†MULTIPLE AIGIS†   作:てゐと

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お久しぶりです。同時投稿のTEK、悠久の魔法使いとこのお話しは繋がっております


愚連のロンド

 

 

 

ベノ「作戦を説明する。予定では明日、このラテラルタウンでマリフォンスの取引が行われる情報をキャッチした。俺達毒組で止めるぞ」

ラグナ「現場抑えるのか?」

ベノ「必要ねぇ見つけ次第潰す。運が良ければジンティアの尻尾ぐらいは踏めるかもだが…まぁ無理だろうな」

リタ「珍しく弱気だな?いつもの威勢はどうした?」

ベノ「ここ最近ジンティアの奴等の痕跡がねぇんだよ。おそらく徹底的に鳴りを潜めて完全にほとぼりが冷めるまで隠れるつもりだろな」

アルハ「なるほど、そのためにマリフォンスを突き出して身代りにしようという魂胆か。こういう時手薄などこかが狙われるのがお約束だが?」

カティ「そこは大丈夫です。他の三組を始め様々なところで目を光らせてます」

エクレール「檻の中には私達と連中だけってわけだ。で?どこまでやっていいんです?」

ベノ「一般人をあんまり巻き込まなければなにやっても良い。あーそれと遺跡もあるからそれくらいだな。でだ、連中焦ったら森の中に行くと思うんだが焼き討ちには出来ねぇ。今現在ガラルポニータはあそことカンムリの雪原の一部ぐらいでしか発見例がないからな」

しゅヴぁる「ということは連中が取引きするのはその角か」

ベノ「らしいな。陸地なのが幸いしたぜ、海が隣だったら海軍呼ばなきゃなんねぇ」

ラグナ「交渉めんどくさいからなぁ…」

ベノ「他に質問あるやついるか?」

ぷりん「もしジンティアが出てきたらどうするの?」

ベノ「必ず二人以上で対処しろ。今のところあいつらにサシで勝てるのはルヴィロームぐらいなもんだろ」

しゅヴぁる「今の俺では勝てないのか…」

ラグナ「気にしすぎるなよ、前回の六人は死者を出さないための選出だろ?」

ベノ「その通りだ。せいさいかお前かで迷ったがお前には死なれたくないしせいさいはリタが直せる。適材適所って奴だ」

リタ「やれやれ人使いが荒いな、そんな理由だったのか」

ベノ「てめぇはなにやっても死なねぇからな。それにお前、せいさいと一緒の方がやる気出るだろ」

リタ「否定はせんが言い方をだな…」

ベノ「知るか。それよりも四つぐらい組分けするぞ。街中で暴れたい奴遊撃したい奴街の入り口辺りで暴れたい奴森の入り口辺りで暴れたい奴。さぁどうする?」

リタ「なら…私とせいさいは森の入り口辺りを選択させてもらおう」

ベノ「ん。他は?」

しゅヴぁる「街中を選ばせてもらう」

ぷりん「入り口で」

 

 

 

ベノ「こんなもんか。よし、準備始め」

アルハ「ほぼごり押しだな」

ベノ「うるせぇ。俺たちは警察でも軍隊でもねぇぞ」

アルハ「無法者というには個性豊か過ぎる」

ベノ「お前もそのうちの一人だってこと自覚しろよ?んだよその絶妙に否定的でムカつく顔、アルタイルで殴んぞ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ベノ「…」

街のあちらこちらに張り込む毒組たち。そしてこの街に似つかわしくない雰囲気の黒服が徘徊していた

ラグナ「目立ち過ぎだろ…。黒服とかよ」

ベノ「お陰で一般人と判別ついて助かるぜ。気兼ねなく暴れられるってもんだ」

カティ「お二人とも久しぶりに目をキラキラさせるのは良いんですけど加減してくださいね…?」

大義名分の元好き勝手できるとウキウキしているベノとラグナ。それをカティは呆れ顔で釘を刺す。が豆腐に鎹のようだ

ベノ「おっと…。来たぜ」

 

 

 

 

 

 

 

???「こちら、ガラルギャロップの角でございます」

「確かに。ではこちらも…」

 

