調整裁判   作:タイホくん

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どうも、タイホくんです。
以前この作品をあらすじのみで投稿していたところ、運営さまに起こられてしまったので、プロローグのみ投稿いたします。しょっぱなから原作のネタバレモリモリですのでご注意ください。

この先の展開の構想はなんとなくあるのですが、書き始めるのは少なくとも法闘録の方を書き終わってからにしようと思っています。

なんとか千文字分は書ききらないと行けなかったので、文章がメチャクチャですがご容赦ください。

もしよければ感想頂けると嬉しいです。これだけの内容で書けと言う方がおかしいですが(笑)
では。



第一話 初めての調整
プロローグ


今、法曹界は危機を迎えていた。

弁護士、検事、裁判官ら法曹三者への世間からの信頼は地に落ち、平気で証拠品偽装をする者が現れ、冤罪ばかりの判決が下される。いつしか人々は、この現状を“法の暗黒時代”と呼ぶようになった。

 

事の発端は六年前、四十年間無敗の記録を誇った狩魔豪(かるまごう)検事による長きにわたる証拠品偽装と殺人の発覚から始まり、それに続く形で様々な法曹関係者たちの不祥事が明るみに出ていくこととなった。

 

地方警察局局長、厳徒海慈(がんとかいじ)局長による殺人事件、及びその捏造と関係者への脅迫。元検察局局長であり、その後検事審査会会長となった一柳万才(いちやなぎばんさい)による不正な闇オークションの開催と殺人。当時新米だった夕神迅(ゆうがみじん)検事による殺人事件。そして、伝説と呼ばれた成歩堂龍一(なるほどうりゅういち)弁護士による証拠品偽装疑惑が最終的な火種となり、それ以降世間からの法曹界への信用は地に落ちることとなった。

 

……というのが一般的に言われている法の暗黒時代の始まりであり、世の人々のほとんどがこうした人物たちが中心となって、証拠品偽装などが行われたり、冤罪が起こっていると信じている。

 

……しかし、これらの不祥事はほんの上辺に過ぎないということをそのような人々は知らない。法曹界にはびこる闇。その根幹にはある制度が大きく絡んでいる。

 

 

“序審裁判制度”

 

 

二十一世紀を迎えてもなお、減少するどころか増加の一途をたどって行く凶作犯罪を迅速に処理するために、十年ほど前に設けられた制度である。この制度の元に開かれる序審裁判の期間は最長でも三日。たいていは一日で判決のほとんどが有罪で幕を閉じる。

導入されて以降この制度は、じわりじわりとその闇の部分を増幅させ、いつしか冤罪の温床作る要因と化していた。

 

法曹界の闇の被害を受け、無実の罪を着せられた人物が何人も刑務所に送られ、貴重な人生の時間を奪われてしまう……そんな中、少しでも悲しい思いをする人を減らそうと奮闘する者がいる。高等裁判所専門弁護士、通称“高裁弁護士”と呼ばれる者達だ。

 

序審裁判で有罪判決を受けた被告人は、判決から一か月以内に高等裁判所にて通常裁判を受けることとなる。その時彼らを弁護するのが高裁弁護士だ。序審裁判を担当する“序審弁護士”達が迅速に仕事を遂行するのに対し、高裁弁護士たちはじっくりと時間をかけ量刑を調整する。この冤罪まみれの世界で彼らは最後の砦とも呼ばれていた。

 

そして今日、調整史郎(ちょうせいしろう)は新米高裁弁護士として裁判に挑む。

 




主人公くんの名前は調 整史郎です。調整 史郎ではないのです。
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