痛みを識るもの   作:デスイーター

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各章解説・及び裏話/ROUND5~ROUND6まで

 

 第五章『B級ランク戦/ROUND5』

 

 この章は香取隊・王子隊相手に無双した新生那須隊が、「再戦の村上」及び「東春秋」という大きな二つの壁を超える為の戦いでした。

 

 香取隊はチームとして纏まっておらず、碌な準備をしていなかったが為に。

 

 王子隊はデータを重視し過ぎた為に。

 

 それぞれ、那須隊に翻弄される形で敗北しました。

 

 ですが、鈴鳴と東隊はそれぞれ七海の入った那須隊と戦うのは二度目です。

 

 集団戦の七海を体感した村上に最早初見殺しは通用せず、東さんは東さんです。

 

 そういった壁をどうやって乗り越えるのか。

 

 そこが、この章のポイントでした。

 

 解説を小南と弓場さんにしたのは、前者はリアクション重視のキャスティング、後者の場合は今後の為の弓場さんの顔見せ及び描写の練習の為です。

 

 小南ぱいせんは素直なリアクションをしてくれるので色んなアクションがあるこのROUNDにはうってつけですし、弓場さんはタイマン大好きなので後述の村上との一騎打ちなんかでも熱くなれます。

 

 この時点でまだ弓場さんを巧く描けるか自信がなかったので、本格的に登場するROUND7の予行演習として彼を解説に起用しました。

 

 結果的にルビ頼りになってしまった感はありますが、そこはそれ。

 

 また、色んな相手と個人戦を繰り返して来た弓場さんは村上との戦いの解説に置いては最適だったという理由もあります。

 

 このROUNDで実装したオリジナルMAP、『市街地E』はそのまんま駅地下を想像してくれればおっけーです。

 

 これは実際に駅地下を歩いていた時に、「この地形ランク戦のMAPに使ったら面白そうだな」と考えて他の駅地下の画像や参考資料を見比べながら実装に踏み切りました。

 

 中々にテクニカルなMAPになりましたし、市街地Dと同じくある種狙撃手殺しのMAPでもあったので未だ底知れない東さんにかけるデバフの一つという要因もありました。

 

 まあ、そんな中でもワケ分からない動きをするのが東さんが東さんである所以なのですが。

 

 東さんレイドを成し遂げる上で、どうしても排除しないといけないのが奥寺・小荒井の前衛組です。

 

 この二人が揃った上で東さんに動かれると強くなった那須隊でも普通にやられかねないので、転送運を用いて二人を分断させました。

 

 加えて、この二人の成長の為には分断しての戦闘の経験が必須であるという考えもありました。

 

 原作でもROUND7で二人が別個に動き、片方が落ちた後でどう対応するか。

 

 そのあたりの動きが東さんに評価される結果となったので、彼等の成長の為に苦境に追い込んだワケですね。

 

 さて、試合の方は熊谷と奥寺が遭遇戦を行い、此処で奥寺側の隠し玉だったハウンドを離脱の為に切ってしまいます。

 

 小荒井と連携した状態ならともかくとして、個人としての奥寺はハウンドを得たくまちゃん相手には分が悪いです。

 

 射程持ちとなった防御重視の剣士である熊谷は、近接攻撃しか攻撃手段のない奥寺相手には優位を取れます。

 

 剣での防御に集中しながらハウンドで崩しにいけば良いんですから、単純な対応可能距離と手数が違います。

 

 なので、中距離攻撃手段であるハウンドを切るしかなかったワケですね。

 

 モタモタしていては単独ではまず勝てない相手である村上とエンカウントしかねないですし、何処に潜んでいるか分からない那須さんや七海に襲われる可能性もあったワケですから。

 

 ハウンドという手札を知られた状態となった東隊ですが、今度は小荒井が村上とエンカウントします。

 

 更に駄目押しとばかりに七海が急襲し、小荒井は二部隊のエースに挟まれる形となります。

 

 この展開は何が何でも小荒井を落としておく為の調整であると同時に、村上と七海に対して東さんが痛手を撃ち込む為の展開でもあります。

 