ベノ「今だ!」

取引現場に殴り込むベノたち。それと同時に街のあちこちで騒ぎが起こり始めた

???「何事!?」

ベノ「その取引は度が過ぎてるぜ?マリフォンスよ!」

ラグナ「抵抗はしない方が身のためだ、健康体で獄中に行きたいだろ?」

???「おのれ小癪な…!お前たち!」

戦闘員をけしかけるが軽く一蹴される。目に見えていた結果だったが取引先を逃がすことには成功したようだ

???「よし…!全員集合!」

 

ザザッと横並ぶ五人。ベノたちは律儀にそれを見ていた

 

ザナマリハ(フラージェス♀️)「マリフォンス行動隊長!ザナマリハ!」

ジークレッド(ファイアロー♂️)「同じく!特攻隊長!ジークレッド!」

ズサバルトン(ココロモリ♂️)「同じく、陽動隊長。ズサバルトン!」

ゼミストラー(テッカニン♂️)「同じく!速攻隊長!ゼミストラー!」

ゾアネイル(オーロット♀️)「同じく…。強襲隊長ゾアネイル…」

ザナマリハ「我等はマリフォンスの矛!組織の邪魔をするならここで倒す!」

ベノ「こいつらアホか?」

カティ「自分からマリフォンスだと白状するんですね…」

ラグナ「自分達はマリフォンスじゃないとか言ったら良かったのにな」

ザナマリハ「なっ…!おのれぇぇぇ…!かかれぇ!!」

ジークレッド「おう!おらあぁぁぁぁ!!」

ゼミストラー「退け!俺が先に行く!」

ジークレッド「引っ込んでろドジ!ここは特攻隊長の俺が!」

ゼミストラー「何をぉ!?俺だって速攻隊長だぞ!」

ザナマリハ「うぐ…。胃が痛む…。喧嘩していないで両方で攻めろ!!」

ジークレッド「フレアドライブ!!よけれるもんなら避けてみな!」

ベノ「ほい」

軽く身を返すとジークレッドはそのまま民家に突っ込んで戦闘不能になった

ゼミストラー「次は俺だ!見よこの加速!」

ベノ「さっきの奴より速ぇな…。だけどよ…」

チュドォォォン!!!

ラグナ「あいつ目を瞑りながら突っ込んできたな」

何をすることもなくゼミストラーは勝手に自滅。速くもマリフォンスは二人の戦力が削がれた

ザナマリハ「うぐぐ…。た、耐えろ私…!主に胃腸の部分…!」

そしてストレスで速くももう一人が脱落しかけている。この惨状を見て三人は呆れ返っていた

ズサバルトン「ザナマリハ任せて。アタシはあんな二人みたいなヘマしないわよ。お兄さんたち」

カティ「むしろされたら不安ですが…」

ズサバルトン「行くわよ!ズサバルトンカッター!」

三人(ナルシストでオネェかよ/なんですか…)

 

 

 

 

 

 

 

 

森の入り口

 

 

 

