セラーナさんがダンジョンに絆を求めるのは間違っているだろうか   作:スキマ時間

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何も問題ないか?

メリディアとヘスティアは住処について言い争っていたが、メリディアが居候する分には問題がないというところで落ち着いた。

 

「ベルさん、今日も迷宮に行きましょう。憑依したスキルが使えるうちに、探索を進めますわよ。」

「え?スキルって消えたりするんですか?」

「さあどうでしょう。使えるものは使えるうちに使う。冒険の鉄則ですわ。行きますわよ」

「ハヒ」

「では神様、行ってきます。」

「無理をするんじゃないよ。」

「冒涜者を早く滅ぼすのです。」

「ヒエ」

 

ベルは、セラーナとダンジョンに入っていった。

さて、ベルさんはなかなかノリのよい人ですわね。せっかくですし、装備を着せ替えしてみましょう。

 

「ベルさん、素早さを活かすためにちょっと手助けしたいと思いますわ。これは元いたところで手に入れた品です。多分、ベルさんの戦い方に合うと思うので、使ってみてください。」

 

赤と黒で彩られ、お腹のあたりに『五つの教義』を表す手形が刺繍されている。

 

「こ、これは、なにか禍々しい感じがしますが、どういう装備なんですか?」

「太古の暗殺者の防具一式ですわね。」

「ぼ、僕、暗殺者になっちゃうんですか?」

「ふふふ。そういうノリのよいところは大好きですわ。服を着ただけで暗殺者なら仮装パーティはできませんわね。あとは、盾をつけるか二刀流にするか。」

「このソリチュードの盾なんてよいかもしれませんわね。軽装ではないとしても、魔法防御がついてましてよ。」

「それと武器は、ヴァルドルの幸運のダガーがよさそうですわね。」

「これってどれも貴重なものなんじゃ?」

 

太古の暗殺者の軽装鎧 : 毒耐性が100%増加する

太古の暗殺者のブーツ : 着用者は音を立てずに移動できる

太古の暗殺者の手袋 : 片手武器による不意打ちのダメージが2倍になる

太古の暗殺者の頭巾 : 弓によるダメージが35%増加する

ソリチュードの盾 : 魔法耐性が30%増加する。盾でダメージを更に35%軽減する

ヴァルドルの幸運のダガー : 25%の確率でクリティカルヒットする

 

「余り物なので、気にすることはありませんわ。道具は使ってこそですのよ。それよりも使いこなして、早く強くなることですわ。」

「わかりました!早く強くなって、セラーナさんを守れるような英雄になってみせます!」

「あらあら、殊勝なこと。ふふ、次はどの本を読み聞かせようかしら...」

「ヒエェ」

 

「それよりも、白兎迷宮戦記、続きといきますわよ」

「ハイ」

 

二人は魔物を倒しながら5階層より下へと下りていった。

 

つづく

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