痛みを識るもの   作:デスイーター

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小南桐絵③

『君は、俺を恨んで良い。憎んで良い。玲奈の死の責任は君じゃない、俺にあるんだ。君はこれ以上、自分を責める必要はないんだよ』

「迅……」

「あいつ……っ!」

 

 電話越しに聞こえる迅の言葉にレイジが沈痛な面持ちで拳を握り締め、小南は怒りを露にした。

 

 今彼等が耳にしているのは、七海に頼んで通話状態にしておいた彼の携帯電話越しの音声である。

 

 つい先ほど、七海がこの玉狛支部を訪れた。

 

 事前連絡もなしに来るのは珍しいと思ったものの、特に拒否する理由もない。

 

 那須との一件も気になっていたが、彼の表情からして解決はしたらしい。

 

 色々聞きたい事がないでもないが、そう急ぐものでもない。

 

 故に二人は七海を歓迎したのだが、どうやら彼は迅に呼ばれて此処に来たらしかった。

 

 そこで、ピンときた。

 

 迅は彼に、あの時の────────四年前の事を、話すつもりだと。

 

 小南は、太刀川から彼が迅に発破をかけた事を聞いていた。

 

 曰く、「多分、後で七海と話をするだろうからフォローよろしく」とのことだ。

 

 自分の役目は終わったとばかりに傍観する気満々の太刀川だが、それに関して小南に異論はない。

 

 これは、旧ボーダー(じぶんたち)の問題だ。

 

 太刀川はあくまで第三者であり、こうして協力してくれただけでもありがたい。

 

 あとは、自分たちでケリを着けるべきだ。

 

 だからこそ、七海に頼んだのだ。

 

 携帯を通話状態にして、迅との話が聞こえるようにして欲しいと。

 

 後から七海に話を聞く、という手段もあった。

 

 けれど。

 

 小南はどうしても、迅の声で、言葉で、直接その想いを聞きたかった。

 

 伝え聞くだけでは、その真意は分からない。

 

 電話越しであろうと生の声を聴いて、その言葉を噛み砕いて。

 

 ようやく、迅の本心を知る事が出来る。

 

 そう思ったからこそ、小南は頼んだのだ。

 

 迅の声を、聞かせて欲しいと。

 

 最初は難色を示した七海だったが、小南が頭を下げて頼み込む事でようやく折れた。

 

 小南にはこれまで様々な所でお世話になっていた恩があるので、無碍にもし難い。

 

 なにより。

 

 その小南の真摯な想いが、伝わって来たから。

 

 だからこそ、七海は応じた。

 

 ポケットに通話状態にした携帯電話を忍ばせ、迅の下へ向かった。

 

 そして、迅から語られた話は予想通りで────────だからこそ、小南は唇を噛み締めた。

 

 矢張り迅は、四年前のあの日から時が止まってしまっている。

 

 玲奈を見殺しにしたという罪悪感が、今も彼を縛り続けている。

 

 それが、許せなかった。

 

 あの時、玲奈を助けられなかったのは小南も同じだ。

 

 その場にいなかった、というのは些細な事だ。

 

 だって、あの玲奈が「弟を助けたい」と懇願したのであれば。

 

 果たして、自分にそれを止める事が出来ただろうか。

 

 そして、その結果の未来を視ていた迅に、その願いを断る事が出来たのか。

 

 出来るワケがない。

 

 家族を失う辛さを、迅はその身を以て知っている。

 

 そんな迅相手に、「家族を助けたい」という願いを告げればどうなるか。

 

 最初から、分かり切っていたのである。

 

 だというのに、迅はその事を今でも悔いて、罪に縛られている。

 

 それを今、改めて理解した。

 

 小南は、今にも部屋を飛び出して迅の下に向かいそうな勢いだ。

 

 レイジがそれに気付き、制止の声をあげようとした。

 

『────そうですか。教えて下さって、ありがとうございました。でも、俺は貴方を恨みません』

「え……?」

 

 だが。

 

