・7月29日 13:00 インドネシア共和国 ニューギニア島パプア州
州都ジャヤプラより南東へ120キロ ジュゴ村
※日本との時差はない
まどろみから目を覚ますと、すっかり嗅ぎ慣れた樹木が焼ける匂いが鼻をついた。
大きくあくびをすると、近藤悟は紐のような樹を編んだベッドから身を起こし、やはり樹を編み上げた屋根から差し込む日差しに目を細め、小屋を出て外で大きく背伸びをする。
目を覚ますのを待っていたのか、集落の少年が近藤を見るなり家へ入り、木の葉を皿にした食事を持ってきてくれた。
この辺りの主食であるタロイモと、やや臭みのある筋張った鶏肉と豆を煮込んだもの、甘くないもっさりしたバナナにポカリスエットを凝縮してラードを混ぜたような、まるでとんこつスープの如きココナッツミルクといった内容だ。
ほぼ毎日このような献立で辟易もするが、居候である身分、贅沢は言ってられない。それなりに慣れてもきている。近藤は集落に伝わる、右手を立てて前へ3回倒す独特の仕草で少年に礼をすると、ニッコリ笑う少年を見送り小屋に持ち帰り食べ始めた。
食べてる途中で少年があちこち欠けているカップに水を汲んで持ってきてくれた。改めて礼をし、口の中にまとわりつくバナナの残滓をゆすぎ流す。今日の朝食であり、時間的には立派な昼食だ。
昨夜は経験したことのないような豪雨が村に降り注いだかと思うと、数分で雨が上がり深い森とその中に存在する村は全体がミストサウナ状態となった。不快指数の極めて高い蒸し暑さに辟易した近藤はまんじりともできず、明け方太陽が顔をのぞかせた頃にようやく意識が落ち着けられたのだ。
食事を終え、村にただ一台ある小屋のパソコンにUSBメモリを差し込み、暇つぶしに中身を検める。ネットはもちろんスマホも通じず、有線の電話もない。外部との連絡手段はほぼ雑音しか流れない緊急用のポンコツ無線と、週に一度、70キロも麓からやってくる郵便業者兼行商屋が仲介する書簡のみ。2週間前に初めて訪れた際、この惑星にもこれほどまで文明から乖離した土地があるのだとひどく感心したものだ。
そんな辺境の地に、近藤が居候させてもらっているのには理由があった。
「面白いネタがあるんです」
フリーライター仲間の稲村友紀からそんな話をされたのは、今月初めだった。
代官山にある一見お洒落でありながら、席を仕切るべく立てられた衝立が絶好の防音効果を発揮することで知る人ぞ知る密談バルに呼び出され、ネタの概要を聞いた。
場合によっては知り得た相手の命を奪っても惜しくない内容に近藤は仰天したが、稲村は互いのタニマチである大物右翼の大澤蔵三郎が後見であること、大澤の思想主義にのっとり、つかんだ内容を白日の下に晒すつもりであることを話した。
「危険じゃないのか?」
そう尋ねた近藤だったが、稲村は揺るがなかった。
「近藤さんらしくありませんね。真実をありのまま伝える。普段から近藤さん話してることですよ。それが亡くなった仲間の供養になるんでしょ?」
世間をアッと言わせたい、普段から稲村はそう話していた。
「最後の部分、ウラを取れたら公開します。今月下旬にはやりたいっスね」
赤ワインの勢いも手伝い、饒舌にまくし立てていた。
様子が変わったのは、あかつき号が沈没した7月13日だった。
『近藤さん。例のアレ、あかつき号沈没の件もあって発表するつもりだったんですが、ヤバくなりました、相手にバレたらしいんです。ネタ元も両方、行方がわからなくなりました』
公衆電話からかけてよこしたその声は、いささか切迫していた。
