この素晴らしき世界とリュウソウジャーに祝福を!   作:クロスオーバーマスター

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魔王の幹部のデュラハンが襲来!原因は…めぐみん!?

そしてアクセルの街にデストロイヤーもどきが接近していた!!


第三話 この首無し騎士と進撃の騎士竜に会合を!?

アクア「何でたったのこれっぽっちなのよー!?」

 

ある日のギルド。アクアの慟哭とも取れる声が響いていた。

 

アクア「私キャベツ沢山捕ったわよ!?なのに何で!?」

 

受付嬢「すみません…アクアさんが捕まえたのがほとんどがレタスだったので…。」

 

バロ「……何の話…。」

 

カズマ「お前の世界にキャベツがあるかどうか知らないが…。」

 

先日、バロがこの世界に転生する前に、空飛ぶキャベツの大群を捕まえる緊急クエストがあった。とても美味しいらしく、冒険者一同こぞってそれを捕まえたのだと言う。

 

もちろんカズマ達もキャベツの捕獲に参加し、報酬を受け取ってたのだが、アクアの捕獲したのがほとんどがキャベツではなくレタスだったと言う。

 

アクア「ねぇ~カズマさん、ちょっとご相談が…。」

 

カズマ「貸さねぇぞ。」

 

アクア「お願い!?今回の報酬を当てにして酒場にツケしたんです!?」

 

アクアは土下座して懇願をする。

 

バロ「何やってんのさ…捕らぬ狸の皮算用って言葉知らないの?」

 

カズマ「言われてるぞ。」

 

アクア「こ…こうなったらクエストを…って、何で高難度のクエストばっかしかないのよ!?」

 

クエストボードには出来そうな依頼等がなく、かなり難しそうな物が多かったのだ。

 

受付嬢「実はこの街の近くに魔王の幹部が住み着いたみたいで…その影響からか弱いモンスター達は全て隠れてしまって…討伐団が来るまでは高難度のお仕事しか…。」

 

アクア「な、な、な…!?」

 

 

 

 

 

めぐみん「と言う訳で二人には付き合ってもらいますよ。」

 

めぐみんはカズマとバロを連れて平原に来ていた。

 

バロ「爆裂魔法を撃つのに僕達まで行く必要あるかな?」

 

カズマ「バロだけでも良さそうなのにな…。」

 

アクアはツケを払うためにバイト、ダクネスは一時帰郷していた。暫くして…

 

バロ「ん、あれは?」

 

古城だろうか、崖の上にそれなりに大きな城が立っていた。

 

めぐみん「廃城ですかね…あれを目標にしましょう!」

 

カズマ「え、マジで?」

 

バロ「あんな大きな城まで壊せるの?」

 

めぐみん「出来ますとも!さあ我が力を思い知れ!エクスプロージョン!」カッ!

 

ドッカアアアアンッ!!

 

爆炎が城を包み込む。

 

バロ「すごいねいつも…。」

 

カズマ「確かに演出と破壊力はさすがだな…。」

 

こうしてカズマとバロはめぐみんの爆裂魔法発散に付き合っていた。

 

ドッカアアアアンッ!!

 

バロ「う~ん、今日はイマイチ?」

 

めぐみん「確かに少し不調でしたね…。」

 

またある日

 

ドッカアアアアンッ!!

 

カズマ「お、今日は良いな。」

 

めぐみん「絶好調です…。」

 

二人は付き合う内にめぐみんの爆裂魔法の良し悪しが分かるようになっていた。

 

バロ「昨日のは良かったねー。」

 

カズマ「ああ、ズズン!と骨身に染みる衝撃波が結構良いよな。」

 

めぐみん「そうでしょそうでしょ?二人も爆裂道と言うのが分かってきましたね!」

 

意外と楽しくなり、一緒に付き合って遊ぶ友人のように和気藹々と会話する三人。

 

めぐみん「しかし、あれだけ爆裂魔法を撃ち込んだのに城が全く崩れないんですよね…。」

 

バロ「確かにあれだけやって壊れないなんて、ボロボロな割には頑丈だよねー。」

 

ターゲットにしていたあの城が全く壊れないことが唯一の疑問だった。

 

『緊急!緊急!全冒険者は装備を整え正門前に集合してください!』

 

突然緊急召集に慌ただしく冒険者一同が正門前に集まる。

 

「マジかよ!?魔王の幹部が来たんだと!?」

 

「何でこの街に!?」

 

正門前に来ていた冒険者が口々にそう唱える。魔王の幹部が来たと。そこには…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

デュラハン「……。」

 

 

 

 

 

 

 

正門には騎士がいた。頭がない馬に跨がった首の無い漆黒の騎士がいた。

 

バロ「あれが魔王の幹部…。」

 

ダクネス「あれはまさかデュラハン!?強力な力を持つアンデッドモンスターの…。」

 

