに虐め……もとい、鍛えられていた時に着ていた拘束具がテクターギアで、今の装鉄鋼とデザインが殆んど変わらないのだ。
ヤンチャしていた頃の名残りである。
『取り敢えず、闘士ウルトラマンゼロ!』
こうして、今回限りかも知れない【ウルトラマン超闘士激伝】張りの闘士化が成された。
活躍するのは純戦闘者のみならず。
「
アンドロメダの最終青銅聖衣が進化をした水晶の如く煌めく紅の神聖衣、これを纏うのは見た目には清純な修道女然とした金髪碧眼の美少女でありながら、聖闘士の掟は何処へ遣った? とばかりに仮面を着けていない。
何故ならば彼女は聖闘士では無いから、奉じるべき神は抑々にして戦女神アテナに非ず聖書の神であり、然しながら彼女の元居た世界に於いてはリアルに『神は死んだ』という話。
奉じるべき神を見失い、然りとてアテナを奉じるには流石に違和感しかなかった彼女は清純そうな見た目に反し、何と云うか男に走ったというのが実際の処だったりする。
無論、今でも決して聖書の神を蔑ろにしている訳では無いから毎日の祈りは欠かしていないながらも、“神の花嫁”という立場はかなぐり捨ててしまってユートの花嫁に成っていた。
彼女の名前はアーシア・アルジェントであり、姫島朱乃や塔城小猫や黒歌などと同じ世界出身の元修道女、あの世界に於いてアンドロメダの聖衣をシエスタから受け継いで使用していたのだが、
アンドロメダの聖衣は初めて造った際は火竜の骨を加工していたけど、カトレアの病を治す為に地球へと向かった時に黄金一二宮編の時期の聖域に顕れたユートは、白羊宮の黄金聖闘士ムウとの交流により聖衣を全種類視る機会と、修復素材である
それはユート謹製の贋作ながら真作にも迫る勢いで造られた為、神血を用いれば神聖衣へと進化をする特殊な機能まで同じ様に獲得していた。
現在、アーシアは円鎖を用いて傷付いた仲間を拘束? している訳だけど、仲間達は決して慌てず騒がずアーシアを信じて静かに
「往きます、“
アーシアの指に填まるのは
星雲之鎖を通してこれの癒しの波動を傷付いた仲間に施せば、あら不思議とばかりに彼ら彼女らのダメージは無かったとばかりに塞がっていく。
アーシアは高い防御本能を持つ
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殆んど思い付きで書き加えてる為、何故か行き成り百獣戦隊ガオレンジャーが必殺技を使っているシーンが出たりしました。
尚、出た理由は書いている最中にYouTubeの方でガオレンジャーが破邪百獣剣をぶっ放していたからだったりします。
勇者(笑)な天之河の最後について
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原作通り全てが終わって覚醒
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ラストバトル前に覚醒
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いっそ死亡する
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取って付けた適当なヒロインと結ばれる
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性犯罪者となる