セラーナさんがダンジョンに絆を求めるのは間違っているだろうか   作:スキマ時間

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思い出の夜?

教会に戻ると、バイトを終えたヘスティアが二人の帰りを待っていた。

 

「おかえりー、ベル君!セラーナ君は無事に登録できたかい?」

 

「ええ、ちょっと面白いことを言うエルフさんにアドバイザーになっていただいて、ダンジョンにも行ってきましたわ。」

 

「アハハ。神様、セラーナさん、魔法も使えてすごいです。二人で戦っていると、探索がものすごく捗りました。」

 

「ごめん、セラーナ君が魔法を使えることをベル君に言ってなかったね。色々とありすぎて、うっかりしててごめんよ~。セラーナ君はびっくり箱のような存在だからね。でもうまくやっていけそうでよかったよ。」

 

「セラーナ君、ベル君のことをよろしく頼むよ。これまでソロで探索に行かせていて、いつも心配だったんだ。家族が増えて、ボクはとても嬉しいよ。」

 

「神様。いつもお世話になってる酒場があるので、セラーナさんの入団祝いに一緒に行きませんか?」

 

「ベル君!もちろんだとも、すぐに支度するのでちょっとだけ待ってくれたまえ。」

 

教会に戻ってきた二人は、ヘスティアを誘って飲みに行くことになった。

外へ出ると、オラリオの街並みに明かりが灯り、昼とは違う落ち着いた雰囲気だ。オラリオの西へ向かうメインストリートは酔っ払いの冒険者もちらほらといたりする。

 

「こちらに酒場があるみたいですわね。楽しみですわ。」

 

「ええ、『豊穣の女主人』というお店です。少し前にちょっとしたできごとがあって、お世話になった酒場なんです。さあ入りましょう。」

 

「うん?なんだかモヤモヤする。この雰囲気は最近どこかで...」

 

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「いらっしゃいませ。あら、ベルさんじゃないですか?三名様、ご案内~」

 

席について、注文をしたところで、近くいた黒いローブのがっしりとした男がベルに話しかけてきた。

 

「試練を求めてんのなら、いいところに来たな」

 

「そこの若いの!酒はいける口だろう。どうだ? 杖を賭けて勝負するってのは?」

 

「お待ちになって、この雰囲気はデイドラロードのようですわね。誰かしら?酒と快楽?わたしの可愛いベルにちょっかいをだすのはやめていただけませんかしら。」

 

「えぇっ?セラーナ君、この人は知り合いかい?」

 

「ええ、スカイリムではサム・グエヴェンと名乗っていましたが、その正体は酒や快楽を司るデイドラロードですわ。まあデイドラロードのなかでは穏やかな方ですわね。」

 

「坊主、お前はどうなんだ?」

 

「今日はセラーナさんの入団祝いなので、遠慮させていただきます。」

 

「そうか。それは残念だ。気が変わったら、また来い。その気になったらな」

 

ヘスティアはデイドラロードがいることが気になって話しかけた。

 

「ねえ、君たちは最近こちらに来たのかい?」

 

「ああ、モラグ・バルから面白い世界があると聞いてな。タムリエルのドヴァーキンの活躍も面白いんだが、ここは娯楽に溢れておる。皆、大いに楽しむつもりだぞ。」

 

ゴハッ。

 

「こちらに来るときになにか制約は受けなかったのかい。」

 

「ああ、それなら定命の者がどれぐらい我らを求めているかによるのではないか?酒と快楽はどこでももとめておるから、制約など無いに等しかったぞ。」

 

「うわぁー。これは大変なことになりそうだ。でもボクだけが気にしてもしょうがない。今夜はセラーナが家族になったことを祝って楽しもう。」

 

あらあら、廃れた神ヘスティアはすでに一杯飲んでるのかしら、こんどはサングインに取り憑かれたようですわね。まあサングインならそんなにヒドイことにはならないですわね。

 

「神様。楽しみましょう。」

 

続く




台風の風の音を聞きながらビールを飲んでいると、ちょっと話があらっぽい方向に。。。
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