リタ「やれやれ、やはり来たか。楽できると思ったんだがなぁ」

せいさい「いかがされますか?」

リタ「働いてないと難癖つけられるのも尺だ」

無詠唱で岩の壁で逃げてきたマリフォンスの戦闘員を囲んで逃げ場を失くすリタ。しかしその壁の向こうから戦闘員たちの断末魔がいくつも聞こえてきた

リタ「?」

せいさい「まだなにもしておりませんが…」

リタが岩の壁を地面に戻すとそこには片手で戦闘員の頭を握りつぶしている人物がいた

???「…」

リタ「ほぉ…ずいぶんと血生臭いことをしているな?フレッシュトマトジュースでも作っていたのか?リジェ」

リジェ「其の方…。もしやリタ成りや?」

リタ「その古い喋り方、間違いないな」

顔見知りの二人は互いを確認する。リタは口元をニヤリとしているがリジェと呼ばれた人物はしかめっ面のままだ

リジェ「結局見てくれは精進しなかった成りや」

リタ「お互い様だろ?同じ不老不死なのだからな」

???「あら、懐かしい顔が揃ってるじゃない」

そこに颯爽を現れたのはまなこたちとまたしても二人の知り合いのようだ

まなこ「リタさん!せいさいさんも!」

リタ「まなこおじょーちゃん。ついでにラビアンにレムニムか。なんなんだ?いきなり不老不死の同窓会とは」

リジェ「それは此方の言葉成りや、全く今日(こんじつ)は唐突に奇襲されそれを打ち払いしすれば何故不死者が跋扈する成りや」

ラビアン「知らないわよ。それより街が騒がしいから私達家に帰る最中なの(この子たちも匿わなきゃだし…)」

レムニム「さてはリタ!あんたが一枚噛んでるんでしょ!?白状しなさい!」

リタ「突っかかるな、否定はしないがな。当事者側なもので」

レムニム「ほら見なさいよラビアン!こういうろくでもないのはこいつがかかわると…」

リタ「まぁ黙れ。それよりいいのか?ラビアン、このまま帰って」

ラビアン「それ、どう言うことかしら?」

リタ「今私達が騒がしているのはルミナスメイズのガラルギャロップ、ガラルポニータのためだ。こいつらの角や血肉を密輸させないために私達は戦っているのだが?」

まなこ「それ、ほんと?」

リタ「本当だとも。街中で他の毒組に会わなかったのか?」

まなこはその時、先ほどすれ違ったしゅヴぁるに言われたことを思い返した。「俺達の行動は誉められたものではない。だがこれも世界のためなんだ」そして今リタから聞いた真意からまなこは改めてその言葉を信じることにした

まなこ「ラビアンさん、レムニムさん。リタさんの言ってることは本当だと思う。私は、私達はここを、あなた達とノゾミの故郷を守るよ」

レムニム「でもアンタのポケモンたちはみんな私達を逃がすためにあっちに残ってるんじゃ…」

まなこ「私さ、自慢じゃないけどコレクター気質なんだよね。だからみんなにはまだ内緒にしてる子達が居たりするんだ!みんな出てきて!」

 

六つのボールを高々に投げると中から様々なポケモンが現れた!それぞれが誰にも見せていないかくし球のようなポケモン達だ

 

 

リンマル(ドクロッグ♂️)「肩ったりぃ…」

キリマイ(グソクムシャ♀️)「なんでこんな前なのぉ?わたし後ろがいいんだけど」

ヒナ(グレイシア♀️)「ごきげんよう。まなこ」

ロッゴール(サイドン♂️)「よっしゃ!出番だぜ!」

ケミーカ(アマージョ♀️)「おーっほっほっほ!アタクシの力が必要ですのね!?」

スパークル(ライボルト♀️)「ちょ、ちょっと!もっと離れなさいよ!避雷針に引っ張られるじゃない!!」

 

リタ「まーた個性的で愉快な奴等ばかりだな」

まなこ「これでもちゃんと育ててるんだから!みんな!敵が来たよ!」

ロッゴール「けどよ、なんか逃げてきてねぇか?」

まなこ「悪い奴等だから大丈夫!遠慮無くやっちゃって!」

ケミーカ「なーらアタクシから行かせていただきますことよ!」

先陣を切ったのはケミーカだ。ロングスカートが短くなると余った裾が脚を守るプロテクターへと変化。地面から緑色の光が右足に纏われた!

ケミーカ「行きますわよ!必殺!エナジーインパクト!!」

軽く5メートルほど直飛びして戦闘員に向かって飛び蹴りを放つケミーカ。それに続くようにスパークルとヒナが前に出た

まなこ「リンマル!キリマイ!二人も出て!」

リンマル「はいよ…」

キリマイ「懇願されちゃ仕方ないや」

リタ「面倒な性格の割には言うことに素直だな」

まなこ「あぁ見えてみんな進化前から育ててたんだ。地組に鍛えて貰った時も裏で私が参考書片手に一生懸命育ててた、ひぐらし達にだって引けは取らないよ」

リタ「結構なことだ。お陰で楽ができる」

ラビアン「何サボろうとしてるのよ。あなたもやるのよ」

レムニム「公務員なら公務員らしく一般市民より働きなさいよね!このクズ!」

リタ「このクソガキ…。たかが200年しか生きてないくせに…!」

レムニム「たった100年の差がなんなのよ?!」

リジェ「黙りたもれ童共。このような時に諍いを起こすのは愚かだと知り給れ」

ラビアン「そうよ。二人とも後800年は頑張りなさいな」

圧倒的年上にたしなめられる二人。そしてところ変わってベノたちは相手を圧倒していた

 

ザナマリハ「お、おのれ…!これほどまでの強さだとは…!」

ベノ「弱えぇな…」

ラグナ「あ、あぁ…。正直もっと厄介だったかと…」

ザナマリハ「かくなるうえは…!巨大鎧機を出せ!」

海のほうから一機の巨大鎧機がこの場に降り立った。ザナマリハはそれに搭乗すると起動。ベノたちに襲いかかった!