『大澤翁の指示で、富士山麓の「黄金の救い」に信者として紛れ込んで身を隠します。近藤さん、巻き込んじゃって悪いんですが、記事を預かってほしいんです』
必死の雰囲気に、近藤は肚を決めた。稲村の指示通り、JR中央線高尾駅へ向かい、京王電鉄に乗り換える途中のすれ違いざまに稲村からUSBメモリを受け取った。手元が見えないようにしてほしい、という話だったが、もしかしたらその時点でマークされていたのだろう。
翌朝、富士の樹海にて変わり果てた姿で稲村が発見された直後、「いますぐ羽田まで来い」と大澤蔵三郎に指示された。
大澤の部下2人が羽田空港国際線ターミナルで待ち受けており、「しばらく身を隠していろ」とだけ指示され、既に用意されていた搭乗券といくばくかの現金をわたされた。稲村の死を悼むことも、日本に再び怪獣が現れ始めたことも気にする間もなくインドネシア・ジャカルタを経由してパプア州に降り立ち、大澤が手配した現地の部族に迎えられ、ジャヤプラから未舗装の道路を12時間かけてこの村へやってきたのだ。
大澤の神通力は辺境の地においても効果を発揮するらしく、村の空き小屋に住まわされ、ネット機能こそないもののパソコンと小型の発電機も用意された。
あれから2週間が経過した。稲村がまとめた記事をじっくり読むと、改めて稲村を喪った悲しみと、記事内容の深刻さ、重大さを強く痛感させられた。
まず、スマートブレイン社日本支社は去年のゴジラ・ガイガン・ギドラ出現後に怪獣たちの細胞を回収、生体組織を研究すると共に、そこから応用して生物兵器の開発に着手したこと、及び当該研究費用を政府主導の緊急災害融資に頼ったが、それを察知した大澤配下の右翼組織による圧力で追加融資が得られず、生物兵器開発が頓挫してしまったこと。
そこに、中国政府系企業を親会社に持つZAIAエンタープライズが出資し、たまたま城南大学の矢野教授が解明したギドラ体組織が変化した青い結晶体の研究と、結晶体の化学変化を元にしたメタンハイドレート採掘技術の確立が中国にわたってしまったこと。
さらに、スマートブレイン社の研究員だった伊藤昭・ミチル夫妻による、『ギドラ体組織とゴジラ細胞の結合による超高エネルギー出現』の研究・・・。特に、ギドラ細胞を構築する未知の元素と混じり合うことで、ゴジラ細胞が急速に活性化するという研究結果。
そして、当初何も知らず、学会の爪弾きとされていたが自身の発見を高く評価してくれたことで研究に協力していたが、研究の兵器転用に気づいた矢野教授が、自身の倫理観を基に日本政府中枢にスマートブレイン社で行われていた研究内容を密告したこと、それがスマートブレイン社、果ては中国政府の知ることとなり、大澤の手引きで豪華客船『あかつき号』に乗船、九州南西海域で極秘裏に別の船へ移り、持ち出したゴジラ細胞とギドラの青い結晶と共に日本政府監視下に置かれるはずだったこと。
スマートブレイン側も、矢野教授と懇意にしていた伊藤夫妻と、その娘たちであるまさみ・ちひろ姉妹をあかつき号に乗船させ、研究材料の奪還と矢野教授の「抹消」を図っていたことにも触れられていた。
そして原因は不明だが、矢野教授と伊藤親子らごと、あかつき号は沈没してしまった。さすがに船ごと沈没してしまうのはスマートブレイン社も、背後の中国政府も想定外だったらしく、失踪する前に話せた稲村のネタ元もかなり混乱している様子だったという。
小屋の外で音がした。日本製のジープが停車し、中から長い白髪頭の老人が降りてきた。グミピという、今年97歳になる村の長老だった。
荷物を運んできたチリチリ頭の運転手は、近藤を軽蔑した目で一瞥するとさっさと行ってしまった。村人全員に歓迎されているわけではないのだ。
