セラーナさんがダンジョンに絆を求めるのは間違っているだろうか 作:スキマ時間
7階層から9階層まで無難に探索を進めた一行は、10階層へと進出した。
「セラーナさん、ここからは霧がでるようです。注意してください」
「そのようですわ。霧にコウモリ、懐かしい感じがしますわね。」
「この感じ、敵の数が増えそうな気配がありますわね。リリ、この杖を渡しておくので、うまく使ってください。ベルが倒しそうな敵に魂縛をかけておくと、斃した敵の魂が魔石に入りますのよ。そうすれば、杖に込められた魔法の補充もできるようになるので、このあたりで乱獲しましょう。魔石も手に入りほうだいですから、一石二鳥とはこのことですわね。リリさんもこれで存分に戦えますわよ。」
魂縛の杖:魂縛(60秒)
氷の精霊の杖:氷の精霊召喚(60秒)
氷の壁の杖:氷の壁(50)
幽鬼支配の杖:弱い敵の死体をアンデッド化
「ハヒ。ガンバリマス。ベル様、杖を使う時は声をかけますけど、あたらないように避けてください。」
「氷の壁以外はあたったからって、どうってことないから、思い切って使いなさい。」
「ベルには、この呪文を覚えてもらいましょう。」
火炎:1秒につき8ポイントのダメージを与える火の渦。ターゲットは燃えている間も更にダメージを受ける
ファイアボルト:炎の爆発で25ポイントの炎ダメージを与える。炎上中は追加ダメージを与える
使い魔召喚:60秒間、術者が狙った場所に使い魔を召喚する
魔力の剣:120秒間、魔法の剣を作り出す。収納することで消滅する。デイドラの剣と同じ切れ味だが重さがない。
「最初は火炎と、使い魔召喚しか使えないでしょうけど、使っていくくうちに、ファイアボルトと魔力の剣もつかえるようになりますわよ。それと予備の剣を。これなら魔力の剣と重さが変わらないので、魔力が少ないときなど、いざというときに使ったらよいですわ。」
ゴーストブレイド:追加ダメージ+3、防御値無視。実体を持たないので非常に軽い。
「うわわ。なにか透けてますよ。僕でも使えるんですか?」
「その剣は、フョリとホルゲールという英霊の夫婦を悪い魔術師から助けたお礼に譲られたものですのよ。二人の英雄について記した『フョリとホルゲール』の本もありますわね。今、読みますか?」
「ヒエ、今読むと、僕の人生が迷宮入りになりそうなので、あとにしましょう。」
「やっぱりリリは悪い夢を見ているみたいです。」 ブツブツ
「さあ、逝きますわよ。」
三人は、10階層の敵、オークやインプ、コウモリなど、数が多い敵を乱獲していった。
つづく