とある斬破刀の日常♪   作:麗紫 水晶

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たいへ~~~~~~~~~~~~~~~ん長らくなりました。更新させてくださいね♪早速お読み頂ければ♪後程後書きにて。では物語りの始まり始まり………♪♪



♭♭♭改めてよろしく!♭♭♭

私は斬破……とうっ!!……。 す、すまん。自身でジャンプは出来なかった。ごめんなさい……。

 

 コ、コホン。また私の日常を語ろうと思うが、聞いてもらえるだろうか?

私がレベルアップをしてから、切れ味も少しく、雷攻撃属性の数値も少しく上がったので、前よりは少しくだが良くなった感じである。ご主人にはお気に入りの武器とされているので、私にとっても嬉しい限りだ。また、前のような笑顔が見られると良いのだが………。

 ご主人は相変わらず私をベッドの傍の壁に立て掛け、寝息を立てている。そう滅多にある事ではないが、襲撃(夜這い!?)を受けないとも限らない。 いくら強いハンターであっても1人の女性である。その可能性を否定することは出来ない。なので、私を傍に置いている訳なのだが……。ま、オトモ達もいるので要らぬ心配かもしれないが。

 

「あ、おはよ♪♪」

 

 だが、今朝はビックリした!?起きざまに私に声をかけてくれたのだ。私も返事を返したいが、勿論言語など話せるはずもなく……。切ないやら悔しいやら……。が、突然にだが閃いた!?試してみよう……。私は微量の雷を私が収まっている鞘に走らせる……。

 すると、今度はご主人の方が目を丸くした!

 

「えっ!!うそっ!へ、返事をしてくれた!?!?」

 

 通じた!!やったぞ!返事の代わりに雷を這わせることで、言語を理解している事に気づいてくれたようだ。

 

「で、でも斬破刀に意思があるなんて……。」

 

 困惑するのは当然の事だろう。そんな話は誰にもしたことが無いし、他の武器はどうか知らないが、誰も知りえない事なのだから……。

 武器というものは武具屋に作られた”物”であり、たま~~~に作っている刀匠の念が籠ることもあると言うが、大抵はそんな危険なものではなく、意志など無い武器にすぎない。かと言って、私には私怨とかと言うものはない。

 純粋にご主人に仕えていたいだけなのだ。彼女の笑顔にドキドキしながら……。

 だがどうだ……。私に意思があると分かったら逆に引いてしまうのではないか……。

 私は不安になった。気味悪がられて私を使ってもらえなくなれば、私にとって死活問題だ。しかし、どうする事も出来ない事も事実……。私は困惑する彼女を見つめるしかなかった……。

 

 だが、彼女は真顔になって私を見つめて来た……。

 か、可愛い………………♪♪うっ……おほん!……て、照れるな……♪♪

 

「ね、ねえ。あなた、別に名前とかあるの!?」

 

 な、なんと!ご、ご主人……。私の事が気味悪くないのか……!?しかも名前を聞いてくるなど、私の方が想定外だ……。別の名前などは無いので、どう返事を返そうかと悩んでしまった。これは何とかさっきの様に雷を使ってうまく出来ないだろうか……。試してみるか……。

 私はさっきと同じように微量の雷をジグザグながらも1本状にし、自身の前で立ててみる。

 

「す、すごい!!雷が垂直に……。」

 

 目の前で見ていた彼女も驚いている。私自身も出来たことに驚いていた。

 そのままメトロノームの様に左右に振って名前が無い事を伝えようとした。すると彼女も分かったのか語りかけてきた。

 

「そうなんだ。名前は無いんだね♪」

 

 私は今度は雷をお辞儀の様に前に倒して、そうだと伝える。彼女も納得して頷いてくれた。

 すると彼女がほっぺを赤くして意外なことを口にし出した。

 

「ね……、あなたはあたしの事は嫌い!?」

 

 NO~~~~~~!!!ないないない!!絶対にない!!天地がひっくり返ってもあるものか~~~~!!!

 私は焦って先ほどの様に雷を立て、メトロノームの様に、しかもテンポをめっちゃ速くして振り切れんばかりに左右に振り回す!!