 電話越しに聞こえて来た七海の声に、小南の動きは停止した。

 

 表立って七海が迅を罵倒する事はない、とは考えてはいた。

 

 七海の性格からして、事情を聴いても「気にする事はないです」と告げる事は充分予想出来た。

 

 けれど。

 

 七海は「ありがとう」と、そう言った。

 

 そしてハッキリ、「恨まない」とも。

 

 場を取り繕う為の虚勢、という事も考えられた。

 

 しかし。

 

 七海の声は、全く震えておらず。

 

 その言葉は、本心である気がした。

 

『…………ああ、君がそう答える未来は視えていた。けど、俺を気遣う必要は────』

『いいえ、これは俺の本心です。そもそも、何で俺が迅さんを恨む必要があるんですか?』

 

 え、という迅の困惑の声が聞こえた。

 

 流石の迅もこの返しは予想外だったのか、固まっているようだ。

 

 そして。

 

 七海はただ、普段通りの真摯な声でその続きを口にした。

 

『迅さんは、()()()()()()()()()()()()()()()()()()と言いました。けど、姉さんがその事を察せなかったと思いますか?』

 

 彼の言葉通り、察していないワケがない。

 

 そもそも、迅の説明ではまるで彼が玲奈をあの場に向かわせたようなニュアンスであったが、実際は逆だ。

 

 玲奈があの場に向かう事を懇願し、迅はそれを止められなかった。

 

 そして、止められなかった責任を果たす為に道行く玲奈の援護をしたのだ。

 

 迅からしてみれば、どちらにせよ玲奈を死なせてしまった事に変わりは無いという認識なのだろう。

 

 だが。

 

 七海は、玲奈の事を弟として誰より知っている。

 

 だからこそ。

 

 その真意を、行動を、正確に推察する事が出来ていたのだ。

 

『姉さんは、むしろ迅さんに感謝していました。迅さんのお陰で、俺を助けに来れたんだと。迅さんは、俺と姉さんの()()なんです』

 

 何より。

 

 玲奈は、その想いを、ちゃんと七海に伝えていた。

 

 自分を送り出してくれた、迅への感謝を。

 

 そして。

 

 その、間際の願いを。

 

 迅が、息を呑む音がした。

 

 考えても、いなかったのだろう。

 

 玲奈が遺した言葉があるならば、謝罪であろうと迅は考えていた。

 

 実際に、迅に遺した言葉は謝罪だった。

 

 「ごめん」と言いながら、彼女は去った。

 

 迅の前から、永遠に。

 

 故に。

 

 迅が見た彼女の最期の姿は、己に謝る玲奈の背中なのだ。

 

 だから。

 

 彼女が最期に迅に向けて遺した言葉が感謝であると、識る機会はなかった。

 

 今まで迅が、七海を避け続けていたが故に。

 

 だが。

 

 四年越しの遺言は、今ようやく彼に届いた。

 

『迅さん。迅さんこそ、これ以上自分を責めないで下さい。きっと、姉もそう言う筈です。それとも────────迅さんが知る姉は、貴方を責めるような人でしたか?』

『────────参ったな。そう言われちゃうと、返す言葉がないや』

 

 心の氷が、溶ける音がした。

 

 七海の言葉が、玲奈の遺志が。

 

 今ようやく、迅の心の時を進ませた。

 

 小南には、それが分かった。

 

 だって、電話越しに聞こえる迅の声は。

 

 昔の、笑顔の仮面を被る前の。

 

 彼女の好きだった、本来の迅のものだったのだから。

 

「迅……」

 

 涙が、落ちる。

 

 あの声を、言葉を引き出すのは、自分でありたかった。

 

 彼の苦悩は、知っていた。

 

 その想いも、理解していた。

 

 だからこそ、自分が助けてやりたかった。

 

 けれど。

 

 自分の言葉は、届かなかった。

 

 迅の心の壁は、崩せなかった。

 

 だけど。

 

 その壁を、七海が取り払ってくれた。

 

