あれから1日後…
サンダー視点
メンタルモデル…正常
IFF…正常
グリフィンのネットワークに接続…失敗。
オフラインで起動
スリープモード解除…
「…」
いつもの天井が見える。今日も頑張って任務をこなすとしましょうか。
私が自室から出ると眠そうな顔をしたジュディと寝ながら歩いてるG11に会った…寝ながら歩くなんて結構器用なんですね、彼女。
「おはようございます、ジュディ、G11」
「Zzz」
G11は相変わらず寝たままだし、ジュディは力尽きましたね…とりあえず…起こしますか。
「G11は…良いや、ジュディさん、こんなところで寝ると風邪引きますよ…」
「そーだね…」
目が覚めたのでひとまず良しとしましょう…
さて、ジークが居るである執務室に行くとしましょう…あの人って良い人なんですけど鈍感過ぎる気がするんですよね。もう、どこかのラノベの主人公かよ、って思うことが多々あります。あ、執務室に着きましたね。ドアをノックしてっと
「失礼します…」
そこには書類を書いているジークの姿があった。
「おはよ、サンダー」
「おはようございます、ジーク…ところで昨日から寝てませんよね?」
「…バレたか。やっぱ、さっさとスパコンを作って人形達に楽をさせてやりたくてね」
…人形に楽をさせたいなんて人は中々居ない。なぜなら私たちは道具だからだ。なのにこの人は…そういうところに私は…私たちは惹かれるのだ。彼は…私たちの気持ちをなぜ分からないのだろう?分からないのなら…どんな手段を使ってでも分からせられれば…
私がジークの欲求を解放する特別なオクスリ(意味深)をジークの飲みかけのコーヒーに入れようとしたところに新たなクライアントが来てしまったようだ。まったく、私の計画をおじゃんにした人はどこのどいつだろうか?…その客に12.7ミリの風穴を頭にあけて差し上げましょう(暗黒微笑)
ジーク視点に戻る
「さて、お客様が来たようだな。サンダー、404の奴らをここに集めといておいてくれ」
「了解」
あれぇ…サンダーの顔がなんだか…すげぇ怖い。なんでさ。
まぁひとまず客の元に行くとしよう…
私は応接間のドアを開けて…
「お久しぶりです、へリアントス上級士官」
「上級士官は余計だ。今はもう…グリフィンから追われてる身だ」
やはりあのクズはヘリアンさんも追放しやがったか。
「では…クルーガー社長も」
「あぁ、今はとある場所に身を潜めている」
うん、なんだろう、、、あの人のことだから追手を逆に殴り殺してそうな気がする…
「…多分お前の予想は合っている…とだけ言っておく」
あの筋肉ダルマすげぇな。
「…話がそれましたね。ではヘリアントスさん、今回の依頼は?」
「現在、S-10地区に取り残されているグリフィンのAR小隊と正規軍のはぐれ部隊である叛逆小隊の保護を頼みたい」
物語は動きだす