「参った参った、昨日の大雨で山の火がすっかり消えてしもうてな」
グミピ長老は流暢な日本語で話しかけてきた。76年前の太平洋戦争の最中、当時陸軍曹長として参加した大澤の部隊がニューギニア戦線に投入された際、現地の先達を務めたのがグミピだったそうで、大澤とはその頃からつきあいがあると話していた。
戦争終了後も、グミピの土地に眠る貴重な鉱山資源を日本の商社へ売ることで大澤は政商として芽を伸ばし、戦後の日本社会に隠然たる力を保ち続けたのだという。
「長老、山火事が消えて参った、はないでしょう。いつこっちへ飛び火するかわかったものじゃない」
ここ数日、ニューギニア島に拡がり続けた山林火災は日本の四国に相当する範囲を焼き、立ち昇る煙はジュゴの村にも及んでいた。ひどいときは大気中に煙が充満して一日中目が痛み、水を浴びても植物が焼ける臭いが身体から離れないときもあった。
「いいや、もしかしたら、村に飛び火してしまった方がかえって安全かもしれんでの」
クックック、と笑うグミピ長老に、近藤は怪訝な顔をした。州政府が派遣した消防隊がこの村を拠点に山へ入っていくのを見たことがあったが、不思議なのは消防に用いるポンプも、あるいは消火剤も持たず、チェーンソーやハチェット程度の装備しか用意していないことだった。
「どれ、お前さんに書簡だ」
どうやら長老は、朝から麓の街へ降りていたらしい(といってもここから片道3時間はかかるが)。
「オオサワからだ。ほとぼりが冷めたから来月はじめにも戻ってきなさい、とな。支度を手伝うから、明日にでも麓のフリジャヤナまで降りなさい。3日後、ジャヤプラを出る台湾船籍の貨物船に臨時船員として乗船するよう手配してある」
グミピ長老が言ったことも上の空、近藤は長老が持参した幾日分かの日本の新聞と雑誌に夢中になっていた。普段は新聞など読まないが、こうして情報が極端に得られない原始生活を送る村においては、普段忌み嫌う新聞も貴重な情報源だった。
「日本はおろか、米国も英国もカナダも韓国も・・・。怪獣のためにひどく損耗している。元気なのは中国くらいなものだ。今朝も麓で、バチ当たりの華人商人が山に入っていきよったて」
言いながら、グミピ長老は荷物の中から黄色みがかった液体が入った瓶を取り出した。
「どれ、晴れて、お前さんの帰国が決まったんだ。旅立ちを祝して、お前さんと一献傾けたくての」
ココナッツを原料とする酒らしく、小さな木製の盃になみなみと注ぎ、盃を互いの額に当てる地域の乾杯に従い盃を交わした。日本のどぶろくに松脂を混ぜたような独特の風味が強いが、決して呑めない味ではない。日本式の駆けつけ3杯に慣れているのか、グミピ長老はすぐさま盃を飲み干し、近藤にも求めた。
軽くほろ酔い気分になったところで、またあの山火事の臭いが漂ってきた。
「ほう、また火を拡げたようだの」
グミピ長老の言葉に、近藤は怪訝な顔をした。
「長老、さっきも訊いたが山火事が拡がって嬉しそうにするのはどういうわけだ?」
近藤が訊くと、グミピ長老はじっと近藤の目を見据えてきた。
「太平洋戦争のとき、若きワシは初めて異国の人間に出会った。日本という国から来た若者たちでの。そのときの兵隊たちと、お前さんは同じまっすぐな目をしておるの」
「ん〜、悪い気はしないが、それがなんだって?」
「お前さんと、お前さんの先人たちに敬意を表し、事情を話すとしよう。ワシらはの、わざと山に火を放った」
それを聞いた近藤は顔色を変えた。その様子に、グミピ長老はカッカッカ、と乾いた笑いを発した。
「長老、笑い事じゃないだろ」