 それが分かったのか彼女はクスッと笑って、

 

「じゃ、ずっと一緒に狩に行ってくれる!?」

 

 と、聞き返してきたので、と、当然!!と慌てて雷をお辞儀させる。

 

「良かった♪これからもよろしくね♪」

 

 と、彼女は微笑み返してくれた……。私はとりあえず、ホッとした。さすがはハンター……とでも言おうか。

 私に意思がある事に対して嫌がらず、逆に一緒に居てくれるなど私にとっては感謝でしかない。手放されることも覚悟したからだ。だが、私の雷が効かないモンスターもいる……。その時は、いやがおうにも置いて行かれるのだろうか……。

 私は嬉しい反面、その事に寂しい気持ちにもなった……。その時ご主人はどう決断するのだろうか……。

 と、突然私が宙に浮いた!ご主人が私を手に取ったのだ。そして、鞘ごと縦に私をハグしてくる!!

 ちょ、ちょっとご主人!突然何を……。

 

「嬉しいんだ♪♪最初はビックリしたけど、考えたら一緒に話をしながら狩に行けるんだよね。オトモ達とも仲良くクエストに出られるなんて、こんな楽しいことないよ♪♪」

 

 …………一緒にクエストやって来て良かった……♪♪羨ましい、いや、嬉しいお言葉……♪♪私という意思が無くなるまで、記憶に残るだろう。いや、絶対に残っている。こんなに強くハグしてもらって……い、いや、照れているだけだ!緊張で垂直になってるだろう!?………………申し訳ありません………………。

 

「どうしましたニャ!?」

 

 オトモの1匹が首を傾げながらご主人に聞いて来る。そう、ミラーナ様に……。

 

「うん!あのね、聞いて驚いて。実はこの斬破刀はね、意志を持ってるの!会話出来るんだよ!」

 

「ニャ!?ご、ご主人、大丈夫ニャか!?」

 

「どうしたニャ!?」

 

 もう1匹のオトモも寄って来た。当然のリアクションなのは私には分かった。そう思う方が自然だろう。

 だが、ミラーナ様も分かって貰おうとあれこれ考えている。

 突然手をポンっと叩いて、私に向き直る。何を気付いたと言うのだろうか。私をベッドに寄り掛からせ、怪訝に見ているオトモ2匹を横目に私に話しかけてきた。

 

「ね、ね。さっきの雷、出す事出来る!?」

 

 さっきの返事のようなやり方をしようというのか。なるほど、それならば私に意思がある事は分かるだろうが……、何はともあれやってみるか。ミラーナ様を、オカシイ人物と思わせるのも忍びない。まして私のせいならばなおさらの事だ。

私は言われた通りに、雷を出して垂直に立てる。今度はオトモ2匹が目を丸くしてビックリしている。

 

「ニャ!?ニャんと!?」

 

「一体何が起こってるニャ!?」

 

ミラーナ様はそのオトモ達の驚きように満足したようで、更に質問をしてくる。

 

「一緒に狩りに行くって、約束したもんね♪」

 

勿論!雷をお辞儀させて返事をする。オトモ達は逆に警戒しだした。

 

「呪いの太刀じゃニャいニャろな!?」

 

「そうニャ!ご主人、操られてないニャか!?」

 

「ないないない!!絶対にない!!だって呪われてるなら、私どころかあんた達の命だって危険になってるよ!現にこれだけ雷を操れるんだから、いつでも電撃であたし達を襲うことが出来るわけだし。ちょっと前に話をしたけど、意外と優しいよ♪」

 

私もフォローの意味で、雷をお辞儀させた。すると、完全に信頼したとは言えないまでも、分かってはくれたようだ。

 

「でも、内緒だよ。」

 

「ど、どうしてニャか?」

 

「あんた達が思ったのと一緒だよ。変に思われるのはどうでも良いけど、この太刀が、希少価値があるって、高額で売ってくれとか、強奪されることの方が、嫌なの!私にはこの太刀が大事なんだから!」

 

……………くぅぅぅ、健気だ~~……。私はなんと果報者だろうか………。ここまで思ってくれる、主人が居ただろうか……。と、言っても私が作られて初めて仕えたのは、ミラーナ様が初めてではあるが……。

 

「ニャ……、ご主人がいいニャらいいニャが……。」

 

フム。もっともらしい反応だ。主人を守る側にすれば、得体の知れない物と見るのは当たり前。だが私も、ご主人をミラーナ様を私なりに守りたいと思う気持ちは、オトモ達にも決して負けはしない!あの可愛い笑顔から離れるのは嫌だ!…………あり!?

