橋
スモーキー「ハアハアア!ハアわーっつられておいら無関係なのにいっしょに逃げて来ちまったーッ!!」
ユウナ「大丈夫だ・・最悪お前は逃がしてやるよ」
スモーキー「ハアハアで・・でもここまで逃げてくればもう安心だな・・マルボロ吸う?」
ズリッ
ジョセフ「いや・・スモーキーあの音を聞きな」
ズリズリズリ
スモーキー「音だって・・あ・・河の音か・・」
ズリズリッ
ジョセフ「違う、上だーッ!!」
ズリズリズリ
上にはストレイツォが女を動けなくし口に指を入れていた
スモーキー「うわーッ!!わーッあ・・あいつおおおおおっ追ってくるッ!に・・逃げろーッ」
ジョセフ「待て!一体なんだあの女は?な・・なんだ!?あの野郎どういうつもりだ・・!?」
女性「ああ・・うう・・助けて」
ジョセフ「なんだその女はッ!?」
ストレイツォ「この女は人質!お前が逃げればこの女は殺す!だがここまで登ってくれば女は逃がす!」
ユウナ「堕ちるところまで、堕ちやがったッ!」
ジョセフ「何考えてんだ、オメーッ!俺はそんな女は知らねーぜ!無関係の女なんか人質にとるんじゃねーぜ!このタコッ!」
スモーキー「その通りだね逃げようジョジョ!」
ストレイツォ「私はおまえを「試す!」ジョジョお前がどの程度の男かをな、この見知らぬ女を見捨てて逃走すればその程度の男と思いー私も肉体の疲労があるゆえーもう貴様を追わんスピードワゴンの復讐に来る男ではない!だが!この女のため上ってくるとあれば!それは貴様の性格を証明するということだ、将来のお前の成長は私にとって非常な危険となる性格だ!疲労はあるが、今直ちに全力を尽くし貴様を始末せねばならん!5秒後にこの女を殺す逃げるか上ってくるか決めろ!」
ジョセフ「で~~っ愛を誓った恋人ならともかくよォ!この俺がそんなブスのために戦えるかバーカ!!」
ユウナ「私には無理」
時を止めた
ストレイツォの後ろに来た
時は動き出す
ストレイツォ「殺し方はこのままアゴごと口を引き裂く、そのまま一気に引き下ろし喉の肉と胸の肉をえぐり取る!」
まだ気づかないのか
スモーキーが気付いた
シー
ジョセフ「!(わかった、気づかないふりだな)・・・へへへへチベットの「波紋法」の後継者ストレイツォともあろうお方がそんな女の子にむごいことするもんかい!」
ユウナ「少なくともさせねえな」
ストレイツォ「いつの間に後ろに!?」
ユウナ「その子は返してもらう、クロノスザ・ワールド」
指を抜き下におろした
ユウナ「本当に隙だらけだぜ」
女性「え?え?」
ユウナ「死にたくなけりゃ逃げな!」
ストレイツォ「このおおおォォォ!!」
ユウナ「アホレイツォは落ちやがれ」
コオオオオ
ユウナ「震えるぞハート!燃え尽きるほどヒート!!」
ストレイツォ「この私にそれが聞くと思っているのかァ!!」
ストレイツォは離れていった
ストレイツォ「ここまで来れまい!お前よりも足の速さは私の方が格段に上だ!」
ユウナ「刻むぞ血液のビート!クロノスザ・ワールド」
時を止めて近づく
そして動き出す
ストレイツォ「何ィィィィ!!!?」
ユウナ「山吹色の波紋疾走(サンライトイエローオーバードライブ)ゥゥゥゥゥ!!!」
オラオラオラオラオラオラオラァ
下に落ちていく・・・が、ジョセフが腕を掴んだ
ストレイツォ「なぜ・・私が落ちて行くのを止める!?お前の右腕を瞬時に吹っ飛ばす力が私にまだ残っているかもしれんのだぞ」