カズマ「そんな奴が何でこんな所に…。」

 

デュラハン「貴様らに問う。」

 

デュラハンが静かに重量感のある声を出す。それにより緊張した空気が張り詰める。よく見ると右手には兜を被った頭が抱えられていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

デュラハン「毎日毎日、俺の城に爆裂魔法を撃ち込んでくる大馬鹿は誰だぁー!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

「「「ーーー」」」

 

カズマ、めぐみん、バロは硬直した。

 

デュラハン「貴様らー!俺はここに調査しに来ただけなのに城に爆裂魔法を撃ち込みやがって!?耳鳴りも酷いし!食事も喉を通らん!俺は魔王の幹部だが、一体これはどういうつもりだーー!?」

 

デュラハンはうんざりした口調で怒鳴り散らす。状況を説明する辺り、余程我慢ならなかったのだろう。

 

バロ「まさかあの城って…。」

 

「「「爆裂魔法…。」」」

 

爆裂魔法は上級魔法で、このアクセルの街は駆け出し・初心者冒険者達の街なので、そんな上級魔法はそうそう見られない。ただ一人を除いて…。

 

めぐみん「……。」(・・;)

 

めぐみんしかいないのだ。爆裂魔法を扱えるのは…

 

めぐみん「そう!これもあなたを誘き寄せるための作戦だったのです!」

 

バロ「そうだったの…!?」

 

カズマ「嘘つけ。」

 

苦し紛れの嘘をつくめぐみん。バロはまんまと騙された。

 

めぐみん「私は紅魔族随一の魔法使い!めぐみんです!」

 

デュラハン「そうか…あのイカれた魔法使いの…おい、今回は警告に来ただけだ。こっちとしては何もちょっかい出さなければ何もせん。もう爆裂魔法を撃つなよ!」

 

めぐみん「嫌です。紅魔族は1日に1回爆裂魔法を撃たないと死んでしまいます。」

 

バロ「そうなの!?じゃあ早く撃たないと!?」

 

デュラハン「嘘つけ!?そんなの初めて聞いたぞ!それとそこのお前も簡単に騙されるな!?」

 

魔王の幹部と鉢合わせているのに何だか緊張感のない会話が流れる。

 

デュラハン「おのれ…気が変わった!そこの紅魔族の娘!報いを受けるがいい!?」ビッ!

 

デュラハンは指先から黒い光を放つ。

 

ダクネス「危ないめぐみん!?」

 

めぐみんを庇ってダクネスが前に出る。

 

バシュンッ!

 

ダクネス「ううっ!?」

 

バロ「ダクネス!?」

 

ダクネス「っ…何ともない…?」

 

デュラハン「ふははっ!今はな!そのクルセイダーは1週間後には死ぬ!そう言う呪いをかけたのだ!」

 

なんとダクネスはデュラハンに呪いをかけられたのだ。

 

バロ「こいつ!?ダクネスをよくも!ハヤソウル!」

 

バロはハヤソウルを使おうとする。

 

 

 

 

 

 

ダクネス「するとお前は私に呪いを解いて欲しくばどんな如何わしい要求でも飲めと言うんだな!?」

 

 

 

 

 

 

デュラハン「え?」

 

バロ「え?」

 

ダクネスの思わぬ発言に二人はキョトンとしてしまう。

 

ダクネス「私は呪いには屈したりは…見てくれ!あのデュラハンの嫌らしい目を!あの目は私を城へと連れ帰り、呪いを解く代わりにハードコア変態プレイをさせる目だ!?」

 

デュラハン「え…その…。」

 

バロ「…どうなってるの…?」

 

カズマ「すみません…ウチのクルセイダーが…。」

 

ダクネス「囚われの女騎士…何とも燃える…行きたくないが…行ってくる!?」

 

ダクネスがデュラハン目掛けて駆け出そうとする。

 

カズマ「バロ!」

 

〈リュウ!ソウ!そう!そう!この感じ!ノビソウ!ビロ~ン!〉

 

ギチッ!

 

ダクネス「うぐっ!?」

 

リュウソウケンが伸びてダクネスを押さえつける。

 

デュラハン「と、とにかく呪いを解きたくば、我が城まで来るがいい!配下のアンデッドを蹴散らせたらな!ふははっ!」

 

デュラハンは頭の無い馬を駆けさせて、高笑いしながら去っていく。

 

めぐみん「……。」

 

バロ「ちょ、めぐみん…何処に…。」

 

めぐみんは一人デュラハンの城へと攻め込もうとしていた。

 

めぐみん「今回は私の責任です…私が城まで行ってダクネスの呪いを解かせに行きます!」

 

カズマ「一発撃ったらすぐに殺られるぞ!?」

 

ダクネス「いや、私も行こう。自分の呪いを解くのに他人に任せては騎士の名折れだ。」

 

バロ「さっきは凄く嬉しそうだったのに…。」

 

ダクネス「そ、それは悪かった…。」

 

ぐうの音も出なくなるダクネスだったが、やる気は本物のようだ。

 

カズマ「分かったよ…俺も行く。皆で力を合わせれば何とかなるだろうぜ!」

 

バロ「右に同じ。僕だって行くよ!」

 

カズマもバロも行く気は満々。後はデュラハンの城に乗り込むだけだ!