 

「分かりましたニャ。まずは、着替えて下さいニャ。飯屋は、先にしますニャか?後にしますニャか?」

 

「う~ん、やっぱり後にする!」

 

と、ベッドから降りて着替えを始める。

飯屋を後に………。これはクエストの内容と、自身の装備のスキル等を鑑みて食事を決める………。皆さんも、当たり前のように経験が沢山あると思われる。クエストによっては、飯の決め具合でクリアするしないが決まる時もある。意外と食事は大事なのだ。

 

「分かりましたニャ。準備出来たら呼んで下さいニャ。」

 

と、自分達の準備に奥に行ってしまう。

 

「分かった!」

 

そう言ってミラーナ様は、防具を着込んでいく。あい変わらず無駄のない綺麗なラインの体型…………。い、いや、別に見ようとして見ている訳では、な、なにせ私が立て掛けられている傍で、着替えているのだ!動く事の出来ない私には強制的に見えてしまう訳で…………ごめん………。

 

彼女は防具を着け終わると、私の方を向いて私をつかんで、話し掛けてきた。

 

「ね、移動最中は背中に装備するけど、クエストの受注の時は、一緒に見てくれないかな!?」

 

な、なんと!クエスト内容まで確認どころか、一緒に選べるだと!なんかこっちが不安になってきた。良いことづくめで、後が怖いなんて事はないだろうな。だが、折角のお誘いだ、断る理由など無い。なので、雷の棒を作って、お辞儀した。

すると、彼女の顔がパッと明るくなって、微笑んでくれた。この笑顔に弱いのだ私は。

 

早速私は背中に装備されて、オトモ達を呼び、持ち物を準備して、家を出たのだった……。

柔らかくも暖かい風が心地よく通り過ぎていく………。彼女達は、早速受付嬢の所に。

 

「今日は。体調は大丈夫ですか!?今日はどのクエストになさいますか?」

 

そう聞かれて、大丈夫と頷くも、早速私を前に持ってきて、ノートを覗き込む。狩猟・討伐・採集・撃退・採掘……。ミラーナ様が、色々私に話し掛けながら、クエストを選んでいるので、受付嬢が怪訝に思いながらも、静かに見守っている。

 

「今回はこのクエストに行こうと思うんだけど、いいかなぁ?」

 

っととと。いかんいかん、横顔に見とれてしまった。何々、おっとこのクエストは………。

私は一瞬躊躇したが、クエストによってはクリアしなければいけない物もあり、今回はその為に行こうとしているようだ。これは私もフォローを尽くさないとな。私は雷の棒を作り、お辞儀をさせた。

ミラーナ様も良かったとばかりに、そのクエストを受付嬢に受注する。

 

「分かりました。お気をつけて行って来てくださいね♪」

 

受付嬢もいつもの笑顔で応えてくれた。だが、あの顔は大分疑っているな………。ま、ミラーナ様が気にしていないのが唯一の救いか………。

ミラーナ様は、再度私を背中に装備し、猫飯屋で、オトモ達と食事をし、出発口まで赴く。すると、私を背中から降ろし、私の柄の下側を持ち、握りの方をミラーナ様の肩に寄り掛からせてくれたのだ。私も驚いた。

 

「それじゃ、しゅっぱ~つ!!」

 

すごく嬉しそうだな。これから危険に晒される可能性があると言うのに。だが、やっぱりこの笑顔には勝てないのだ。私も必死に守らねば…………。

今回はここまでだが、次も話を聞いて貰えると有り難い♪ではまた、お会いしたときに………。

 




読了ありがとうございます♪久々の更新となりました。忘れ去られた方々も多いでしょう。でも、めげずに執筆して行きますので、なが~~~~い目で見守ってやって下さい♪次話は、クエストでのお話し。ではまた次話にてお会いできる事を切に願って………♪
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