ディスティニーコネクト   作:神軍師ユース

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これまでのお話。
シェリー達がタイムトラベルをして2000年1月1日に戻った後は人影がなくなっていた。
クロックニーの中央通りで倒れていた少年オルタナを救出し、「アーケード・ベニー」を撃破。オルタナから真実を聞くために、2030年のガレキの一軒家まで行った。

しかし、アーケード・ベニーは倒れていなかった。


破滅したクロックニーの真実

2030年、ガレキの一軒家…。

「うう…ぐすっ……」

ウェンディが泣いている。オルタナは彼女に近づいて話をした。

「母さんは?」

「…お母さん、変なメカに連れ去られちゃった……」

オルタナはそれを聞くと、こう言った。

「ウェンディ、お前はここで待っていろ。そいつを倒してくる」

 

オルタナはシェリー達の元に戻った。

「行くぞ」

オルタナの言葉に、ペグレオとアイザックは言う。

「準備してから行こう」

「私も力を発揮できなければ君たちを守れない」

 

「ギギギ…30年前…コノ女ニ…パワーアップ、ハバマレタ…!」

「形が残らないぐらい、粉々にしてやる!」

「ジャンク・ベニー」は電気が弱点になっていた。

 

ジャンク・ベニーにスキル「プロバガンダ」で混乱に陥れられたが、沈静スプレーで混乱を解いた。

トゥルースのスキル「スパーキング・ソウル」はここでも大活躍。

電気攻撃を味方につけ、ジャンク・ベニーを叩きのめした。

 

ジャンク・ベニーから解放されたウェンディの母親は目を覚ました。

「オルタナ…?それに、あなたたちまで…」

「ウェンディが待ってる。帰ったら、オレ達を事を教えてやってくれ」

「わかったわ」

 

オルタナはガレキの一軒家に戻ると、事実を話し始めた。

「歴史に影響があるかもしれないからあまり深くは話せないが…オレはこの人の息子なんだ」

その言葉にトゥルースとアリアは驚く。

「うおっ、マジか!?」

「ってことは…ウェンディちゃんのお兄さん?」

「…そういうことになるな」

オルタナが自分とウェンディが兄妹であることを話すと、ペグレオが聞いた。

「この人が君たちのお母さんってことは、君たちのお父さんは…?」

「…死んだよ。オレが5歳くらい、ウェンディが2,3歳の時にね」

「ペグレオ…あんたデリカシーないわけ?」

オルタナは拳を握り締める。

「オレは、父さんの命をも奪った破滅を起こさせないために、話しているんだからな」

オルタナの言葉に、オルタナとウェンディ兄妹の母はこう補足する。

「2000年1月1日の破滅で生き残った人たちはごくわずかだったわ。町が壊されてから止まった時間は動き出したけど…破滅の時に負ったケガや劣悪な環境でみんなここから動けなかった。」

ここからは、オルタナの母のセリフを要約しよう。

 

生き残った人たちはガレキと化した街で生活を続けたが、クロックニーの医療設備も壊滅していたため病気になって、次々と命を落としていった。

他の地域の情報すら入ってこないため、クロックニー跡地に住む人々には他の地域も滅んだのか、無事だったのかすらわからなかった。

植物すら満足に育てられず、食べるものにも困っており、いつも空腹だったという。娘のウェンディもよくお腹を空かせていたという。

 

「こんなところで…そんな生活を30年も…?」

シェリーは驚いていた。時間が止まった後、待っていたのは日常の終わり、過酷な生活の始まりだったことに。

「ええ。皮肉なことにこんな状態になっても、メカは錆びついて暴走してもどこかで給電し、街の跡地を荒らしている。…だから、変えたかった。クロックニーの残酷な運命を」

「これを見てくれ。父さんと母さんが作ったタイムマシンだ」

オルタナは、ペンダント状のタイムマシンを見せる。

このタイムマシンは欠陥品で、一人用かつ行けるのは過去だけである片道しか使えないものだった。でも、欠陥品を作るのが精いっぱいだった、とオルタナの母は言う。

確かに、アイザックの言う通り機械は小さければいいとも限らない。

 

本当は母親が行きたかったのだが、30年も汚染された地域で暮らしてきた体は自由に動かない。旅立つ息子のためにメカ殲滅用の剣を作るのに精いっぱいだった。

 

シェリーは壊れた銃をオルタナに見せた。

「この銃…あんたのでしょ。武器としてはボロいかなって」

「お守りとして持って行ったんだ。もう戻れないからさ」

 

「話せることは話したかな」

オルタナの母にシェリーは質問する。

「あなたは…誰なの?」

その時、ペグレオがこう言った。

「あなたのその眼鏡…ぼくのとよく似てますね!」

「君の眼鏡と似てるから、きっと同じものかもしれないわね」

オルタナの母は笑いながらこう言った。

 

「お兄ちゃん、ウェンディも未来を変えたい!」

「ウェンディ…危ないんだぞ」

「ウェンディちゃんの面倒なら、わたしが!」

アリアはオルタナの母に宣言する。

「ウェンディも旅立つのね…わかったわ」

「このメカの破片で、ウェンディの武器も作れませんか?」

ペグレオはメカの破片をオルタナの母に渡した。

「ええ、いいわよ」

 

バラのような杖を嬉しそうに掲げるウェンディ。これはメカの破片から作られたのだ。

「ありがとう、お母さん!」

 

そしてシェリー達は2000年1月1日へと戻っていった。




実際のゲームで「ジャンク・ベニー」はアイザック(戦闘メンバー固定)、シェリーとトゥルースの三位一体で倒しました。

ゲームをプレイできなくても、動画で「ディスティニーコネクト」で検索して、動画を視聴してください。
ただし、この小説版とは原作と少し内容が異なります。
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