痛みを識るもの   作:デスイーター

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忍田瑠花②

「まず、瑠花ちゃんの話をするには旧ボーダーの話をしなくちゃいけない。旧ボーダーっていうのは、今のボーダーが出来る前に少人数で秘密裏に活動していた集まりでね。その頃は今みたいな基地はなかったし、規模もずっと小さかった」

「ちなみに、俺の姉さんはその旧ボーダーに属してたんだ。俺も、後から迅さんに知らされて初めて知ったんだけどな」

 

 迅の説明を、七海が補足する。

 

 新たな事実にまたもや目を見開く修だが、よく考えてみれば当然の話だ。

 

 先ほどの話によれば、七海の姉は自ら黒トリガーとなって死んだのだという。

 

 話のニュアンスからすると、黒トリガー化は自らの明確な意思を以て行うものと予想される。

 

 つまりそれは当然、彼女はトリガーの存在を認知していたという事を意味している。

 

 そして、今のボーダーが出来上がる前にトリオンやトリガーの事を知っているとしたら、旧ボーダーの関係者以外に有り得ない。

 

 修はそう納得し、口を挟む事はしなかった。

 

「その頃は使える人員も資金も限られていてね。それでもなんとか同盟国との交渉で色々やり繰りしてたんだけど、五年と少し前に同盟国の一つ────────アリステラが、他の近界国家に襲われたんだ」

「もしかして、それが…………」

「────────そう。アリステラが滅ぶ原因となった戦争。アリステラ防衛戦だ」

 

 同盟国、アリステラが滅ぶ事になった近界での戦争。

 

 それが、当事者たる迅の口から語られる。

 

「俺達旧ボーダーは、その戦争で戦ったんだ。元々そういう契約だったし、当時アリステラはこの世界と近い軌道上にあったから、あそこで食い止めなきゃそのまま攻め込まれる危険もあった。そういう意味じゃ、善意だけで助けたワケじゃないけどね」

「謙遜は止めなさい、迅。理由はどうあれ、貴方達が我が国の為に尽力してくれた事は事実なのです。その事を忘れないようにと、言った筈ですが?」

「ああ、ごめんね。訂正するよ」

「よろしい」

 

 気に入らない言葉をすかさず訂正させた瑠花は満足気にどや顔を晒し、迅は苦笑しながら話を続けた。

 

 そのやり取りで、七海は二人の力関係を理解した。

 

 勿論、口に出さない優しさはあったが。

 

「ともあれ、奮戦の甲斐あってなんとか攻めて来た国は追い返せたんだけど、アリステラの滅亡を止める事は出来なかった。本来ならそこで、アリステラ王家が管理する(マザー)トリガーも失われる筈だったんだ」

「母トリガー、ですか……?」

『母トリガーとは、近界の惑星国家を支える巨大なトリガーの事だ』

 

 修の質問に、遊真の頭上に浮遊していたロボット────────レプリカが答えた。

 

 その様子に、瑠花は良いものを見たと言わんばかりに目を輝かせる。

 

「あら、何かと思えば噂に聞くトロポイの小型トリオン兵でしょうか?」

『その認識で正しい、ルカ王女。私はユーマの父、ユーゴが作った多目的型トリオン兵だ。私の知る知識だった為口を挟んだが、構わないだろうか?』

「ええ、お好きになさい。私が許可します」

『承った』

 

 レプリカは瑠花の了承を得ると、自身の知識を開示した。

 

『まず、近界の国家はこちらの世界の国とは構造そのものが異なる。近界(ネイバーフッド)のほとんどを占めるのは果てのない夜の暗黒であり、その中に近界国家が星々のように浮かんでいる。故に、ユーゴはその在り方を惑星国家と名付けた』

「惑星国家…………」

 

 そうだ、とレプリカは続けた。

 

『そして、近界の惑星国家は言うなれば星の形をした巨大なトリガーだ。母トリガーとは、その中核の事を指している。たとえるなら、炉心のようなものだ』

「星そのものが、トリガー、か……」

 

 思っていた以上に壮大なスケールに、修は思わず閉口する。

 

 トリガーといえばトリオンを使った武器の名前、という常識の彼からすれば、星そのものがトリガーというのは想像を軽く超えていた。

 

 まあ、遊真や迅は既知の事実ではあるし、七海も迅から多少なりとも聞いていたので驚いていたのは修一人だけではあったのだが。

 

「話を続けよう。アリステラ王家は、その母トリガーを星が滅びる直前に当時子供だった王女と生まれたばかりの王子に継承させ、俺達がその二人をこの世界に逃がす手引きをした。そしてその王女がこの瑠花ちゃんで────────王子が、陽太郎だ」

「え……?」

 

 だが。

 

 流石に今度ばかりは、七海も目を見開いた。

 

