一話の文字数ってこんなもんでいいんだろうか?
ちょこちょこ進めることになりそうですがお付き合いくだされば嬉しいです。
「それじゃ ふたりとも。 父さんと母さんは マルタ王のところへ アイサツに行ってくる。 この辺の土地は まだ慣れないことも多い。あぶないマネはせずに 留守番しているんだぞ。」
牧場に到着して荷下ろしが済み、城に向かう準備を済ませた両親が俺とイルに留守番をいいつける。この後すぐに破ることになるが、そうしないと原作がどうなるかわからんししょうがない。
「うん。いってらっしゃい!」 「いってらっしゃい、気をつけてな」
元気な返事をするイルに遅れて、俺も両親を見送る。
「はっはっは 父さんの筋肉は伊達じゃないんだ 何があってもバッチリ母さんを守ってみせるさ」
「まぁ お父さんったら、 ふたりともいい子で留守番しているのよ」
お母さんは微笑みながらお父さんのムキムキの腕に自分の腕を絡める。
俺が言うのもなんだが、今世のお母さんは美人だ。服装こそ地味目の村人といった風だけど、とてもムキムキ髭面男と結婚するようには見えない。
両親は俺たちに留守番をいいつけると2人で城に向かって歩いて行った。
ふたりともいい歳していまだに新婚みたいなんだよなあ、・・いいことだとは思うが、城についてからもああだと心配だ。
「いや、今はそんな心配をしてる場合じゃないか・・」
「? 何か言った? お兄ちゃん。」
「なんでもないよ、イル。 それよりせっかく新しい牧場についたんだし 探検してみようよ」
「うん! 牧場の外に出なければ大丈夫だよね」
俺とイルはしばらく牧場の中を見て回った。
原作の時がどうだったかあまり覚えてはないけど、特に何か見つかることもなく時間だけが過ぎる。
(原作じゃ割とすぐに話が進んだ気がするけど、どうするんだっけ?
やっぱりゲームと現実は違うってことなのか、)
「お兄ちゃん! ちょっとこっち来てー!」
イルが何か見つけたみたいだ!
「お兄ちゃん! ねぇねぇこれ見てよ。」
そう言ってイルは牧場の外につながる道を指差した
「ね? ここから牧場の外に出て 島のまわりを 歩けるみたいなの。ねぇお兄ちゃん。 お父さんたちが 戻ってきたらみんなでこの島を探検してみない?」
思い出した!この道を進んでいかないといけないんだった。
でもお父さんたちを待ってたら原作通りに進まないかもしれない。
「いや、お父さんたちを待ってたら日が暮れるよ、大事な話しだろうし、戻ってくる頃にはお父さんたちも流石に疲れてるだろうし、今から2人で行こうよ」
「えっ! でもお父さんたちいい子で留守番してなさいって 言ってたし あぶないかもしれないよ」
イルは両親の言いつけを守ろうとしている。言いつけを破るのは俺だって心苦しいけど、急がないと原作通りになる保証がない。
俺がルカの時点でどうなるかわかったもんじゃないけど、せめて覚えてる範囲は原作通りにしたい。
「それなら、護衛としてスラッシュを連れて行けばいいよ!」
「うーん、それなら大丈夫かなぁ」
「大丈夫だって、スラッシュは優秀な牧場の番スライムだからな、なっ!スラッシュ!」
俺はイルの不安を押し切り、スラッシュを呼ぶ
スラッシュとは我らが牧場の番犬、ならぬ番スライムである。俺がルカとして産まれた時からの付き合いで、牧場の中でも古参の魔物らしい。
「話は聞いたぜルカ オレは優秀な、優秀な番スライムだからな 護衛なんて朝飯前だぜ」
やけに優秀なことを推してくるスラッシュ。煽てやすい性格でよかった
「その冒険心 オレにも 覚えがあるぜ・・。 この先からは 魔物のニオイがする! だから優秀な番スライムであるオレが ついて行ってやろう!」
「ついでに モンスターマスターのイロハを 教えてやるよ。 さあ 行くぞっ!」
スラッシュが 仲間になった!