ディスティニーコネクト   作:神軍師ユース

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これまでのお話。
1970年で出会ったトゥルースとアリアとともに、2000年1月1日に戻ろうとしたシェリーとアイザック、ペグレオ。
しかし、ガレキと化した2030年のクロックニーに来てしまい、テレビのような怪物のようなメカから逃げた先にはお腹を空かせた母娘がいた。
シェリーはアリアからもらったチェリーパイをその母娘にあげ、そのお礼にアイザックの次元転移装置を修理してもらい、「無頼漢」のギアまでもらった。
2000年1月1日に戻ったシェリー達を待っていたのは…?


少年の名は…

2000年1月1日、チートシタイン博士の家…。

 

「戻ってきたか!タイムトラベルは問題なくできたようだな!」

嬉しそうな声で言うチートシタイン博士。しかし、シェリーは怒っていた。

「問題なくないわよ!30年前とか30年後に飛ばされて大変だったからね!」

チートシタイン博士はアイザックのすぐ横にいる、タイムトラベル前にはいなかった二人の少年少女に気づく。

「ん…お前たちは?」

「どうしたんだよ?」

「わたし達…ですか?」

 

「お前たちはトゥルースとアリアじゃないか!どうしてここに!?」

チートシタイン博士の問いに、シェリーは答える。

「最初のタイムトラベルの時に30年前に来て、勝手についてきたのよ!」

「勝手にって…、オレ達をおまけみたいに言うな!」

「まぁまぁ、トゥルースくん…」

アリアは怒るトゥルースをなだめてから、チートシタイン博士に問う。

「あの…何か問題でも……」

「あの時は許したが、今お前たちがここにいるのはまずい…」

そう言うと、チートシタイン博士はアリアのすぐ隣にいるトゥルースを指さした。

「と、く、に、トゥルース!お前だ!…そんなことより、少年少女よ。タイムトラベルする前とした後で街の様子が変わっていることに気づかないか?」

ペグレオは問いに答える。

「そう言えば、街の人たちがいなくなってる…ですよね?」

「その通りだ。メカが人々を連れ去っている。どこかはわからんが…」

チートシタイン博士はレーダーを白衣から取り出し、見せる。

「しかし私の発明したレーダーで、ボスの位置を感知した。まあ、細かいことは気にするでない。どうにかして無力化してほしい」

「いつの間に、そんなもの作ったのよ…」

「やってやろうぜ!」

トゥルースはやる気満々だ。

「頼んだぞ、少年少女よ!」

 

クロックニーの中央通りから西へ抜けようとした時、あの時シェリーを助けた金髪碧眼の少年が傷だらけで倒れていた。

「あっ、あの子、もしかして…」

「すぐに手当てをしよう!」

 

「ちょっと!大丈夫!?しっかりして!」

シェリーは少年の体を揺する。少年は目を開け、体を起こして言う。

「家から一歩も出るなと言っただろ…!」

「そんなにボロボロにされて何言ってんのよ!あんた、一人で戦ってたんでしょ?」

「この街には今、おかしなことが起こっている。誰かが戦うしかないだろう」

「最初はあんたのこと、嫌な奴だと思ってた…あんただけに戦わせて、わたし達だけ何もしないなんて嫌だもの!」

「…勝手にしろ」

シェリーは笑顔になった。

「わかった!わたしはシェリー!シェリー=オールデイズ!あんたは?」

シェリー=オールデイズ。オルタナにはその名は聞いたことがあった。間違いない。少年は思った。

「…オルタナだ」

「オルタナ!よろしくね!」

 

城前の橋を進んでいくと、オルタナは足を止めた。

「待てっ!!」

その前にはテレビのような物体がたくさん山のように積み重なったメカ「アーケード・ベニー」がいた。

「この辺のニンゲンどもは、みんな運び込んじゃったな~。ニンゲンどもの魂をいただいてパワーアップするのだ!」

アーケード・ベニーをオルタナは睨みつける。

 

「オレはあいつにやられたんだ」

「ってことは、強そうだね」

アリアが補足する。確かに、油断はできない。

 

「オレ様とゲームをしよう。死んだ方が負けだ!」

 

オルタナは電気属性が弱点だ。そこをカバーするためアイザックのガーディアンフォームのスキル「でんきバリアー」を使った。

アリアのスキル「カウンターサンダー」も役に立った。

アイザックのアウトローフォームのスキル「シャドウスナイプ」も貢献した。

 

そして…!

アーケード・ベニーのテレビはショートしてしまった。

「電気だけは、電気だけはやめてくれー!」

その叫びを聞いて、トゥルースは考える。

「へぇ~電気ねぇ…電気に弱くなっちまったのか?」

「そ、そうなんだよ!だから、電気だけは!」

「スパーキング・ソウル!」

トゥルースのスキル「スパーキング・ソウル」とオルタナの攻撃で、とどめを刺した。

 

…はずだった。しかし、そんなことを知らないシェリー達は喜んでいた。

「ああ、お前らのおかげだ」

アーケード・ベニーの落としたメカの破片と、「拳闘士のギア」を手に入れたシェリー達はオルタナから話を聞くために、2030年にタイムトラベルし、ガレキの一軒家に向かうのだった。




2030年に向かうところで、今回は終わりです。
オルタナが話そうとした真実は…?
破滅したクロックニーで人々はどのような生活を送っていたのか…。
次回もお楽しみに!
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