ディスティニーコネクト   作:神軍師ユース

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これまでのお話。
以下の内容はシェリーのパパ、トゥルースの過去である。
1970年、10歳のトゥルースは大事な人アリアを失った。
傷心のトゥルースは、チートシタイン博士と研究の日々を重ねた。
それから15年後、自立式時空間超越歯車式機械「アイザック」が完成。
トゥルースは1970年のあの日に行き、アリアを助ける。
歴史は変わって、トゥルースはアリアと結婚していることとなった。
しかし、トゥルースは自らの手で、アイザックを分解することになってしまった。
1990年、娘のシェリーが生まれた年、1999年に終わりの始まりが来ることになった。
そして1999年7月、トゥルースは終焉「サー・アンゴルモア」と戦って死んだ。

シェリーたち6人と1体はそんな歴史を変えるために、1999年7月に向かうことにした。


パパとの再会

1999年7月。

ソウルマン(シェリーのパパ)が、機械の前であの星形のエレキギターを持って立っていた。

「私は魂の伝道師…人呼んで、ソウルマン!この魂にかけて、お前を倒す!!」

サー・アンゴルモアと名乗る黒い大型のメカは言う。

「すべては、運命の名のもとに…!」

その時だった。

「ちょっと待ったー!」

 

シェリーたち6人と1体が駆けだした。ソウルマンは驚く。

「シェ、シェリー!?それにアイザックに、アリアに、ぼく!?」

ソウルマンを見て、トゥルースとアリアは驚く。

「ソウルマン!?ソウルマンって、シェリーのパパだったのか!?」

「シェリーちゃんのパパ、すごい人だね…」

シェリーはごまかすように言う。

「あーうん、そうみたいね!偶然って怖いわね…アハハ……」

笑うシェリーに、トゥルースは怒る。

「お前バカか!?ソウルマンはオレの憧れの人なんだぞ!?もっと早く教えろよな!」

「ご、ごめんごめん!なんとなく言わない方がいいと思ってたから黙ってたのよ!」

「言わない方がいいワケねぇだろ!?憧れの人を助けるために戦うなんてこんなテンション上がることはねぇ!」

「そうだね。ソウルマンはトゥルースくんの憧れだし、街を救ってくれた英雄だもの!」

トゥルースの言葉に、アリアも続く。

 

シェリーはソウルマンに近づいて言う。

「ってわけで、パパ、どいて!そいつとは、わたしたちが戦うわ!」

アイザックも補足する。

「大親友よ、これは緊急事態だ。詳しい話はあとでする」

わけがわからないと思いながら、ソウルマンはサー・アンゴルモアから離れた。

 

サー・アンゴルモアは強力だった。

属性耐性も変化する。

サー・アンゴルモアの「ハルマゲドンミサイル」は一人を狙う強力なスキルだ。

 

「なるほど…ここまで深手を負わされるとはな…だが……非常に残念だ」

その時、ソウルマンが叫んだ。

「アイザック!今だ!今こそキミの秘められた力を解放するんだ!」

「私は……君たちを守るために、生まれたんだ!」

アイザックと6人に強靭なバリアが展開された。

 

「そうか…またも運命にあらがう重罪人が現れたか…非常に残念だ……」

こうしてアイザックのEXスキル「マックスバリアー」のおかげで、ソウルマン、いやシェリーのパパは助かったのだ。

もちろん、シェリーたち6人も無事である。

 

「アイザック、あんた、さすがね!」

シェリーがアイザックをほめた。アイザックは照れ臭そうだ。

「当然だ。私は君を守るために生まれたのだからね」

「シェリー!」

パパの声がした。

シェリーはパパになぜ助けに来たのかの話をした。

「すごいじゃないか、シェリー!…でも、一体全体、どういうこと何だい?全然状況が飲み込めないんだけど……」

「わたしは、5か月後のわたしなの。本当はね…パパ、今日死んじゃうはずだったんだ」

「そう言えば、身長もちょっと伸びたね…って、えぇっ!?パパ、死んじゃうのかい!?」

「でも、大丈夫!本当は、さっきの大爆発に巻き込まれて死んじゃうはずだったんだよ」

パパは娘にお礼を言った。

「ありがとう、シェリー。5ヶ月後もパパは家族にずいぶん迷惑をかけてるんだね…本当にごめんよ」

「ううん…個人的にもっと言いたいことはあるけど、もっと大変なことが起こってるの。今のサー・アンゴルモアは終わりの始まりで、本当の終わりは2000年1月1日なの!2000年1月1日で時は止まったまま…何とかしないと、街はガレキの山になっちゃうの!」

「そ…それは事実なのかい?」

 

シェリーのパパの問いにアイザックは答える。

「その通りだ。私たちは何度もタイムトラベルをしていくつかの時代を見てきている」

「運命の歯車に歪みが起こったかららしいの」

シェリーが言うと、パパは首を傾げたので、説明した。

「クロックニーにあるらしいけど…街の人は誰も知らないの。」

シェリーは懇願した。

「パパ!お願い!時間が止まっちゃう5ヶ月後までに、運命の歯車のこと、たくさん調べて!」

パパはうなずいた。

「…わかった」

「約束だからね!」

「ああ、約束する」

パパはもう一度、力強くうなずいた。

 

そして、5ヶ月後、2000年1月1日のクロックニー…。

自宅の書斎では、シェリーのパパとママが話していた。

「あなた、どうしたの?」

「実は…この時代に過去のぼくたちが来ているみたいなんだ」

「…知っているわ」

ママはうなずく。パパは安堵して、話を続けた。

「なら、話が早い。彼らには、ぼくらが未来の自分たちだということを、言わないでくれ。」

「わかったわ。確かにそうね」

ママも理解しているようだった。

パパが書斎の椅子から立ち上がる。

「そろそろシェリーを出迎えないと」

パパは、玄関に向かっていった。その後、ママの視界に大量の書類が入ったが、見ていないふりをすることにした。

 

一方、シェリー達が戻ると、シェリーのパパが家の前に立っていた。

「おかえり、シェリー。無事に帰ってきてくれてうれしいよ」

「パパ!」

シェリーは駆け出し、パパの腹部にパンチをお見舞いする。

「これはずーっと、わたしとママを放ったらかしにした罰なんだからね!」

「ははは…ごめんよシェリー」

「パパ、お帰り!」

苦笑するパパを抱きしめる。

 

「…感動しちゃった」

その後ろでアリアは涙ぐみながら言った。




ゲームでの未公開シーンも盛り込みました。

アリア及びシェリーのママも、見所が増えたなーって思います。
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