痛みを識るもの   作:デスイーター

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三雲修⑤

『対戦ステージ、市街地A。C級ランク戦、開始』

 

 アナウンスが響き、修の身体が仮想空間に現出する。

 

 目の前には、ニヤニヤ笑いをしたC級隊員の少年。

 

 修は、暫く遠のいていたC級ランク戦の舞台へと戻って来ていた。

 

(アドバイス通りにやれば、きっと……っ!)

 

 そして、修は。

 

 此処に至るまでの経緯を、思い返していた。

 

 

 

 

「射撃トリガーの、応用ですか……?」

「ああ、いきなりで混乱したとは思うが、一応筋道立てて説明していこう」

 

 修は会ったばかりのA級隊員、七海に訓練室でレクチャーを受けていた。

 

 そこで出て来た言葉が、「射撃トリガーの応用」である。

 

 事態の推移に修の理解は及んでおらず、そんな彼の様子に苦笑しながら七海は説明を始めた。

 

「まず、俺がレイガストじゃB級に上がれない、って言った理由は分かるか?」

「えっと…………勝ち筋が無い、ですかね」

「正解だ」

 

 七海はそう言って、修の回答を肯定した。

 

「確かに、レイガストは君のトリオン量でも簡単には壊れない強度の盾を得られるし、防御と攻撃を使い分けられるトリガーでもある。けれど、君自身の近接格闘のセンスが並以下である以上、使いこなすのは難しい」

 

 そもそも、と七海は続ける。

 

「C級隊員は、トリガーを一つしか持てない。つまり、シールドを張れないって事だ。そうなると、単純に()()()()()()()()ってのはなんだと思う?」

「射撃トリガー、ですよね」

「そういう事だ」

 

 C級隊員はB級隊員と異なり、トリガーは一種類しか持つ事が許されてはいない。

 

 つまり、B級隊員がやるように、シールドで守りながら攻撃する、といった事が出来ない。

 

 そうなると、遠距離から攻撃出来る射撃トリガーが有利になるのは当然といえば当然の話だった。

 

「悪いけれど、君の格闘センスでは射撃トリガーを掻い潜りながら相手に近付いて攻撃を当てる事は不可能に近い。スラスターがあれば別だけれど、レイガストはブレードトリガーの中でも重量があって機動戦には向かないしね」

 

 加えて、レイガストは三種類のブレードトリガーの中でも最も重い。

 

 それを補う為のオプショントリガーがスラスターであるワケだが、C級の間は使用不可能。

 

 結果として、レイガストは「重くて取り回しのし難い少し頑丈な剣」でしかなくなるのだ。

 

 これが、C級隊員がレイガストを選ばない最大の理由である。

 

 単純に格闘戦に自信がある者は取り回しのし易い弧月を選ぶし、スピードやセンスに恵まれている者はスコーピオンを選ぶ。

 

 近接での斬り合いは、「やられる前にやる」が基本だ。

 

 ブレードトリガーの威力にさしたる差がない以上、レイガストの高い硬度というのは()()なのだ。

 

 弧月を受けるならば弧月で充分であるし、スコーピオンはそれこそ受けに使うくらいなら攻撃に全てを注ぎ込んで相手を仕留めた方が早い。

 

 かといって射撃トリガー相手ではレイガストの重さが足を引っ張り、じり貧になって負けるのがオチ。

 

 そういった理由から、レイガストはC級隊員が勝ちあがるトリガーとしては向かないのだ。

 

「でも、射撃トリガーを使っても撃ち合いじゃあ……」

「そうだね。君のトリオンだと、真正面から撃ち合いをすれば負ける。トリオンが少ないという事は、トリオン切れが早いという事だしね」

 

 かといって、射撃トリガーを選んだとしても修のトリオンは低い。

 

 撃ち合いになった時点で、トリオン差で押し切られて落とされる。

 

 それが、修が早々に射撃トリガーを使う事を諦めた理由でもあった。

 

「けれど、君が勝ち上がるには射撃トリガー以外の選択肢は無い。そもそも、C級でブレードトリガーで勝ち上がるには、相応の格闘能力が必要だからね」

 

 しかし、だからといって修がブレードトリガーを使っても勝ち目はない。

 

 何故なら、トリガーを一本しか使えないC級が勝ち上がるには、斬り合いで押し負けない格闘戦能力と、射撃トリガーを掻い潜るだけの体捌きが必要になるからだ。

 

 ブレードトリガー同士の戦いは、純粋にお互いの技量がものを言う。

 

 トリガーが一本しか無い以上、相手に勝つには技量と機転で上回る他ない。

 

 そういう意味で、修はブレードトリガーを扱う下地が足りていない。

 

 今まで碌に身体を鍛えた事がない修では、敢えてブレードトリガーを選ぶような相手に技量で勝てる筈もないのだ。

 

