仮面ライダービルド&ジオウ feat.ディケイド ~New world story~ 作:monocraft
元の世界に戻る手がかりを探していたソウゴとウォズの前に、突如アナザー電王が現れる。
ソウゴはジオウに変身し見事に撃破したが、謎は深まるばかりであった...
ビルドside
「そういえばあいつはどうなったんだろうな...」
「あいつ?」
「ああ、俺といっしょに新世界を創った仲間だ。ここに飛ばされるときにはぐれちまったみたいでな」
「仲間、か...心配か?」
「バっ、違ぇよ!別に俺はアイツの心配なんか...」
「...そうか」
「どうかしたのか?」
「いや、なんでもない。」
士は一瞬暗めな顔をしたが、すぐにそ知らぬ顔で歩き出す。
「しかし、それにしても何もないなここには」
「まあ、そのうち何かあるでしょ」
「えらくのんきだな」
「そうとでも考えとかないと冷静になれないだろ。俺たちはまだこの空間について何も知らない。わからない事だらけで焦っても仕方ないしな」
そういって戦兎たちは歩みを進める。しかし行けども行けども広がるのは何もない空間だけであった。
「どこまで続いてるんだ?この空間」
「さあな。...ん?」
士が何かに気がつく。そこには空間に黒い歪みができていた。歪みはどんどん大きくなり、やがて人の形を取る。そこにいたのは、見たこともない怪人だった。
「何だあいつは...」
「俺も見たことがない怪人...?まあ味方には見えないな」
「だな」
戦兎はレバーのついた機械を腰につけ、変身に使うアイテムを取り出そうとする。しかし、
「ぐああああっ!」
「!?どうした!」
「あ、頭が...割れそうだ...!」
激しい頭痛が突然戦兎を襲った。取り出そうとした物も落としてしまう。
「それは...なるほど、だいたいわかった」
それを見た士は一人納得がいった様子で怪人に向き直る。
「お前...どうするつもりだ...?」
「言ったろ?俺は、世界の破壊者、だってな」
そういうと士はマゼンタ色のバックルを取り出し、腰に装着。
そしてバックルを展開し、左腰に現れたホルダーからカードを取り出すとそれを前に突き出す。
「変身!」
《カメンライド ディケイド!》
バックル中央部にカードを入れ、展開されたバックルを元に戻す。
すると9つのエネルギー体が士の体に合わさり、カード状の板が頭部に刺さるように装着される。
「仮面ライダー...なのか?」
「行くぞ」
マゼンタ色の戦士・仮面ライダーディケイドに変身した士は謎の怪人へと向かう。
「グオオオ!」
「フン!」
「ガァ!」
怪人の放つ黒い光弾を避けつつ接近したディケイドは、手にしたライドブッカー・ソードモードで怪人の体を切り裂いていく。怪人も拳にエネルギーを纏わせ反撃を試みるも、ディケイドはそれを難なくかわし、さらに怪人を切りつけていく。数多の世界を旅する中で、士が培ってきた戦闘経験の前では怪人の苦し紛れの抵抗も意味を成さない。
「グアアアアアア!」
「何!?」
しかし怪人もやられっぱなしではない。咆哮とともに発したエネルギーがディケイドの直上に集まり、そこから星を模したようなエネルギー弾が降りそそいだ。意識外からの攻撃にディケイドも一度怪人から離れ態勢を立て直す。
「厄介な攻撃だな。なら、これでどうだ?」
そういうとライドブッカーから新しいカードを取り出しドライバーに装填する。
《カメンライド フォーゼ!》
円筒状の空間に包まれ、ディケイドの体が白い宇宙服のような形態に変化する。
「宇宙の力には宇宙の力。どっかの家臣も言ってたな」
「別のライダーに、変身した...?」
《アタックライド ロケット!》
ディケイドフォーゼはロケットモジュールを装着し、怪人に猛スピードで迫る。怪人は再度エネルギー弾を降らせるも、そのスピードを捉えられず、
「グアァ!」
ロケットによる突撃をもろに食らい、吹き飛ばされる。
「これで終わりだ」
《ファイナルアタックライド フォ・フォ・フォ・フォーゼ!》
空中でカードを装填し、左足にドリルモジュールを装着。そしてロケットの噴射を最大にして怪人に向かう。
「タァァァァア!」
「グオァァァァア...!」
ロケットの噴射の勢いも乗った強力なドリルキックが決まり、怪人は黒い粒子となって消滅した。
「ふぅ...」
変身を解いた士のところに戦兎が駆け寄る。
「あんたも仮面ライダーだったんだな」
「ああ。通りすがりの仮面ライダーだ、覚えておけ」
「しかし、他のライダーに変身するなんて...」
「それが俺の力だ。ところで頭痛は大丈夫なのか?」
「ああ、まだ少し痛むけど大丈夫だ。それよりあいつは一体...」
「わからん。俺もさまざまな世界を旅してきたが、あんな奴は見たことがない」
「そうか...」
???side
たくさんのモニターが並ぶ部屋で、2人の人物が怪しい笑みを浮かべていた。
「ジオウとビルド、彼らの力をもってすれば...」
「ああ、俺たちの計画は完遂できる」
「さて、計画を次の段階に進めよう。全ては我らの願いのために...」
そういうと椅子に座っている一人は目の前のキーボードを操作する。すると、画面の中の映像に変化が生じていく。
ビルドside
ゴゴゴゴゴゴゴ......
「なんだ!?」
「どうやら、俺たちの敵が動き出したみたいだな...」
突如発生した地震、それが収まるとそこにあったのは、
「パンドラ...タワー...!」
旧世界で戦兎たちが最後の戦いを繰り広げたパンドラタワーだった...
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一か月に一回の更新になってますが、なんとか更新ペースを上げられるように頑張りますので、応援のほどよろしくお願いします!
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