普段の生活
尻尾に誇りを持った主人公
子供好き
のんびり好き
異世界転生
神様の説明通り転生をした
特に変わった所は無い、良くあるテンプレの転生だった
転生後の見た目は
俺にケモミミが付いている
丁寧にもっふもふの尻尾まで
これは狼だろうか、良い毛並みで銀色だ
俺が転生後に何を始めたかと言うと
何もしていない
のんびり平和に生きている
貰ったチートを使いモンスターを倒しお金を稼ぎ、自由に生きている
神様は好きにして良いと言っていた
ブラック企業で心身共に疲れ切っていたのだ
のんびりしたい
この世界はレベルが上がれば何でも出来る
俺のチートに経験値を増やす物がある
それを使いレベルを素早く上げた
後は自由だった
モンスターを倒すとアイテムをドロップする、大体70%位の確率だ
しかし、レアドロップと言うものは確率が一気に下がり1%も無い、クソゲーである
それもチートで解決した
レアドロップ確定チート、一日の使用回数は決まっているがとても価値のあるアイテムが手に入る
お金も沢山手に入った
俺の生活は順調だ
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今日も近所の子供と遊ぶ
俺の尻尾は大人気だ
少し尻尾を揺らして歩くだけで子供達が付いてくる、ハーメルンの笛吹だ
たまに変態も寄って来るがその時は、弾き飛ばす
自慢の尻尾だ変態には勿体ない
子供達を尻尾で持ち上げる、もっふもふの尻尾に子供達はうっとりだ
保護者も子供を受け取る振りをして撫でて行く、それ位は許す
そんな事を毎日しているからか、街の住民達も皆友好的になった
夕方になり、子供達が帰ったので俺も帰る
その時尻尾がぎゅっと握られた、毛が逆立つ
この辺の子供達には力加減を教え込んだのでこんな事はしない
一体誰がこんなひどい事を
振り向くと汚い子供が居た、初めて見る顔だった
近くの国で戦争があったのを思い出した
平和なこの国に流れて来た戦争孤児だろうか?
良く見ると尻尾に手形が付いている、酷い何て事だ
子供はボロボロのローブを深く被り、尻尾から手を離さない
仕方なく子供を引っ付けたまま帰る
子供は大人しくトコトコ着いてくる
近所の人達は俺のする事を見ても止める事は無い、何て信頼度素晴らしい
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家に着いても尻尾から手を離さない、何だこいつ
俺の尻尾が素晴らしいのは知っているが、いい加減に痛い、毛が抜けたらどうする
尻尾を伸ばし、子供を風呂に運ぶ
「お前がとても汚いのは、分かっているな」
子供は俯いて頷く
「そんな手で俺の尻尾を触ったんだ、どうなるか分かっているんだろうな?」
子供は震えて頷く
「お前は丸洗いの刑だ」
俺はとても怒っている
汚い手で尻尾に触るなんて、とんでもない悪行だ
撫でる前に手を洗うのは最低限の礼儀だろう、常識だ
ローブを剥がす、掴んだローブが汚れでベタベタしている、ひいっ汚い
手が一瞬で黒くなった、鳥肌が立つ
子供の髪の毛がローブから出て来るが、汚れや脂で1つの塊の様になっていた
触りたく無いので魔法でお湯を出し洗う
万能チートだ
流れて行くお湯が真っ黒だ
「お前何時から風呂に入って無いんだ?」
「入った事無い、川で水浴びだけ」
「最後に水浴びしたのは何時だ?」
子供はんー、と考え
「覚えて無い、ずっと前」
だから汚れきっていたのか
街に住んで居なかったのか、野生の子供か?
次は石鹸で洗う
「目を瞑れ、染みて泣く事になるぞ」
急いで目を瞑っている、素直なのは良い事だ
頭から汚れが流れ落ちる、今何か塊が流れて行くのが見えたが気のせいだ
汚れの無くなった髪は、俺の尻尾と同じ銀色だった
後は体だが、それも魔法で洗う
ピカピカになった体は女の子の物だった
「お前女だったのか、少しは嫌がって抵抗しなさい」
不思議そうにしている
「何を嫌がる?気持ち良かった」
「そうか、なら良い」
面倒臭いのは嫌いだ
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「お前もう帰れ」
子供は何故か俺の膝の上に座って、寛いでいる
風呂に入れ丸洗いした、こいつの刑は終わった
「帰らない、お前が気に入った、私のつがいにする」
そう言うと子供の頭からはケモミミ
腰からは尻尾が生えてきた
これは、狐だな
「お前私と同じ色
私以外に久しぶりに見た、仲間」
「違うだろ、狼と狐だ」
銀狼と銀狐、全然違う
「色だけで番を決めるのか?
いくらなんでも、単純過ぎないか?」
「違うそれだけじゃない、気持ち良くしてくれた、あんなの生まれて初めて」
ちょと意味深に聞こえる
心が汚れているのだろうか
「お前の親や仲間は?」
「ずっとずっと昔にはぐれた、それから一匹狐」
そうなのか仲間が居ないなら、群れも住みかも無い筈
ん?確か狐は頭が良かった筈
「お前は何か特技は有るか?」
「特技は無い、でも何でも出来る」
何でもだって?これは良いかも知れない
俺はのんびり生きたいが、日々の生活が面倒だった
買い出し、掃除、洗濯、料理
それをしなくても良いなら、理想の生活じゃないか
「お前は料理、洗濯、掃除は出来るか?
どれかでも良いぞ」
「全部出来る、何でも出来るから」
「お前仲間が居ないんだったな?番は無理だが、仲間としてなら
家の事をするなら、お手伝いとして雇うぞ」
「ここに置いてくれるのか?」
「お前が良いならな、お金は沢山あるから給料も良くしよう」
「ここに居ても良い?」
「住み込みも勿論良いぞ」
「一緒に居てくれる?」
「ここに住むなら一緒だな、決まりで良いか?」
「うん」
よし!契約成立だな
銀狐が抱き付いて来た、なんだ
泣いている、仕事が決まって安心したのか住み込みだしな
背中を撫でてやると嗚咽が治まる
「これからずっと一緒だぞ!我が同胞よ!」
嬉しそうにニコニコ笑っていた
同胞では無い、狼と狐だ
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出会った日
今日は良い日だ、同胞が出来た日
その日は街に獲物を売りに来ていた、森で狩った魔物や動物を買い取って貰う、それが唯一の他者との関わりだった。
獲物を買い取って貰った帰り、子供達の楽しそうな声が聞こえて来て、その声に誘われて近寄ると綺麗な銀色が目に入った。
あれは我が同胞の色!遥か昔に見た仲間達の色!
もう何百年も前にはぐれて滅んで居たのかと思ったが、まだ生き残りが居たのか、なんと言う奇跡!
私は気が付くと銀色の尻尾を掴んでいた
久しぶりのその感触に思わず、泣きそうになってしまった、その位久々のふれあいだった
幼女との出会い
即雇用、契約成立
主人公はお手伝いさんを手に入れた
幼女は仲間を手に入れた
win-win