「いやなに、お前さんの国のテレビ芝居。水戸黄門が好きでの。この笑い方もクセになりよってからに」
グミピ長老は盃を置くと、「来なさい。お前さんを信用して、見せたいものがある」と言って小屋を出た。杖を使わず、まったく曲がっていない背筋を張って矍鑠と歩く様は威厳があり、村人たちが尊敬の眼差しをしてくるのも納得だ。
その後ろを歩く近藤に、敵意ある視線を向けてくる者、不可解に疑いの意識を眼差す者、あるいはにこやかに笑顔を浮かべる者、さまざまだ。もしグミピ長老の斡旋がなければ、いまごろ木に縛られて生皮を剥がれ、生きたまま首をちょん切られていたのかもしれない。
そんなことを想像していると、村のはずれにある山際の祠に案内された。祠を守護しているのか、腰蓑をまとっただけの2人の若者が錆びついた刀を持って立ち上がり、近藤に敵意溢れる顔を向けてくる。グミピ長老が何かを告げると納得したように腰を下ろし、近藤には興味を失ったように注意を向けて来なかった。
「この島に住む者たちは、部族ごとにこうして祠を祀り、大地を治める精霊に祈りを捧げる。お前さんの国じゃて、部族の集落に神社や寺があるじゃろうて。まったく同じじゃ」
祠の扉を開けると、グミピ長老はランプに火を灯した。陽光溢れる外とは別世界と思えるほど、祠の中は暗かった。
ランプが照らされると、中がおぼろげながら認知できた。中には石に彫られた文字と絵のようなものが数点、そして中央には近藤ほどの背丈をした石板のようなものが鎮座していた。
「・・・これ、何が書かれているんだ?」
内側に並べられたA4程度の石板群には、現地の文字で何かが彫られていた。
「ここは紙なんぞ高級品はなかなか手に入らぬ。よしんば手にしたとして、この通り高温多湿の土地じゃ。すぐ腐り果ててしまう。よって昔から村に記録を残す場合のみ、こうして古からの文字を使って石に彫っておったのだ」
カビのような苔が生じている石板を懐かしそうに見るグミピ長老。
「76年前。あのときもとりわけ暑い年じゃった。太平洋戦争が拡大しアジアからオセアニアを舞台に、連合国と日本との壮絶な戦闘がこの島でも繰り広げられた。そのことは、お前さんも知っておるだろう。オオサワの部隊が島に到着したとき、若き日のワシは日本軍の案内役に指名された。小さい頃からわんぱく坊主で、山の中を駆け回っていたおかげで地理に明るかったのが理由だろうて」
グミピ長老は静かに目を閉じた。瞼の裏に、当時の記憶を映し出しているかのようだった。
「連合国との戦闘で命を落とした兵士より、風土病や熱射病で死んでいった兵士たちが圧倒的に多かった。ワニや大蛇といった野生動物にやられる者も、な。右も左もわからぬ土地に送り込まれて、故郷を偲びつつ命を失っていく様は、いつの世も悲惨なものだの。そんな混沌と凄惨な空気を読み取ったのだろうか、滅びの獣が目覚めたのだ」
グミピ長老は額に指を当て、それから石板をその指でなぞった。詳しくはわからないが、死者を弔う部族の祈りに思えた。
「村の長老から、よく聴かされておった。その獣がひとたび目覚めれば、この世滅ぶ、とな。おとぎ話で聴いていたその獣が、あるとき突然森の中の泉で喉を潤していた日本兵を喰らった。声も上げる間もなく、一陣の風と共に喰らい去ってしまったのだ。案内役のワシも、何やらわからず右往左往しているうちに、次から次へと喰らわれる日本兵と、部族の仲間・・・。ようやく態勢を整え、歩兵銃や機関銃で応戦したが、奴らは群れで現れ、抵抗空しく次々と喰われていった・・・」
「長老、そりゃまるで・・・」
