スネイプ(♀)の一人称はなぜ我輩なのか?   作:ようぐそうとほうとふ

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標の先、闇の中

 ハリーは鏡に映る自分と両親の姿をほとんど一日中眺めていた。この鏡はどうやら見る人によって違うものを映すらしく、ロンに両親を紹介することは叶わなかった。

 

 父親は自分とよく似ている。くしゃくしゃの黒髪、口元、鼻、輪郭に至るまで全てがそっくりだ。けれども目の形はどうやら母親の物を受け継いだらしい。たおやかに微笑む赤毛の母が鏡の中のハリーの肩を柔らかそうな手で抱いている。あのペチュニア伯母さんと姉妹だなんて信じられない。

 二人は優しい眼差しで鏡の中からハリーを見つめていている。ハリーはたった一人、埃っぽい部屋で心臓の奥がギュッとなるのを。

 

 両親のいる自分を、額の傷のない自分を想像した。

 時間が過ぎていくのがあっという間だった。だが扉の向こうから近づいてくる足音にハリーの心は現実に引き戻された。慌てて透明マントをかぶって鏡の前からどき、部屋の隅っこで息を殺す。

 足音が止まり、扉が開いた。入ってきたのはなんとスネイプ先生だった。

 

 スネイプはキビキビとした足取りで鏡の前に立ち、それをまじまじと眺めていた。

 ハリーは透明マントをかぶっているのに加え、机と椅子と影に潜んでいる。大きな音でも立てない限りスネイプに見つかることはないだろう。

 

 

「私はあなたの顔ではなく、あなたののぞみを映す」

 

 

 スネイプが急に口にした言葉にハリーはハッとなった。なるほど、あの意味不明な文章は後ろから読むのかと。

 

 …スネイプは、鏡に何を見ているんだろうか。

 

 ハリーはほんのちょっと身を乗り出して、スネイプがどんな顔をしているのか見ようとした。

 けれどもスネイプはすぐに鏡に布を被せた後、杖を華麗に振って魔法をかけて、小さくしてしまった。

 

 どうやら鏡をどこかにやってしまうつもりらしい。やめて!と声をかけたいところだったがそんな事をすればきっと難癖をつけられて減点される。

 ハリーは狼狽しつつ、鏡を持って部屋から出ていこうとするスネイプの背中を見送ることしかできなかった。

 

 スネイプは部屋を出るとき、小さな声で言った。

 

 

「望みが永遠になればいいのに」

 

 

 スネイプの声は、何故か妙に耳に残った。

 ハリーは、あの鏡が手の届かないところへやられてしまったことに落胆し、とぼとぼと寮に戻った。そして気乗りしないままロンと何回かチェスを打ち、ベッドに入った。

 

 眠る直前、例の悲しそうな顔のスネイプと、さっき聞いた彼女の言葉が脳裏に蘇った。

 永遠という言葉は、ハリーが想像もできないような時間を感じさせられた。同時にスネイプが鏡の中に見た望みが、二度と手に入らない失われたものなんじゃないかという気がした。

 

 だって、自分の望みもそうだから。

 

 

 


 

 

 

 クリスマス休暇が終わり、家庭で羽を伸ばした生徒たちが一斉にホグワーツ急行に乗って帰ってきた。

 生徒たちを出迎える晩餐の席で、スネイプは眉間を押さえながらプリンを食べた。

 休暇後の生徒たちは、スネイプから言わせてみれば“極めて無駄に”テンションが高い。しかもごく稀に何人かが浮かれすぎて、宿題をすべて忘れてくる。生徒は毎年入れ替わるのに同じことが繰り返されるのは未だ解明できない謎の一つだ。

 

 休暇が終わってようやく落ち着いたと思ったら、次にくるのはクィディッチ。スネイプはクィディッチという競技自体はあまり好きではない。(だが、やはりスリザリンが勝つと気分がいい。それは寮監として当然だ。)

 スリザリンVSグリフィンドールの試合ということで、またハリー・ポッターがフィールドに立つ。クィレルに同じ事をされないように、今回はスネイプ自ら審判に立つ。

 

 

 スネイプはクィレルが教職員席に辿り着く前に、やつの耳元でそっと囁いた。

 

「クィレル、我輩は見ているからな」

 

 スネイプはそれだけ言って、先に職員席に向かった。クィレルは試合中ずっと怯えながら、時々こちらを見ては引きつけを起こすというようなことを繰り返していた。

 

 試合が終わっても逃がすつもりはなかった。

 最近、禁じられた森でなにか得体のしれないものがユニコーンを襲っているようだとハグリッドから聞いていた。

 ユニコーンはさまざまな魔法の力を秘めているが、その最たるものが血に宿る延命の力だ。

 

