違うサイトで別の名前を使って投稿をしていましたが心機一転名前を変えて新たな環境に身を置こうと考えました。
以前別サイトで連載していたものを設定を変更して連載します。私の事を知ってる人がいても優しく見守っていてください。
―注意事項―
・デュエルのLPは8000(TURN5のデュエル以降は4000に変更になりました) 表側守備表示有。カードの効果処理をご都合主義で行う場合あり
・遅筆な為更新頻度は低いです。
・低クオリティです
・OCGの知識が止まってるので出てくるカードは古いものが多いです。シンクロ召喚までで知識が止まってます
・オリカ有。オリカ故に意図的に効果を強力にしているものがございます。
・感想を頂けると力になります。メンタルは弱いのであまりきつい言葉はかけないでください
デュエルモンスターズの世界には、どんな願いでも叶えられる「レジェンドカード」なるモノが存
在していると言われている。
それは複数の欠片となってどこか様々な場所に散らばっており、欠片を全て集めた者だけがその伝
説の存在を目にすることになる――それが「レジェンドカード」
決闘者達はその伝説を追い求め日々奮闘し、ひたすらに強い決闘者を狩る者、ただ闇雲に各地を旅
する者、それは人それそれだ。
これは伝説を追い求めし一人の決闘者の物語である。
「今日も特にめぼしい情報は得られずですか…」
とある住宅街を一人歩きながらそう呟く少女。
白髪と前髪に付いたヘアピンが特徴的なこの少女の名は「雪代 未弥」
彼女も又、自分の願いを叶える為レジェンドカードを求める決闘者。
恐らくはその件に関して何か手掛かりを探す為にこの住宅街で聞き込みをしていたのだろう。
しかし情報を得ることは出来ずにただただ歩くだけだった。
「…妃奈なら何かわかるかもしれませんね」
突如として現れる「妃奈」と言う名前。
この場で名前が出てくるということは情報屋として活動している人物なのだろうか。
詳細は定かではないが、未弥はこの「妃奈」という人物を頼りにしている事は事実で未弥にとっては最後の希望。
出来るだけ自分の力で情報を仕入れるようにはしているが、それでもやはり限界はある。
そんな時にいつも助けてくれたのは妃奈と呼ぶ人物の情報網。
そういう存在だからこそ、未弥がその人物の元へと向かう足取りは軽かった。
白い髪を風になびかせて目的の場所へと未弥は向かう。
――数分移動を続けた後、未弥はその目的地に辿りついた。
「という訳で、何かありませんか?」
「…何が『という訳で』かは知らないけど、そろそろ来るんじゃないかと思った」
ツーサイドテールに白と紫の中間色――薄紫の髪、冷たそうな瞳が特徴的なこの女性こそが未弥の探し求めていた「妃奈」と言う人物。
本名は「椿 妃奈柚」であり、その正体は未弥の幼馴染で未弥の良き協力者である。
彼女自身は決闘者ではないがその代わりに、その広い情報網で影から未弥を支えているのだ。
幼馴染とは言え未弥よりも年上なので、未弥にとっては姉のような存在でもある。
普段から色々と頼りにされているだけあり未弥の訪れも予想出来ていたようだ。
自身の目の前に座る未弥に対し、妃奈柚は1枚のビラを渡してみせた。
「デュエルチャンピオンシップ…? これがどうかしましたか?」
妃奈柚が未弥に見せたビラは大会が開催されると言う旨のモノだった。
確かにいきなり大会のビラを見せられてもまるで意味はわからないだろう。未弥が求めているのはレジェンドカードに関する情報であって大会の情報ではない。
尤も、妃奈柚の事だから意味の無い物を見せるはずがないのだが、それでも未弥の頭には何故これを提示されたかハテナマークだ。
しかし、何の脈絡もなく関係のない大会のビラを見せられたわけで、それを見ていきなり理解しろと言うのも不可能。その為、未弥の反応はある種正しい。
この状況でいきなり理解しろと言われてもまともな人間にはまず無理である。
「直接関係はないけど、その大会主催するのはデュエルアカデミア」
「あの決闘者養成施設ですよね、アカデミアって。 マカダミアはナッツですけど」
「そう。 デュエルの学校なんだから何か知ってるに決まってるって、私はそう睨んでる」
未弥に見せたビラに書かれた大会の主催は、あのデュエルアカデミア。
世界各国にある決闘者養成施設であるデュエルアカデミアの大会となれば、何か得られる情報もあるはず。――それが妃奈柚の読み。
時間を見つけてアカデミア内の人物に色々聞いて回る、決闘者ではない妃奈柚がアカデミア内を調べて回るなど情報を得る手段は様々。
それに加えて、大会ともなれば各地から決闘者が集まる。
もしかすると参加者の中にレジェンドカードの存在をしる者もいるかもしれない。
直接関係はなかったとしてもマイナスになることはないと言う事も含め、妃奈柚はこの大会のビラを未弥に提示したのだろう。
「大会なら色んな相手と戦えるし、別に情報なくても損はしないと思うけど。 デュエルの専門学校が何も知らないとは思えないし」
「妃奈が言うなら参加して間違いはなさそうですね。 わかりました、参加します」
「そう言うと思ってもう参加登録してあるわ。 後は予選通過できるかどうかね」
未弥に話を持ちかけるその前に勝手に大会の参加登録を済ましていた。
この行動の速さも妃奈柚の持ち味で、常に冷たそうでやる気の感じられない目をしている割には意外と行動派の女性なのである。
情報を操る人間としては行動派の方が集めやすいというのはあるだろうが、人は見かけによらないとはいったものだ。
「予選があるんですか」
「予選って言っても、アカデミア校舎内でアカデミアの教官とデュエルして勝つだけよ。 出場出来るだけの実力があるかの見極めだと思うけど」
「アカデミア校舎内…なら、探るのも容易ですね」
「上手くいくかはわからないけど、せっかく校舎に入るチャンスを逃せないわ」
予選はアカデミアの校舎内で行われる。
未弥はともかく妃奈柚にとってはこの部分が重要で、校舎内に入ることさえできれば後は好きなだけ校舎内を探れる。
時間がそんなにあるわけではないが、校舎内を探って何か見つかれば儲けもの。
妃奈柚なら一人で色々動けるから未弥はデュエルをして勝てばいい、ただそれだけだ。
しばし会話を交した後、未弥と妃奈柚はアカデミアに向けて旅立つ。
レジェンドカードについての情報を仕入れるために、二人の少女が活動を開始する。
――決闘者「雪代 未弥」のレジェンドカードを巡る物語が今始まった――
―Go To The Next Turn―