その昔、ロードランと言う国があった。
その国は神々によって統治され、栄華を誇っていたが神々の王であるグウィンが去り、斜陽となった。
それでも小人と侮られていた人間達の国々と比べても、とても長い間その国は存在した。
だが、斜陽と例えるように日の光は何時かは隠れ、夜になるもの。それを示すかのように人間の中に殺しても死なず、果てには他人を殺して命を啜る化物が生まれるようになった。
人々はこれを不死人と呼び蔑んでいたが、その不死人の数も増え……脅威に怯える日々が来てしまった。
そして人々は古くから伝わるロードランの伝説に縋るようになり、不死人となってしまった聖職者や騎士、果ては王族を彼の地に送るようになり、長い年月が過ぎていった。
だが俺はそんなご高説とは関係のない奴隷上がりで、結局生まれて死ぬまでしみったれた人生だったが何の因果か奴隷の俺ですら化物になっちまった。
なんの学も無い奴隷なんぞロードランに送るだけ無駄だと、北の不死院と呼ばれる隔離施設に世界の終わりまで閉じ込められる予定だったんだが、モノ好きな騎士サマが脱出を手伝ってくれてな。何度か死んだがどうにかそこから逃げ出す事が出来たんだ。まあ逃げ出した先がロードランって言う地獄だったんだけどな。ハハハ……。
腰布とこん棒くらいしか持ってない俺はまず大ガラスに運ばれた先で鎖帷子を着た野郎にバカにされた。正直イラっと来たが腰に佩いた段平を見て話を合わせることにしたよ。
それからはまあ、同情心から色々喋ってくれる野郎から情報を仕入れたりしてそこがロードランだって分かったんだが、多少体が丈夫な奴隷が伝説なんて挑戦出来る訳ない、そもそも他人様の為に化物の巣窟になってるロードランの冒険なんてしたくも無かったからな。その辺の亡者どもを不意打ちしたりしながらチマチマソウルを稼いでたりしたもんだ。知ってるか。死んだら腹は減らないんだぜ?
それも段々飽きてきてちょっと欲が出て野営地から離れたら死ぬなんてのを何度か繰り返してな。流石にこのままじゃやばいなんて思った。何しろ死に過ぎるとソウルって言う命みたいなのを欲しがるだけの亡者になっちまうからな。
それでも周りに何か教えてくれる奴なんていない。知り合いと言ったら不貞腐れた帷子野郎と喋れない火防女サマ、それと世界が終わるまで牢屋で暇つぶししてる鍛冶屋崩れだ。やれる事を聞いてもバカを見る目で見られるだけだったよ。
なんで学が無いなりにまずなんで死ぬのか考えたわけだ。となると大抵は勢い任せに突っ込んでいって運が良かったら斬られる前に叩きのめす。悪かったら盾で弾かれて叩きのめされる。大体こんな感じだった。
一応盾とも言えない粗末な木の板があったからな。その辺の亡者共を練習台に戦い方の練習をしたわけだ。
それを繰り返しながら出来るだけ死なないように、死んだら何故死んだか考えていたら気が付いたらグウィンって言う糞野郎が仕込んだ火継ぎの儀ってのをどうにかする段階まで進んでた。
最初は糞喰らえって思ってたから亡者になってた王様をきっちり殺して逃げたよ。その後疲れてうつらうつらしてたら腐れ不死院に逆戻りだ。
懐かしの地の果てに戻って来たけど旅先で手に入った装備は大体そのまま持っていた。そっから騎士サマが上から覗き込むまできっちりそのままだったのは気持ち悪かったがまあサクッと出てやったよ。道中の亡者がなんか硬かったけどな。
で、だ。また大ガラスに捕まってロードランに来たら亡者になっちまったせいで介錯してやった帷子野郎が陰気くせー面でこっち見てた。まあなんだかんだで付き合いもあったからな。思うものもあったし話しかけてみたけど要領を得ない。まあ亡者になっても蘇ってこないようにきっちりとどめを刺した相手がまた起き上がってきてるのもどうかと思うがな。
まあ俺の装備だけは立派になったし、学が無いのが嫌で魔術師のあんちゃんにすこし手ほどきしてもらったのもあって前よりは頭の巡りが良くなってた俺は適当に話を濁して勝手知ったる野営地を見て回った。
たまにこっちを見るなり嫌な目で見てきた生臭坊主もきっちり生きてやがったし、前に色々拝借した死体もそのまんま。その辺の亡者共が若干強く感じたし吸えるソウルもなんだか濃い以外は大体一緒だった。
気味が悪かったんだが、前に一巡した事があるからな。危なくなったらその辺でソウルを稼いだり敵の動きを見直したりでまた王様をぶち殺した。面倒だったから前回虫に寄生されておかしくなっちまったソラールと一緒にな。
だけどもう何もかも面倒になっちまってな。一応篝火で飯が食えるように生き返っても、そもそも腹も減らないし眠くもならない。俗に言う三大欲求がほぼ死んでるからローガンセンセイみたいに知識狂いか逝かれダークレイス共みたいな戦闘狂になるくらいしか楽しみが無いもんだ。ああ、一応食えるぜ? だから酒くらいは飲めるな。
こうなると何か変化が欲しかったし、どうせなら俺なんかを友と言ってくれた変人の真似事でもしてみるかって火継ぎの儀ってのをやってみたんだよ。まあ俺自身が薪になるんだけどな。
そうしたら……またあの場所に戻った。いっそ亡者にでもなっちまおうかとも考えたぜ。
で、何もかもが嫌になったからロードランに行かずに山下りでその辺に紛れ込んだ。何しろ強さだけはあったからな。
あれからどれだけ経ったか。ロードランなんて聞かなくなったし俺も歳なんて食わないから気が向いたら拠点を変える程度の世捨て人みたいな生活をしてたらな。なんか変な場所に着いた。
艦これACが住居の回線だとSoMにプラズマキャノン持って行った状態になるので悶々としている中フレから貰ったブラッドボーンやりながら思いついたの。
前段階で無印ダクソの盾鎧なし武器鈍器縛りやってたせい。
いっそFF11買いなおすか検討中。エルヴァーンが、ブロントさん分がぽぴい。