1999年12月31日。
シェリー=オールデイズはカフェ・ブロッサムのおばあちゃんへのお使いの最中、幼馴染みのペグレオ=バクファーレンと、爆発跡地へと向かった。
絶体絶命ピンチの時に助けてくれた謎の少年は「子供は早く家に帰れ」と忠告。
しかし、シェリーはママと花火を見に、クロックニーの中央広場へと向かうのだった。
「うわー、ママ、きれいだねー!」
シェリーははしゃぎながら、大通りを軽やかに舞う。
「そうねぇ…」
ママも嬉しそうだ。
2000年1月1日へのカウントダウンのアナウンスが始まった。
10・9・8・7・6・5・4・3・2・1!
パーンッ…。
…
……
「…あれ?」
シェリーは辺りを見渡した。
自分の周りに動く対象はママしかいない。
クロックニーは2000年1月1日で時の流れに取り残されたのだ。
一方、シェリーを助けた金髪碧眼の少年は…。
「時間が…止まっただと?」
あたりを見渡すと、メカが動き回っていた。
話をシェリーに戻そう。
シェリーはママと、襲いかかるメカから逃げた。しかし、その時にママとはぐれてしまったのだ。
シェリーはポケットのボロボロの銃をメカに目がけて撃った。
バン!
「この銃って…本物!?」
シェリーはやっとのことで、自宅まで走っていった。
「はぁはぁ…ここまでくれば……」
シェリーはパパの書斎に行った。
「パパの仕事の邪魔にならないように、行かないようにしてたけど…それにしても散らかってるわね」
難しい本を本棚に並べ始めた。その時…。
カチッ
「え…?」
地下室への道が開けたのだ。
「家にこんなところ、あったっけ…?」
シェリーは地下室に向かう。
黄色い大型の歯車式機械があったのだ。
その機械の心臓部が光りだし、起動されたかと思うと、突然しゃべり始めたのだ。
「私の名はアイザック。さぁ、握手だ、少女よ。」
「え…?」
シェリーは驚いて後ずさる。
「私は君のパパの大親友だ。」
こうしてシェリーは、アイザックと名乗る奇妙なメカと行動することになった。
「あ、ちょっと待ってね」
シェリーは自分の部屋に駆けあがる。
机の上にはあのドライヤーが置いてあった。
「あのメカに壊されちゃっても嫌だし、持っていこう!」
シェリーはアイザックとママを探しに出かけた。
まずは「カフェ・ブロッサム」へ。
おばあちゃんは一時停止のボタンを押したかのように動かなかった。
しかし、テレビが動いていた。
「いらっしゃいませ。僕、ヴィジョリン。」
「少女よ。このテレビは敵意を持っていない」
「ここで買い物ができるのね」
「ダンプティおじさんなら、この銃のことがわかるかも!行くわよ!」
ブロッサム地区の西側、工房「バクファーレン・コレクタブルズ」のあるミッドヨーク地区にシェリーとアイザックは向かっていった。
そこには見覚えのある少年の影があった。ペグレオだ。
「ペグレオ!あんた、無事だったのね?」
「こいつが追いかけてくるんだ!お母さんも兄さんも動かないし…」
ペグレオはお気に入りの黄色いリュックサックに武器として使えそうなものを入れていた(本人曰く「ペグレオマシン」)。
脚部がローラー式のロボットがペグレオを追いかけていた。
「やるしかなさそうね…いくわよ、アイザック!」
「承知した!」
スピンアタックは強力だったが、シェリーがスキル「エイド」を使って仲間を回復したのと、アイザックのスキル「アイアンスマッシュ」の一撃で、ロボットは倒れた。
「…あれ?俺は…」
ロボットは起き上がった。
「ギャアアアアアア!おばけだあああああ!」
ペグレオは叫んだ。
「親に向かっておばけとは!ペグレオ、お前…俺のこの工房で鍛えられた腕で…」
ロボット、いやペグレオの父親ダンプティ=バクファーレンは自分のロボットとなった細い腕を見る。
「とにかく、時間が止まった瞬間、俺みたいなロボットが大量に出てきて…」
シェリーはあることに気づいた。
ボロボロの銃が壊れていたのだ。
「この銃は、かなりの年代ものだな…。シェリーちゃん、何か新しく作らないと…」