「怪獣、といいたいのかの。今の言葉で表すなら、そうなのじゃろな。ゴジラやアンギラスといった人智外の獣と同列を為す存在なのだろうの」
「待ってほしい。それじゃ、旧日本軍はゴジラが出現する10年前に、ここニューギニアで対怪獣戦闘を行ったってことか?」
「というても、ワシら人間よりチョット大きい程度。そう、この祠ほどの大きさだったがの。とはいえ奴らは群を成す上、空からものすごい速さでワシらを喰らおうと迫ってきよるでな。ようやく照準を合わせられた矢先、奴等に喰われた兵士は数知れん。それでも、生き残った部隊は谷間の岩場に逃げ込み、岩を盾に反撃を始めた。ロクに扱いもできない歩兵銃でも、1匹、また1匹と仕留めることに成功していった。だが弾薬も限りある上、この環境下じゃ。銃の不発も目立ってきよっての。ジャングルに身を潜めながら、必死に村まで戻ったときには、200名の部隊が30名足らずになっていた」
近藤は息を呑んだ。側から見れば作り話、あるいは突拍子もない話なのだが、とてもグミピ長老がホラを吹いているようには思えなかった。
「村に戻ったワシは、長老たちにありのまま起きたことを伝えた。すると長老らは血相変えて慌て出し、生き残ったワシらに水牛の血をかけて身を清め、悪魔の呪いを消し去る儀式を執り行うと同時に、近隣の部族たちに使いを走らせ、やがて山に火を放ったのだ」
「・・・それが意味すること、となると・・・」
そう言うと、グミピ長老はゆっくり頷いた。
「古くは部族間の大規模な争いから、強烈な寒波や熱波、大地震や大噴火。そういった異常事態が起こると、奴等は決まって目をさますらしい。伝承通り、山ごと・・・ときには山深くの村や集落ごと・・・火で焼き払うことで、奴等を焼き殺して繁殖を防いでいたらしい」
「繁殖??」
「左様。奴等が恐ろしいのは、人間を喰らうこと、矢も銃も届かぬ空から襲い来ることもあるが、瞬く間にその数を拡げる生殖能力だと伝わっておる。そしてこれらが時を経て成長さすれば、餌場を求めて他の大陸へ渡るそうな。恐ろしいことじゃて・・・」
「しかし、もし山火事でも焼き殺せなかったときは?というか、そいつはいったいなんなんだ?」
「山を大きく焼くのには、もうひとつ理由がある。かつて、天界から邪悪な獣を打ち払うべく舞い降りた【神の獣】がおったそうな。その獣は炎や火山から噴き出す火の水、あるいは落雷や山奥にある光る石を食糧としておってな。滅びの獣に対抗すべきときは、広く山を焼いて神の獣を召喚せんとせよ、とな」
いよいよ近藤が神妙極まる顔をしたとき、グミピ長老は大きな石板の中央、窪みになっているところに祀られた、ごく淡く緑色に輝く石を取り出した。
「・・・これは?まさか」
「日本人ならわかるかの。この石が強く輝くとき、神の獣はその力を強め、滅びに抗うそうな。そしてこれは、1年ほど前から輝き始め、ちょうど2週間前くらいかの。あかつき号が沈没したその日、ひときわ強く輝いてきた。だがの、昨日の夜、今度は急激に輝きを弱めつつある」
グミピ長老はその石を、近藤に渡した。
「ワシは村を離れられん。何が起こっているのか、おまえさんに確かめてもらいたいのだ」
戸惑いつつも、近藤はその石をまじまじと見つめた。どこからどう見ても、それは勾玉だったのだ。
「本当は聖なるもの、邪悪なものの名を口にすることは禁忌とされておるがの。この大きな石板には、こう書かれておるのだ」
グミピ長老は部族伝統の文字なのか、はたまた別の言語なのか判別がつかない文字を指でなぞりつつ、読み上げた。
「最後の希望、ガメラ。時のゆりかごに託す。禍の影、ギャオスと共に目覚めん・・・・・」
怪獣総進撃2020 完