仮面ライダービルド&ジオウ feat.ディケイド ~New world story~ 作:monocraft
エボルトを倒し新世界を創造した仮面ライダービルド=桐生戦兎
しかし目を覚ますと、そこは見知らぬ空間だった。
そこで戦兎は突然現れた青年、門矢士と即席のコンビを組むことになったのだった。
時を同じくして、オーマジオウの力で世界を作り直した仮面ライダージオウ=常盤ソウゴも彼らと同じ空間にたどり着いていた。
そして、毎度のようにいきなり現れたウォズと共に元の世界に変える方法を探すことになったのだった。
ジオウside
「でもほんとに何もないね、ここ」
「まあそう言わずに、根気強く手掛かりを探そうじゃないか、我が魔王」
謎の空間から脱出し、元の世界へ帰るための手掛かりを探し始めたソウゴとウォズだったが、文字通り「何もない」ため探しようがないのである。人間はおろか、建物さえ見つからず、ソウゴは頭を抱えていた。
「これならアナザーライダーと戦ってるほうがよっぽどマシだよね」
「うかつなことは口に出さないほうがいいと思うよ。口は災いの元とも言うしね」
「そうは言ってもさぁ...ってうおっ⁉」
突如ソウゴの足元に突き刺さる剣。剣の飛んできた先には...
「アナザーライダー...?」
元の世界で二度相対したアナザーライダー、アナザー電王の姿があった。
「どうしてここにアナザーライダーが?」
「わからない。しかし戦わないわけにはいかないだろう」
「だよね。行こう!」
《ジクウドライバー!》
そういってソウゴはジクウドライバーを装着。
《ジオウ!》
ウォッチを起動し、そのままベルトの左側へ装填。そしてドライバーのロックを解除し、
「変身!」掛け声とともに回転させる。
《ライダータイム!カメーンライダー、ジオーウ!》
「ハァァァァア!」
ギャリン!カン、キィィン!
ジオウのジカンギレード・ケンモードとアナザー電王の剣がぶつかり合い、激しい金属音を響かせる。しかし両者の力は拮抗しているようで、その後どちらも有効打が入らない。
「これじゃ埒が明かない、なら!」
《ディディディディケイド!》
ディケイドライドウォッチを起動したジオウはベルトの右側にウォッチを装填。そして回転させると同時に出現したカード状のエネルギー体からアーマーが形成され、ジオウの体に装着される。
《アーマータイム!カメンライド、ワーオ!ディケイ、ディケーイ!ディケーイードー!》
「さらにこいつだ!」《電王!》
ディケイドアーマーを装着したジオウはさらに電王ライドウォッチを起動し、ディケイドウォッチに装填する。するとさらに姿が変化する。
《ファイナルフォームタイム!デ・デ・デ・電王!》
電王クライマックスフォームを思わせる姿、ディケイドアーマー電王フォームに変化したジオウはライドヘイセイバーを取り出し、二刀流でアナザー電王へ怒濤の攻勢をかける。
「くらえ!」《ヘーイ!オーズ!》
ヘイセイバーの針を回してオーズの力を選ぶと、刀身が白い光を帯び始める。
《オーズ!デュアルタイムブレーク!》
ジオウがアナザー電王を斬りつけると、斬りつけた空間にずれが発生した。さらにジオウはヘイセイバーの針を回していく。
「次はこれ!」《ヘーイ!電王!》
電王の力を選択すると、今度は刀身が赤く輝いた。
《電王!デュアルタイムブレーク!》
赤く輝く刀身の形を模したエネルギーがヘイセイバーから飛び出し、ジオウの剣の振りに合わせてアナザー電王を切り裂く。怒涛の連続攻撃に大きくのけぞるアナザー電王。そして止めを刺すべくジオウはライドヘイセイバーにウォッチをセットし、針を三周回転させてトリガーを引く。
《ディディディディケーイド!平成ライダーズ、アルティメットタイムブレーク!》
「どりゃあああああ!」
電車型のエネルギーとともに突進し、すれ違いざまにジオウはアナザー電王に必殺の一撃を叩き込む。しかしアナザー電王は爆発することなく塵となって消えていった。
「見事だ、我が魔王」
「ありがと、ウォズ。でもなんでウォズは変身しなかったの?」
変身を解除したソウゴにウォズはねぎらいの言葉をかけるが、ソウゴは一つの疑問を口にする。
「我が魔王一人で十分だと考えたまでだよ」
「ふーん、そっかぁ...まぁいいや。そういえばさっきアナザーライダーが爆発せずに消えてったけどなんでだろう?」
「さぁ...この空間に何かがあるのかもしれないね」
「それしかないかなやっぱり。いきなり現れたことにもなんか理由あるだろうし」
未だ見つからない脱出の手掛かりと突然現れたアナザー電王。謎はさらに深まっていく...
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