ラスボスが鎮守府にいるんだが倒せない 作:リバプールおじさん
「頭痛え...」
摩耶「あんな格好で寝るからだ」
「しゃーねえだろうが。誰でもやになるっつーの!またあの子たちのところ行かなきゃダメなんだぜ?全く」
摩耶「じゃあ私が行ってやろうか?その子供のところ」
そう言って摩耶は悪戯っ子のような笑みを浮かべる。
「いーや、いい。それにお前みてえな豆腐メンタルが何出来んだよ」
摩耶「誰が豆腐だ!...つーかお前アレだな。なんか口悪くなったな」
「あー、うん。成長期だしな」
摩耶「は?お前今成長期なの?」
「そうだぞ?夏はいっつも身長が伸びるんだ。だから戻す」
摩耶「戻す」
「ああ。夏ってほら、色々あるだろ?怪談とか災害とか」
摩耶「あるな」
「ああいうのを体験すると人って呪いみたいなのが出るんだがそれを食ってるんだ」
摩耶「食う」
「うん。そうするとな、成長するのよ。で、こうなる。...時間だ。行ってくるわ」
摩耶「なんかすげえこと聞いた気がするけど...いってらっしゃい」
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「で、だ。どう?そこらのコンビニだけど一応持って来たんだ。これでも自腹だぜ?」
田中「いらない」
「は?」
田中「こんなのアンタに恵んでもらっても嬉しくない。飯くれるくらいなら2度と来ないでくれ」
「可愛げのねーガキだな、ちゃんと貰っとけこの痩せっぽち」
両手にいっぱいのコンビニ弁当を買ってきたその男は罵りながらも冷蔵庫を勝手に開けて詰め込もうとした。
「げ、きったね。何だこの冷蔵庫」
田中「...そんなに汚い?」
「だいぶ汚え。なんか奥から賞味期限4年前のやつ出てきそう」
そう言いながら静かに冷蔵庫のを戸を閉めた。
「ま、とりあえず食えよ。お前のためだけじゃねーんだ。妹ちゃんの分もあるんだぜ?もらっとかないと損じゃねえの?」
田中「.........もらう」
「よし」
田中「....なあ、別の人じゃダメなのか?睦美じゃないとだめか?」
「と、言うと?」
田中「なんでウチなんだ?もっといるじゃんか。そこら辺に楽に生きてる人たちがさ」
「.....いるな」
田中「それなのにうちなのか?いっぱいいるのに?なんでウチなんだ。どうして他の人なんだ。なんで睦美なんだ?一緒にいちゃいけないのか?なんで艦娘にな」
「ストップ」
そう言って静止をかけてくる。少し、目が黄色く光っていた。
「言わんとしてることは分かる。でもな、お前はガキだ。あいつらは社会だ。軍事力だ。勝てるか?」
首を振った。
「...だからちょっと待ってくれ。お前が提督なりゃ俺が会わせてやるよ。それまでお前の妹は守ってやる」
田中「.....分かった」
「長いぞ?」
田中「長くたって今よりかはマシだろ。..........妹を、お願いします」
そう言って頭を垂れた。
「はいはい。妹ちゃんは任せておけよ。ま、いろいろ手続きあるし、ここにはまだ来るぜ?今日またあの子いないしな。...これからよろしく」
田中「よろしく。色々とな」
「とりあえず飯食えよ。早いうちに食っちまってくれ」
田中「うん」