「だから、消去法で射撃トリガーしか選択肢は無いってワケだ。銃手トリガーって手もあるけど、あっちは汎用性が高い代わりに応用性が低い。少なくとも、俺が今から教えようとしている技術は使えないしね」

「射撃トリガーの応用、でしたか。ですが、僕に出来るんですか?」

「出来ない事は言わないさ。勿論、ハウンドやバイパーの扱いを習熟しろって話じゃない。残念ながら、君の処理能力では厳しいしね」

 

 まず、と前置きして七海は続ける。

 

「ハウンドは割と多くのC級隊員が使っているトリガーだ。理由は勿論、同じC級に対する相性が良いからという事と、()()使()()()()ならそこまで難しくはないからだ」

 

 C級の多くが愛用する誘導弾(ハウンド)は、使いこなす事を考えずにただ使うだけならばそこまで難易度は高くない。

 

 その手軽さも、C級隊員に好まれる理由と言える。

 

「ハウンドは、誘導設定の強弱を調整する事で様々な軌道で飛ばす事が出来る。けれど、C級の段階でこれを弄っているケースは早々無い。概ね、決まった軌道で飛ばしているだけだろうね」

 

 それだけでもC級相手なら割とどうにかなるからね、と七海は告げた。

 

 確かに、彼の言う通りシールドのない相手であればそれで充分なケースが多い。

 

 B級同士の戦いではハウンドは広げたシールドで防ぐのがセオリーだが、C級はシールドを実質使えない為ただ追尾する弾丸を撃つだけで事足りる場合が多い。

 

 故に、誘導設定を弄っているC級隊員は殆どいないのだ。

 

 必要を、感じていないのだから。

 

「じゃあ、僕もハウンドを使うべきだと……?」

「いいや。君が使うのは、通常弾(アステロイド)だ。理由は、これから説明しよう」

 

 大丈夫だ、と七海は笑いかける。

 

 修は、これまでの敗戦で諦めかけている────────などという事では、断じてない。

 

 彼の辞書の中の諦めるという文字は、彼自身がとっくの昔に破り捨てているのだから。

 

 レイガストを使い続けたのは、恐らく()()の為。

 

 今は届かなくても、相手の動きを観察し続けていれば、いつかは必ず勝てるようになる。

 

 そんな、無意識の打算が働いていたのだろう。

 

 修は善良な人間だが、目的の為ならば何処までもクレバーになれる素質がある。

 

 だからこそ、撃ち合いで負けると分かっている射撃トリガーから、少しでも試合時間が長くなるレイガストに切り替えたのだろう。

 

 相手を観察し、勝ちに繋げる為に。

 

 その方針は悪くはないが、少々以上に時間がかかり過ぎる。

 

 それでは、迅の要求は達成出来ない。

 

 故に。

 

「今から俺が教えるのは、裏技みたいなものだ。普通は純粋な実力だけでB級に上がるものだから、ハッキリと邪道と言っても良い」

 

 七海は、そう言って────────。

 

「けれど、君はB級に上がりさえすれば上を目指せる素養がある。だから、ここはショートカットで昇格を目指そう」

 

 ────────修に、作戦を教授し始めた。

 

「君の長所を、活かす形でね」

 

 

 

 

「ハウンドッ!」

 

 目の前のC級隊員────────佐藤は、威勢の良い掛け声と共に誘導弾(ハウンド)を繰り出した。

 

 音声認証なしの展開は、恐らく未だ未習得。

 

 問題なく勝てているのだから、必要ない。

 

 そういった考えで、技術の研鑽を怠っていた結果であった。

 

「……っ!」

 

 修は試合開始と同時、一目散に路地に向かって駆け出した。

 

 脇目も振らない、全力疾走。

 

 だからこそ修は路地に無傷で辿り着き、ハウンドは塀に当たって砕け散った。

 

「逃げるなっ、臆病者っ!」

 

 C級はそんな修を罵声と共に追い掛けて来るが、当然無視。

 

 元より、他者の評価など眼中に無い修である。

 

 後ろを振り返る事すらなく、ひたすらに逃走に徹した。

 

 ────────まずは、ひたすら逃げるんだ。出来るだけ入り組んだ場所へ逃げれば、誘導設定の甘いハウンドは凌ぎ切れる────────

 

 七海の、指示通りに。

 

 修は必死に足を動かし、ハウンドから逃げ続けた。

 

「このっ! ハウンドッ!」

 

 中々修を仕留められない事に苛立った佐藤は、逃げる彼を追いかけながら自棄気味にハウンドを放つ。

 

 当然、誘導設定すら碌に調整していないハウンドでは、入り組んだ路地の中では障害物に当たって標的には届かない。

 

 それを確認しながら、修は逃げ続けていた。

 

(言われた通りだ。誘導設定が甘いから、入り組んだ場所だとハウンドは当たらない)