 エース二人に挟まれた小荒井は生存を諦める代わりに隊の為に貢献すると割り切り、自身を囮に東さんの狙撃を成功させました。

 

 このあたりで小荒井の一つの成長を見せると同時に、東さんの怖さを描写出来たと思います。

 

 敢えて部位欠損のダメージに留める事で、二人を食い合わせる判断も含めて歴戦の狙撃手らしい演出を重視しました。

 

 東さんとしては狙撃を察知可能な七海を此処で村上に落として貰いたかった、という理由もあります。

 

 狙撃手殺しなサイドエフェクトを持っている七海は、東さんとはいえど単独で落とすには苦労する相手です。

 

 今回は前回突いたような分かり易い弱点は克服済みなので、猶更ですね。

 

 そうなると矢張り、七海を落とすなら彼を単独で撃破可能な村上と食い合わせるのが一番都合が良かったワケです。

 

 そこで二人にダメージを与えた上ですぐさま撤退したワケですが、此処で七海はメテオラガードを利用して不利な地形から脱出します。

 

 此処で七海が逃げた結果村上と熊谷がエンカウントしちゃいますが、熊谷が与えた足のダメージがなければこの後の一騎打ちで彼に勝つ事は難しかったので結果的には正解です。

 

 また、熊谷が村上に痛手を与えるのは私がこの作品で何度かやった原作展開の意趣返しの一つでもあります。

 

 原作では村上相手にダメージを与えられずに落ちた熊谷ですが、此処ではきっちり痛手を与えて一矢報いる事が出来たワケです。

 

 このあたりに、熊谷の成長を感じて頂けていれば幸いです。

 

 熊谷が落ち、改めて村上と七海の戦闘となります。

 

 今回の地下街という地形は三次元機動を得意とする七海にとって、かなり戦い難い場所でもあります。

 

 これが屋外であれば、グラスホッパーを用いた空爆や建物を利用した高機動による翻弄が可能でした。

 

 ですが地下街は狭く、三次元機動は出来ても距離を離す事は容易ではありません。

 

 距離を自在に調整出来るのが七海や那須といった高機動エースの利点なので、その利点をまるごと潰されるのはかなりきつい状況となります。

 

 そんな中で村上と戦う七海ですが、此処では「再戦の村上の脅威」を存分に描写しました。

 

 レイガストと弧月を片手で曲芸の如く扱うその姿は、技巧派剣士の一つの極地として描いたつもりです。

 

 ボーダーには様々な強い攻撃手がいますが、その中でも村上は原作でも描写された曲芸の如き技巧を強調して描いたつもりです。

 

 足が削られ片手となっている中でも暴れ回る村上だからこそ、技術で欠けた手足を補う形で戦ったワケです。

 

 その後の来馬さんの両攻撃(フルアタック)解禁による連携攻撃は、「原作の成長の先取り」が目的であるこの前期ランク戦におけるクリア条件の一つを満たした形です。

 

 これがなければ、大規模侵攻で二人は活躍前に痛手を負っていた可能性がありました。

 

 そういう意味で、この成長描写は必要だったのです。

 

 その後の那須さんによるサーチバイパー包囲網は、この不利なMAPでどう工夫して戦うかという解答を小夜子・那須の両名によって叩き出した結果です。

 

 それというのも間章であれだけの存在感を出した以上、小夜ちゃんの有能描写も描いておきたいと考えておりました。

 

 ですが、オペレーターの有能描写というのはただ活躍させれば良い戦闘員と比べて難しいです。

 

 そこで、原作でもあった那須さんに弾道予測を提供して曲射を成功させた描写から、観測情報からMAP情報をシミュレートして那須さんに伝達。

 

 入り組んだ通路を利用した視界の外からのバイパーによる包囲網、という作戦を実施したのです。

 

 原作では、奥寺・小荒井の観測情報を元に東さんが壁抜き狙撃を成功させるという描写がありました。

 

 この「観測情報」というワードは要するにチームメイトの「視覚」から情報を取得し、戦術に反映させたものだと思われます。

 

 そこでチームメイト全員の視覚を使ってMAPの詳しい情報をオペレーターである小夜子が取得し、那須さんの遠隔射撃に繋げたワケです。

 