 陽太郎。

 

 その名前が示すのは、一人しかいない。

 

 この玉狛支部に住んでいる幼い少年、林道陽太郎。

 

 当然、玉狛支部に何度も来ている七海は彼の事を知っている。

 

 姓からてっきり林道支部長の親類であると考えていた七海であったが、今の情報を前提に考えればその背景が見えて来る。

 

 陽太郎という名前は偽名────────いや、この世界で生きていく為に用意された戸籍上の名前、という事なのだろう。

 

 既知の人物の思わぬ正体を知り、唖然とする七海であった。

 

「じゃあ、瑠花さんは陽太郎の…………」

「実の姉です。だからこそ、こうして時折此処に来て会っているのですから」

 

 普段は本部にいるのですが、と瑠花は話すが、七海は本部で彼女を見た覚えはない。

 

 割と本部に入り浸っている七海が見かけた事がないとなれば、恐らく彼女の存在そのものが部外秘。

 

 素性を知る人間も、ごく限られた者しかいないというのが残当なところだろう。

 

「普段は瑠花ちゃんは、本部で母トリガーの管理をやっているんだ。察しの通り、彼女の事は限られた人間しか知らない。だから、他の人には話さないで欲しい」

「分かりました」

「ええ」

「わかった」

 

 迅の釘刺しに、三者三様に頷いた。

 

 流石に、今の話を聞いた上で瑠花の事を吹聴する事は躊躇われる。

 

 そもそも、自分達がこんな情報を知る事が出来た事自体おかしいのだ。

 

 この程度の念押しは、むしろ当然といえよう。

 

「母トリガーの管理か。じゃあ、ボーダーが大きくなったのはそのお陰って事か」

「そういう事だね。あの基地も、今のトリオン技術も、母トリガーの恩恵を受けたが故のものだ。もっとも、向こうと違って星を運営するだけの出力は必要ないから「神」はいないけどね」

「「神」……?」

 

 突然出て来た妙な単語に、修は首を傾げる。

 

 その様子を見たレプリカが、説明を加えた。

 

『「神」とは、母トリガーと一体化しその出力を向上させるいわゆる人身御供の事だ。人柱、と言えば分かるだろうか』

「ひ、人柱……っ! つまり、生贄……っ!?」

『そうだ。惑星国家を十全に運用する為には、トリオンの高い者をこの「神」にしなければならない。「神」が死ねば国の運用は立ちいかなくなり、瓦解する。故に「神」が死ぬ時期になれば、次の「神」を確保する為に遠征を繰り返す国もある。7年以上前に滞在した、アフトクラトルなどがそうだ』

 

 そうですね、と瑠花はレプリカの言葉を肯定した。

 

「アフトクラトルは「神」を厳選する事で国力を上げた、近界(ネイバーフッド)最大級の軍事国家です。又聞きでしかありませんが、矢張り彼の国は「神」を他国から攫って来るのですね」

『国民感情がある。自国から生贄を選出するより、他国から攫った方が都合が良いのだろう。それに、神の選定は領主の権力闘争の一環でもあると聞く。そういう意味でも、遠征をしない手は無いだろう』

「野蛮ですね。出来るならば、関わり合いになりたくない国です」

『賢明だ。瑠花王女の事情を鑑みれば、下手に関わるのは得策とは言えないだろう』

 

 ええ、そうします、と瑠花はレプリカに笑いかけた。

 

 そんなレプリカに、遊真は珍しいものを見た、と言わんばかりの眼を向けた。

 

「レプリカ、今日はいつもよりお喋りだな」

『彼等は信頼に値する者達であると判断した。近界民(われわれ)に対する隔意も持っていないようであるし、何よりこれまでの経緯を思えば協力的になって損はないだろう』

 

 だが、とレプリカは続けた。

 

『どうやら、ボーダー本部の意向というものは違うようだな。そうでなければ、ジンが偽装工作をする必要もなかった筈だ』

「偽装工作……?」

『ユーマが倒したバムスターを、ジンが倒したものとして報告をしていただろう? あれは恐らく、ユーマの存在を隠す為に行ったものだ』

 

 そうだろう? とレプリカは尋ね、迅はそれに頷いた。

 

「そうだよ。残念ながら、今のボーダー本部は四年前に起きた大規模侵攻の所為もあって近界民に対して良い感情を持っていない者が多くてね。下手に遊真の存在を知られると、強硬な手段を取って来る可能性があるんだ。だから、俺が倒した事にして遊真の存在を隠したってワケ」

 

 ただ、と迅は続けた。

 

「あの場に駆けつけたのが、よりにもよって三輪隊だからな。あいつならきっと、違和感から俺が何かを隠している事に勘付くだろう」

「三輪さん、ですか……」

 

 七海は三輪の抱える近界民への憎悪と迅への隔意を思い出し、顔を顰めた。

 

