この素晴らしき世界とリュウソウジャーに祝福を! 作:クロスオーバーマスター
遂にハーメルンに投稿したクロスオーバーマスターです。ちょっとした思いつきの作品ですが良かったら読んでください!
6500万年前…
ドカアアンッ!ドカアアンッ!
「「「うおおおっ!!」」」
かつてまだ地球に恐竜が生息していた時代。だがこの世界の恐竜時代にはとある二つの種族が戦いを続けていた。
タンクジョウ「うわははっ!!船は破壊した!」
ガチレウス「地球と共に運命を共にするがいい!」
骸骨に戦艦のような鎧を着せたような怪人達、それも山をも簡単に蹴り飛ばせる程の巨体の怪人だった。
「ガオオオオンッ!!」
ガチレウス「むっ!?」
すると凄まじい地響きを立てて、鎧を身に纏い、怪人達とも負けず劣らずの巨体を誇る恐竜のような生き物が二体の蛇のような生き物を従えて突進してくる。
ガチャガチャッ!
「ウオオオオッ!!」
ドガガガガッ!
タンクジョウ・ガチレウス「「うおおおっ!?」」
その恐竜はなんと人型へと変形し、業火と剣撃で怪人達を薙ぎ払った。こんな凄まじい争いより離れた場所…
???「はあっ…はあっ…はあっ…。」
???「ううっ!?」
???「怖い…!?」
13歳位の少年と手を引かれて9歳位の二人の少女が燃え盛る森を駆けていた。だが、
ヒュルルルッ!
ドカアアンッ!!
???「うわああっ!?」
「「きゃああっ!?」」
空から降り注ぐ隕石が無情にも彼を吹き飛ばした。三人の幼い命を奪うにはあまりにもむごたらしかった…。
エリス「目覚めなさい。バロさん…。」
バロ「うっ…はっ!?ここは!?」
目覚めるとそこは何処かの神殿のようだった。そしてこの少年はバロと言うようだ。
バロ「ここは!?恐竜達や皆は!?」
エリス「落ち着いてください。あなたは死んだのです。」
バロ「え…。」
自分が死んだことに実感が湧かないのも無理もない。何故なら死んだと言うのに何故こんなところにいるのか分からなかったのだ。
バロ「死んだって…僕はまだ…。」
エリス「無理もありませんね。最初から説明しますね。まず私の名前はエリス。」
エリスと名乗るこの人物はバロにも理解出来るように話した。
ここは不慮の事故など不幸な死を遂げた人間が来る場所。言わば死後の世界だと言う。何故バロが呼ばれたかと言うとバロがいた世界とは違う異世界で魔王なる存在が暴れていて、それを倒して欲しいと言う。
バロ「そんなことよりも生き返らせて欲しいよ!ここってそう言う世界なんでしょ!?」
エリス「残念ながらあなたの肉体は隕石が衝突した際に完全に消滅してしまいました。そのためあなたを元の世界に送ることは出来ません…。」
バロ「そ…そんな…それじゃあ皆や恐竜は…。」
エリス「恐竜達の方は残念でしたが、あなたの一族は生き残ったようですよ。」
バロ「えっ…そ、そうなんだ…でも僕は生き返らせられないんだよね…。」
安堵するももう戻れないことに再び落ち込むバロ。
エリス「残念ですけどね。でも、その異世界には転生させられますよ?どうします?」
バロ「それは…。」
エリス「その魔王軍はあなた達の一族と戦いを繰り広げた一族と同じくらいの極悪非道な連中ですよ。」
バロ「…!」
それを聞いてバロは目を見開く。
エリス「それに転生する際に何かしら持ち込めますけど…。」
バロ「持ち込める…あ、そう言えば僕の側にいた二人は…?」
バロはここで一緒にいた二人の少女のことを聞く。
エリス「あ、その人達は事情を知った瞬間に喜んで異世界へと転生しましたよ。」
バロ「ええっ!?」
エリス「あなたもまだ若いんですし、どうです?新しい人生、始めてみますか?」
バロ「…分かった…。」
バロも誘惑に負けたのか、それともその二人が心配だったのかそうすることにした。
エリス「では転生させますが、何か持ち込みたい物はありますか?」
バロ「…!それなら僕をリュウソウジャーにして!」
エリス「!?…えっと…はい!何とかしましょう!?」
エリスは慌てて本から何か召喚した。それは恐竜の頭を模した腕時計のような物とこれまた恐竜の頭を模したツカがはめ込まれた剣が出てきた。
バロ「…!遂に僕もリュウソウジャーに…!」
腕時計と剣を受け取ったバロは嬉そうにする。
エリス「えっと…他の肝心な物は実は先に送ったので…。」
バロ「え…もしかして…。」
エリス「はい。実はご想像の通りで…。」
エリスも頬を掻きながら答えた。
エリス「とにかく、異世界へ転生させますね。魔王を打ち倒すために旅立つのです。」
ブウンッ!
バロ「うわっ!?」
魔方陣がバロの足元に出現し、彼の体が沈んでいく。
バロ「ううっ…はっ!?」
目覚めるとそこは見渡す限りの草原だった。
「ゲコッ…。」
バロ「!?」
不意に鳴き声が聞こえ、後ろを振り向くとまるで恐竜のように大きなカエルがいたのだ。
バロ「デカ…。」
バクンッ!
その瞬間、目の前が暗転した。
アクア「いやああぁぁっ!?」
「「「ゲロッ!ゲロッ!」」」
一人の少女が先程の巨大なカエルの大群に追いかけられていた。
カズマ「そのまま…そのまま……今だ!」
めぐみん「エクスプロージョン!!」
ドッガアアアアンッ!!
その途端に凄まじい大爆発が起きて、カエルの大群を一掃した。
アクア「ううっ…ぐすっ…もうイヤよこんなの…。」
逃げ回っていた少女は泣きながら答えた。どうやら囮役を不本意ながら引き受けたようだ。
カズマ「仕方ないだろ。今の俺達にはこれが身の丈にあった戦い方なんだから…。」
この少年カズマは先程の爆発魔法を行っためぐみんと言う少女をおぶりながら答えた。
カズマ「それで…満足したか。」
ダクネス「も、勿論だ!」
一匹のカエルの口からポニーテールに鎧を着た少女が出てくる。彼女はダクネス。こんな目にあったのにとても幸せそうだった。
カズマ「ジャイアントトードのクエストか。これでちょこちょこ稼いでるけど、アクアが全部ダメにするもんなぁ…。」
カズマはため息をついた。彼にはこのパーティー自体に悩みがあった。
アクア「ま、まあ今日は粘液まみれにならずに済んだし…これで…。」
ドバアッ!!
バシャンッ!!
アクア「ぶえっ!?」
だが、一匹のジャイアントトードの腹が切り裂かれ、中から粘液が噴き出してアクアにかかる。
バロ「ううっ…。」
「「「!?」」」
突然のことで驚いたが、そのジャイアントトードの切り裂かれた腹からバロがズルズルと出てきたことに驚いた。
カズマ「おい!?大丈夫か!?」
バロ「君は…?」
この異世界に転生したバロは始めて人に会った。ここから彼らの話が始まるのであった…。