 一度見回りで、深夜に廊下をこっそり歩いているクィレルを見つけたことがある。やつの靴には天然の腐葉土がついていた。もちろんその時もきつく問い正したが、結局逃げ切られてしまった。

 

 仕事柄ユニコーンの血の匂いは簡単に嗅ぎ分けることができる。しかし一番怪しいクィレルからはいつも何種類もの香を混ぜて燻したような匂いがするせいで、断定はできない。

 

 

 そう、クィレルはかなり怪しいにもかかわらず、決定的な証拠は残さないでいる。そこが余計に嫌らしい。

 

 

 クィレルは試合が終わると慌ててどこかへ消えようとした。スネイプはその襟首をひっつかみ、ひと目のつかない通路の向こう側へ突き飛ばした。

 

「セッ…セブルス…」

 

 柱に背中をぶつけたクィレルはターバンが落ちないように神経質に頭に手をやった。いささか暴力的だが、女な以上どうしたって筋力で劣る。初撃でやりすぎなくらい強く出て相手に畳み掛けるのが、スネイプが男相手に仕掛ける喧嘩の定石だった。

 

 クィレルにはすでに二、三度警告を発している。その時も今同様、過度に怯えた表情を見せていた。スネイプはそれを見るたびにクィレルの胡散臭さが倍増していくように思えた。

 

「クィレル、どうだ。見つけたのか?賢者の石を盗み出す手段を」

「な、な何を言ってるんですか…セブルス。わた、わたしはい、盗むなんて!そそそ…そんな…」

「お前が禁じられた廊下で何かをこそこそ嗅ぎ回っているのは知っている。まさか犬好きというわけでもあるまい」

「そんな。いいい、言いがかり、です!」

「そうかな?…いいかね、我輩はこれでもあなたに手を差し伸べているつもりなのだ。付くべき側を誤るなとね。…しっかり考えるといい」

 

 

 クィレルのたちの悪いところは絞っても絞っても決して価値ある情報を吐かない点にある。わんわん泣き叫ぶ女児に事情聴取するみたいに、質問の意味さえわかってないような答えを返される。

 だがクィレルはおそらく自覚的に、いや。計算高く、意図的なパニック状態を演出している。マグル学をやっていた頃のクィレルは少なくとも、自分の有能さをすきあらば会話に滑り込ませるような隠れた自信家だった。

 それが急にどもりのパニックターバン男になるって?ふざけるな。

 

 

 スネイプは何度もダンブルドアに訴えた。

 

「もう拘束してしまいましょう」

 

 しかしその提案に、ダンブルドアは首を縦に振らなかった。

「すでに最後の試練は設置した。クィレルが石を手に入れることは決してありえない」

「石が無理ならポッターを殺すかもしれません」

「わしと君が目を光らせている限り、そのような事はさせぬ。…それに…」

「なんです?」

「いや。とにかく、ハリーには最上の守りが施されておる」

「…あなたはいつもそうだ。私にすべてを教える気がない」

「そうじゃな。それでも儂に従うと誓ったのは誰じゃったかのう?」

 

 スネイプはダンブルドアをキッと睨んだ。その視線を受けて、ダンブルドアはいたずらっぽく微笑んだ。こうやってダンブルドアはスネイプの苛立ちをのらりくらりとかわしていく。この関係にも、慣れてきた。

 

 

 そんなこんなでしばらくは夜間にクィレルが徘徊していないか探る程度で、ハリー絡みのトラブルとは無縁だった。このままクィレルだけに集中していられればいいのになと思っていたある夜、フィルチがドラコ・マルフォイの襟首をひっつかんで研究室を訪れた。

 

「この生徒が夜間外出をしていましてね」

 

 新しいトラブルだ。スネイプは眉間にぎゅっとシワを寄せて、ドラコを見た。

 

「言い訳なら、今だけだ。今だけ、黙って聞いてやろう。ドラコ」

「ごめんなさい…」

 

 縮こまったドラコから聞くところによると、今晩ハリー・ポッター達はドラゴンを学外に引き渡すために夜間に出歩く計画を立てていたらしい。ドラコは現場を抑えるべく自身も夜間外出し捕まったそうだ。

 ミイラ取りがミイラにとはよく言ったものだ。

 この父親似の狡猾な少年も、年相応の可愛げのある間違いを犯すらしい。スネイプは内心おかしくて笑いたくなったが、これで校則破りの癖がついても困る。険しい顔で厳しく警告し、マクゴナガルの処罰と罰則は撤回できないと告げた。

 その日は打ちひしがれたドラコを寮まで送り届けて床についた。

 

 


 

 ドラゴンのノーバートをチャーリーに引き渡す大冒険の代償は思っていたよりも高くついた。まず一人あたり50点の減点!これが最悪だった。ハリーのクィディッチでの好プレーの数々はみんなの心から消え去り、やらかし一年生のレッテルを貼られ、行く先々で後ろ指をさされる羽目になった。