 確かに、三輪は七海に対しては落ち着いた態度で接するようにはなった。

 

 だが、それは迅の存在を許容した事とイコールではない。

 

 三輪は変わらず迅を嫌悪しているし、近界民への憎悪も欠片も薄れていない。

 

 もし、迅が近界民を匿ったと判断すれば。

 

 きっと、彼は止まらないだろう。

 

「大丈夫なんですか?」

「まあ、多分暫くは俺の事だけに注意が向く筈だからすぐに心配はしなくて良い。けど、いつまでも隠し続けるのは多分無理だな」

 

 あいつ優秀だし、と迅は苦笑した。

 

 三輪は激情家の面が強いが、目的の為なら幾らでもクレバーになれるという側面がある。

 

 目的自体を妨害されれば烈火の如く怒り出すであろうが、そうなる前はきちんと段取りを踏んで行動する。

 

 三輪隊のオペレーターは優秀な月見であり、遊真の存在に辿り着くのは時間の問題だろう。

 

「一応、案が無い事もない。まあ、もし案が駄目でも君たちの事は責任を持って守るから安心して欲しい」

「なんでそこまで? 迅さんは近界民の事を良く知ってるとはいえ、おれは今日会ったばかりの他人でしょ?」

「それが、俺の秘密にしていた事情にあたる。聞いてくれるかな?」

「わかった」

 

 ありがとう、と迅は告げると、まず、と話し始めた。

 

「七海や三雲くんには説明したけど、俺は未来が視えるんだ。未来視の副作用(サイドエフェクト)、ってやつでね」

「なるほど」

 

 自身のサイドエフェクトにより迅の話が事実であると確認した遊真は、しかと頷いた。

 

 自分の話を遊真が理解した事を悟った迅は、そのまま話を続けた。

 

「俺の目的は、可能な限り被害の少なくなる()()()()()に至る事だ。そして俺の未来視で、そこに至るまでに必要不可欠な三つの希望────────三人の人物が必要になるという事が、分かったんだ」

「え……? それは、つまり……」

 

 此処まで言えば、修にも察する事が出来る。

 

 目的達成に必要不可欠な、()()の人物。

 

 そして。

 

 今此処にいるのは、迅が特別視しているのは。

 

 七海と、修と、遊真の()()

 

 これの示す意味は、一つしかない。

 

「────────そうだ、君達だ。七海、三雲くん、遊真。君達三人が、俺が探し求めた三つの希望なんだ」

 

 迅の告白に、三人は各々違った反応を示した。

 

 既に聞いていた七海は何処か穏やかな笑みを浮かべ。

 

 初めて知った修は仰天したとばかりに目を見開き。

 

 突如としてそれを聞かされた遊真は、成る程、と納得を示した。

 

 考えてみれば、辻褄は合う。

 

 迅は遊真の為に自分の立場を危うくしかねない真似までしており、聞くところによれば修の事も相当特別視している。

 

 その理由が、彼の目的の為に自分達が必要不可欠なものだったのであれば。

 

 辻褄は、合うのだ。

 

「幻滅したかな? 俺が君達を助けたのは、善意なんかじゃない。ただ、俺の目的の為だったんだから」

「迅────」

「それは違います、迅さん」

 

 あくまで露悪的に振舞う迅を見咎めた瑠花が行動を起こす前に、修がその口を開いた。

 

 脅迫を実行しかけていた瑠花はその様子を見て「お手並み拝見」とばかりに立ち上がりかけた姿勢を戻し、修を見据えた。

 

 幾ばくかの、期待を込めて。

 

「確かに、迅さんなりの目的があったのかもしれません。ですが、それでもぼくや遊真が迅さんに助けられた、という事実はなくなったワケじゃないんです」

 

 修は、確かに動揺していた。

 

 迅に目的があってその為に自分を助けていたと知り、驚きはした。

 

 だが。

 

 それは、迅を軽蔑する理由にはならない。

 

 何故なら。

 

 理由はどうあれ、自分が迅に助けられた事は事実なのだから。

 

 それにその理由も悪意などではなく、純粋に皆の為を思えばこそのものだ。

 

 ならば。

 

 迅への感謝の念が陰る理由など、存在する筈がないのだ。

 

「そうだな。害を受けたならともかく、恩を受けたんだからそれを返すのは当たり前だ」

「そういう事です、迅さん。むしろ、嬉しいです。ぼくが、迅さんの力になれるんだとすれば────────きちんと、恩返しが出来るって事なんですから」

「はは、参ったな。これは一本取られたよ」

 

 二人の返答に、迅は苦笑する。

 

 自罰的なのは最早迅の習性のようなものであるが、こうも真正面から論破されるとは思っていなかった。

 

 その様子に、瑠花は満足気な笑みを浮かべる。

 