 

 これがB級同士の戦いであれば、そうもいかない。

 

 B級まで上がった射手であれば、誘導設定の調節を覚えるのは当然だ。

 

 広い場所では相手が逃げ難いように山なりに撃ち、狭い場所では障害物を避けられるように収束気味に撃つ。

 

 その程度の切り替えは、出来て当然である。

 

 だが。

 

 C級隊員は、少なくとも今戦っている佐藤は。

 

 ()()()()()()()()()()()という甘えで、誘導設定の強弱など碌に学んでいない。

 

 否、それ以前に。

 

 ()()()()()()()()()()()という当たり前の手段も、思考の端にすら上がっていなかった。

 

 個人戦では、自分で相手を落とすしか勝つ手段はない。

 

 幾ら逃げを選ぼうが、勝つ為には相手に近付かなければならない。

 

 故に、佐藤の選ぶべきだった行動は「修が自分を倒す為に戻って来たところを叩く」である。

 

 C級隊員は、ランク戦の際形式上相手の使用トリガーが判明した状態で戦闘が開始される。

 

 修のトリガーは、アステロイド。

 

 開けた場所ではハウンドを持つ佐藤が有利なのだから、修が戻って来るのを待って迎撃すれば容易く勝てたのだ。

 

 だが、すぐに倒せると思っていた相手に逃げられた事で血が上り、佐藤は軽挙にも追撃を選んだ。

 

 それが、相手の思惑通りだと考える事すらなく。

 

 ────────君が逃げたら、大抵のC級隊員は追って来るだろう。だから、作戦に最適な場所まで逃げ続けるんだ。君なら、そのあたりの判断は間違えずにやれる筈だ────────

 

 七海に言われた事を思い返しながら、修は逃げる。

 

 背後でC級が怒鳴りながらハウンドを撃って来るが、当然無視。

 

 ハウンドに当たらないように障害物を盾にしながら、ひたすら逃走を継続した。

 

 ────────ある程度逃げたら障害物の多い場所で、反撃するんだ。そして────────

 

「アステロイドッ!」

 

 修は入り組んだ路地の角を曲がり、その先でアステロイドを射出した。

 

 狙うのは、当然追撃して来た佐藤。

 

 無数の弾丸が、佐藤へと向かう。

 

「当たらねえよ、そんなひょろ弾ッ!」

 

 しかし、ハウンドと違いアステロイドは直線軌道。

 

 難なく躱され、そして────────。

 

「え……?」

 

 ────────物陰から撃ち出された弾丸により、佐藤の胸が貫かれ勝敗は決した。

 

『トリオン供給機関破損。緊急脱出(ベイルアウト)

 

 機械音声と共に、佐藤の身体が光の柱となり戦場から離脱する。

 

 その光景を見て、修は冷や汗をかきながら一言、呟いた。

 

「…………勝った」

 

 ────────置き弾を使って、相手を倒せ────────

 

 七海の、助言を思い返しながら。

 

 

 

 

「そうか。勝てたか」

「はいっ! 七海先輩のお陰ですっ!」

 

 その後、すぐにブースから出た修は七海の下に向かい、勝利を報告していた。

 

 その手に映るポイントは、2840。

 

 昇格試験の最中行われていた研修は、その結果に応じてC級隊員にポイントが配布されるシステムとなっていた。

 

 無論、ランク戦の報酬に比べれば少ないが、それでも日々の訓練よりは稼ぎが大きい。

 

 元々研修を積極的に受けていた修は、ある程度そこでポイントを蓄積していたのだ。

 

 それに先ほどの勝利ポイントが加わったのが、今の数値である。

 

「作戦通りに行っただろう? 本来、こういう手段は推奨されないんだが────────まあ、君への俺の期待の証明だとでも思ってくれ」

 

 七海の言った通り、修が取った作戦はC級隊員としては裏技のようなものだ。

 

 通常、C級の段階で置き弾等の応用技術を習得している者は滅多にいない。

 

 そういった応用はB級に上がってから覚えるものであり、C級はあくまでも基礎を鍛える期間、というのが通例だ。

 

 今回の場合、そういった基礎をすっ飛ばして裏技を教えたようなものだ。

 

 即戦力になるよう基礎から鍛えていくのが真っ当なやり方であるし、奇策ばかりを覚えては本人の今後の為にはならないので普通はやらない。

 

 今回は、迅の頼みと修の性質の特殊性があったからこそ、七海は置き弾の伝授に踏み切ったのだ。

 

「はい、本当に感謝しています。ありがとうございました。熊谷先輩にも、よろしくお伝え下さい」

「ああ、伝えておくよ」

 

 尚、置き弾の伝授をする際に七海は熊谷の力を借りている。

 

 本職の射手は那須がいるが、彼女は天才肌でコミュ障気味な為教師としては向かない。

 

