東方剣舞   作:kuroto xanadu

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OP7 超次元ゲイムネプテューヌ Dimension tripper!!!!



珍獣 クマ吉登場⁉

 午前11時。

黒刀達は夏島に上陸した。

 

「では改めまして…ようこそ夏島へ!」

 

黒刀は皆の前に立ち、両手を広げて歓迎のポーズを取った。

皆がまあまあの笑顔になったところで黒刀は手を下ろす。

 

「それじゃ荷物を部屋に置いたら各々自由行動ということで。マップデータはロビーに入ったら自動的に端末に送信されるからそれを見るように。さて、それでは行こうか。」

 

黒刀が前を歩いて皆を先導していく。

道は山道を左右に切り開いたような道だった。

 

「なんか熊でも出そうな道ね。」

 

霊夢がややビビる。

 

「ああ、出るよ。」

 

黒刀がしれっと口にした。

 

「は?」

 

霊夢は一瞬、聞き間違いだと思った。

しかしその考えは次の瞬間打ち砕かれる。

左側の草陰から何かの影がスライドして現れた。

それは紛れもなく体長3mの熊…ヒグマだった。

 

『ぎゃああああああああああああああああああ!』

 

一斉に悲鳴を上げた。

黒刀が熊に近づく。

 

「よう!久しぶりだなクマ吉!」

 

『え?』

 

皆が呆気に取られる。

クマ吉が黒刀に抱きつくと頬を舐める。

 

「アハハ!くすぐったいって!」

 

黒刀が笑顔を返してクマ吉の首を撫でてあげる。

 

「ガウウ~。」

 

クマ吉は嬉しそうな声を出す。

 

「ほらこのままじゃ皆に紹介できないだろ。」

 

黒刀がクマ吉をなだめると大人しくなって四つん這いになった。

黒刀はクマ吉の背中に飛び乗る。

 

「紹介するよ!俺の友達のクマ吉だ!」

 

「ガウッ!」

 

映姫以外の一同はポカーンとした顔をしていた。

 

「どうした?お前ら。」

 

黒刀が首を傾げる。

 

「いやいや!お前何で熊飼ってんの⁉」

 

魔理沙がツッコむ。

 

「何でって仲良くなったからに決まってんだろ。」

 

黒刀は真顔で返す。

 

「(お前、1回熊に殺されかけただろうが!)」

 

魔理沙は心の中でツッコんだ。

 

「会長は知っていたんですか?」

 

妖夢が映姫に訊く。

 

「ええ。だけど黒刀が教えるなって言うもんだから…」

 

「だって事前に教えたらサプライズになんないじゃん。」

 

黒刀とクマ吉は呆れた目をする。

 

「その目ダブルやめろ!」

 

魔理沙のツッコミが炸裂する。

 

「よし!そこの熊!あたいと勝負しろ!」

 

チルノが指差して宣言した。

 

「よし!クマ吉、アッパーだ!」

 

「ガウラッ!」

 

クマ吉はチルノの顎にアッパーをかました。

チルノは海側の方へ吹っ飛ばされる。

 

「ぎゃああああああああああああああああああ!」

 

チルノの断末魔が響く。

クマ吉のアッパーは予想以上に速かった。

 

『(クマ吉つえぇ!)』

 

一同はそう思わずにいられなかった。

 

「よし、行こうか。チルノはその内追いついてくるだろ。」

 

黒刀はクマ吉の背中をポンポンと軽く叩いて前に歩かせた。

 

 

 

 黒刀が妖夢達を連れて到着した場所は大きな旅館だった。

 

「一応、和風っていうことでな。」

 

黒刀はクマ吉の背中から飛び降りる。

クマ吉は走り出して山の中に戻って行く。

黒刀が旅館の入り口の扉を開ける。

 

「さあ、入って。部屋は自由に決めていいから。」

 

「よっしゃ!わいが一番や!」

 

金次が旅館に入ろうとする。

その時。

 

「ちょっと待った~!」

 

後ろから大きな声と共に走ってくる足音が聞こえてきた。

その人物は妖夢達の頭上を飛び越えた。

 

「一番はあたいだ~!」

 

クマ吉のアッパーで吹っ飛ばされて復活してきたチルノだった。

チルノはそのまま黒刀と金次を抜いて旅館に入った。

 

「うお~!広~い!」

 

「おいずるいぞ!」

 

魔理沙も旅館に入る。

他の皆も次々と旅館に入っていてはあちこち周り始めていく。

 

「ったく子供かよ。」

 

その様子を見た黒刀は苦笑する。

それを横で見ていた妖夢が黒刀の手を引っ張る。

 

「先輩も行きましょう!バカンスなんですから楽しまなきゃ損ですよ!」

 

「おう男女で部屋分かれるんだから一緒に行ってもしょうがないだろ。」

 

「あ…。」

 

妖夢が気づいた時、玄関の段差に躓いて床に額をぶつけてしまう。

黒刀は直前で手を離していたので転ぶことはなかった。

 

「普通気づくだろ。」

 

黒刀は呆れる。

妖夢は額を押さえながら立ち上がる。

 

「いてて、楽しみがあり過ぎて忘れてました。」

 

「じゃあ俺は自分の部屋に行って準備するから。妖夢も好きに部屋選べよ。」

 

黒刀が自分の部屋に歩き出そうとする。

 

「準備?」

 

妖夢が首を傾げる。

 

「ああ、天気もいいし海に行ってサーフィンでも…」

 

「私も行きます!」

 

妖夢の目がキラキラする。

 

「ああ…まあ来ればいいじゃないか。」

 

黒刀は妖夢のリアクションにびっくりしてそう返すしかなかった。

 

「はい!」

 

妖夢は元気よく応えて霊夢達がいる部屋を探しに行った。

霊夢達も誘うつもりなのだろう。

 

「ったく可愛い後輩に恵まれたもんだな…俺は。」

 

黒刀はそう呟くと着替える為に自分の部屋に向かった。




ED7 DOG DAYS′ 夏の約束

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