OP2 ハイキュー2期「アイム・ア・ビリーバー」
5月11日。放課後。
黒刀と妖夢達は博麗神社にある霊夢の自宅に集まっていた。
「これから中間試験に向けての勉強会を始める。」
黒刀の言葉に妖夢、魔理沙、チルノの顔が青ざめた。
「なんでうちなんですか?黒刀先輩の家でやればいいじゃないですか?」
霊夢が文句を言う。
「あんな狭い部屋で勉強会できるわけないだろ。」
「…まあ黒刀先輩には色々とお世話になっていますからいいですけど。」
黒刀の返しに霊夢は渋々納得した。
「それじゃ俺がチルノ、大妖精が魔理沙、霊夢が妖夢に勉強を教えることにする。」
「どうしてその分け方なんだ?」
魔理沙がたずねる。
「大妖精はチルノに甘いし、魔理沙は霊夢といるとすぐにふざけそうだからだ。」
「そ、そんなことないぜ!」
黒刀の返答に魔理沙は目を逸らす。
「黒刀先輩は自分の勉強をしなくていいんですか?」
「俺はもう完璧だから。」
「「「「「(ハイスペックめ!)」」」」」
20分後。
「できた!」
チルノが黒刀の作った練習問題の答案を見せる。
「はい。全問不正解。」
「なん…だと。」
「当たり前だ。ほらなんだこの答えは?」
黒刀の国語の問題を見せる。
「犬も歩けば?」
「車に轢かれる!」
「死ぬわ!散歩もできねえよ!」
「え、だってニュースとかでよく轢かれてるじゃん!」
「それは猫だ!」
その様子を見ていた霊夢。
「苦戦してるみたいね。」
「霊夢、ここなんだけど…。」
「そこはここの公式を使うのよ。」
「なるほど…ありがとう。」
「(大丈夫かしら…チルノ。)」
「(チルノちゃん…大丈夫かな?)」
大妖精も心配そうにチルノを見ていた。
「「(不安だ…。)」」
中間試験は6月1日と6月2日の2日間に行われる。
5教科あり、テスト前の3週間は『決闘』と『乱戦』が禁止されている。
さらにテスト後の3日間も禁止なので実質、代表メンバーは決まっていた。
そして、中間試験当日。6月1日。
神光学園生徒たちの学力を競う闘いが始まった。
テストは学校用PCを使用して行われる。
「それでは始め!」
慧音の号令と共にテストが開始される。
しかし、開始直後に教室内から鉛筆を転がす音が聞こえてきた。
ペンなどは計算メモなどで使うので持ち込み自体は許されている。
『(まさか!)』
カンニングになるため顔を向けられないが音の位置で大体気づいた。
チルノが鉛筆を転がしていることに。
『(1問目からかよ!)』
チルノ以外の全員が心の中でツッコんだ。
中間試験1日目終了。
1日目は3教科だった。
「あ~なんとか終わった~!」
「明日もあるわよ。」
大きく伸びをした魔理沙に霊夢は耳元でささやいた。
「うっ…わ、分かってるよ!」
「チルノは2教科目まで鉛筆を転がしてたね。」
妖夢がチルノに声をかける。
「黒刀が貸してくれたんだ!この鉛筆があれば満点とれる!」
「とれたら苦労せんわ!」
魔理沙がチルノにツッコむ。
「はっ!まさか黒刀はこの鉛筆で満点を取っていたんじゃ…。」
「いや、なくてもとれるぞ。多分あいつは。」
6月2日。中間試験2日目が終了した。
この日、チルノは鉛筆を一度も鉛筆を転がさなかった。
「終わった~!」
魔理沙は万歳した。
「そういえばチルノは鉛筆を転がしてなかったね?」
妖夢がチルノに聞いた。
「黒刀に言われたんだ。鉛筆の効力は2教科までしかもたないって。」
「制限付きなんだ…。」
妖夢は静かなツッコミを入れるのだった。
6月6日。
その日は日曜日だというのに全校生徒が登校していた。
それもそのはず、今日は『剣舞祭』の神光学園代表メンバーの発表日だからである。
そして、テストの結果発表の日でもある。
1年A組教室。
「おい…嘘だろ…チルノ、お前5教科中3教科満点じゃねえか!」
魔理沙はチルノの点数に驚いていた。
ちなみに魔理沙は全てギリギリ赤点回避だった。
「あれ?でもあの鉛筆は2教科までしか効力がないんでしょ?」
霊夢が口を開く。
「へへ…数学だけ自力で解いたんだ!」
「嘘だろ…。」
魔理沙はチルノに総合点数で負けていた。
「うわあ~!チルノに負けるなんてありえねえ!」
魔理沙は目の前の現実を嘆く。
チルノに迫って、
「一体どんなトリックを使った!」
「あたいは黒刀に言われた通りにしただけだ!」
「ならこれから本人に直接聞きに行くぜ!」
2年A組教室。
黒刀のテストは全て満点だった。
「さすがですね!」
文が素直に賞賛する。
「別にたいしたことじゃない。」
黒刀は軽く返す。
黒刀の隣の席のアリスが
「嫌味にしか聞こえないわよ。」
「そうか?」
黒刀は自分の失言に気づいていない。
その時、魔理沙が教室に入ってきた。
「どういうことだ黒刀!チルノが3教科も満点取るなんておかしいだろ!」
「簡単だ。俺はチルノに数学だけ徹底的に教えただけだ。」
「だとしてもチルノの知力なんてたかが知れてるだろ?」
「それは違う。チルノはどういう形であれ9という数字が出てくる問題なら絶対に解ける。だから俺はチルノに数学の問題を解くときに頭の中で+9-9の式を足すように考えさせた。これなら問題を解けるからな。」
「「なるほど。」」
霊夢と大妖精の優等生組がうなずく。
「普段からまともに勉強しないお前が悪い。」
「そんな~!」
黒刀の一言に魔理沙は膝から崩れ落ちた。
第1体育館。代表メンバー発表。
「さあ!ではまずは5位から発表していきましょう!」
実況は文が担当している。
「第5位!魂魄妖夢!入学当初は最下位から2番手でしたが徐々にランキングを上げ、5位だった二刀流の剣士を激闘の末破った二刀流の剣士!」
紹介された妖夢がステージの上でお辞儀をする。
「第4位!霧雨魔理沙!どんな敵もパワーで吹っ飛ばす!得意の砲撃魔法の名は
『マスタースパーク』~!」
紹介された魔理沙は元気よく手を振った。
「第3位!チルノ!1年生の首席!その氷で敵を凍らせる!さらにスピードを活かした闘いで代表入りを果たしました!」
「あたい!天才最強!」
紹介されたチルノはマイペースだった。
「第2位!博麗霊夢!入学当初はなんとランキング最下位でしたが、能ある鷹は爪を隠すのか!初戦でランキング2位まで上り詰めたダークホース!」
紹介された霊夢は欠伸をしていた。
「そして…第1位!この人を忘れてはならない!いや忘れられない!『破壊王』であり!全戦無敗!昨年の『剣舞祭』個人戦で栄光に輝いた…四季黒刀~!」
その紹介はこれまでより大きな盛り上がりを見せた。
黒刀はマイクに手を持ちこう宣言した。
「去年の団体戦は本当に残念だった!だが!今年は違う!今ここに誓う!俺たちは必ず全国制覇を果たす!」
体育館にいる生徒は最高の盛り上がりを見せた。
「俺たちは勝つ!己の全てを懸けて!」
その叫びに大きな歓声が沸いた。
こうして代表メンバーの発表は終わった。
ED2 家庭教師ヒットマンリボーン「桜ロック」
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