「このドライヤーはお気に入りなの」
「おお!わかった!すべてが終わったら、元通りにするよ」
ドライヤー銃として改造してもらっただけでなく、ペグレオも同行することになった。
ペグレオから情報を聞き出した結果、クロックニー広場にシェリーのママらしき女性が連れ去られたと知った。
クロックニー広場の舞台…。
「ママ!」
シェリーのママが倒れていた。3体の犬のようなカメラが群がっている。
2人と1体がかりで、しかもシェリーのスキル「ヒートショット」が効いた。
「…シェリー?」
「ママ…よかった!」
「その子は?」
シェリーはママにアイザックを紹介した。納得していた。
シェリー達はママと、シェリーの家に向かった。
その時、アイザックに内蔵されている黒電話が鳴った。
シェリーはその電話に出た。
「…もしもし?」
「その声は…シェリーかい?」
パパの声だ。シェリーは安心して文句を言った。
「もう!帰ってくるって言ったのに、帰ってこないじゃない!」
「あー、ごめん。大変な時にそばにいてやれなくて…」
「嘘つき!」
「ごめん。でもパパ、まだ帰れないんだ。クロックニーの外れに住んでいるおかしなことで有名なチートシタイン博士を訪ねてほしい」
シェリーはさんざん文句を言った後吹っ切れたようにこう宣言した。
「わかった!その博士のところに行くわ。その代わり、パパが帰ってきたら、いっぱい遊んでよね!」
「わかったわかった」
「シェリー、ママに代わってくれるかい?」
「うん!」
シェリーはママに受話器を渡した。
「アリア…すまない……」
「ええ…」
「じゃあね…」
カチャン
「チートシタイン博士ねぇ…怪しそう……」
「い、行くの?」
「当たり前じゃない!」
シェリーとペグレオはアイザックとともに、チートシタイン博士の住む家に向かった。
あの爆発跡地の奥の方だ。
白髪で3D眼鏡のごとくサングラスをかけた白衣の老人がその家から出てきた。
「こんな夜に客人とは…珍しいものだ」
「あのー…チートシタイン博士ですか?」
ペグレオは恐る恐る尋ねる。
「いかにも、ワシがチートシタインじゃ!」
「やっぱり…」
想像以上のクレイジーかつ奇天烈摩訶不思議さにあきれるシェリー。
「そこにいるのは、アイザックだな!?」
「いかにも」
「おお!」
「…なんで、アイザックのことを知ってるの?」
シェリーが尋ねると、チートシタイン博士はこう言った。
「ワシとトゥルースが2人で、アイザックを作ったからじゃ!」
「す、すごい…!」
「ペグレオ!納得してる場合じゃないでしょ!」
「しかし、今のアイザックはタイムトラベルできない。奥のゴミ捨て場に何かあると思うが…」
アイザックのタイムマシン機能を復活させるため、2人と1体は奥にあるごみ捨て場へと向かった。
「はぁ…」
ペグレオは疲れたのか、その場にに座る。
「暖かいのと、冷たいの、どっちがお好き?」
どこからか、声がする。
「冷た~いの…」
「ペグレオ!あんた、何言ってんのよ…」
缶飲料が飛んできて、シェリーはペグレオを抱きかかえ、スライディングする。
「私はサーベンディング。おもてなしさせていただきましょう。」
「あ、これ…使えるかも!」
ペグレオは、「エナジートラップ」をサーベンディングに張った。
「ロックオン」を使ってきたが、それも機転で何とかして勝利した。
次元転移装置を入手したシェリー達はチートシタイン博士のもとに戻って、その次元転移装置をアイザックに取り付けてもらった。
「まず30秒後にタイムスリップするんじゃ!」
「今時間が止まってるのに…?いけないじゃない!」
「これはテストだ!」
…というわけで、シェリーとペグレオは「30秒後」にタイムスリップした。
…はずだった。
小説版はオリジナル展開がある代わりに、一部の描写及びセリフをカットしております。
そこらへんは原作をプレイしていただけたら、ありがたいと思います。
クリア後の要素とか、寄り道要素がないおかげで、小説版にしやすいです。