プロットを組み直したので書き直しました。
それでは新しいポケットモンスター・リアリティーをどうぞ!
「……眠い。」
「……家に帰って寝たい。」
コーヒーを片手に言った。
とてもむなしい
……こんな年になってまで言うことでは無いが俺にも夢があった。
しかしブラック企業に就職したのが運の尽き、久しぶりに会った友人からは目が死んでると言われた。
自分でも人生がやり直せるなら、そうしたいと思う。
もしもやり直すならもっと良い人生を送りたかった。
よれよれのシャツを身に纏い屋上に上がり、そんなことを考えていた。
「あ、オーロラだ。」
たしか、最近になってから日本でも頻繁に発生するようになったんだっけ。
「……きれいだなぁ。」
ちょっとした気の緩みだった。
「あっ……」
まさか本気で自殺しようとは自分でも思っていなかったが、足を滑らして屋上から落っこちてしまった。
この状況で脳裏にあったのは家族や友人のことでは無かった。ましてや会社や仕事のことでも無かった。
それは自分のスマホに入っているポケモンGOのことだった。
酒もタバコも駄目。
麻雀やゴルフ、釣りなども苦手。
趣味というべき物がない俺にとってポケモンは唯一の楽しみだった。
ポケモンを始めたのは初代の赤・緑からだった。
もちろんシリーズは全部やった。
最新作だってやった。
周りの人からは「その年になってまでやっているの?」と良く言われた。
でも俺はポケモンたちが本当に好きで、彼らのことを愛情をそそぎながら育てていた。
最後に思い浮かんだのは育てたポケモンたちの姿。
フシギバナ
リザードン
カメックス
バタフリー
ピジョット
ピカチュウ
そしてロコン
たくさんのポケモンたち
視線の先に迫るコンクリートの地面を前に俺は瞼を閉じた。
そして俺は気を失った。
翌日のとある新聞の記事
・中年会社員自殺か?
先日とある会社の屋上から脱げた靴と遺書が見つかった。下に落ちていたのはスーツのジャケットだけで、遺体は見つかっていないが当事者の独身中年男性とは連絡がとれておらず、警察は自殺したものとして捜査している。
自殺の場合男性の遺体は何処に消えてしまったのだろうか?
謎は深まるばかりである。
その男はその瞬間死ぬはずだった。
しかし落ちて行く先に穴が現れ男を飲み込んでしまった。
男が通った後その穴は直ぐに閉じてしまった。
穴がつながる先は一体どこか?
男は無事なのか?
その答えはこれから始まる物語が教えてくれるだろう。
そして、その様子を何処から見ていたモノがいた。
『関係ないことに巻き込んでしまってすまない。』
『でもきっと君なら彼らと世界を救ってくれると信じている。』
『期待しているよ。■■■■』