 この奇策で来馬さんが落ちたワケですが、村上は即座にこの作戦の内容を見破ると天井落としで強引に七海とタイマンの状況を作り出します。

 

 他の横槍のない、本当の意味での1対1。

 

 だった筈が、そこに横槍を入れたのが東さんです。

 

 瓦礫の隙間からの狙撃という離れ業で二人の決闘に干渉したワケですね。

 

 結果として、一騎打ちは七海の勝利。

 

 此処でマンティスで勝つというのは、最初から決めていました。

 

 師匠の技で勝つ、というのは熱い展開ですからね。

 

 実はマンティスはROUND4でも使う選択肢もあったのですが、「今の香取隊相手にマンティスは必要ないな」と判断し温存しました。

 

 結果として師匠の技で好敵手を倒す、というグッドな展開に持っていけたので満足です。

 

 そして残るは、東さんと奥寺となりました。

 

 此処で東さんは出来れば七海に落ちて欲しかったのですが、実を言えば村上が落ちたとしても構わないと考えていました。

 

 地下街というMAPと小荒井の脱落によって、相手のエースを落とすのは難易度が高い為に隙を見つけて取れる点を取ったら撤退する事も考慮に入れていました。

 

 実際、この後那須隊が東さんを追わなければそのまま撤退する心づもりだったのです。

 

 ですが追って来たので、奥寺と組んで迎撃を開始しました。

 

 此処で那須隊が東さんを追ったのは、作中で解説にあった通りポイント度外視で「格上殺し」の経験値を得る為です。

 

 東さんという底が全く見えない格上相手に、それを打倒する経験を積む。

 

 これは、今後の事を考えれば必須でした。

 

 何せ、これから彼等は様々な格上の相手と戦い、勝つ必要があるのですから。

 

 この経験がなければこの先、何処かで詰んでいたでしょう。

 

 それだけ、東さん撃破で得られる経験値は大きかったワケです。

 

 また、実質東さん一人を倒す為に相打ちとなった那須隊ですが、これは東さんの格を落とさずに撃破する為の展開でもありました。

 

 原作でも、東さんは一度も落とされた描写がありません。

 

 しかも彼を落とす為には参加した部隊全てで追い込んでようやく撃破が可能な芽が見える、という事も作中で言及されています。

 

 そんな東さんを一部隊で落とすのですから、全滅を前提とするくらいじゃない割に合わないと判断して描いたのがこの結果です。

 

 結果的に、このROUNDは私の中でもベストバウトな一つだったと自負しています。

 

 描きたい事は描けたので、割と楽しかったです。

 

 また、この東さん落としを契機に二宮を始めとした様々な人物が那須隊に目を付ける事になります。

 

 「二宮式圧迫面接」は、七海の成長と斥候としての優秀さに目を付けた二宮が独断で行ったものです。

 

 犬飼は断られる事は分かり切っていたものの、一度こうと決めた彼が止まらない事は分かっていたのでやるだけやらせてみた形です。

 

 また、犬飼自身も成長した七海には高評価を下していたので、反対する理由が「まず断られるから」以外になかったというのもあります。

 

 次の「志岐小夜子③」では香取隊と生駒隊の対戦ログを少し描写していますが、私は実際に描いた試合以外にもその裏で行われていた試合に関しても大まかな内容は考えてありました。

 

 作中で説明した通り、「香取達のROUND5」は彼女達の成長が垣間見られる内容となっています。

 

 「こういった経緯を経たのだから、こう動くだろう」というシミュレートは常にしていましたので、勿論「次の試合に活かされる要素」を持ったシーンは考案していました。

 

 スポットライトを当てているのは七海達ですが、舞台裏でもきちんとキャラは動いているので当然ですね。

 

 特に来るべき大規模侵攻を乗り越える為に成長描写は必須でしたので、そういう意味でも「香取隊成長計画」の一環として必要な描写だったと言えます。

 

 また、この章の最後で那須さんと七海のデートがありますが、太刀川と月見さんを出したのは完全な思い付きです。

 

 月見さんの描写も、筆が滑って描いたものですが後悔はありません。

 