 

 ハーマイオニーは口をぎゅっと一文字に結んで勉強に集中することにしたらしい。ハリーもそれに習った。

 2日後、ハリー、ハーマイオニー、ネビルのもとに手紙が届いた。

 

 

処罰は今夜11時に行います。

玄関ホールでミスター・フィルチが待っています。

 

マクゴナガル教授

 

 

 それを見たネビルは泣き出しそうな顔をして、ロンが肩を叩いて励ましてやってた。ハリーは減点のことで頭が一杯になっていたが、もっと恐ろしい罰則が待ってることを思い出してより暗い気持ちになった。

 

 夜11時、玄関ホールに行くとフィルチが意地の悪い笑みを浮かべて待っていた。三人が来ると行き先も告げず、外に向かって歩き始めた。

 フィルチは真っ暗な校庭を横切りながらかつてのホグワーツの残酷な罰則についての情感溢れる語りを披露していた。その声の抑揚は学校の管理人なんかより適職があるんじゃないかというくらいに絶妙で、三人は歩いてる間中ずっと恐ろしい想像を掻き立てられた。

 ネビルはもう罰は始まっていると言いたいくらい怯えきり、泣いていた。

 

 月明かりが雲に遮られ真っ暗になるせいでいつもと違った景色に見えたが、よく見れば今歩いているあぜ道はハグリッドの小屋へ続く道だった。

 

「フィルチか?」

 

 ハグリッドの声が聞こえてハリーはようやくホッとした。

 

「すまんが急いでくれ。もう出発したい」

 

 しかしハグリッドの声はこれまでにないほど緊張していた。近づくと片手には大きなランプを持っていて、腰に石弓をぶら下げ、矢筒を背負っているのがわかった。

 ハグリッドの横にはファングがいて、更にその奥、小屋の入り口付近にはドラコ・マルフォイと、なんとスネイプまで立っていた。

 

「じゃ、私は夜明けにこいつらの残った部分を引き取りに来るさ」

 

 フィルチが捨て台詞を吐いて校舎へ戻っていく。てっきりスネイプもそれに続くと思ったが、ドラコのそばに立ったまま不機嫌そうな顔で腕を組んだままだ。

 

「さて、と…お前さんたちは今晩、森に入らなくっちゃならない。それが罰だからな」

 

 ドラコの顔がクシャッと歪んだ。ネビルはひときわ大きくしゃくりあげ、ハーマイオニーはぎゅっと拳を握りしめた。

 

「とはいえ、俺一人じゃ四人はちと危険だからな…スネイプ先生が補助をしてくれる。…まあ詳しいことは歩きながらだ。時間がもったいねえ」

 

 ハリーはスネイプを見て心臓の鼓動が早まるのを感じた。ただでさえ恐ろしい森に入らなきゃならないのに、スネイプまでいるなんて!

 

 ハリーはスネイプがどういう人なのか、もうさっぱりわからなかった。

 

 ものすごく意地悪な先生だというのはずっと変わらない。だがときおり垣間見える寂しげな顔や意味深な言葉が、スネイプに対する感情が“嫌い”に昇華されるのを邪魔していた。

 ただはっきりとしているのはハリーのことをとても嫌っているということ。自分を嫌っている相手と一緒にいるのは辛いことだ。(マルフォイも同様、できれば一緒にいたくない)

 

 

 スネイプはチクチク嫌味を言ってくるかと思いきや、一番後ろでランプを持って静かに歩いていた。ハリーは耳元で脅し文句を聞かないように、ハグリッドのすぐ横でファングのリードを率先して持っていた。

 ハグリッドは注意深く森の奥へと進んでいった。普段と全然違う様子に、ハーマイオニーさえも青い顔をしていた。暫く進むとハグリッドは立ち止まり、ランプを掲げてすこし先の茂みを指さした。

 

「いいか。これからこの森で傷ついたユニコーンを探す。あそこに銀色に光ってるモンが見えるか?あれはユニコーンの血だ。前から何かがユニコーンを襲っているようだったが…どんどんエスカレートしちょる」

「ユニコーンを?」

 ドラコが珍しく怯えた声でいった。ハグリッドはうなずき、四人に向き直った。

「安心しろ。俺やファングと一緒にいれば、この森のもんはお前たちを傷つけやせん。これから二手に分かれてユニコーンを探す。相当苦しんでるに違いねえからな」

 

「僕はスネイプ先生と行きたい!」

 

 ドラコはすかさずスネイプのそばに駆け寄った。ハリーとハーマイオニーはすぐにハグリッド側によったが、ネビルがもう限界といった顔でハリーを見つめてくるものだから、思わずハグリッドの隣を譲ってしまった。

 