 

 

 

 

 

 

アクア「セイクリッド・ブレイクスペル!」キィィンッ!

 

 

 

 

 

ダクネス「!?」

 

いつの間にかアクアがいて、何か魔法をダクネスにかけたのだ。

 

アクア「これで大丈夫よ!呪いは解いたから!」

 

なんとデュラハンの呪いをあっさり解いてしまったアクア。

 

「「「………。」」」

 

そのことにやる気満々だっためぐみん、ダクネス、カズマ、バロはガックリ肩を落とした。

 

ーーー早く言えよ…。ーーー

 

そう言わざるを得ない雰囲気だった。

 

カズマ「あー…何かどっと疲れたわ…。」

 

魔王の幹部と会ったこともそうだが、一番はアクアの解呪だった。カズマ達はギルドでぐだぐだしていた。

 

バロ「まあ、ダクネスの呪いが解呪されて良かったね…。」

 

めぐみん「そうですね…。」

 

取り敢えずは一安心だ。後はあの城にちょっかいさえ出さなければ恐らく問題はないはずだ。

 

 

 

 

 

『緊急!緊急!全冒険者達はすぐにギルドに集合してください!?デストロイヤー警報です!?』

 

 

 

 

 

「「「デストロイヤー!?」」」

 

デストロイヤー。その言葉を聞いて冒険者達に緊急が走る。

 

「おいおい!?魔王の幹部の次はデストロイヤーかよ!?」

 

「そんな馬鹿な!?」

 

バロ「…?デストロイヤーって…。」

 

カズマ「俺もよく知らん。何だデストロイヤーって…。」

 

めぐみん「デストロイヤーと言うのは…。」

 

めぐみんがデストロイヤーが何であるのかを説明しようとする。

 

『一部訂正!デストロイヤーではなく、デストロイヤーもどきがアクセルの街に接近中!?』

 

めぐみん「デストロイヤーもどき?」

 

ダクネス「どういうことだ…。」

 

詳細を探ろうと冒険者達が集まってる場所にカズマ一行も近寄る。

 

受付嬢「先程、偵察をしている冒険者の方から連絡が入り、どうやら皆さんのご存知のデストロイヤーの姿とはかけ離れているそうです。」

 

「じゃあ、巨大なモンスターでも攻めてきたのか?」

 

「それだったらデストロイヤーって言うのは大袈裟なんじゃ…。」

 

受付嬢A「それでも大きさで言えばデストロイヤーにも匹敵します!」

 

受付嬢B「絵の上手い人がそのデストロイヤーもどきの絵を描いたそうです。」

 

受付嬢C「それがこれです。」

 

ボードにそのデストロイヤーもどきの絵が飾られた。

 

「何だこりゃ…。」

 

「これモンスターか…?」

 

「見たこと無いぞ…。」

 

「ゴーレムみたいだが…飛竜にも見えるぞ。」

 

「翼は無いけどね…でもこれがデストロイヤーにも匹敵するほどのサイズだとすると…。」

 

その絵は確かに翼のない飛竜を思わせるようなゴーレムだった。銀色地に黒色の装甲、頭に二本の角が生えているのが特徴的だった。

 

めぐみん「飛竜にしては奇妙な形態ですね…。」

 

ダクネス「ゴーレムだからだろうか…。」

 

カズマ(…何か、あれに似てるな…。)

 

唯一カズマだけはそのデストロイヤーもどきに何かしらの見覚えがあった。

 

バロ「これって…。」

 

めぐみん「?何か知ってるのですか?」

 

だが、バロはものすごく見覚えがあるようだ。

 

バロ「あの!これって本当に直接見て描いたんですか!?」

 

受付嬢C「え?ええ、そうですけど…。」

 

アクア「ひょっとして…このデストロイヤーもどきのこと…分かるの?」

 

このデストロイヤーもどきの正体は…?

 

 

 

 

 

 

 

 

バロ「間違いない…これは…騎士竜!」

 

 

 

 

 

 

 

 

「ガオオオオオオオンッ!!」

 

ギルドに獣の雄叫びのような物が鳴り響く。騎士竜がアクセルの街に迫っていたのだ!




遂に現れた騎士竜!その攻撃力はデストロイヤーをも上回る!?

冒険者達はこの異世界から来た騎士竜に勝てるのか?そして止める鍵はリュウソウ族のバロとリュウソウル!この騎士竜の目的とは…?
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