インフィニット・デモン・ストラトス (I・D・S) 作:フラッシュファントム
宜しくお願いします。
※デモンエクスマキナにつきましては本編のネタバレはしないように配慮しています。
オーダー0:プロローグ
俺は織斑一夏、
18歳の時、何かの行事で展示されていた試作機のアーセナルに触れたらそれを起動させてしまった。その後でアウターの適性検査を受けた結果は合格、解放旅団の一員となった。
彼等の目的は
解放旅団は様々な組織がある。有名な組織は七つあり歴戦の勇士である准将が率いる『バレットワークス』、オービタルが旅団制度を導入した時から存在する『テラーズ』、構成員が全員女性だが他の傭兵団と同等の実力を有する『
俺の様にフリーで活動する傭兵もいるがそれはごく少数で殆どの傭兵たちは何処かの組織に所属しているらしい。
これらの存在が生まれた理由は突然、月が崩壊してその半分が地上に降ってきたからだ。これは後に『
これによりフェムトの発見、復興のために使用されていた無人機がイモータルに変異してしまったのだ。
アーセナルはイモータルの脅威に立ち向かうために作られた人型兵器でアウターにしか稼働できないが外科手術や投薬により動かすことはできる。
アーセナル乗りになった俺はフリーで他の解放旅団と協力しながらイモータルの排除と同時にイモータルに汚染されたアーセナルから武器やパーツを回収して自機の強化と改良、ある時は解放旅団の傭兵同士による争いの日々を送っていた。
傭兵になってから2年後、とあるアウターを中心とした解放旅団による野望を阻止すべく
その戦いは苛烈を極め、全ての元凶というべき神々しくも禍々しき存在を目の当たりにする。
「これが、全ての元凶なのか……」
その存在を見て戦慄したが命をかけて道を切り開いた仲間と明日の希望を掴むために恐怖心を振り切って戦った。
互いに傷つき武器を失いながらも一進一退の激しい攻防を繰り広げる。
その果てに双方、満身創痍となりあと一撃で倒せる状態になった。
俺は
「これで……終わりだ!!」
そう叫びながら奴の体に刃が触れる寸前で重力場を展開した。横一閃の一太刀浴びせると同時に発生した重力場に吸い込まれて意識を失った。
意識を取り戻した俺は気が付くと何かの格納庫らしき場所に仰向けで倒れている事に気付いた。あの時、アーセナルに乗っていたが見当たらない。通信機で仲間に呼び掛ける。
「ここは……俺はブラックイーグルに乗っていたはずだが……。
こちらイーグル、ジョニー上等兵、少尉、准将! 応答してください! くっ、駄目か……」
仲間との通信が取れない事が分かった。体を起こして愛機を探すために周囲を見渡す。そこでパワードスーツらしき物が置かれている事に気付く。
そこで俺はパワードスーツに歩いて近づき、観察する。
「これは……ブラックイーグルじゃないな」
新型のアーセナルと思ったが、見た感じだと人が乗り込むと言うより着用する方があうような物だった。
自分が探している物では無かったので後ろを向いた。ブラックイーグルが何処に消えたかを考え始める。
その時、俺の右手首に黒を基調とした黄色とオレンジの線と青い点らしき物が刻まれている腕輪を嵌めている事に気付いた。
「なんだこれは? 俺はこんなものを付けた覚えは無いぞ。ブラックイーグルの色にそっくりなのは気になるが……」
そう呟いた時、格納庫の扉が開いてこの場所の職員らしき数人が入ってきた。取り敢えず敵意が無いことを示すために両手をあげた。案の定、数人は退路を塞ぐかのように取り囲んだ。
「お前は何者だ!? 答えろ!」
目がつり上がった厳つい雰囲気の女性に問われた俺は口を開く。
「私は解放旅団、フリーの傭兵、イーグルだ」
そう名乗ったが厳つい女性は俺を睨み付ける。何となくだが俺と顔が似ている気がするが…気のせいか。
「解放旅団、フリーの傭兵、何のことだ……?」
女性は俺の言った事が理解できないのか警戒心を顕にしている。気になることがあるとすれば俺を何か見て困惑しているような気配が僅かだが感じとる事ができる。
「この通り、一切抵抗はしません。貴女方の指示に従います」
俺は降伏しながらそう言った。それを見た職員達は俺の言うことを信じたのか格納庫らしき部屋から別の場所に案内をする。その前に俺の所持品を全て没収された。
身元確認と危険物が無いかどうかを確かめるためなので問題なければ返却してくれるようだ。
俺が案内された所は個室で中央に机と対面するように配置された椅子が2つ用意されており部屋の奥に1人用のベッドが置かれている。俺は出入口が近い所にある椅子に腰を掛けた。
職員から部屋で待つように指示されたので考え事をしながら待つことにした。その時に窓から見た光景の事を思い出す。
(窓から見えた海が青かった。俺のいた所の海は赤かったが、これはどういうことだ。まさかとは思うが……)
どうやら平行世界に流されてしまったのではないかと思った。突拍子も無い仮説だが……。表面では冷静を装っている。内心では動揺しているが表に出さないようにした。
その時、個室の扉が開き厳つい女性がトレーを持って部屋に入ってきた。トレーには俺の所持品がある。しかしあの腕輪が無いことに俺は気付き女性に質問する。
「私が持っていた腕輪が見当たらないですが……忘れてきたのですか?」
俺がそう問うと女性から予想外の言葉が出る。
「あの腕輪からISの反応が出た。あれを何時どこで手に入れた!?」
ISの反応、俺には全く分からなかった。そもそも俺はISという言葉すら知らない。そこで俺は自分の仮説が合っているのか確認するためにある事件について尋ねる。
「IS反応とは何の事ですか? あの腕輪について私は一切知らないです。こちらも確認したいことがあります。目覚めの日は何か分かりますか?」
俺は目覚めの日が何を意味しているかを問いかけた。
「目覚めの日、何のことだ? 本当にあの腕輪の事は知らないのだな」
どうやら自分の仮説が正しい事が証明された。ここは月の崩壊が無かった地球のようだ。
「あの腕輪は気付いたら持っていました。間違いは無いです」
俺は改めてそう言った。あの腕輪に関しては気になることがあるが後で調べよう。
「そうか……。私は織斑千冬、ここIS学園で教師をしている」
「私は織斑一夏、コールサインはイーグル。名字が同じとは奇遇ですね」
女性の名前、織斑千冬と聞いて同じ名字だなと思った。自分の今いる場所はIS学園という事が判明した。
この時、織斑千冬から動揺らしき何かを感じ取ったが……その理由は分からなかった。
こちらのことについては明日詳しい調査を行うとの事で今日はここの個室で休めとの指示が出た。
「さて……。この世界の事を詳しく知る必要があるな」
そう呟いた俺はシャワーを浴び、個室に用意されたシャツと半ズボンに着替えてベッドに仰向けになり眠りについた。
一夏の乗っているアーセナル
機体名:ブラックイーグル
ヘッド:フラッシュファントム
ボディ:ロングソード
プロセッサー:メモリアップⅢ
ライトアーム:エピアルテール
レフトアーム:ハルバード
レッグ:デュランダル
武装
ライトウェポン:アストライオスⅡ(アサルトライフル)
レフトウェポン:アメノムラクモ(太刀)
ショルダー:ラースオブゴッド(ミサイル)
オーグジュアリ:リザーブマガジン
ライトパイロン:シルバーレイヴン(マシンガン)
レフトパイロン:ギリングインパクト(バズーカ)
ペイントはカラー1が黒、カラー2が黄色、カラー3が青色です。