「迅。何度も繰り返し言っていますが、貴方は少し自己評価が低過ぎます。理由はどうあれ確かな功績を積み重ねて来たのですから、誇るべき部分は誇れば良いのです。貴方はこれまで、それだけの働きをして来たのですから」

 

 それから、と瑠花は迅の耳元に口を寄せ、ニヤリと口元を歪めた。

 

「もう一度今のような失言をした場合、今度はノータイムでさっきの宣言(きょうはく)を実行に移しますので、忘れないように」

「…………肝に命じておくよ」

 

 三雲くんに感謝しなさい、と囁かれ、迅はたった今自分の尊厳が死ぬ寸前だった事を悟り、溜め息を吐いた。

 

 今の声は、本気の声色(ガチトーン)だった。

 

 次は必ずやる。

 

 その事を確信し、もう失言はしないぞ、と迅は覚悟を新たにした。

 

 そんな迅の様子を見て満足したのか、瑠花はどや顔で胸を張った。

 

 色々素直じゃない彼女であるが、普段飄々としている迅をやり込めた達成感があるのだろう。

 

 正直癖になりそう、と内心考えていた瑠花であった。

 

「さて、そろそろいいでしょう。さっさと入って来なさい、二人とも」

「おや、バレバレか」

「まあ、当然でしょうね」

 

 瑠花はその勢いのまま扉の外に声をかけ、その声に応じて二人の男性が入って来た。

 

 一人は、修にも見覚えがある。

 

 先ほど話題にも上がった、ボーダーの本部長。

 

 忍田真史。

 

 そして、もう一人は修の知らない男性であった。

 

 そんな修の視線の意図を理解したのだろう。

 

 眼鏡の成人男性は、こちらを見て名乗りを上げた。

 

「俺はこの玉狛支部の支部長で、林道だ。で、知ってると思うがこっちがボーダー本部長の忍田だ」

「こうして直接話すのは初めてだね。本部長の忍田だ、よろしく」

 

 そう言って手を差し出して来た忍田に修はその流れのまま握手し、遊真もそれに続く。

 

 そして、遊真をまじまじと見ながら林道が声をかけた。

 

「ちなみに二人ともさっき言った旧ボーダーのメンバーでね。近界民に対しても理解があるから、安心していいよ」

「ああ、詳しい話はまだ聞いていないが、君を不当に拘束したりするつもりはない。約束しよう」

 

 ところで、と忍田は続ける。

 

「よければ、君の名前を教えて欲しい。迅からはまだ、詳しい話を聞いていなくてね。遊真と呼ばれていたけれど、それはこちらで生活する為に考えた名前かい?」

「いや、最初からこの名前だよ。おれの親父は、この世界の出身なんだ」

「……! 君、苗字はなんて言うんだい?」

 

 遊真の言葉に何かに気付いた様子の忍田は、血相を変えて問いかけた。

 

 その問いに遊真は何の疑問もなく、正直に答えを口にした。

 

()()。空閑遊真だよ」

 

 そして。

 

「空閑……っ!?」

「空閑、だって……っ!?」

 

 遊真の答えに、林道と忍田が目を見開いた。

 

 そのただならぬ様子に修は首を傾げ、そういえば、と遊真の話を思い出してそれをそのまま口にした。

 

「お前の話だと、父親の知り合いがボーダーにいるんだろ? もしかして、それが忍田さん達なのか?」

「いや、違うよ。おれが聞いた名前は、シノダでもリンドウでもなかったし」

「じゃあ、誰なんだ……?」

 

 そうだな、と遊真は頷き、告げた。

 

「モガミソウイチ。親父から聞いた名前は、モガミソウイチだよ」

「……!」

 

 遊真の口から出た名前に、真っ先に反応したのは迅だった。

 

 それは当然だろう。

 

 何故ならば。

 

 その名前は。

 

「最上宗一。我が国を守る戦いで犠牲になった、迅の師匠ですね」

「え……?」

 

 迅の、今は亡き師の名前。

 

 そして。

 

「────────これが。この黒トリガーが、最上さんだ」

 

 彼の持つ、黒トリガー。

 

 風刃を遺した、その人であった。




 『るか』

 「遅咲きプリンセスフィーバー」

 プロットには影も形もなかった筈なのに迅さん編で初登場し、要所要所で存在感をアピールしたお姫様。

 ワートリで唯一無二のお姫様キャラという武器を存分に活かし、迅を思う存分弄り倒している精神的強者。

 四年間の迅さん鬱々タイムの反動があるからか、今は色々な意味で楽しくて仕方がない様子。

 原作では直接絡まなかった事をいい事に今作では迅と独自の関係を構築中。

 正直此処まで目立つとは思っていなかった。キャラデザが良過ぎるのが悪い。
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