 小南の、期待した通りに。

 

 矢張り、彼でなければ駄目だったのだ。

 

 彼女の弟である、彼しか。

 

 玲奈の遺志を、直に聞いた七海でしか。

 

 迅の心の氷を、溶かす事は出来なかった。

 

 その事に、思うところはある。

 

 だが。

 

 今は、喜ぼう。

 

 彼の時間が、進んだ事を。

 

 そして。

 

 ようやく、自分達の時間を始められる事を。

 

「レイジさん」

「ああ、分かっている。戻ってきたら、尋問だな」

「勿論! 容赦なんか、してあげないんだから」

 

 小南は涙を拭き、そう言って不敵な笑みを浮かべる。

 

 そんな彼女を見て、レイジは穏やかな笑みを浮かべた。

 

 彼もまた、迅の事を案じていた一人。

 

 旧ボーダーの仲間である事には、違いないのだから。

 

 

 

 

「迅、そこに座れ」

「え、なん…………はい」

 

 レイジは有無を言わさず、迅を着席させた。

 

 煙に巻くのが巧い彼に話を聞かせるには、こうするのが一番。

 

 それを、経験則から彼は理解していた。

 

 そして、レイジは話した。

 

 七海に頼んで、迅と彼の会話を電話越しに聞いていた事を。

 

 話を全て聞かれていたと知り、迅はどうやら観念したようだ。

 

 煙に巻く事は、許さない。

 

 そんなオーラを、レイジが出していた事もある。

 

 そして押し黙った迅を見て、レイジは溜め息を吐いた。

 

 己の想いを、正直に告げる為に。

 

「…………お前が色々なものを抱え過ぎてる事は、知っている。だが、お前もこれまでの七海と同じで人を頼らな過ぎる。七海にも言ったが、お前はもっと人を頼る事を覚えるべきだ」

「いやあ、もう色々頼ってるよ? ボーダーの皆には、これまでだって……」

「────────それは皆の未来を守る為の()()であって、お前個人が誰かを頼ったワケではないだろうが」

 

 そう。

 

 迅は確かに、最善の未来の為に人を動かしている。

 

 自分で暗躍し、大勢を視ながら駒を配置している。

 

 だが。

 

 それはあくまで未来の為の()()であり、彼自身が助けを求めたワケではない。

 

 迅はこれまで本心を隠し、ただ目的の為に動いていた。

 

 だから。

 

 弱音を吐く事も、誰かを本当の意味で頼る事もなかった。

 

 ────────俺は皆の為に自分の幸せを捨てる事を当然だと思ってたし、皆もそんな俺に何も言えなかった。()()()()()()()()()()()()()()()()()()って言ったら、誰もが押し黙ったよ────────

 

 先ほど、迅が七海に告げた言葉が蘇る。

 

 レイジはかつて、迅がその言葉を告げた時────────何も、言えなかった。

 

 何を言えばいいか、分からなかったからだ。

 

 迅の力が貴重で、それがなければどれだけ悲惨な事態が引き起こされるのかは言うまでもない。

 

 これまでも、迅の協力がなければ被害が青天井に広がって行った筈だ。

 

 だからこそ、言えなかった。

 

 迅に、それを止めて良いのだと。

 

 誰かからの強制でそうしていたのならば、告げる言葉もあっただろう。

 

 だが。

 

 迅のそれは、自発的なものだ。

 

 自分から、敢えて地獄に身を置いている。

 

 苦しむと分かっていながら、進んで苦行を為している。

 

 そんな仲間に、自分を傷付けながら歩む友人に。

 

 どう声をかければ正解なのか、分からなかったのだ。

 

 だから、これはレイジの懺悔でもある。

 

 これまで、迅に本当の意味で手を差し伸べられなかった彼の。

 

 贖罪なのだ。

 

「お前は皆の為に自分が奔走する事を当然だと思っているのだろうが、それは違う。俺達は、これまでずっとお前の力に助けられて来た。お前がいなければ、今の平和は存在しないだろう」