ジョセフ「うるせぇやってみろ!そん時は左手でてめぇをブン殴る用意はできている、ひとつだけ聞きたいんだなぜスピードワゴンほか五人の死体を河へ捨てた?じいさんの遺体を見つけて墓に葬りたいこともあるが・・どうもスッキリしねーぜ!スピードワゴンの死体を河へ捨てなければ誰にも知られず済んだことなのによ・・・!」
ストレイツォ「ジョセフやはりお前はジョナサンの血統を受け継ぐ男だな、表面上の態度はまるで違うがやはり謎や冒険に首を突っ込む性格!似てるなァ!「石仮面」の謎に興味をもったジョナサンの性分に!そしてその性分ゆえにもはや逃れられない運命に「今」踏み込んだことを告げておこう」
ジョセフ「・・!?なんのことだ?」
ストレイツォ「今に分かる・・「柱の男」のことを!今に出会う「柱の男」に!」
ジョセフ「てめぇわけのわからんことをふるんじゃあねえ!俺が聞いてるのはスピードワゴンのことだッ!」
ストレイツォ「わからんかもしれんが死体を河へ捨てた理由は「柱の男」のせいなのだ!洞窟内の「柱」が遺体共の流れ出る血を吸い始めたのだ植物が養分を吸収するかのように・・・不気味だった・・「柱の男」が目覚めるようで・・だから外へ運んで河へ捨てたのだ!だがもうすぐきっと目覚めるだろうな血を吸ったのだから・・ヤツの4000年の眠りからな」
コオオオオ
ストレイツォ「どんな能力を持っているのか!?どんな生命体なのか!?見てみたかったがな!ジョセフ!近いうち・・きっと「彼」にあうだろう・・・きっとわかるだろう「彼」の正体と生物進化の意味がッ!神が定めた運命のようにな」
ジョセフ「こ・・こいつッ!?ストレイツォ!お・・お前!?」
コオオオオ
ストレイツォ「私は後悔していない・・醜く老いさらばえるよりも一時でも若返ったこの充実感をもって地獄へ行きたい・・」
ジョセフ「こいつ「波紋法」の呼吸をしているッ!・・・ということは自分の体内に「波紋」ができているということ!」
ストレイツォ「若返ったことは我にとって至上の幸福だったぞジョジョ!」
ジョセフ「ストレイツォ!待て!話はまだ半分・・」
ストレイツォ「さらばだジョジョ!」
ボッシュウッ
ストレイツォは内側から破裂したように散っていった
ユウナ「ストレイツォ・・・・あの世はそこまで悪いところじゃなかったぞ」
ジョセフ「おおおおおおおおーッ!!おおおおおおーっ」
橋を渡った先
ジョセフ「大丈夫かよーッ!名前何てーの?家まで送ってくぜ」
グシャア
ジョセフが顔面を殴られた
ブーッ
鼻血出てる・・・
ジョセフ「な!?あだァーッあにしやがるッ!」
女性「あんたよくもさっき!あたしのことブスって言ってくれたわね!ブスって呼んだその償いのパンチよこのタコ!」
ジョセフ「え?なんだっておいスモーキー俺そんなこと言ったか」
スモーキー「うんいった・・「ブスのために命がはれるか」とかなんとか」
ジョセフ「ホントー!?俺そんなこと言った~~?イヤァ~~変だなーッ!こんなかわいこちゃんにおかしーなー」
ズガッ
今度はスネか
ジョセフ「でェ~~~~~ッ」
女性「自分の言ったことも覚えてねーのかこのイモ!」
ジョセフ「おおおおおおおこのアマ~~~」
ユウナ「ジョジョ・・・これは全面的にお前が悪いぞ」
ジョセフ「・・・・それにしてもストレイツォの言った「柱の男」が・・・気になるぜ・・言ってみっかメキシコへ!」