東方剣舞   作:kuroto xanadu

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OP4 学戦都市アスタリスク2期 The Asterisk War



皇帝

《3…2…1…0.デュエルスタート》

 

「はあっ!」

 

黒刀は吠えながら突っ込む。

優に刀が届く距離まで接近すると中段斬り。

だが、優の前に展開された浮遊する半透明の盾に弾かれた。

 

「チッ、魔力で作った盾か。」

 

直後、黒刀から10m離れた周囲の空中に5つの魔法陣が展開され光線が放たれた。

黒刀はバックステップしてそれを躱す。

 

 

 

 神光学園代表ベンチ。

 

「なんだあれは…それにさっきの盾も…。」

 

魔理沙が初めて見る魔法に驚く。

にとりがその疑問に答える。

 

「あれは『ディメンションレーザー』。

空間魔法と砲撃魔法の複合魔法だ。

威力は1発でマスパの3倍だ。」

 

「さん…ばい…。」

 

その威力に魔理沙は驚愕する。

 

「あとさっきの盾は『イージスの盾』。

近距離攻撃は全てあれに防がれる。」

 

「でもそんなに魔力を使い続けたら魔力切れになるんじゃ…。」

 

大妖精が疑問を口にする。

だが、映姫は否定した。

 

「いえ、二宮優には黒刀の気力と同等の魔力量があります。

魔力切れになる可能性は極めて低いでしょう。」

 

「しかも二宮はそれらの魔法を手足を動かさずに発動させている。

つまり、脳内で魔法式を組み立てている。」

 

にとりがさらに補足する。

それに大妖精がベンチから立ち上がる。

 

「ちょっと待ってください!あんな複雑そうな魔法式を脳内で組み立てるなんて出来るわけが…」

 

「それが出来るのがあの二宮優だ。」

 

大妖精の指摘をにとりは一言で封じた。

 

「でも先輩には防御術式を破壊する『カオスブレイカー』があります。それなら…」

 

「そんな隙があると思うか?」

 

妖夢の言葉ににとりはそう返した。

 

「え?」

 

「あの『ディメンションレーザー』は二宮が魔法式を組み込めば好きなタイミングで発動できる。つまりこっちの状況なんておかまいなしで休みなく放たれてくる。」

 

「そんな!」

 

妖夢は思わず声を張り上げた。

 

「黒刀…。」

 

映姫は心配そうに黒刀を見るのだった。

 

 

 

 黒刀はフィールドを駆け回って光線を躱している。

 

「(昔は2つだったけどまさか…)」

 

「5つに増えているとは…か?もしかしてこの5年で俺が増やしたのが5つまでだと思っているのか?」

 

「なに?」

 

その時、空中の魔法陣の数が4倍の20個になった。

それらから『ディメンションレーザー』が一斉に放たれる。

黒刀は連続バク転でそれを躱す。

 

「どうした?逃げているだけでこの俺と闘えると思っているのか!

さあ、見せてみろ!本当のお前を!」

 

「っ!(あいつ、まさか俺の中にいるあれを知っているのか?)」

 

優はため息を吐いた。

 

「そうか…その気はねえってか。だったら徹底的にお前を追い詰めてやるよ!次は5倍だ!」

 

空間魔法の魔法陣の数が100個に増えた。

その直後に『ディメンションレーザー』が放たれる。

 

「(くそ…避けきれねえ。)」

 

黒刀は『破壊王の鎧』を発動させる。

 

「無駄だ!俺の『ディメンションレーザー』はお前の『破壊王の鎧』では相殺できない!」

 

黒刀の『破壊王の鎧』を優の『ディメンションレーザー』が勝った。

 

「ぐあっ!」

 

黒刀は壁に吹っ飛ばされる。

そこへ追い打ちとばかりに『ディメンションレーザー』が放たれる。

 

《ひどい!これはひどい!あまりに無慈悲な攻撃に黒刀選手は耐えられるのか~!》

 

だがその時、光の柱が立った。

 

「気力解放!」

 

黒刀は『ディメンションレーザー』に耐えながら、

 

「カオス…ブレイカー~!」

 

黒い斬撃を放った。

 

「…温い。」

 

優はそう吐き捨て、10個の魔法陣を重ね合わせ『ディメンションレーザー』を放つ。

 

「10個の魔法陣が1つになったってことはあの『ディメンションレーザー』の威力はマスパの…30倍⁉」

 

その威力に魔理沙は驚愕した。

『ディメンションレーザー』と『カオスブレイカー』がぶつかり合う。

だがすぐに『ディメンションレーザー』の威力が勝り、黒刀はその光に包まれる。

二宮優の実力は圧倒的だった。

黒刀は前のめりに倒れてしまう。

 

「先輩!」

 

妖夢が叫ぶ。

 

「黒刀!」

 

映姫も叫ぶ。

 

「…お前じゃねえ…俺が本当に闘いたいのはお前じゃない。さあ、とっとと出て来いよ。」

 

優はそうつぶやいた。

 

《1…2…3…》

 

「起きろ黒刀!」

 

チルノが呼びかける。

 

《4…5…6…》

 

「頼む黒刀!」

 

魔理沙も拳を握りしめながら呼びかける。

 

《7…8…9…》

 

「先輩…。」

 

妖夢が祈った。




ED4 咲 全国編 TRUE GATE

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