「そうよ……っ! アンタは当然のように皆を守る為に動くけど、別に辞めたくなったらいつでも辞めていいんだから……っ! 文句言う奴は、あたしが黙らせるわ……っ!」

 

 レイジの言葉に、小南も追随する。

 

 今ならば、届く。

 

 そう確信して、二人は踏み込んだ。

 

 それは出来ない、と迅は告げる。

 

 だが、こと此処に至れば彼がなんと言おうと関係ない。

 

 小南も、レイジも。

 

 自分の想いを、伝えるだけだ。

 

「なら、もっと仲間を頼りなさいよ。アンタとあたし等の付き合いは、そんなに浅いモンだったとでも言うワケ? 弱音くらい、いつでも聞いてあげるわよ」

「そうだな。他の場所ならともかく、此処でなら誰かに話が漏れる心配はない。お前が一人で抱え込む淀みを吐き出すには、絶好の場所の筈だ」

「レイジさん、小南……」

 

 ようやく、届いた。

 

 頼れと。

 

 弱音を吐いても、良いのだと。

 

 二人の想いが、迅に通じた。

 

 それは、彼の震えた声を聴けば分かる。

 

 迅は今、本当の意味で。

 

 二人の想いを、受け入れたのだ。

 

「お前と七海は、似た者同士だ。どっちも、何もかも自分で背負い込み過ぎる。繰り返すが、少しは頼れ。お前等二人の重荷くらい、幾らでも支えてやる」

「言っとくけど、これだけ言って理解出来ないようなら理解出来るまで身体に叩き込むからね……っ! 分かった……っ!?」

 

 だから、ついでとばかりに七海も巻き込む。

 

 小南は本気を示す為か、その手にトリガーを握り締めている。

 

 もしも二人が意に沿わない返答をした場合、問答無用でブースへ叩き込むつもりだろう。

 

 だが、どうやら。

 

 その心配は、無用のようだった。

 

「…………大丈夫。分かりましたから」

「ああ、七海にも言われたしな。これからは、時々寄りかからせて貰うよ」

「なら良し……っ! ホント、約束破ったら酷いんだからね」

 

 がるるる、と威嚇する小南を迅は分かったからね、と宥めている。

 

 その様子を見て、レイジは安堵した表情を浮かべた。

 

 これなら、大丈夫そうだと。

 

 迅の心は、前に進んだ。

 

 それは、彼の笑顔が、証明していた。

 

 

 

 

「………………何しに来たの? 小南」

「いいからそっち詰めなさい。寝れないでしょうが」

 

 その夜。

 

 何をトチ狂ったのか、小南は迅の寝室に寝間着姿で突撃していた。

 

 既に横になって寝るだけだった迅は身体を起こし、目をぱちくりさせている。

 

 困惑する迅を前に、どすどすと枕持参で部屋の中に入り込んだ小南はそのまま迅をベッドの奥に押し込むとそのまま横になった。

 

 ぴとりと、迅に背中をくっつける形で。

 

「あのー、小南さん?」

「うるさい。いいからさっさと布団かけなさい。寒いでしょ」

「いやあ、それより女の子がこんな事しちゃいかんでしょ。俺男、小南女。わかる?」

「分かってるわよ何言ってんのよこの馬鹿」

 

 ふん、と鼻息を荒くする小南だが、どうやら此処から動くつもりはないらしい。

 

 それを悟った迅はやれやれ、と溜め息を吐いた。

 

「分かってるなら、なんでさ。間違いが起きても知らないよ?」

「そんな度胸ない癖に、何言ってんのよ。そもそも、一緒に寝た事くらい幾らでもあったでしょうが」

「昔の話をされてもなあ」

「つべこべ言わない。ようやくあんたが素直になれたんだし、今日くらい良いでしょ」

 

 そこまで言うと、小南はくるりと身体の向きを変えた。

 

 迅と、真正面から向き合う形に。

 