 原作でも幼馴染であるという説明はあるのに本格的な絡みが殆どないので、そのあたりの需要を自分で描いて供給した形です。

 

 基本、女傑の描写には気合いが入るタチですので。

 

 その後のお墓参りの描写は、この作品の根幹のしっとりした雰囲気を思い出して貰う為でもありました。

 

 次に出て来るのが、あの生駒隊でもありましたしね。

 

 

 

 

 第六章『B級ランク戦/ROUND6』

 

 再戦の香取隊と、生駒隊相手の第六試合です。

 

 最初にやった香取隊の描写は、彼女達の成長を垣間見せる為のものです。

 

 こういうワンシーンを挿入すると成長しているという空気が出し易いですし、原作でも訓練描写のチラ見せは何度かされているのでそちらを参考にしてもいました。

 

 解説をゾエさん、犬飼、宇佐美にしたのは犬飼は若村の師匠として、ゾエさんは原作で犬飼が評価していた繋がり、そして宇佐美は原作で犬飼と喋るシーンがあるので会話がシミュレートし易かったからです。

 

 原作では主人公チームのオペレーターなので実況の機会がなかった宇佐美ですが、現時点ではまだ修達は登場前なのでこうして実況席に座っています。

 

 まあ宇佐美の良さを活かし切れたかと言われれば微妙なので、そこは反省点かもです。

 

 この第六戦は、原作では「碌に作戦を立てていないから負けていた」香取隊と、「アドリブで大抵こなせるから敢えて作戦会議をしていなかった」生駒隊という対照的な二部隊が出て来ます。

 

 作戦会議をまともにやらない、というのは同じですが香取隊には香取任せ以外の選択肢が存在せず、生駒隊は個々人の地力が高く判断力にも優れる面々である為にわざわざ作戦会議をするまでもなくそつなく動ける、という差異があります。

 

 正直、原作のままぶつかったら生駒隊が普通に勝つでしょう。

 

 ですがこの試合の香取は大敗を経て成長しているので、スパイダーという手札を得て奮闘するワケですね。

 

 スパイダーは鉛弾(レッドバレット)と同じく、「ダメージが発生しない」という点で七海の副作用(サイドエフェクト)に対する明確な対抗札となるカードです。

 

 原作で修のスパイダーを逆利用したように相性は良いと考え香取隊にこれを持たせたのですが、まさか原作でもスパイダーを使わせて来るとは思いませんでした。

 

 矢張り、スパイダーと香取の組み合わせを選んだ事は間違っていなかったのだと嬉しくなったものです。

 

 置きメテオラ起爆も原作の同じ試合で那須隊がやっていましたし、私のトリガー選択は正解だったなと一人自慢げになりました。

 

 さて、この試合では香取隊VS七海と生駒隊VS那須・三浦という二面盤面が序盤展開されます。

 

 香取は前回は手も足も出なかった七海を足止めする事に成功し、三浦はカメレオンを用いた奇襲で隠岐を落とします。

 

 生駒隊は隠岐が生き残っていると高所からどんどん情報を抜かれる上に、それを元に生駒旋空が不意打ちで飛んで来ます。

 

 それを防ぐ為に隠岐は真っ先に落としておかなければならないので、こうして狙われたワケです。

 

 実際、隠岐の生存の有無で生駒隊の脅威度はかなり違うと思います。

 

 原作でも隊への情報提供から不意打ち狙撃まで八面六臂の活躍をしていましたし、此処で彼が落ちなければ結果はまた違ったものになったと思います。

 

 彼を落とした三浦ですが、実は原作でもサポートは的確だったり機動力の評価が香取と同じ「8」だったりと中々性能(スペック)は優秀なんです。

 

 原作では主体性のなさと若村の空回りからそれが活かし切れていなかっただけで、ちゃんと動ければ割と有能な駒だと思っています。

 

 那須さんをサポートする為に仕掛けたスパイダーは、三浦の案です。

 

 割と意地っ張りな若村と違って三浦は戦術の取捨にそこまで拘泥しないので、訓練中犬飼や辻に相談して「生駒隊を抑える為に那須さんの力を借りる」という手札を選択肢の一つとして考案して実際に使った形です。