ザナマリハ「このジンティアから買いつけた巨大鎧機で日頃のストレス!ここで晴らさせて貰う!」

ベノ「おーおー、福利厚生が良くない職場に就いてると大変だな。家に来るか?(さらっとジンティアと関係があることまで暴露してくれてありがとよ…)」

ザナマリハ「うるさい!そう簡単に鞍替えできるか!」

ベノ「気が変わったらいつでも言えよ!こっちも来たぜ」

勧誘ついでの時間稼ぎで進化水晶機、覇桜華扇 天月を到着させると同じ様に搭乗して起動。お互いに民家を破壊しながら街中で大暴れ。しかしこの狭さならベノの天月に分があった。周辺に構うことなく大暴れする

ベノ「おらおらどうした!?ずいぶん動きにくそうだなええっ!?」

ザナマリハ「貴様っ!正義の味方ではないのか!?」

ベノ「なんだよそれ、言っとくが俺達はここが更地になろうが構いやしねぇ。てめぇらの好き勝手にされるよりかよっぽどマシだぜ!」

ところ構わず装甲を殴り続けてボッコボコにすると岩壁にザナマリハ専用機を放り投げる!岩雪崩を起こして機体のほとんどが埋もれるとコックピットの中でザナマリハは目を回して生き埋めになっていた

ザナマリハ「う…、うりゅー…」

 

 

ズサバルトン「ゾアネイル!ザナマリハを助けるわよ!って居ないじゃない!?仕方ないわね…」

手早くテレキネシスで瓦礫を退かしてコックピットからザナマリハを救出するとズサバルトンは素早く去っていった

 

 

 

ベノ「俺だ。しゅヴぁるか、どうした?そうしてくれたら助かるな。マジかよ、わかった、後でデビローズに頼んでおく。おう、丁重にもてなしてやれ」

ラグナ「ベノ。しゅヴぁるからか?」

ベノ「まなこたちが巻き込まれちまったらしい。医療班を多めにとデビローズへ連絡頼む」

カティ「今連絡を飛ばしておきました。すぐにでも用意できるそうです」

ベノ「サンキューな。それにしてもあの五人は逃がしちまったか」

ラグナ「だが戦闘員はかなり減らせたはずだぜ」

ベノ「まぁリタの野郎も仕事したみたいだし最悪の事態は防げたな」

カティ「とはいえちょっとやりすぎですよ?毎度街を半壊させてるとそのうち自腹切られかねませんし」

ベノ「そうはならねぇっての。俺が生きてる内はな。とはいえやりすぎたのも事実か。復興ボランティアぐらいは手伝ってやるか」

???「データ照合、やっとお会いできましたね」

ベノが首を鳴らしたとき、背後から何者かが音もなくスッと現れた。

ベノ「あ?てめぇ誰だ?」

クロノス(ミライドン)「てゐ国歌劇団総司令、ベノホーンさんですね?私の名はクロノ・スージー・ヴィオレッタ。破滅の未来を防ぐためにあなたにネゴシエーションに来ました」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次回予告

 

 

 

 

 

 

しらみつ「こんにちは、しらみつです。彼女は、クロノスさんはいったい…。全身が機械でどこもかしこもブラックボックスでさらに巨大鎧機まで転送されてくる…!?もう一人のリジェさんは飲むわ寝るわ喧嘩するわでやりたい放題。ベノさん…この人本当にメンバーにするんですか…?次回、†MULTIPLE AIGIS†第十一話、千紅万紫の歌劇団。私にだって越えることはできるはず…!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




お疲れ様でした。またしばらく空きそうです
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