 小南は迅の眼を真っ直ぐ見て、告げた。

 

「この四年間、あたしがどんな想いでいたか分かってんの? 気持ち悪い笑顔ばっかりで、弱音の一つも吐かない。何度、ぶっ飛ばしてやろうと思ったか」

「実際、何回かぶっ飛ばされた記憶があるんだが」

「当然でしょ。そのくらい、今までのあんたは見てられなかったんだから」

 

 けど、と小南は続ける。

 

「今のあんたは、ちゃんと見れるようになったから。あんたも、ようやくあたし達を見てくれたみたいだしね」

「…………ごめん。それに関しては、謝るしかないよ」

 

 迅は申し訳なさそうに、そう告げる。

 

 どれだけ建前を並べようが、彼がこの四年間小南達の心を蔑ろにしていた事実は消えない。

 

 致し方ない事情があるとはいえ、小南達の苦悩を思えば幾ら謝罪しても足りないだろう。

 

「馬鹿。あたしは、あんたに謝って欲しいワケじゃないの。ただでさえ辛気臭い顔してるんだから、どうせならちゃんと笑いなさい。今までの、胡散臭い笑顔なんかじゃなくてね」

 

 なにより、と小南は告げた。

 

「とにかく、あんたがきちんと前を向けた事は確かだしね。今なら、ちゃんと玲奈お姉ちゃんを悼めるでしょ?」

「ああ、もう言い訳はしない。俺は玲奈の死を受け止めて、前に進む。それは、誓うよ」

 

 なら良いわ、と小南は笑みを溢した。

 

 ようやく。

 

 ようやく、迅の時計の針が動き出した。

 

 それを、実感して。

 

 笑みを浮かべたまま、嬉し涙が頬に落ちた。

 

「馬鹿、ほんと馬鹿なんだから……っ! これからは、ちゃんと助けるから、きちんと頼りなさいよ……っ! あんたは、あたしの大切な、仲間なんだから……っ!」

「ああ、大丈夫だ。あの時も言っただろ? これからは、時々寄りかからせて貰うって。だから、安心してくれ。未来は、いや────────俺は、ちゃんと前に進めたからさ」

 

 迅の胸に顔を埋めながらぽかぽか殴って来る小南をあやしながら、迅は優しくそう告げた。

 

 その声に、言葉に、嘘はない。

 

 霧は晴れた。

 

 強がりの時間は、終わった。

 

 今の彼は、本当の意味で。

 

 仲間を。

 

 未来(じぶん)を。

 

 その眼で、見る事が出来たのだから。

 

 やがて泣き疲れた小南は寝息を立てて眠りだし、迅もまたそれを見守りながら眠りに落ちた。

 

 静かな夜が、過ぎる。

 

 二人は、昔のように並んで眠る。

 

 その顔に、穏やかな笑みを浮かべながら。




 『れいじ』
 
 「家庭的で優しい筋肉」

 家事スキルEXを持つ主夫系完璧万能手。

 一家に一台欲しいレベルの家事スキルを持ち、その料理は絶品。

 今作では七海が味が判別出来る料理を作れる数少ない人物の一人。

 風間はちょくちょく彼にカツカレーを作って貰い、食いまくっているという噂がある。

 彼曰く、「レイジのカレーが美味しいのが悪い」とのこと。

 気配り上手だが口下手なので、コミュ力は微妙。

 しかしその溢れ出るお父さんオーラは隠しきれない為、彼を慕う者は多い。

 迅の事は昔から気にかけてはいたが、前述の通り口下手なのでなんと声をかければ良いか分からなかった。

 今回の件では何かあればフォローしようと思っていたが、七海が全て持って行った為胸を撫で下ろしている。

 なお、翌朝迅と小南が一緒に寝ていたのを見た第一発見者。

 二人が並んで眠る事自体は実は昔はよくあったので、そこまで驚いてはいなかった。

 それはそれとして、二人には軽く説教をかましたのであるが。

 林道はそれを笑って見ていたとのこと。
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