 

 原案は犬飼が出したものですが、それを用いて実際に動いたのは三浦なのです。

 

 対して「七海を足止めして茜と熊谷を釣り出す」というのも犬飼が原案を出していますが、若村は三浦ほどアレンジせずそのまま使っています。

 

 その為に予想外の動きに対応しきれず、結果として作戦は失敗してしまうのです。

 

 決意一つで一足跳びに成長出来る香取と元から性能は悪くなかった三浦に対し、若村の未熟さが際立った形となります。

 

 原作でも証明されてしまった通り、若村は一度の挫折だけでは劇的な成長には至れません。

 

 そこでこの二度目の失敗を経て、ようやく覚悟を決めて「自身の犠牲を前提とした策を打つ」事で最後に一矢報いる事が出来たワケですね。

 

 対して生駒隊は水上のクレバーな策と、武人としての生駒さんを描写しています。

 

 隊長が単純な戦力として指揮を水上に丸投げしてる生駒隊ですが、水上はそんな隊を十全に運用出来る優秀なブレインです。

 

 原作でのあの斜め上の水上の能力披露には驚きましたが、彼が優秀で抜け目ないという解釈は共通していました。

 

 彼ならこういう策も取るだろうという内容の作戦を、今回はやったわけですね。

 

 生駒旋空での二人抜きも、彼の作戦あってのものですので。

 

 その後の生駒旋空による奇襲からの香取と七海の一騎打ちは、原作で王子がやられたものの亜種です。

 

 遊真はグラスホッパーを使っていましたが、前にお話しした通りいきなりその発想に至るのはおかしいと思いましたので瓦礫を蹴り飛ばしての運用です。

 

 勿論グラスホッパーほどの加速はないのであんな風にひっくり返すまでの力はありませんが、今回の場合は一瞬でも香取の動きを止められれば良かったのでこれで充分だったのです。

 

 マンティスでトドメを刺したのは、原作で遊真が香取を仕留めたシーンのオマージュですね。

 

 そして最後になる生駒戦。

 

 此処では三人がかりで生駒さんを相手にしていますが、「初見の生駒旋空」を相手取るにはこのくらいの戦力が必要だったというワケです。

 

 初見の生駒さん相手にはあの遊真でさえやられているので、それを鑑みてこのくらいは必要と判断しました。

 

 この戦闘では生駒さんの武人としてのクレバーな面を、とにかく強調しました。

 

 旋空に見せかけた両防御(フルガード)や、陽動を見抜いた上での的確な動き。

 

 これらを生駒さんの武人としての側面だと解釈し、最大限それを描写したつもりです。

 

 これまで幾人もの相手を撃破して来た茜ちゃんのヘッドショットもイコさんには通じませんでしたし、テレポーターによる転移狙撃も迎撃されました。

 

 三人がかりでの戦闘は、決して戦力過剰ではなかったと思います。

 

 置きメテオラ起爆からの身代わり攻撃は、従来の起爆戦法に前回の東さんの身代わり戦法を参考に強化したものです。

 

 あの東さんレイドがなければ、この作戦が考案される事はありませんでした。

 

 そういう意味で、あの戦いにも意味があったワケですね。

 

 試合後に玉狛支部での打ち上げとなっていますが、あそこでイコさんが登場したのは完全なアドリブです。

 

 企画段階にはいなかった筈なのですが、いつの間にか出てきました。

 

 このあたりでイコさんの使い易さを実感したので、この後もちょくちょく出るようになったのです。

 

 また、この章の最後でこの段階では詳細情報の殆どない神田を登場させています。

 

 弓場隊の面々の神田に関して語るシーンのみを参考に四苦八苦しながら描写したのですが、割と受け入れられていたようで良かったです。

 

 まさか銃手ではなく万能手とは思いませんでしたが、何とか「この世界線では」理論で強引に理屈を付けました。

 

 彼については、次の章にて。

 

 さて、今回で最終ROUNDまで解説しようと思いましたが長くなってしまったので一端終わりとします。

 

 次はROUND7、及び最終ラウンドを解説予定です。

 

 それでは。

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