 スネイプの眉がピクリと動くのを見てハリーはちらりとハーマイオニーに助け舟を求めたが、ハーマイオニーはハーマイオニーでハグリッドの服の裾を握りしめ、怯えていた。弱音こそはかないがかなり怯えているらしい。ここは男の自分が耐えなければならないだろう。

 

「んじゃあスネイプ先生、ファングを連れてってくれ。ユニコーンを見つけたら緑を、救援には赤の光を打ち上げて集合だ」

「ああよかろう。ハグリッド、二人の死体を持ち帰る羽目にならないように」

「ふん。そんなことになるわけねえ!あんたこそ、あまり油断はせんように」

「善処する」

 

 スネイプは杖をくるりと指で回転させ、杖先に光をともしていた。余裕綽々だ。

 

 ハリーはハーマイオニーの“ごめん”という視線に“いいんだ…”と返しながら、ずんずん歩いていってしまうスネイプとそれにひっつくドラコの後を追った。

 

 スネイプの杖先の光はとても柔らかく、それでいて明るかった。けれども周りから聞こえるなにかしらの唸り声や下草の折れる音、風に吹かれてざわめく木々は恐ろしかった。どこからか蹄の音が聞こえてきて、ハリーはスネイプ達の方へ距離を詰めた。

 ドラコはちゃっかりスネイプの腕にしがみついている。スネイプは少し嫌そうな顔をしていたが、振り払ったりはしなかった。自分の寮の生徒だとだいぶ対応が違うらしい。ハリーはファングの背中に手を当ててなんとか恐怖を誤魔化そうとした。

 

「先生、ユニコーンを襲ってるのは一体何なんですか」

 

 ドラコが沈黙に耐えかねてスネイプに質問した。

「さあね。ただし邪悪なものであるのは間違いない」

「邪悪なもの?どうしてわかるの?」

 ハリーが思わず口を挟むと、スネイプはちらりとも見ずに答えた。

「ポッター、ひょっとして魔法薬学は履修していなかったか?ユニコーンの血には命を永らえさせる力がある。もっとも、無垢なるものの命を奪った瞬間からその生は永遠に呪われる…と、教科書に書いてあるはずだが」

 ハリーは顔がかあっと赤くなるのを感じた。確かにユニコーン由来の材料はたくさん授業で使ったし、それについて書かれている部分があったような気がする。でもあんな厚い教科書の隅々まで覚えてられるのはきっとハーマイオニーだけだ。

 

「永遠に呪われる?それってものすごく苦しいんじゃないかな。僕なら死んだほうがマシだね」

 ドラコはハリーがけなされて少し気分が良くなったらしい。ちょっと生意気に会話を続けた。

 

「それでも生にしがみつく、それ自体が呪いだ」

 

 スネイプの声はとても冷たく、重く響いた。

 

「…そんなものがどうしてこの森に……」

 

 ハリーのつぶやきを遮るようにして、スネイプが杖を前方へ掲げた。ドラコはスネイプの腕に強くしがみつき、ハリーまで思わずドラコの方へ寄ってローブの端を握ってしまった。ファングの毛が逆だっている。

 

「血溜まりだ」

 

 スネイプの指す方向には月明かりを反射してきらきらひかる銀の血溜まりがあった。さっきのよりも光り輝いている。“新鮮”らしい。

 

「どうやらユニコーン本体はそう遠くないな」

 

 スネイプは血溜まりから続く足跡を杖で照らした。ドラコもハリーも息を呑んだ。

 血の足跡が伸びる方から嫌に冷たい空気が漂ってきているような気がする。ファングは血溜まりの前から一歩も動こうとしてなかった。今にも逃げ出しそうなくらいに怯えている。

 

 スネイプは一歩進もうとしてから、片腕にしがみつくドラコを見た。

「ドラコ、手を離せ」

「えっ?!絶対嫌です!」

 ドラコは断固として腕から離れなかった。スネイプは血溜まりを指しながら言う。

「……では何かあったとき片手でやれと?」

「でも…先生…!」

「つなぐならポッターと繋げ」

 ドラコは一人で立つハリーの方を見て、渋々スネイプの腕から離れた。

 

「はじめに言っておく。この先に何がいても我輩から決して離れるな。おそらくそれが最も安全だ」

 

 ハリーはドラコと顔を見合わせ、しまっていた杖を抜いた。最悪トロールのときと同じように、鼻に突っ込んでやる。

 三人はゆっくりと藪の中を進んだ。

 ドラコが恐怖を振り払うようにハリーの方を見て挑発した。

 

「なんだ、怖いのか?ポッター」

「君こそ足が震えてるよ」

「うるさい」

 

「静かに」

 

 スネイプが囁いた。

 銀の標の先、闇の中で何かが蠢いていた。

 

 

 

 

 

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