 故に、修と近い目線で射撃トリガーを扱える熊谷にコツを教えて貰うよう頼んだのだ。

 

 熊谷も突然の頼みで驚いてはいたが否はなく、修も物覚えは悪かったが生徒としての姿勢はすこぶる良かったので彼女も根気よく付き合っていた。

 

 その結果として、あの勝利があるのである。

 

「言ったとは思うが、あまり派手にはやるなよ? 一度勝ったらすぐにブースを出て、少し時間を置いてから次の試合に行くんだ。他の隊員の試合を見るC級は少数派だろうからそこまで心配はしていないが、種が分かれば対策されるからな」

「ええ、地道に頑張ります」

 

 修は、何処か晴れやかな顔で頷いた。

 

 それはそうだろう。

 

 これまで光明の一欠片すら見えていなかったB級昇格への道が、明確に開け始めたのだ。

 

 これまでの足踏みしていた期間の長さもあって、喜びもひとしおだろう。

 

「あと、戦う相手は可能な限りハウンド使いに絞れ。理由は、覚えてるな?」

「はい、ブレードトリガー使いは反射神経が優れた隊員が多いので、回避される可能性があるから、ですよね?」

「そういう事だ」

 

 七海は、修が勝つ為に相手を厳選するようアドバイスをしていた。

 

 即ち、「戦う相手はハウンド使いに絞る事」である。

 

 これは何故かというと、C級でブレードトリガーを使うという事は、それだけ体捌きに自信がある事の証明だ。

 

 相応に回避能力が高い隊員が多く、置き弾を仕掛けても回避される可能性がある。

 

 半面、ハウンド使いは基本的に体捌きを鍛えていない者が多い。

 

 ただ弾を撃ち続けるだけで相手を倒せるのだから、必要ない。

 

 そう考える者が、C級隊員には多いからだ。

 

 それに、相手がアステロイドだと分かっていれば油断する者も多い。

 

 アステロイドの長所は威力にあるが、シールドの使えないC級同士の戦いでは威力などあっても宝の持ち腐れだ。

 

 故にハウンド使いはアステロイド使いを見下す事が多く、油断もし易い。

 

 そこまで考えて、七海は修に助言をしたワケである。

 

「取り合えず、このペースなら1、2週間もあればB級に上がれるだろう。焦らず、ゆっくりやって行くといい」

「はいっ、ありがとうございましたっ!」

 

 修は何度目かも分からない礼を告げ、頭を下げた。

 

 その様子を見ながら、七海は確かな可能性を修に感じた。

 

 裏技ともいうべき手段を彼に教えたのは、単に迅から頼まれたから、だけではない。

 

 彼の中に、光るものを感じたからだ。

 

 それは、自分達とは真逆のブレない精神性。

 

 善性の人間でありながら、目的の為に何処までもクレバーとなり、尚且つ他者の眼など知った事かという良い意味でのふてぶてしさ。

 

 迅の事を疑うワケではないが、最初七海は修が本当に最善の未来の為に貢献出来るかと疑問視していた。

 

 だが、今は違う。

 

 確かに、修は非力で戦闘の才能にも乏しい。

 

 けれど、決して無力ではない。

 

 修の強い、どころか常軌を逸したブレない意志力は、普通では破れない壁を踏み越えるだけの力がある。

 

 彼ならば、きっと。

 

 七海はそんな期待を込めて、歓喜する修を見据えていた。




 番外編:王子隊評価レポート

 報告者:太刀川慶

評価項目評価
戦闘 B 
機密保持 A 
コミュニケーション A 
遠征適正 B 


隊員名評価内容遠征適正
王子一彰 エースとまでは呼べないが、高い地力がある。半面データにこだわり過ぎる部分が見受けられ、予想外の状況に弱い。ただし機転が利く為、立て直すだけの能力はある。精神面は特に問題は見られない。指揮能力が高く、誰とでも組める適性がある。前線指揮官向きの適性である。 
蔵内和紀 射手として優秀。サポート能力も優れていて、無難に強い。精神面も問題なし。遠征でも縁の下の力持ちになれる。協調性が高く、即席部隊でもやっていける。 
樫尾由多嘉 剣の腕はそこそこだが、機転は利く。判断力も悪くない為、成長が期待できる。精神面は若干粗が見られるが、大きな問題は見られない。即席部隊でも問題なくやっていけるが、緊張し過ぎる場合もあり閉鎖環境の適性は未知数な部分がある。
橘高羽矢 オペレート能力は高く、精神面も問題なし。遠征でも問題なくやっていける能力はある。 
総評 香取隊のような爆発力はないが、基礎力が高く安定した部隊である。格上相手への明確な解答が出せるかどうかが課題。精神面も大体安定していて、特に問題は見られない。遠征適正自体は高い。実力も問題は無いレベルである。  
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